Hirosawa Tadashi Live 2004 「THANK YOU FRIENDS」
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2004.1.24. 青山MODAPOLITICA
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[セットリスト]
*広沢タダシ ソロ
Party
悲しみのぬけがら
*featuring 小林建樹
シロイケムリ
奇跡
星空の向こう側
*広沢タダシ ソロ
秋風
愛はひとつ
*featuring ラブハンドルズ
さよならのキスをしよう
サフランの花火
*広沢タダシ ソロ
もしもうたえなくなっても(ピアノ)
ハミングデイ(ピアノ)
新曲
ブルー
Smile Again
*featuring 小林建樹
玉城亜弥
手のなるほうへ
くちづけ
スーパースター
喜びの歌
[アンコール]
*featuring 小林建樹
玉城亜弥
ラブハンドルズ
2つの願い
*広沢タダシ ソロ
今日の証
キーボード:小林建樹
バイオリン:玉城亜弥
ギター&コーラス:ラブハンドルズ「青山なんて地理が全然分からないよ」という不安から、早めに出発。しかし意外にも間違えずにあっさり会場に到着したので、まだ開演までにはかなり時間があった。
仕方なく会場の外のガードレールに腰掛けてると、リハーサルの音が漏れ聴こえてくる、それも大音響で。「この曲は“2つの願い”かな?みんなで歌ってるんだな。」などと思いつつ、ちょっとだけ得した気分。
しばらくして中に入ると、なんでさっきあんなに音が聞こえてきたのか分かった。普通のライブハウスはまずロビーがあってそれからホールになってるけど、ここは直接ホールになってる。ライブハウス専用の空間じゃないだけに、不思議な雰囲気。やけに綺麗。
椅子が100脚くらい用意してあったが、整理番号がかなり後ろだった私は当然座れず。立ち見することになったけど、それでも舞台が見える位置が確保できて良かった。
ふいに会場が暗くなったと思ったら、さりげなく広沢君登場。
白地に茶ストライプのスタンダードな形のシャツと、黒っぽいジーンズ。髪は去年のワンマンよりもずっと伸びていて、軽くパーマがかかってる。
前置きもなくギターをいきなり弾き始める。「Party」だ。
この曲って前奏のギターが印象的なのですぐに分かった。最初からかなり強引に広沢タダシの世界に引き込まれる。相変わらずギター上手いな。
「こんばんは広沢タダシです。」と一言だけ挨拶して、すぐに次の「悲しみのぬけがら」へ。
前回のライブの時はバンドで聴いたから全然違うイメージ。弾き語りの方が細やかな気持ちがこちらに伝わる感じがして好き。
ここで小林建樹さんが登場して、ピアノの前へ。
建樹さんのピアノをバックにした「シロイケムリ」は格別だ。「FRIENDS UNPLUGGED」でも彼のピアノに一番心惹かれていたから今日は期待して来たのだが、やはり素晴らしい。
曲全体がこちらに迫ってくるように感じ、やけに切ない。
ここでMCが入って「なにわ吟遊道」の話から、次に歌う「奇跡」の紹介。
「ずっとライブで毎日歌ってたのに(レコーディングで)建樹さんと演って、今までになかった感動がありました。初めて泣けた感じがしたほど、建樹さんのピアノにはパワーがあった。」とのこと。
それまで口を開かずに身振りだけで表現してた建樹さんだったが、この褒め言葉が嬉しかったらしく「ありがとう。特に広沢君に褒められると嬉しいです。あまり人のこと褒めないので。」とぼそり。
確かに広沢君って他人を褒めること少ないかもなぁ。
そして「奇跡」へ。
この曲って、広沢君の決意のような強い意志を感じる。ストレートな歌詞すぎて最初は驚いたけど、それだからこそ本気なんだろうと。
そこに建樹さんのピアノが上手く絡まって、気持ちが一気に高揚する。
そのまま続けて「星空の向こう側」。
実はすごく「この曲を生で聴いてみたい」と思っていたので嬉しい。元の「理想郷」の時と全然アレンジが違うから、ある意味「FRIENDS UNPLUGGED」の中では一番感動した。
うー、建樹さんのピアノで聴くとやっぱり鳥肌ものだ。
建樹さんはものすごく表情豊かにピアノを弾いていて面白い。まるで顔で音を表現しているかのような様子に、終始見入ってしまった。
あの入魂ぶりがこちらの感動を生み出すのかも。
ここで建樹さんが退場して、再びソロで弾き語り。
MCで次の「秋風」を「すごい好きな曲。良い曲でしょ?」と紹介して、歌い始める。
静かできれいなメロディー。ギターもひっそりと美しい。
今日は途中の口笛が無かったのでおや?と思ったけど、確か広沢君って自分では口笛吹けないんだよね?違ったっけ?
