[説明]
小口径から中口径の望遠鏡で見える散開星団をチェックしていくのにふさわしいとものとして、Collinderの星団番号(Cr)とMelotteの番号(Mel.)を選び、チェックシートにしました。あまり聞き慣れないかも知れませんが、M天体の散開星団には、すべて、CrとMel.の番号がついています。Crは1から471まであり、461までは、ほぼ赤経順に並んでいますが462から471までは、補足したようにとびとびになっています。Mel.は1から245まであり、やはりほぼ赤経順に並んでいます。しかし、Cr、Mel.共に、欠番や現在では球状星団に分類されているものも含まれています。全天をカバーしている番号なので、日本から見られないものも数多く含まれます。そこで、チェックシートには、赤緯-50度以下のものに備考欄に★印をつけておきました。これは、北緯40度以北になると、高度が地平線下となるものです。
シートには、NGC、M天体の番号、その他の番号を列記しておきました。TrはTrumplerの付けた番号で、1から37まであり、主に、NGC番号とMel.番号を持たないCr番号の散開星団に付けられています。また、参考にOCL番号も列記しておきました。OCL番号は、Catalogue of Star Clusters and Associationの散開星団の番号で、1から1044までありますが、一部、現在では球状星団に分類されているものもあります。加えて、チェックシートには、その天体のある星座名も列記しておきました。
[説明]
今までに発見されている球状星団の数は、全天でそう多くはありません。そこで、球状星団をチェックするのに程良いカタログとして、Catalogue of Star Clusters and Associationの球状星団の番号、GCLをリストにすることにしました。GCL番号は、1から125までありますが、一部、現在では散開星団に分類されているものもあります。チェックシートにリストしたGCL番号には、NGC、IC、M天体の番号を列記しておきました。加えて、その天体のある星座名も列記しておきました。GCL番号は、ほぼ赤経順に並んでおり、全天をカバーしているので、日本から見られないものも数多く含まれます。そこで、チェックシートには、赤緯-50度以下のものに備考欄に★印をつけておきました。これは、北緯40度以北になると、高度が地平線下となるものです。