行政視察報告

2003年10月15日

広島県 福山市 


視察事項
「道づくり及び町並み保存整備について」
「賑わいの道づくり」及び「鞆地区町並み保存整備」について



浅倉委員長
お礼の挨拶です

ありがとう
ございました


市庁舎 見上げます

バラがロゴです

今回も呼び出し案内版が
気にかかります(^^)

案内板


停車駅になってまもなく
の視察でした
大きな
経済効果になるでしょう。


平櫛田中翁に迎えて頂きました

近くの井原市に田中館があります。小平市との縁が近いです。
小平市平櫛田中館

福山市の市花が
ばら です
至る所に咲いてました

空き店舗殆ど無し
とのことです

ポケットスペース

久松通り商店街

素敵な町並みです

いくつか商を
ご紹介します

近隣の商店街も
ご案内します


議事会説明

山あり、川あり、海ありが福山市
競馬事業厳しい状態が続いている
・そごうを買い取りで 3億円の賃貸でかしている ⇒ 雇用の確保 1000名程度
・100人の削減をしている。行財政改革。 
・中校一貫は全国初めて
・PFI事業で図書館

小林課長
平櫛田中さん 福山市の名誉市民 井原町(いばら)出身。


 1・鞆地方

⇒ 保存することによってまちづくり。
とりのこされた ⇒ そのかわり江戸時代の建造物が残っている。400棟のうち280棟が戦前のまま ⇒ それを残そうではないか ⇒ 港町 ⇒ 福山城 江戸時代建立 ⇒徳川の親戚 ⇒ 鞆はその以前から栄えていた ⇒ 漁師町 ⇒ 産まれて死ぬまで町の中ですべてまかなえた土地である。18000人から5800人になっている ⇒独自の発展をしてきた。⇒ 江戸期に完成したままの状態 ⇒ 整備開発が出来なかった ⇒ 途中から町並み保存に目覚めた ⇒ しかし なかなか前に進まない ⇒ 道路が狭い ⇒何人かの同意がいただけない ⇒ 
年齢層はどのくらいの方々か。⇒ 歴史がまちを取り残した⇒
1996年鞆地区マスタープラン作成 ⇒ 残すための努力している

福田さん
鞆の町並保存 1997年、1998年調査 ⇒ 囲いが保存地域 ⇒ 城山から東地区⇒江戸時代のものが100棟あまりあった、全国でもそんなにない ⇒ 補助対象がすべて⇒伝統的建造物 ⇒ 外観を修景していく ⇒当時の状態戻していく ⇒ 本瓦葺きにしていくとか ⇒ 修理500万円 修景400万円  27件(5年)の工事が行われた 
⇒ 
商業対象になる方はどのくらいか?補助金はどのくらいまででるのか 100棟全部を目指すのか
観光だけでなくて一体になるよう目指す ⇒ 生活自体も
港を残すべきだ 反対  街を残すか 
100棟 江戸の建物 400棟がほじょたいしょうの 2分の1 文化庁の補助 大工さんが少ない鞆の作り方 単年度には難しい 10件程度
梅酒 ⇒ 売っている 
外部資本によるのはなるだけさけたい
ガラス店 はある 
空き店舗を活用している


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 2・福山久松通商店街振興組合

松岡さん
315M
平成元年 ⇒ 
備後弁で ⇒ 
アーケード撤去した ⇒ 
8M道路をやろうとしたが商店街は反対 
担当者は相当ごくろうされた
ポケットパークの土地取得が出来たのがgood
歩道の整備もやっている ノーマライゼーションに向けて
バリアフリー
総店舗数 : 空き店舗 72店舗: 10店舗 ⇒  78店舗:  3店舗 と殆ど空き店舗がなくなってきた
テナントが多い

ここにも一生懸命がんばっていらっしゃる方がいましたよ。
ここまでの事業がなされている陰には死ぬ思いをした人がいる、いつもそう思います。
強いリーダーシップが行政にも、街にもいなければならない。


<ひとことメモ>

1・ハード整備と賑わい道づくりとの関連は → ハード整備=にぎやかさになるのか。
2・整備後の状況はいかがか商圏が変わったのか?
3・対費用効果は?。
4・地元商店街の対応はどうかか
5・後継者の問題 → 
6・空き店舗の問題 →
7・外からの新規参入者の状況はどうか →
8・居住人口の増加による中心部における賑わいと各種サービス業をはじめ新たな都市型産業の集積が期待されている。→⇒
9・官民一体となって中心市街地にふさわしい都市景観形成を行っていく。官共同研究等の推進
10・中心市街地活性化基本計画の各事業の実現は、地域に対する愛着と事業推進に対する強固な意志をもって、行政とTMO・民間が一体的に推進しなければその目的を達成し得ないものである。

