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永田政弘一般質問

2003年6月議会

市民に負担をかけない財源確保の施策について
小平市クリーンシティー構想について」 
住基ネットワークシステムのことについて


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016番(永田政弘)16番、永田政弘でございます。

背番号16を思い出しまして、ようやく昔の川上時代の16番の席に私が座ったと。知っている人は知っているし、知らない人は知りませんが、土俵の鬼の若乃花とかあったんですよね、昔。
いい時代がありました。
そういうことで、今回は3つ質問させていただきます。

まず、
「市民に負担をかけない財源確保の施策についてということでございます。現状の社会的背景と申しますと、各自治体は財源不足で困っているということで、小平市も御多分に漏れず、毎年毎年市税等が右肩下がりという状況が続いております。よく先輩議員から、昔はよかった。今度の予算、何に使おうかという、そういう話をよく聞きますけれども、私が議員に入ってからは、とにかく収入がないから、何もできない、何もできない、という話がよく出ております。それで、私は1期目から、まさに「収入がなければ支出はない」という考え方は一貫してお話ししているつもりですけれども、収入を考えないのもまた行政の考え方なのかなという、4年間ではそう思っています。
しかし、やはり何をやるにしても、先立つお金がないとできないというのが現状だと思います。そういうことで、また私なりに少しずつ提案させていただきたいと思っております。
この市民に負担をかけない、私が税収増ということを掲げたときに、これを誤解されまして、おまえは税金を上げるのをやっているのかということをちょっと言われたものですから、今回は「市民に負担をかけない」ということで、市民の皆さんに税金で税収増を目指しているわけじゃなくて、市民には迷惑をかけない、影響をかけないで、それをやっていこうという提案でございます。これは私も一貫して変わっていないつもりでございます。それで幾つか質問させていただきたいと思います。
1、市民に負担をかけない財源確保の政策をどのように考えているか。
2、これまで市民に負担をかけない財源確保の政策検討がなされてきたか。
3、市民に負担をかけない財源確保のための一環として、ホームページ、バナー広告等の早期実施はできないか。
バナー広告といいますのは、皆さん御存じだと思うんですけれども、ホームページに、バナーって旗という意味があるんですけれども、そういうものの広告を入れまして、ここをクリックすると、その企業のホームページに飛んでいくという広告宣伝なんですね。その中の1つの広告宣伝の媒体を1月2万、あるいは3万で市のホームページのトップページに載っけて、ここで収入を得ようということなんです。そういう意味で、全くこれは経費もかからないし、当然市民の皆さんも負担をかけない。しかも、その地域の活性化の一端にはなるんじゃないかという方法です。そういうバナー広告でございます。
4、今後どのような施策が考えられるか。
以上4点が1つの質問でございます。

2番目、
「小平市クリーンシティー構想について」でございます。
現在、大きな問題となっているのが原子力発電によるトラブルですね。実はこれはまだ全部が、地域の皆さん、地元の皆さんから許可を得ていないので、稼働していない。そういう中で、やはり少なくてもいいから、自分のところの発電は自分でつくろうじゃないかという、ことです。それとまた環境問題が非常に問われているんですけれども、その環境の負荷が少ない自然エネルギーへの期待ということで質問しております。これは2001年の12月に1度私はやりまして、風力エネルギー、太陽エネルギー、それからバイオマスエネルギーといった自然エネルギーを何とか積極的に活用して、小平市に地球環境規模の、いわゆる見えるものとして風力発電等をできないかということを質問させていただきました。それよりさらに今回は1歩進めまして、第3次長期構想も始まりますので、そういった環境問題も含めまして、これはずっと地球が存続する限りは、これから非常に重要な問題、ごみ問題もそうですけれども、なってくると思いますので、そういう意味で、その長期構想にも入れていただくまで考えていただけないかということで、このクリーンシティー構想を訴えているわけでございます。そこで質問に入ります。
1、環境に優しい自然エネルギーを使った風力、太陽光熱利用のハイブリッド街路灯、防犯灯が小平市のシンボルとして市内に設置できないか。
2、これまで設置されている各施設の太陽光熱発電の数字の実績はどうか。
3、小・中学校に環境教育の一環として、風力と太陽光熱併用の発電装置設置ができないか。
4、今後、小平市が環境問題を含めたクリーンシティー構想を掲げ、政策として推進することが考えられないか。以上4点です。

