アポロ計画に関する切手 その3


その1その2に引き続き、1969年7月20日に初の有人月着陸に成功したアポロ11号を記念して、アフリカ西部のリベリア共和国から発行された切手です。


切手に書かれている文字
LIBERIA - 15C
E. A. WRIGHT BANK NOTE CO., PHILA.
中心に描かれている四角い看板のような物は、アポロ11号の月着陸船の下部はしご部に取り付けられたプレートです。月着陸船は作業を終えて月を飛び立つとき、下部を月に残していくので、ここが最初に人間が足を降ろした場所としての記念になるように作られました。本文は下記の通りで、ニール・アームストロング、マイケル・コリンズ、エドウィン・オルドリンの3人の宇宙飛行士の署名と共に、アメリカ合衆国大統領のリチャード・ニクソンの署名も入っています。

HERE MEN FROM THE PLANET EARTH
FIRST SET FOOT UPON THE MOON
JULY 1969, A.D.
WE CAME IN PEACE FOR ALL MANKIND

NEIL A. ARMSTRONG ASTRONAUT
MICHAEL COLLINS ASTRONAUT
EDWIN E. ALDRIN JR. ASTRONAUT
RICHARD NIXON PRESIDENT. UNITED STATES OF AMERICA


月着陸船から宇宙飛行士が月に降り立ったときの様子が描かれています。ニール・アームストロングでしょうか、エドウィン・オルドリンでしょうか。なお、マイケル・コリンズは、司令船パイロットのため月に降りることはできませんでした。
手前に描かれている切手は、過去に同国から発行された切手でしょうか、アメリカ合衆国のケネディ大統領が描かれています。ケネディ大統領は、1961年5月に「1960年代のうちに人間を月に着陸させて地球に無事帰還させる」と演説し、1960年代最後の年、1969年7月20日にアポロ11号によって、この演説が実現されたことになります。

切手に書かれている文字
LIBERIA - 25C
JULY 20, 1969
E. A. WRIGHT BANK NOTE CO., PHILA.
月着陸船が作業を終えて、下部を残して月を飛び立つところを描いています。左遠方に地球が見えています。

切手に書かれている文字
LIBERIA - 35C
JULY 20, 1969
E. A. WRIGHT BANK NOTE CO., PHILA.



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