11・競馬場の今後はどうする
12・発電施設 ⇒ 管理の状態が問題になっているがどうか。安全性はどうか
13・・PFI事業で図書館のこれまでの経緯


以下 資料を参考にさせて頂きました


福山久松通り商店街振興組合
 福山久松通商店街振興組合は、平成13年度都市景観大賞(主催:「都市景観の日」
実行委員会
)の「美しいまちなみ優秀賞」を受賞した。

この賞は建設省(現国土交通省)が平成3年度に設立、昨年度までは「都市景観100選」として選定されていたが、本年度より都市景観大賞「美しいまちなみ賞」と形を変え、官民一体となって美しい街並みの創出や保全を行っている地区に対して送られるものであり、本年度は全国で大賞4地区、優秀賞7地区、特別賞1地区が受賞、中国地方では当地区だけであり、商店街振興組合としては全国で唯一の受賞となった。
   この度の受賞は、福山市、福山商工会議所
(TMO)、福山久松通商店街振興組合が一体となって「賑わいの道づくり事業」や「久松通りリノベーション事業」に取組み、オープンモール化やポケットパークの設置、ファザード整備を行い「四季を感じる道型パーク」へと変貌、その美しい都市景観を創出したことが高く評価されたものであり、本年6月には「第19回まちづくり月間 国土交通大臣表彰」も受賞している
  今後は、「四季折々の自然が感じられる街並み」を主眼において各店が様々な取組みを行いにぎわいがあり活気あふれる商店街を目指す。

V. TMO構想策定の留意点について

 (1)問題点・課題の把握
 TMO構想を策定するに当たり、その都市の中心市街地が抱える問題点や課題を、客観的な分析に基づき現状認識することが不可欠です。例えば
○何故空き店舗が多く、それがそのままになっているのか。
○何故業種が偏るのか。
○来街者の不満は何か。
等について、実態とその理由・原因を徹底的に追求することが大切です。それが、TMOの目標、方針、体制また実現すべき事業などを検討する前提であり、タウンマネージメントの第一歩といえます。



タウンマネージメントのすすめ

T.中心市街地活性化のためのタウンマネージメント
 (1)中心市街地の空洞化と活性化の必要性
 (2)中心市街地活性化対策の進め方
 (3)タウンマネージメント手法による中心市街地活性化
U.TMOの組織と役割について
 (1)まちの魅力をいかすマネージメント
 (2)実効性のある事業の推進体制
 (3)総合的なコンセンサスの形成
 (4)TMOをめぐる体制
V.TMO構想策定の留意点について
 (1)問題点・課題の把握
 (2)専門家の活用
 (3)事業化の検討
 (4)ソフト事業とハード事業の組合わせ



 

は じ め に

  福山市は、第三次福山市総合計画の目標である「地域の産業の資質を生かした産業のあるまち」を実現するため、1996年3月に福山市産業振興ビジョンを作成し、それに基づいて産業振興施策を展開してまいりました。
  今日、経済活動における国際化はもとより、情報通信技術の急速な進展や環境意識の高まり、企業再構築による雇用不安、デフレ傾向の定着など社会経済システムの激変は当初の予想をはるかに超えて進んでおります。
  また、中小企業基本法の改正や大規模小売店舗立地法、中心市街地活性化法をはじめ諸法律が整備されるなど、国の施策の基本方針に変化が見られ、本市においても、びんごエコタウン構想における中心的役割や新事業創出促進法に基づく高度研究機能集積地区指定など、新たな産業振興に向けて国・県と連携を図る中で対応が求められております。
  本市は、独立・独自の技術・システムをもつ中小企業の輩出が多い地域として全国的に注目されてまいりましたが、基幹産業である鉄鋼業の成熟や繊維産業・履物産業をはじめとする地場産業の停滞など産業活力の再生が求められており、中核市として、又、広域行政推進の中で、備後地域におけるリーダー的立場としての本市産業の活性化はとりわけ重要となっております。
  このような状況の中、21世紀における本市産業の持続的発展を目指すため、福山市産業振興ビジョンを改訂することとなり、この度、策定委員会の各委員・部会員をはじめ、関係者の貴重なご意見・ご協力をいただきながら振興の基本方向等を集約いたしました。
  今後、本ビジョンを指針とし、関係機関等と連携して産業振興に向けて鋭意役割を果たしてまいります。
  終わりに、ご指導、ご協力を賜りました福山市産業振興ビジョン策定委員会並びに関係者の皆様に厚くお礼を申し上げ、ごあいさつといたします

はじめに
福山市産業を取り巻く社会経済環境変化と福山市産業へのインパクト
福山市産業の現状
福山市産業の振興課題
福山市産業振興の基本方向
福山市産業振興施策
福山市産業振興施策に向けた戦略的プロジェクト
策定委員会