最後の3つ目ですけれども、いよいよ8月から本格稼働に入ります
「住基ネットワークシステムのことについて」でございます。デジタルネットワーク社会の急速な発展の中、住民負担の軽減、住民サービスの向上、国や地方を通じた行財政改革のため、行政の高度情報化の推進は必要不可欠なものと私は考えています。特に、本年8月25目に本格稼働を予定しています住民基本台帳ネットワークシステムは、このような要請にこたえるための基盤となるものであり、行政手続の本人確認や住民票の広域交付等に利用されるだけでなく、今後の電子自治体の構築や電子申請等を行うための公的個人認証基盤の構築に向けて、非常に重要な役割を担うものと考えています。そこで、数点についてお尋ねいたしたいと思います。
質問1、本格稼働に向けて、その準備の進め方と進捗状況はどうか。
2、本格稼働により、全国の地方公共団体がネットワーク化されることになりますが、地方公共団体間での情報はどのように流れるのか。また、その際のセキュリティー対策はどのように行われるのでしょうか。
3、本格稼働により、住民基本台帳カードが交付されることになりますが、その仕様等はどのようなものを考えていますか。また、住民基本台帳カードの交付の方法はどのように行うのでしょうか。
4、住民基本台帳カードの空きメモリーを利用して、各種行政サービスを実施することが可能になると言われていますが、市独自の利用方法を検討しているのでしょうか。
5、住民基本台帳ネットワークを初めとして、市全体の情報セキュリティー対策はどのように講じることを考えていますか。

以上3点質問しまして、再質問を自席よりしたいと思います。よろしく御答弁をお願いいたします。

O市長(前田雅尚)
初めに、市民に負担をかけない財源確保の施策についての御質問にお答えいたします。
第1点目でございますが、市民に負担をかけない財源確保の方策として、大きくは2通りあるものと考えております。1つは、内部の行財政改革によって歳出を削減抑制し、結果として財源を確保する方法でございます。2つ目は、税の収納率の向上や特定財源の確保、不要不急の財産の見直しで売却、貸し付け等により収入をふやす方法でございます。
第2点目でございますが、従来、小平市におきましては、主に歳出の削減により財源の確保を図る方策を重点的に取り組んでまいりましたが、今後は、収入の増加を推進していかなければならないと考えているところでございます。これまでの財源確保の検討結果といたしましては、行財政改革諸施策の実施、普通交付税の基準財政需要額に算入される臨時経済対策債を活用しての事業用地の購入や市道路線の認定促進などがございます。また、他市で行っておりますが、市報などへの広告の掲載も検討を行ったところでございます。
3点目でございますが、ホームページバナー広告につきましては、東京都では幾つかの市が実施または今後実施する予定と聞いております。広告募集に対する応募状況は、市の人口規模や市内の企業数などにより差があるようでございますが、今後は各市の状況等を参考にしながら、実施すべきかどうかの判断をしてまいりたいと考えております。
第4点目でございますが、今後の財源確保の施策といたしましては、長期的には都市基盤の整備などにより市のイメージアップを図るとともに、産業振興などにより歳入増を図っていくことを考えてまいりたいと存じます。

次に、小平市クリーンシティー構想についての御質問にお答えいたします。
第1点目でございますが、限りない資源の存在と供給を前提とする化石燃料の大量消費は、大気汚染や二酸化炭素濃度の増加による地球温暖化問題などを引き起こしました。そこで、環境への負荷の少ない循環型社会を構築していくため、太陽光発電など自然エネルギーの普及促進が求められております。今回御提案をいただきましたハイブリッド街路灯は、開発途上でもあることから高価であり、価格的に採用し得る財政的環境が整っていないことから、現時点での設置は困難と考えております。
第2点目でございますが、花小金井南地域センター及び児童館と大沼保育園には、それぞれ発電容量4キロワットアワーの太陽光発電システムを設置しております。平成14年度の実績では、それぞれ年間で約3,700キロワットアワー、日中に1日平均10キロワットアワーの発電電力量がございまして、施設の年間照明使用電力量の約10%を賄っております。また、小平第六小学校、新小平駅前広場、小川西町防災倉庫及び市立公園で照明灯や時計の電源として太陽光発電を利用しておりますが、これらにつきましては、発電実績は記録していないところでございます。
3点目は教育委員会から答弁申し上げます。

O教育長(坂井康宣)
第3点目でございますが、環境教育につきましては、多方面からの教育が有効であるとの認識を持っており、種々の取り組みを事業に取り入れております。発電の仕組みにつきましては、小学校4年の理科及び中学校1年の技術科の授業におきまして、ソーラーカーの模型を作成するなど、太陽光発電が環境に優しいエネルギーであることを体験的に学習しております。御質問の、風力と太陽光熱併用の発電装置につきましては、新技術として目覚ましい進歩を遂げていると聞いており、新たな教材としての研究課題とさせていただきます。
第4点目につきましては、市長から答弁申し上げます。

O市長(前田雅尚)
第4点目でございますが、自然エネルギーなど新エネルギーの利用につきましては、既に小平市環境基本計画の中でも位置づけをしているところでございます。したがいまして、市といたしましても、今後新たな公共施設建設の機会をとらえて、可能なところから太陽光や風力などの自然エネルギーの利用を検討してまいりたいと考えているところでございます。

