私が愛した世界の女たち

vol.062   ミャンマー ディスコギャルの鼻息

 ビルマの軍事政権は国名をミャンマーと変えたが、ビルマ人たちは今も自国を「ビルマ」と呼んでいる。
 首都ヤンゴン(旧ラングーン)は黄金色に輝く仏塔・スーレーパゴダとチャイナタウンのディスコの派手なネオンが奇妙なコントラストを作り出している。
 親切なタクシー運転手が推薦した店に入った。内装は昔のディスコだが流行のラップミュージックを流している。
 カウンターでビールを注文すると、フロアーで踊っている女の子たちがいっせいにこっちを見た。みんな厚底サンダルと黒のジーパンと派手なTシャツ姿だ。一番背の高い女の子がやってきた。
「アイ ライク ジャパン」
 下手な英語だが、コーラをおごってやった。
「アイアム 21 ユー、ウォント ファック ミー」
 生意気そうな態度はアメリカ映画の不良を真似ているのだろう。しかし、そこはミャンマーギャルだ。純朴でかわいい。
「いくら払えばいいんだ」
 ミャンマー紙幣には旧日本軍の軍服姿のアウンサン・スー・チーの父が印刷されてある。その札束を見て女の子がフンと鼻で笑った。金額がすくないのだろうか。1年前1ドルが400チャットだったのが今年は1000チャット。インフレがひどく、風俗料金は全てドルで支払うのだ。
 女の子は人差し指と手のひらを広げた。ヤンゴンの公務員の平均給与は20ドル。ビールは1ドル。彼女が要求した15ドルは日本円にすると大した額ではないがミャンマーではちょっとした金になる。
 女の子にドルを手渡し、外に出る。ディスコの前には親切なタクシー運転手が待っていた。運転手の推薦するホテルは1泊15ドルのイースタンホテル。タクシー代金は2ドル。
 部屋に入る。
女の子はソファに座り厚底靴を脱ぎ捨てた。そして、立ち上がろうとした時、ジーパンの裾が足にからみついて転んだ。
 笑うと女の子は勃起していないペニスを見て鼻でフンと笑った。Tシャツを脱がせた。小さなバストだったのでこっちも鼻でフンと笑ってやった。
 女の子はブルマのような白のパンティーをはいている。パンティーの中に手を入れようとしたがパンティーのゴムがきつい。ようやく、ふくよかな恥毛をかきわけ中指を割れ目にあてがった。パンティーのゴムが手首を圧迫する。しかたなく手のひらをクリトリスに押しつけることにした。しばらくすると熱い息吹が手のひらに伝わってきた。
 女の子は床に手を伸ばしジーパンのポケットからコンドームを取りだした。中国製の粗悪品だ。これは興奮しきったペニスにちょうどいい。ゴムが厚くてなかなかイカないからだ。
  女の子のパンティーを脱がせ、バックから挿入すると生意気な態度が従順になった。女の子の両腕をまっすぐのばし顔をベッドにつけさせる。そうすることでクリトリスにペニスの根本にはめられたコンドームの輪が当たるからだ。奥まで挿入して思い切り押しつけてやった。女の子は悶えた。イッたのだろうか。こっちは射精はしていない。そのままの体位でさらに腰を振ると膣が痙攣したようにきつく締まった。この瞬間が男に至福をもたらすのである。
 射精した。
女の子は仰向けになって、こっちを見据えた。そして汗をかいた鼻でフンと笑った。

(日刊スポーツ「世界の下半身」より)

 

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