1.福山市産業を取り巻く社会経済環境変化

(2) IT革命の進展に伴う経済活動へのインパクト
(3) 環境共生型産業活動の必要性の高まりと関連法則の体系化
(4) 大店法廃止と小売商業立地の変化

2.社会経済環境変化が与える福山市産業へのインパクト

 以上の変化が、福山市産業に与える影響としては、以下の点が中心に現れてくると考えられる。
(1) グローバルな立地競争の熾烈化に伴う、非コスト競争面での優位性構築
(2) 産業活動の制約条件の高まりへの積極的対応
(3) 産業振興と豊かな地域社会づくり


福山市産業の現状へ


プロジェクト1 中心市街地再生

A 既存商業機能等の再活性化   

 備後地域の商業機能を中心とした都市機能の中枢拠点としての位置付けをさらに高めるため、伏見町地区、東桜町地区、延広町地区の市街地再開発事業を推進する。
 伏見町地区、東桜町地区は、それぞれ繊維問屋街、繊維ビルとして従来成立していたが、集団化事業等による周辺部への企業移転を契機として、新たな入居企業により多面的な商業機能を形成していた。しかし、駅に近接する一等地でありながら建物の老朽化や不動産投機による空店舗の増加が進んでおり、従来から福山市の顔としての地域を認識し高度利用が計画されていたものである。延広町地区は、久松通商店街の一部を中心とした地区で、近年実施された
久松通オープンモール化事業等に引き続いて、高度利用を図ろうとするものである。
 それぞれの市街地再開発事業は、商業機能、学校、住宅、スポーツセンター、ホテル等が計画されており、
居住人口の増加による中心部における賑わいと各種サービス業をはじめ新たな都市型産業の集積が期待されている。

B シンボルロード等整備

 内港地区は、入江の埋め立てや将来的な既存工場群の工場適地への移転によって、広大な土地が発生し、それに立地集積するであろう様々な都市機能によって、福山市の新たな都市核となるエリアである。この
内港地区と中心市街地を機能的に結節する街路をシンボルロードとして整備し、将来の発展に向けての都市基盤とする。シンボルロードは隣接する商店街地域での回遊性と滞留時間を高められ、中心市街他の賑わい創出が行われるように周辺の公園・ミニ回遊ネットワークとのリンクをするものとし、都市景観に配慮した電線類地中化やポケットパーク整備・植栽などアメニティ の創出を行う。
 この事業と合わせ、関係商店街においてまちづくり協定に基づくファサード整備も計画されており、
官民一体となって中心市街地にふさわしい都市景観形成を行っていく。官共同研究等の推進

C JR福山駅前整備

 福山駅前は、歩行者、自転車、車両(バス、タクシー、一般送迎車)の動線が錯綜しており、備後地域の中心都市としてのターミナル駅としては機能的・景観的に課題を抱えている。バス路線網の再編を基本とする適正な機能・規模のターミナル整備を推進するとともに快適な歩行者空間と都市景観をもった広域エントランス を創出する。
 駅前整備は、駅前広場より通過交通を最終的に排除することを基本にしながらも、そのためには、周辺道路網の機能強化が必要なことから段階的に整備することとし、第一段階では、通過交通を受け入れつつ、バス、タクシー、一般送迎車の通行の錯綜を解消するため、各専用エリアを機能的に配置していくもので、緑地についても都市景観に配慮して効果的に配置し整備する。
 周辺整備は、第一段階においては駅前広場から西への通過交通を受け入れつつ、駅周辺へのアクセス性の強化を図るため、駅前広場の至近にロータリーを設けて一方通行を解消するとともに、西への歩道を確保し、併せて既存駐輪場を地下式にすることによって、歩行者・自転車の安全性と快適な都市景観形成を進めるものである。
 また、駅北には福山城、広島県立歴史博物館、ふくやま美術館を中心とする文化ゾーンがあるが、駅西には南北に連絡するための十分な歩道が整備されていない。そのため、歩行者が安全に南の商業ゾーンから文化ゾーンへ移動でき、中心市街地の回遊性が向上するように南北連絡通路を整備する。

D プロジェクトの進め方

 TMOは、福山市中心市街地活性化基本計画にある「TMOに基づく事業」の推進機関であり、総合的な街づくりの管理・運営を担うタウン・マネジメント機関である。福山市では福山商工会議所を認定している。
 TMOは事業として、民間との共同で行うハード事業やそれに関する地元合意形成事業に加え、行政の行うハード事業の地元合意形成事業、商店街イベント事業等のソフト事業も行っている。また、福山商工会議所の単独事業としても、商業インキュベーション機能を有するチャレンジストア事業、経営者人材育成事業などによって、中心商店街の商業機能の活性化を図っている。
 中心市街地活性化基本計画の各事業の実現は、地域に対する愛着と事業推進に対する強固な意志をもって、行政とTMO・民間が一体的に推進しなければその目的を達成し得ないものである。




鞆 地区