終わりに、住民基本台帳ネットワークシステムの本格稼働についての御質問にお答えいたします。
第1点目でございますが、現在、住民基本台帳ネットワークシステムの本格稼働に向けまして、住民基本台帳カードの発行テストや、住民票の写しの広域的な交付のため、他市との実証実験を進めるとともに、運用の正確性を図るため職員研修をあわせて行っております。
第2点目につきましては、本格稼働に伴い、広域的に住民票の写しの交付が可能となり、転入転出時の情報がネットワーク上を流れることになりますが、その情報は都道府県や指定情報処理機関のコンピューター内に入ることはなく、市町村間だけのやりとりとなります。また、その際のセキュリティー対策につきましては、安全性の非常に高い専用回線を利用し、情報はすべて暗号化し、情報の受送信を行う方式でございます。
第3点目でございますが、住民基本台帳カードは、カード発行機との相性、カード独自の容量及び安全性などを総合的に検討し、さらに将来の電子行政サービスにも対応可能なカードを予定しております。交付の方法につきましては、住民の申請に基づき、本人確認終了後、市民課に設置いたしますカード発行機により交付いたします。
第4点目の空きメモリーを利用しての行政サービスにつきましては、公的個人認証制度に利用するための機能が組み込まれているだけで、本年8月には、まず住民基本台帳ネットワークシステムを確実に稼働させることを最重点に考えております。小平市独自での活用方法につきましては、今後引き続き検討してまいりたいと存じます。
第5点目でございますが、住民基本台帳ネットワークシステムの対策につきましては、第1次稼働時からシステムに関する技術的な対策はもとより、庁舎管理及び情報機器管理の両面からの対策を徹底しているところでございます。また、市全体のセキュリティー対策につきましては、既に可能な限りの技術的な対策を行っているところでございますが、さらに管理的な対策といたしまして、市民の情報を安全に管理し、保護するための基本的な統一方法である情報セキュリティーポリシーの策定を進めているところでございます。

