PIZの宝石箱(仲江川知秀のHP):アポロ計画に関する切手その１３

アポロ計画に関する切手その１３

ルーマニアから1972年に発行された切手です。


	アポロ1号、2号、3号を描いたもののようです。サターンロケットの打ち上げと、アポロ司令船が大気圏に再突入した様子が描かれています。実際には、アポロ2号、3号の存在は不明です。アポロ1号は訓練中に火災事故を起こして、打ち上げが中止となりました。切手に書かれている文字 APOLLO 1･2･3 1966 POSTA ROMANA 10B 1972 VLASTO

	アポロ1号の訓練中に火災事故に遭い、死亡した3名の宇宙飛行士が描かれています。船長のグリソム、司令船パイロットにあたるホワイト、月着陸船パイロットにあたるチャフィーです。内部の高濃度酸素により火災が起こり、3名は宇宙服により火傷は免れましたが、一酸化炭素中毒で死亡しました。切手に書かれている文字 APOLLO 1967 ASTRONAUTI EROI GRISSOM CHAFFEE WHITE POSTA ROMANA 35B 1972 VLASTO

	サターンロケットが発射するところと、司令船＋機械船から月着陸船が離脱するところが描かれています。アポロ4号、5号、6号は、無人で実験が行われました。これは、アポロ1号の死亡事故により、念入りに実験が行われたためです。切手に書かれている文字 APOLLO 4･5･6 1967-1968 POSTA ROMANA 40B 1972 VLASTO

	サターンロケットの三段目部分から司令船＋機械船が出てくるところと、司令船＋機械船が月の周回軌道に向かうところが描かれています。アポロ7号は、アポロ計画初の有人飛行に成功し、アポロ8号は、人類初の有人月周回飛行に成功しました。切手に書かれている文字 APOLLO 7･8 1968 POSTA ROMANA 55B 1972 VLASTO

	月周回軌道上で、司令船＋機械船から月着陸船が離脱するところが描かれています。アポロ9号では、月着陸船の有人飛行が行われました。またアポロ10号では、月着陸のための最終的なデモンストレーション飛行が行われ、いよいよ人類初の有人月着陸へと近づきました。切手に書かれている文字 APOLLO 9･10 1969 POSTA ROMANA 1L 1972 VLASTO

	月面に立った宇宙飛行士と月着陸船が描かれています。遠方の空には、地球が見えています。アポロ11号は、1969年7月20日に人類初の有人月着陸に成功しました。そして、アポロ12号では、月のいろいろな調査を開始しました。切手に書かれている文字 APOLLO 11･12 1969 POSTA ROMANA 1²⁰L 1972 VLASTO

	司令船がパラシュートを開いて地球に生還するところと、宇宙飛行士が月面に観測機器を持ち込んで調査のために操作している姿が描かれています。アポロ13号は、機械船の爆発故障事故により月に着陸せずに帰還しました。電力不足で多くの困難を乗り越えながら命を落とすことなく地球に帰ってきた宇宙飛行士達は、奇跡の生還として讃えられました。アポロ14号では、多くの観測機器を月面に持ち込んで、月の詳細な調査が行われました。切手に書かれている文字 APOLLO 13･14 1970-1971 POSTA ROMANA 1⁸⁵L 1972 VLASTO

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