Fullmetal * Alchemist / Animetal Alchemist
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【#1】 アルケミストとの出逢い。

その日は、試験目前の休日だった。
勉強があるのに、前売りでチケット買ってしまった「アレキサンダー大王と東方文明展」に行ってなかったので、気晴らしに見に行った帰路のこと。

上野の書店に立ち寄ると「10月4日放映開始!」というアニメポスターが。そのときはタイトルすら知らなかったので、ろくに記憶にもとどめずにスルー。「4日って…今日か?」と思っただけ。←第一印象
家に着くとやる気も起きないのでとりとめもなく新聞を広げてみる。何気なしにTV欄をみると、さっきのポスター宣伝のアニメらしいタイトルをみかける。放映6時。

時計は…?。寸分の狂いもない我が家の壁掛けは6時5分を指している。
そのときの私は、ただ勉強からの逃避が出来るなら、新聞でもアニメでも国会答弁でも良かったのですが。

スイッチon。5分遅れの画面。そこに映ったのは…
なにやらサンライズキャラっぽい小生意気なかっこつけガキとアルフォンスと呼ばれるメカ
「…○トレイバー、か?」
←第二印象

ベッドヘッドにもたれながら斜めに観ていたのが、いつしか惹き込まれる。
れんせいじんという聴き慣れないワザを繰り出すシーンがすごいカッコよくて。
「錬金術」?「ウロボロス」?…ああ、やったなあ、そういえば。ユング心理学で。
←第三印象

最高にハイレベルな演出と、アップテンポな展開と、中世ちっくな時代ファンタジーの世界。
…ちょっと、良いかもしれないー。
←第四印象

エンディング。おや?聞き覚えのある声…ポルノですか?なにやってるんですかこんなとこで。
今をときめくポルノをエンディングに使うなんて…やるなあ、T○S!
それにしてもこの歌、テンポといいイラストカットといい、どっちかというとオープニングだな。
←第五印象

-----そんな風にして、アルケミストたちとの出逢いははじまったのです。