016番(永田政弘)
かなりの点数にわたっておりますので、なるだけ皆さん方の要望も短くということでございますので、要望に応じてやらせていただきたいと思います。まず、もう第2質問ぐらいで本当は終わりたいぐらいなんですけれども、いい答弁をお願いしたいと思います。
財源のもの、収入の方なんですけれども、今、市長の答えにもありましたように、これまでは歳出の削減に多くの時間を費やしたという。これはもう当然今後も続けていかなければならないとは思いますけれども、今後は歳入も考えるということですので、ぜひともこの点は……。それはどういうことかといいますと、もう何回も私は言っているつもりなんですけれども、企業的な考え方をすれば、歳入があって歳出があるというのは当たり前のことなんですね。歳入がないと使えない。では、歳入のためにどうするかという単純な考え方を私なんかいつも持っているものですから、自治体が企業化を考えるということは、そうそう余り急激にはできないかもしれませんけれども、発想自体は考えていいのではないかと。それくらい各自治体がいろいろ、もう本当にこんなことまでできるのかというくらいの考え方を今実は他の自治体はそれぞれやっていますね。法定外税じゃないですけれども、いろいろな考え方をそれぞれやっています。小平市でもよく企画財政部長から言われるのは、若い人が一生懸命新しい発想で頑張っているんだという話を実は聞いています。こういう機会にその一端でももしあれぱ、お話ししていただきたいと思うんですけれども、なかなか我々にはそこまでそこの中身が伝わってこない。多分、私でもそういうことは考えるわけですから、中にいて動いている人は、そこのところはもういい考えがどんどんわいているんじゃないかと思うんですね。このバナー広告に関しましても、私は当然こういう時代になる前から相当時間をかけながらお話ししたつもりですけれども、小平市がいろいろな理屈でできない、できないと。今回も多分難しいとは思いますけれども、他市がどんどんそれをやっている。その状況を見ましたときに、何か歯ぎしりする思いが実はあります。そういうのがちょっと幾つかありますので、私はいつも言いますように、他市とは余り比較したくないんですね。小平市らしさ、小平市は小平市でいいんじゃないかと思っています。だから、他市がどうのこうのだからこういうこととは言いたくないんですけれども、ほかの市に先走っていろいろ提案してきたことが相当私の場合あるので、これはもったいないなということがよくあるんです。このバナー広告も、もう何年も前から多分言っているつもりなんです、当然八王子市とか清瀬市とか鎌倉市とか、いろいろお話は聞きました。自治体によってはかなり難しい。公平感がある、ない。いろいろなことを担当者の方からお聞きしました。でも、他自治体はやった結果、市民の苦情はほとんどないということです。やはり行政としても、これだけお金がないから頑張っているんだよ。市民の皆さんに負担をかけないで、何とか収入をって。1月十四、五万。それは年間通したって百何万です。あるいは部課のホームページに対して、課ですね。要するにトップページじゃなくて、次の課にずっと回っても、そんなお金はならないと思います。私がそこを大事にしたいのは、たとえ少なくても行政もこれだけ頑張っているんだから、市民の皆さんも頑張ってくださいよ。そういう姿勢を見せるのも何か1つぐらいあっていいんじゃないかということで言っているつもりのです。だから、それで何億の収入が入ってくるということはない。でも、そういう考え方をやることによって、また、それを実際実行することによって新しい発想が次から次に生まれてくるわけです。それが活性化につながる。職員の皆さんの活性化。もちろん、これは今、ホームページというのは重要な情報の媒体だと私は思っておりますので、やはり4年前とは違います。市民の皆さんもホームページのトップページにはかなりのものを期待している。そういうふうに思っておりますので、何とかここで決断していただいて、どうでしょうかね、そこのところを1点お聞きしたいと思います。
あとは、ここでちょっと1つ目は絞らせていただきまして、もしそこでできないときは、今回もいろいろちょっと調べさせてもらったり、お聞きしたりしながら、もう1つ具体的にです。
これは先ほどの市長の答弁の中にありましたように、歳入ではなくて歳出を減らす1つの提案でございます。それは、広告つき封筒。これは封筒でも、いろいろなはがきでも何でもいいと思うんですけれども、私も今回初めてこういうやり方があるんだなというのはわかったんですけれども、広告代理店を通して、広告代理店が企業を募集して、自分で封筒をっくって、そこに印刷して、小平市に寄附すると。こういう流れができる。自治体でも今、全国でもかなりやられている方法らしいんですよね。これは担当者を追っかけて、いろいろお話を聞きました。調布市がここのところで実はやっているというのがわかりまして、調布市にも電話して聞きました。これはどういうことかと申しますと、今回は封筒なんですけれども、いわゆる1つの民間の企業が全部自分のところでやるんですね。募集の広告からすべてやって、それで封筒を市に提供するわけですから、寄附という形でしょうけれども、調布市の場合はこれで年間60万円の経費削減。すべての封筒だと思うんですけれども、それが全部賄える。収入ではないんですけれども、支出を抑える1つの効果にはなるんじゃないかという。これをぜひちょっと提案させていただきますので、財源の確保ということじゃない面でいかがでしょうか。こういうのが多分考え方がもし出てくるとすると、当然次のいろいろな大きな袋の問題とか、そういったのにちょっと宣伝を入れて、そこでお金を出さなくていいようにする。市は結局何もしないでいいという。いわゆる市内業者ですから、そこでチェックするのはチェックしなければならないんですね。いいかどうかとか、差別的な用語があるかとか、それからデザインとか、そこまでは市が介入できるそうなんですよ。そこまではチェックして、それから一応最終的にはゴーサインすれば支出が減らされる。年間、ちょっとお聞きしたいと思うんですけれども、この封筒に関してどのぐらい出ているんでしょうか。今、調布市の例を言いましたけれども、これは約60万ぐらいということですけれども、この件に関してどうでしょうか。これは提案と、それから質問でございます。

