天文台に関する切手 その1


南アメリカのチリ共和国から発行された、天文台を図柄とする切手です。
チリには多くの国々の天文台があります。これは、北半球の国々が南天の天体を観測するために、南半球で観測条件の良い高地に天文台を得ようと、チリの山岳部に集中したためです。


La Silla山に設置されたLa Silla天文台の望遠鏡が描かれています。おそらく、3.6m反射望遠鏡でしょう。
La Silla天文台は、1969年にチリで建設された最初のESO (European Southern Observatory) 天文台です。標高が2400mあり、La Serenaの北160kmのところにあります。3.6m、2.2m望遠鏡を筆頭に、多くの望遠鏡を所有します。

切手に書かれている文字
OBSERVATORIO LA SILLA-CHILE
E0 230
CORREOS DE CHILE
CASA DE MONEDA DE CHILE 1972

Cerro Tololo天文台の4m望遠鏡の入ったドームが描かれています。
標高2200mあるCerro Tololo天文台は、Santiagoの北500km、La Serenaの東70kmのところにあります。4m望遠鏡や1.5望遠鏡などが並ぶ天文台です。

切手に書かれている文字
OBSERVATORIO ASTRONOMICO CERRO EL TOLOLO
E0 195
CORREOS DE CHILE
CASA DE MONEDA DE CHILE 1971

Cerro Calan天文台とその望遠鏡が図柄のようです。遠くの空には大彗星が見えています。
Cerro Calan天文台はSantiago近郊にあります。

切手に書かれている文字
OBSERVATORIO CERRO CALAN UNIVERSIDAD DE CHILE
E0 0.50
CORREOS DE CHILE
CASA DE MONEDA DE CHILE 1972


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