星雲星団を楽しもう

星雲星団チェックシート


星雲星団を楽しむとき、どの天体を見たかチェックできるように作りました。ファイルはすべてHTML形式です。

上手にプリントアウトするには、まずチェックシートのリンク部にマウスのポインタを当てて右クリックします。InternetExplorerの場合は「対象をファイルに保存」、Netscapeの場合は「リンクを名前を付けて保存」を選び、ファイルを保存します。保存したファイルをExelで読み込み、プリントアウトするのにちょうど良い大きさに自分でレイアウトをし直すと良いでしょう。


メシエカタログチェックシート (番号順) 2001/01/17作成 Ver.1.0
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[説明]
メシエ天体を番号順に並べたリストです。番号順だと、位置がバラバラになるので、観望の時には使いづらいかもしれません。


メシエカタログチェックシート (赤経順) 2001/01/18作成 Ver.1.0
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[説明]
メシエ天体を赤経順に並べたリストです。番号順に並べたものは、位置がバラバラなので、位置的に順番に見ていくときには、こちらのチェックシートの方が便利です。



多胡カタログチェックシート 2000/08/28作成 Ver.2.0
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[説明]
多胡スケッチ集に載っている星雲星団529個を載せています。これらは、岡山県津山市の多胡昭彦氏が彗星捜索のための資料として彗星と見誤りやすい星雲星団を15cmの双眼鏡と望遠鏡を使用してスケッチしたもので、すべて日本から見られるものです。彗星捜索用の資料のため、彗星と見誤ることのない明るく大きな散開星団が掲載されていませんので、それらを除きさえすれば、15cmクラスで日本で見ることのできる星雲星団が網羅されていると言っていいでしょう。
チェックシートには、多胡カタログの番号と共に、NGC、M天体の番号を列記しました。また、その天体のある星座名と天体の種類も列記しました。補足ですが、天体の種類の略号は、開−散開星団、球−球状星団、惑−惑星状星雲、光−散光星雲、外−系外星雲としています。

[雑記]
多胡スケッチ集は、多胡昭彦氏自身が能率効果的に彗星捜索を行うために作成したものを、「星の広場」の仲間の協力で、自費出版されたものです。その製作数は300部で、現在は手に入れることができませんし、多胡氏自身も原版以外は、1部しか手元にないそうです。私は運良く、多胡氏とインターネットで知り合い、スケッチ集をお借りしてコピーさせていただくことができました。それでは、手に入らないカタログをどうしてまた、ということになりますが、実はカタログのリストのみであれば、簡単に入手することができます。もちろん、私のチェックシートもリストとなっていますが、市販されているものとしては、誠文堂新光社から出版されている天体観測ハンドブック(太田原明著:1995年8月7日発行)に掲載されています。私の作成したチェックシートは簡易的なものですが、この本に掲載されているリストには、赤緯赤経位置や等級、視径なども詳しく書かれています。なお、多胡スケッチ集自体は、1950年分点で位置が掲載されていますが、この本のリストでは、2000年分点に書き改められています。


散開星団チェックシート 2000/09/03作成 Ver.1.1
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[説明]
小口径から中口径の望遠鏡で見える散開星団をチェックしていくのにふさわしいとものとして、Collinderの星団番号(Cr)とMelotteの番号(Mel.)を選び、チェックシートにしました。あまり聞き慣れないかも知れませんが、M天体の散開星団には、すべて、CrとMel.の番号がついています。Crは1から471まであり、461までは、ほぼ赤経順に並んでいますが462から471までは、補足したようにとびとびになっています。Mel.は1から245まであり、やはりほぼ赤経順に並んでいます。しかし、Cr、Mel.共に、欠番や現在では球状星団に分類されているものも含まれています。全天をカバーしている番号なので、日本から見られないものも数多く含まれます。そこで、チェックシートには、赤緯-50度以下のものに備考欄に印をつけておきました。これは、北緯40度以北になると、高度が地平線下となるものです。
シートには、NGC、M天体の番号、その他の番号を列記しておきました。TrはTrumplerの付けた番号で、1から37まであり、主に、NGC番号とMel.番号を持たないCr番号の散開星団に付けられています。また、参考にOCL番号も列記しておきました。OCL番号は、Catalogue of Star Clusters and Associationの散開星団の番号で、1から1044までありますが、一部、現在では球状星団に分類されているものもあります。加えて、チェックシートには、その天体のある星座名も列記しておきました。

[雑記.1]
Cr番号の散開星団は、暗くて見づらいものも多数有りますが、Mel.番号を持つ散開星団は、比較的簡単に見ることができます。有名なところでは、おうし座のプレアデス星団(M45)はMel.22、ヒアデス星団はMel.25で、共にNGC番号はありません。ペルセウス座の二重星団h&χMel.13Mel.14、かに座のプレセペ星団(M44)はMel.88です。これらは、望遠鏡や双眼鏡が無くても見ることができます。また、更に大きいものでは、ペルセウス座のα星近辺にある星の集まりはMel.20ですし、かみのけ座の髪の毛に例えられた星の集団はMel.111です。他のMel.番号のものも、小型の双眼鏡や望遠鏡についている5cm程度のファインダで見えるものばかりです。これほど見やすいものばかりなのにポピュラなM番号が付けられていないのは、おそらく彗星捜索家のMessierが彗星と見間違えることはないと判断し、メシエカタログに掲載しなかったとも考えられます。

[雑記.2]
私は普段、星図として、Willmann-Bell, Inc. から出版されている URANOMETRIA 2000.0 (ウラノメトリア星図)を使用しています。散開星団は、主にM/NGC/IC番号で書かれていますが、それらの番号を持たない散開星団については、Mel.、Tr、Crの順で表記されているようです。優先順位をわかりやすく書くと、M / NGC / IC > Mel. > Tr > Cr のようです。

[雑記.3]
星表として、Sky Publishing Corporation から出版されている Sky Catalogue 2000.0 Volume 2 には、散開星団のクロスインデックスが掲載されています。クロスインデックスの項目としては、NGC、IC、M、Cr、Mel.、Trはもとより、Be(Berkeley)、H(Harvard)、K(King)、St(Stock)等が書かれています。


球状星団チェックシート 2000/08/23作成 Ver.1.0
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[説明]
今までに発見されている球状星団の数は、全天でそう多くはありません。そこで、球状星団をチェックするのに程良いカタログとして、Catalogue of Star Clusters and Associationの球状星団の番号、GCLをリストにすることにしました。GCL番号は、1から125までありますが、一部、現在では散開星団に分類されているものもあります。チェックシートにリストしたGCL番号には、NGC、IC、M天体の番号を列記しておきました。加えて、その天体のある星座名も列記しておきました。GCL番号は、ほぼ赤経順に並んでおり、全天をカバーしているので、日本から見られないものも数多く含まれます。そこで、チェックシートには、赤緯-50度以下のものに備考欄に印をつけておきました。これは、北緯40度以北になると、高度が地平線下となるものです。

[雑記]
GCL番号は、あまり聞き慣れない番号なので、天体を捜すのが大変だと思うかもしれませんが、チェックシートにあるGCL番号には、すべてNGC番号かIC番号がついています。ですから、それらの番号をたどって星図と照らし合わせてみるのがよいでしょう。






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