そういうことで、では2問目に入ります。環境に優しい。これも私は1回質問しておりますので、今度は具体的にどういったところにどうやってこれを設置してもらおうかということで考えました。結局、太陽光熱、先ほどいろいろ10キロワットですか、それぐらい賄っているということですから、これもお金に換算すると、またどのぐらいかなというのはわかりませんけれども、私も今回こういう質問をする以上は、自分で実際やるしかないということで、自分で購入しました。これはハイブリッド型です。ハイブリッドというのは、車なんかでよくあるんですけれども、ガソリンと電池、それを交互に効率のいいやり方で切りかえるという、そういう装置がありまして、今回私が提案したハイブリッド型というのも、実は風力と太陽光熱、これを効率よく切りかえていくという意味ですね。今までは、今回も防災センターのところへ行ってきまして、実はそこに街路灯と太陽光熱がありました。それを見て、やはり絵になるかというと、なかなかおもしろくないんですね。写真を何点か撮ってきましたけれども、おもしろくないといったら失礼ですけれども、夢がないというんですかね。ただ太陽の板があって、下に街路灯があって、余りデザインとか云々は抜きにしますけれども、やはり風力というのがアピール度合が高い。私も今回設置し、実際目の前で毎日見ていますけれども、夢があるんですよね。きのうも環境部長の答弁にありましたように、「ほんわかのまち小平」という。全くそのとおりで、ふわっと風が吹いて回ると、ほんわかするなと。すごい、きのう言葉がいいなと私は思ってます。市長は成熟という、「成熟のまち小平」と言われたことはあったんですけれども、ほんわか。もしほんわかでしたら、まさにこれがぴったりの風力じゃないかなという気がして、けさは見てきたんですよね。だから、要は、太陽光熱は今やっているというのは今回もわかったんです。建設部の考え方で、かなり先走ってやっているなと。それは実際、児童館から大沼をして、今度は公園もそうですね。中央公園もそうだし、たけのこ公園も、いろいろなところ、新小平とかやっているというのが実はわかったものですから、いや、もうこれはかなりやっていると。そこで、どうしてそこを、いろいろ情報を伝えるのが下手な小平市だなと思うんですけれども、もっともっとこれはやっているんだよということを知らせてほしいんですね。児童館と大沼公園では掲示板みたいなものをお願いしますと提案させていただきましたけれども、やはりそれと一緒に、いわゆるこの風力というんですかね、それをドッキングさせてやると、皆さん方の前に、この街路灯、防犯灯は本当に自然のエネルギーを使ってつくっているんだよ。さっきも申しましたように、東京電力は大変な夏のパニックだと幾ら言ったって、自分たちの身に差迫らないと、多分皆さんわからないと思うんですね。でも、今うちなんかでも防犯灯が20ワットが2基ついていますので、大体一晩中はそれで日中の蓄電で賄えます。太陽光熱といっても今、太陽がなくてもできますからね。そこまで技術が発達しているし、また風力といっても、前回のときは、小平市は風がないということで言われましたけれども、今、アシストといって、1分ごとに7秒ぐらいアシストしてくれるんですよ。起動、プッシュですね。そこで回れば大体風速3メートルから4メートルぐらいで回るようになったんです。それは技術の進歩なんです。だから、小平市も1つ提案をお願いしたいんですけれども、先ほど言われましたように今度、都市基盤の中からそうやって何か新しい施設をつくるときには、それを設置しますよということもちょっと答弁いただいたんですけれども、それとは別に目につくところに、まずそれができないかということで。
目につくところといったら、やはり駅前ですね。小川とか小平駅前とか花小金井とか中央公園とか、いろいろありますけれども、1つ私が提案させていただきたいのは、自分のところの地域ということ、それを抜きにしまして、実は小平駅前に1箇所あるわけですね。前、花時計があったんです。ある団体から寄贈されてあった、花時計のところが今はもうなくなっています。だから、そういうところにこういうものを設置していただけないかということで、今回はちょっと、1つ再質問の中でお願いさせていただきたいんです。高いからという、高価ということが先ほど答えにありましたけれども、では幾らぐらいが高いのか安いのかという、その基準があればいいのかなと。もし、お金がないということですから、私の場合、お金がなかったらどうしようかということで、また後、環境部長にお聞きしたいんですけれども、いわゆる補助金を使って、こういうものができないかということも当然考えられますので、そこらあたりがあるのかどうかということと、もしない場合は、今、青森とか何かでやっているんですけれども、市民の方からいわゆる公募みたいな、公募までいかないけれども、自分たちで発電しようよ、つくろうよということを声を上げて、みんなでつくろうという。そういうやり方も実はあるんじゃないか。団体からそういったことはできるんですけれども。でも、それにしても場所がないとできませんので、できればそういったのが実際確保できるのかどうかというのだけ、ちょっと1点お聞きしたいと思います。
あと、小学校、中学校もそうなんですけれども、これも全国ではいろいろなことがやられています。これを利用して、ビオトープの水循環のポンプ用の電源にするとか、理科用の教材とか、非常用ですね。それとか、黒板消しクリーナーとか、本当に今、その後、パイロットモデルというのを学校でやっているみたいで、その中でも全国規模でいきますと、これは13年度までの資料で申しわけないんですけれども、それでも約百四、五十校は行っているんですね。当然14年度になりますと、いわゆる太陽電池とか太陽光熱とか風力とかいった、そういったものがやはり学校でもどんどん取り入れられているんじゃないかと思いますので、これを教材としてできないかということで、それをお願いして今回質問したわけですけれども、審議中、また検討するということですけれども、できれば、これこそ1個ぐらいつけて、ビオトープも今一生懸命やっていらっしゃいますので、そういった循環ができないかということで、再度そこらあたり、具体的にできるかどうかをちょっとお聞きしたいと思います。

それからあと、こういう環境問題というのは今さら私がどうのこうの言うまでもなく、いろいろな問題を含んでいるんじゃないかということなんですね。だから、そういういろいろな大きな、人間が生きていく上、地球を守る上で、環境問題というのはどうしても必要。その中で、クリーンシティー構想をこの長期構想の中で3次の中に入れていくことができないのかということを1つ質問いたしたいと思います。