それから「愛はひとつ」に続く。
この曲って2年前のワンマンライブで新曲って紹介されて聴いたよなと思い出した。確かテレビが壊れちゃって、それが寂しくてできたって言ってたような・・・。
優しくて染み入るようないい曲なのに、そういえばまだ音源化してくれてないね。早く繰り返し聴けるようになるといいな。
ここでラブハンドルズが登場。
テレビのPVでは何回か見たことあったけど、こんなに面白い方々とは思わなかった。「僕達のライブにダンスタイムがあって、広沢君と一緒に踊ったら〜」とか当たり前のように話してたけど、ライブにダンスタイムがあるんか!!と心の中で突っ込んでしまったよ。うはは。
そして「さよならのキスをしよう」。
今日初のエレキギター。広沢君も言ってたけど、懐かしい音がするギターだったな。なんかセピア色の写真を見せられたような、そんなイメージ。
今日のライブのテーマ曲のような感じと紹介して「サフランの花火」。
ふわっと包み込まれ、エレキとコーラスの音が暖かく感じられる。友達がテーマなこの曲には本当にぴったりな組み合わせだ。しみじみと味わう。
ここでラブハンドルズが退場。
再び広沢君が一人になるとキーボードの前に移動。そしておもむろに弾き始めたのは「もしもうたえなくなっても」。
うわ、3度目の正直だ。1回目のワンマンではこの曲を歌ってくれたけど、バンド形式だったのでちょっと違うなと思って残念だった。2回目では歌ってくれなくてがっかりだった。
初めて広沢君ソロでの弾き語りを生で聴ける。胸の真ん中をいきなり掴まれたような感覚・・・痛い。思わず胸の前に手を置きそのままの姿勢で、最も好きな、最も心惹かれるこの曲を、息をひそめてしっかりと受け止める。
やけに緊張感があるなと思ったら、後からご本人が「ライブでピアノ弾くのは久しぶり」とのこと。でもそれだけじゃなくて、やはりこの曲には前に進む時の潔さとか決意があるからそう感じるのかもと思う。
これが聴けただけでも充分に今日ここに来た意味を満たしてくれる一曲だった。素晴らしかった。
次は世の中と隔たりを感じた時にそれを歌にした曲と言って「ハミングデイ」。
そう言えば、自分の速度と周りの速度が合わないと感じる時ってあるよなと思う。ピアノの優しい音が響く。
再びギターに持ち替える広沢君。その後マンションの隣人の犬の話、そこからインスパイアされた曲と紹介して「新曲」へ。
♪ベランダに隣の猫が♪という出だしに、会場から思わず笑いがこぼれる。確かに「ベランダに隣の犬」では一般的じゃないもんね。うはは。
途中の♪トゥルストゥルトゥトゥ♪というメロディーがやけに印象的な軽快なメロディーで、楽しい曲だった。歌い終わった後にご本人も「短い、これだけ」と言うほど短かったけど、ちゃんと聴きたいから音源にして欲しいな。
聴きなれない前奏の後、「ブルー」へ。
えぇー、なぜかイメージが違ったので最初分からなかった。うーん、なんでだろ。
なんか独特の儚さが無くて、力強い感じになったような気がした。いや、これはこれで良いんだけど、でも・・・。
続いて「Smile Again」。
前回のワンマンでは、西川さんとのギター共演に圧倒されたんだよなと思い出してた。やはり今日も間奏のギターが激しい。一人なのにこの迫力ってすごいな。
終わった後、歓声が沸き起こるほどの気迫だった。
ここから小林建樹さんと玉城亜弥さんが登場。
そして「手のなるほうへ」。
ピアノとバイオリンが入って、一気に音が広がる。この曲やっぱり好きだなと思う。
そのまま「くちづけ」へ。
会場から手拍子が沸きあがる。すごく楽しくて、自然に身体が動いてしまった。この曲をやってくれると思ってなかったから嬉しい。
バイオリンを弾きながらなのに、玉城さんが思いっきりコーラスしてて驚き。普通バイオリンってあごを使ってるからコーラスできないよね。うわぁ。
楽しい雰囲気のまま「スーパースター」。
この曲は盛り上がるね、飛び跳ねつつ聴く。ピアノとバイオリンが良い感じで入ってくる。特に軽快なピアノが心地よい。
MCで「(ストリートライブをして)みんなに助けられていたことを、肌で感じた一年でした。」と語った後、「喜びの歌」へ。
会場は一転して静かで力強い雰囲気へ。実は最近この曲を大好きになりつつあるので、どきどきしながら聴いてた。最後の盛り上がりがなんとも言えず好き。♪届け 響け 喜びの歌を♪で感動。
ここで一回退場。アンコールの手拍子の後、今日の出演者全員が登場。
ツアーグッズのグレーのパーカーと黒のパーカーをみんなで着てる。玉城さん可愛い。
そして全員で「2つの願い」へ。
おぉ、そう言えばさっき外で待ってた時に聞こえてきてたのはこれだ。こんな豪華なメンバーだったんだな。
♪ずっとこのままでいられたらいいね♪を会場みんなで歌う。めちゃくちゃ楽しい。
広沢君以外が全員退場して「これで終りかな?」と思ったら、最後にもう一曲ソロの弾き語りで「今日の証」。
ライブで聴くのは初めて。最後の曲には最適だよね、しっとりと過ぎて、ゆっくりと終わっていく。
「ありがとうございました。今年もよろしく。」と挨拶して、広沢君が退場。
これで今日は全ておしまい。
期待通りだった、本当に良いライブだった。
「FRIENDS UNPLUGGED」を聴いた瞬間から「絶対ライブが良いはず」と思ってたのは、大正解だった。
前のバンドのライブも好きだけど、ベテランの方々の中で広沢君が一生懸命になりすぎちゃってる感じがあったのかも・・・。そういう意味では、今回の方がそのままの広沢タダシがそこにいる感じで、伝わってくるものも大きかった。
それと小林建樹さんのピアノはやっぱり絶品。なんなんだろ、あれは?不思議な相乗効果を起こしてる気がする。広沢君の歌と一緒になった時に、すごいパワーを発してるような気がした。
あー、楽しかった。またライブ行きたい。
(2004.2.16.)