pHメータ取り付け記(2005.10.30) 

常時監視型のpHメータを60cm水槽に設置しましたので、取り付けレポートを記載します

1.パッケージ
今から中身を確認しますパッケージ
2.内容の確認
本体・センサ・校正液(pH4.0とpH7.0)・ACアダプタ・本体ホルダー等が入っています中身
3.取扱説明書
取扱説明書です。校正の仕方や本体の説明など解り易く書いてあります取説
4.本体を取り出します
結構軽いです。デザインも測定器にしては洒落ています。本体
5.センサ取り出し
15cm位でしょうか?しっかりした作りです。センサー先端の電極部は乾燥を防ぐための液に浸かっています。このような状態で保管しますセンサ取り出し
6.電極保護カバー取り外し
保護カバーを取り外します。先端は球状のガラスです。カバー取り外し
7.電極部拡大
ガラスです。取り扱い注意。電極拡大
8.センサ接続
センサを本体に接続します。センサはねじ込み式です。ちなみに電池駆動も可能なのでACアダプタを接続しなくても電源はONします。なかなか優れもの。センサ接続
9.ACアダプタ接続
ACアダプタを本体に接続します。単純に本体に差し込むだけ、引っ張れば簡単に抜けます。接続
10.校正液の確認
校正液は2種類。pH4.0とpH7.0。しっかりとした容器に入っています。補充(交換)は、当分必要ないでしょう。校正液の確認
11.校正準備
校正液と電極部を洗浄する水道水を準備します。校正準備
12.校正開始
本体の「CAL」ボタンを押します。表示画面に「7.0」と表示されて「CAL」の文字が点滅表示されます。校正開始
13.pH7.0校正
pH7.0の容器へ電極部を入れます。20秒くらいで校正完了し、続いてpH4.0の校正をするようにと「4.0」表示が切り替わります。pH7.0校正
14.電極洗浄
pH7.0の液が付着しているので、水道水で洗い、綺麗にします。洗浄後、ティッシュなどで水分をふき取ります。電極洗浄
15.pH4.0の校正
pH4.0の容器へ電極部を入れます。同様に20秒程度で校正は終わります。終了後、「CAL」の文字が消え、通常の測定状態に入ります。pH4.0の液に浸していると当然4.00〜4.01あたりを指示しています。pH4.0校正
16.センサを水槽へ設置
センサを完全に水没させると壊れるらしいので、5cm程度水に入るようにして、フィルターの給水パイプに縛り付けます。水槽へセット
17.本体を取り付ける
水槽にフックつきキスゴムを貼付け、そこへ本体をぶら下げます。配線がちょっと見苦しいので、後に整線します。pHは7.13あたりを示しています。本体取り付け
18.値の整合チェック
pH7.13と表示していますが、本当に7.13位であるか、試薬式のpHチェッカーを使って確認しました。試薬で確認した結果は7.0と7.5の間であることが判りました。よって、pH7.13の表示は正しい値であると思われます。値チェック

総括
◎◎良い点◎◎
  • なんと言っても測る手間が省けて楽チン♪
  • pHの推移を常に見ることが可能なので,水槽の状態が把握できる。
  • 試薬式の色表示と違って具体的な数値が表示されるのが良い
  • AC電源なので,電池切れの心配が無い
  • 測定器にしては洒落たデザイン

××悪い点××
  • センサ(電極)の安定した固定が面倒
  • 本体の電源が切れてしまうと再度校正をやり直す必要がある
  • センサ(電極)が消耗品。メーカによると,一本8,000円!(本体購入価格より高い!!)
  • 時々表示がロックしてしまい,本体リセットが必要(再校正が必要)
    【2005.11.5 追記】水槽の照明スイッチをOFFにすると、その時に発生するノイズで本体が誤動作している事が判明。 ノイズフィルタ入りのタップを使用することでこの問題は解決
  • 複数の水槽を保有している場合は不便
  • 定価は高い
  • バックライトが無いので暗いと見えません。
≡≡結論≡≡
私は特価品を見つけたので勢いで購入してしまいましたが,よほどpHを気にしなければ, マーフィード等から販売されているペンシルタイプで十分だと思います。
この機械はノイズで簡単に誤動作するので注意が必要。知らないうちにリセットされて、実際のpH値と異なる数値を表示している事があります。

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