次に、住基ですけれども、これもいろいろな問題があって、私は1つ1つまた細かく言いますと、ちょっと時間がかかりますけれども、どうしてもこれは多くの皆様方に知っていただかなければならない問題ですし、セキュリティーも本当にきちんとやっていかないと、ある一面大変なことになるのかなという気もしています。だから、そこらあたりを本当にきちんと皆さん方に説明していただく意味で、再質問、これだけはさせてください。
住基カードが、発行テストの中身というのがちょっと私もここらあたりは余りわからないものですから、もう少し詳しく聞かせていただきたいということでございます。
それから2点目ですね。実際にカードが発券されるということなんですけれども、テストはどういうふうにやっているのかということと、具体的に8月から動くわけですから、時間的なものです。発券する時間、何台それが設置されるのか。多分スキャナーとか、読み取りとか、いろいろなワンセットがあるんでしょう。そこの中でどういった形で何分ぐらいで1人1枚のカードをつくるのにできるのかとかいう。今のパソコンの能力からしますと、相当のスピードでできるとは思うんですけれども、ちょっとそこらあたり今の段階でわかれば。わからなければ、これは構いません。具体的に窓口に行ったときに、どのくらいの時問で実際にお願いしたときにできるのかということですね。あと、先ほども言いましたけれども、セキュリティーの問題です。先ほど答弁では、いろいろやっていらっしゃると思います。職員の教育の問題とかということですね。前回のときも情報セキュリティーポリシーの策定をお願いしたいということで言いましたけれども、今回、次の予算もつきまして、6,000万ぐらいつきまして、これはやるということを聞いておりますので、非常によかったなということで思っております。そこらあたりのところでお聞きしたいと思いますけれども、庁舎管理ですね。それから情報機器管理、それから市全体のセキュリティー、これが情報セキュリティーポリシーの策定に入ってくるのかなと思うんですけれども、ここらあたりを現実にどうやっているのかということをもう少し詳しくお話しいただければと思います。多分こういう施策というのは、小平市らしさというのも加味されるのかなという気がするんですね。ということは、多摩市が今度、独自の条例を設けたと。どういうことかといいますと、いわゆるこれは都内でも初らしいんですよね。だから、情報のシステムの管理の条例案をつくって、その中で多摩市独自でやっていくということで、小平市らしさ、もしそういうのがあるとすれば、こういう独自性というのをもし考えていらっしゃるとすれば、そこのところをお願いいたします。多岐にわたりますけれども、再質問は以上です。よろしくお願いします。

O企画財政部長(赤羽紘)
それでは、市民に負担をかけない財源確保の施策についての質問にお答えを申し上げます。最初でございますが、庁内の若い職員の頑張りの一端をというお話でございました。平成14年度に庁内で政策研究プロジェクトというのを2つのテーマで実施をいたしました。1つが、「小平市の魅力政策研究プロジェクト」ということで、市の魅力をどうやって上げていこうかということが1つのテーマでございました。もう1つが、ずばり、「小平市歳入アップ政策研究プロジェクト」というプロジェクトを14年度に行いました。このプロジェクトの報告といいましょうか、プレゼンテーションが先日あったわけでございますが、この中におきまして、歳入アップの1つとして、広告収入のアップを図るということが1つ挙げられました。それから2つには、徴収額の向上ということで、これは負担をかけるというよりは、既に税として賦課されているものについてきちんと納めていただく徴収率のアップを図ろうということ。それから3つ目に、これは時間がかかる話でございますが、非常に興味深い提案として、知的財産による歳入アップということで、ライセンス等を市内のいろいろな業者の方、個人の方がとるのをお助けをして、それによるライセンス収入、これを市の歳入アップに充てようという。これは産業振興等にもつながるのではないかということで、3つの提言がなされました。
今回、永田議員さんの御質問にありました広告での収入アップというのは、まさにこの中にも入っているわけでございます。2番目のバナー広告は具体的にどうかというお話でございます。これについては市長答弁でも申し上げましたが、市としても研究を現在いたしております。八王子市、そのほかに昭島市、それから清瀬市といったところが、この近隣では既に取り組んでおります。ただ、少しやはり課題があるようでございまして、八王子市を除きますと、広告そのものが集まらないで苦労をしているというような状況も聞いてございます。これについては近隣の状況を少し研究させていただきながら、検討をさせていただきたいというふうに思ってございます。
それから、2点目の封筒でございます。窓口封筒ということで、証明書等をおとりになった市民の方が、それを入れて帰る封筒でございます。これにつきましても、多摩地域、これを行っているところが、議員さん御披瀝のとおり、民間の広告代理店が広告を募って、3分の1ほどの部分をその広告で埋めて、上の部分は市が必要な情報として、それを印刷をして、寄附なり無償で市の方に提供してくれるというようなシステムが多いようでございます。小平市としては、もしこれを取り入れますと、年間の封筒代というのは約20万円というのが実績でございますので、こういうことが実施できれば、20万円は封筒をつくらなくて済むということで、結果としては歳出が抑えられるということでございます。これにつきましても検討してみたいというふうには考えてございます。1問目につきましては以上でございます。
O環境部長(菊池哲矢〉
それでは、自然エネルギーの補助金の関係について御説明申し上げます。今、私どもでつかんでいる情報といたしましては、地球温暖化対策推進法に基づきます環境省の代替エネルギー、省エネルギー対策促進地方公共団体補助金というものをつかんでおります。これにつきましては補助率2分の1、交付決定額の下限が600万円でございますので、1,200万円以上の事業費が必要になる事業のものについて補助するという内容でございます。

