Fullmetal * Alchemist / Animetal Alchemist |
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【#8】 実は今回、コミック先読みしちゃいまして(間違って)。 やっぱりあと読みのほうが良いや!が結論です。無心に楽しめないのよねー。 「お前たちの進む先にはこれ以上の苦難が待ち受けているのだろう。 成し遂げるべきことがあるのだろ?立ち止まっているヒマがあるのか。」 初めてロイさんをカッコいいと思いました(笑)。ポタッと雫が滴る瞬間の前髪の揺れ。見せるねえ。 #2でのエドの名句はロイさんの受け売りっつーか引継ぎっつーか(ボソッ)。 軍のエドいぢめ。タッカー研究の引継ぎ命令。 軍の汚さを強調することと、それを嫌悪しつつも受け容れていくエド、という演出なのか。うーん…。 「あんなものはただの伝説だろうが…お伽噺なんだよッッ!」 「ニーナに何もしてあげられなくて悔しいのは兄さんだけじゃないんだよ?!」 無力さに打ちひしがれてアルの声が届かないエド。ひたむきに兄をたしなめるアル。 …切ない。こういうすれ違い兄弟は哀しいから見たくないなあ。 そういう切なさじゃないアルエドがいい。 あれかな、#3のあのショーゲキのウィンリィを見て予想がつくけど、ウィンの存在は暗くなり過ぎる話のなかにマスコット的に登場させて明るくしようという意図があるのか…。うーん…。 「今からこの子を芸術的に分解して見せるから。 」 …これ、ゴールデンタイム・アニメーションですかぃ?! 羊たちの沈黙なハガレン。お子様に見せちゃいけない気がするよ…(^^;)猟奇殺人に女装に… 肩を切り裂かれ、覚束無い足取りで逃げ惑うエド。 恐怖、動揺、絶望、そして自分自身への不信。今まで一度も見たことのないエド。 あどけない12歳の顔に浮かぶ表情だから、尚更見ていられない。 『錬金術師は人殺しじゃない』―――死ぬかもしれない恐怖の中で、錬成するのは殺人の刃。 「それじゃ死なないよ、ボクは。」 愛する兄を、人殺しにさせないために。誰よりも早く、そばに馳せ寄るのはいつも、弟。 「兄さん…痛い?」 アルってばいい子だ!!! いままでごめん(笑)。でもここだけ書くとどうにもアヤシイ(腐れ過ぎ…) 「殺されると思った…本当に死ぬかもしれないって…怖かった…凄く、凄く怖かったんだ…」 ふたりの想いがいまふたたび通じあう(アル良かったねー)。自分の血で染まる頬を涙が洗う。 進みゆく先の道は昏く険しいものだとしても。歩き出さなきゃいけない、此処から。 Jack the Ripper?--------いきなり時代は19世紀末ロンドンに。此処はいつだよ? 肉体のないボクは、殺されると思った兄さんの恐怖を実感できない。 それは寂しいし…辛い。ボクはやっぱりもとの身体に、人間に戻りたい。 「たとえそれが世の中の流れに逆らう、どうにもならないことだとしても。」 ハイッこの瞬間「消えない罪」がオフィシャル・アルエドソングに決定。おめでとう!ちくしょー! 「誰かを救えると思っていたなんて、とんだ思い上がりだ。 だけどな、ホントの俺たちは悪魔でもましてや神でもない 人間なんだよ…ちっぽけな、人間だ。」 エドの、この苦悩や懊悩を表現するために添えられたアニメオリジナルだと想う。 結果、ちょっとまわりくどいかなとは思うけど、エドの無力感はリアルになったと思うな。 エドの絶望や兄弟のすれ違いは、チョット見てられなかったけどさ。哀しくて。 「いいね…その重っ苦しい感じ。背負ってやろうじゃねぇの。」 ふたつ名って、名のある錬金術師を周囲が勝手に称するもんだと思ってた。それか自称(笑)。 …なんだ、大総統ってば古ダヌキ。エドとアルの事情を分かってるんじゃんか(笑)。 【次回予告】 「国家錬金術師になることがどういうことか、最初から分かっていたことだ、アル」 炭鉱のお話は此処で入るんだv良かったまだ読んでない! そうして、国家の狗に成り下がりながらも気高く運命に挑むふたりを、描いていくんだなー。 嫌悪し侮蔑する対象に、自ら求めてなっていく。その葛藤を丁寧になぞらえていると思います。 |