O建設部長(疋田正博)
場所の提供についてでございます。小平駅前の広場は道路区域であることから、道路上に工作物等を設置するには道路占用許可が必要になります。お話のありましたハイブリッド街灯、時計つきということになりますか、の申し出があれば、私どもは多くの市民の利便性が図れるということで、場所の提供について可能なように検討をしていきたいというふうに考えております。
学校教育部長(松井克彦)
小・中学校へ風力と太陽光熱併用の発電機の関係でございますが、私どもの方も非常に児童、生徒にとって、教育環境の目に見える1つの有効な教材という認識は持ってございます。そういった関係で今後、校庭とか、子どもたちに非常に目につきやすいところに何らかの外部施設をつくる場合には、具体的に検討を加えていきたいというふうに考えてございます。
O市民部長(金子武弘)
住民基本台帳カードの関係で御質問を3点ほどいただいておりますので、私の方から最初の1問目と2問目を答えさせていただきます。初めに、1点目の住基カードのテストの状況でございますが、まず今回の2次稼働に向けまして、指定情報処理機関の指示でできております2次テスト手引き書というのがございまして、これが全国統一的なテストの基準となっております。その2次テストの考え方は3点ほどございまして、1つは、職員が2次稼働の機能及び運用手順を確認すること。2つ目は、職員みずからが2次テストに取り組み、2次稼働時に混乱が起こらないよう新たな業務処理を習得すること。3つ目が、既存の住基システムとCSとの連携を確認することということがございまして、この考え方に基づきまして、2次テストの実施を行っております。その中で、広域交付と付記転出入処理業務につきましては、他市の区市町村との連携テストが必ず必要になってきますことから、2次稼働の前に、現在運用しております既存の住基システムの本番環境に一時的にテストデータを作成しまして、既に6月7目の土曜目の日だったんですが、隣の東村山市との間でテストを実施し、良好に完了しております。また、今後もこのようなテストを繰り返し行いまして、8月25日の本稼働に向けて万全の準備を整えたいと考えております。テストの項目としては、住民基本台帳カードの交付窓口業務、あるいは市町村間の連携業務、こういったものがテスト項目として行っております。以上が1問目のテストの内容でございます。それから、カードの発行機の関係でございますが、設置台数としては、本庁の市民課に1台設置を予定しております。それと、先ほど最近のパソコン等の性能がアップして、かなり早い時間で発行ができるんではないかというお話でございましたが、確かにパソコンの能力自体は非常に高い性能を持っているんですが、どうしても人間の手を加えないと事務処理が完了しないという部分が残りますので、具体的に言いますと、白紙の生カードといいますかね、何も記録が入っていないカードに住所、氏名、生年月目、それから性別、そういった4情報の問題、それからさらにBバージョンのカードということになりますと、本人の顔写真をプリントしたものを、その上にICチップにセキュリティー対策を施した住民票コード、パスワードといったものを入力いたしますので、その部分の時問は必要になってきます。そのため、こういった作業に伴います時間を見ますと、大体完成するまでに標準的な時間としてはおおむね10分程度にはなるかなというふうに今現在見ているところです。

○企画財政部長(赤羽紘)
それでは、私の方からセキュリティーポリシーにつきまして、お答えを申し上げます。セキュリティーポリシーにつきましては、基本方針、対策基準、実施基準という大きな3つから構成をされることになってまいります。1番基本的な市のセキュリティーに対する理念や考え方を規定しますのは基本方針ということになります。この基本方針を具体的に実現するために、事務処理及び各情報処理システム共通のセキュリティー対策、これが対策基準ということになってまいります。この対策基準に基づき、事務処理及び情報処理システムごとの具体的な情報セキュリティー対策を規定するのが実施基準ということになってまいり、これの整備に今当たっているところでございます。大きな手順といたしましては、現在、基本方針の策定を行っております。今後、現状分析、その後、リスクの分析、リスク管理等を経まして、対策基準書につきましては9月の下旬、それを受けまして規定等の整備が11月の下旬という今予定で進んでおります。この後、職員への教育等も含め啓発等を12月下旬で、運用につきましては年明けの1月からという予定で現在進めております。
また、小平市独自の小平市らしさということでございますが、基本的には全国同じようなセキュリティーが行われるということでございます。これに加えて、私どもの方で考えられますのは、例えば職員が一たん入力したパスワードは、他の職員が利用しないといったようなこと。それから、個人情報を扱う事務室内への入室管理の徹底、また、ホストコンピューターによる出力帳票類、これは入出力帳票受領簿という簿を設けまして、これによっての管理を行うといったようなことにつきましては、少し一般的なセキュリティーポリシーに加えて、小平市としてのものになってこようかなというふうに考えております。それから、多摩市の条例のお話がございました。これにつきましては、小平市が既に持っておりますいろいろな意味での規定等を集大成をして、条例化したのが多摩市の条例ということでございます。小平市としては、同じ内容のものについては既に持っているというふうに考えてございます。
16番(永田政弘)
ありがとうございました。再々に入ります。一応広告収入の件ですけれども、ぜひとも、多分これ、封筒だけでは終わらずに、また次から次に行くのかなという気はしないでもないんですけれども、とりあえずこういった市の方では余り手を加えないで、かかわらないでできるということでしょうから、何とか採用して、少しでも歳出を減らしてい途きたいと思います。それから、補助策ですけれども、今、国の方も非常に厳しくなっているでしょうけれども、何とかそういうものを見つけてもらって、この環境のためにまた頑張っていただきたいと思います。それからあと、占用許可ですけれども、小平市の場合も何かそういったものを市民の皆さんにアピールしながら、ぜひとも使わせていただければなということで、ちょっとこれもそういうふうに受け取りました。それから、小・中学校の方も、これも本当に見えるものとしては格好の材料だと思いますので、うまくポンプアップですか、雨水の活用のポンプアップとか、そういったのにも自家発電を使ってやっていただければなと思います。
これもよろしくお願いいたします。

2次稼働なんですけれども、これは最後の方になりますが、このたび、先週ですけれども、セキュリティーの問題で長野県に対して総務省が返答した中をちょっと御紹介したいと思います。要はどういうことがセキュリティーとしてなされているかということを国の方で、先ほどもお答えいただきましたけれども、かなりセキュリティーに対して敏感になっておりまして、何とか問題が起きないようにと。小平市はいろいろな形で各部署、部署が頑張っていると思うんですけれども、ちょっと紹介だけさせていただきたいと思います。「住基ネットは次のように堅牢に守られた極めて安全なシステム。1、指定情報処理機関のネットワーク監視室が監視するFW、これはファイアーウオールですね。それから、CSのネットワーク。先ほどCSと言われましたけれども、これはコミュニケーションサーバーと言われるものなんですけれども、このネットワーク。それから、都道府県のサーバーと指定情報処理機関サーバーの全方向に設置し、不正な通信がないか、24時問常時監視しているということ。それからまた、侵入検知装置を設置し、同様に常時監視するということ。それから、通信は専用回線と専用交換装置からなるネットワークを介して実施するということ。通信の際には、公開かぎ方式により正しい通信相手への接続を相互に認証。この公開かぎ方式の秘密かぎは、指定情報処理機関でタイタンパー装置ですね。これに封入設定後、配送するため、第三者の読み出しや変更は不可であるということ。また、この相互認証の過程でタイタンパー装置内で通信の都度、共通暗号かぎを設定し、暗号通信を実施するということ。それから、通信は独自の住基ネットアプリケーションにより行っておりまして、SMTP、HTTP、これはプロトコルというインターネット上用いられている汎用的なことなんですけれども、こういうものも使用しないということですね。それから、住基ネットアプリケーションは操作者用ICカード認証を行って初めて起動する設計であるということを、これを長野県に対して回答しております。

こういうふうに国は国の方で一生懸命問題がないように、また市民の皆さんのために何とか便利になるようにということで頑張っておりますので、小平市の方としても問題が本当に起こらないように、これからも、大変なこれは作業になると思いますけれども、担当者の方々ともどもまたよろしくお願いいたしたいと思います。以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。
0議長(宮崎照夫)
以上で永田政弘議員の一般質問を終了いたします。ここで昼食のため暫時休憩いたします。

午前11時50分休憩午後O時59分再開
O副議長(桜田誠)再開いたします。
次に、島村速雄議員の一般質問を許可いたします。
018番(島村速雄)18番、島村と申します。笑うことないでしょう。本名でございます。通告どおり、市内小・中学生の学力問題についてという質問件名で出しております。質問をさせていただきます。ここ数年来、子どもたちの学力が低下しているのではないかという指摘があります。例えば全国で13万人ものアルバイトを雇用する大手のハンバーガーチェーンの話でありますけれども・・・・・・・・・・、