特集 五輪大橋は、なぜ有料なの



よく聞かれることや要望の中に多いのが
 「なぜ五輪大橋は無料にしないの。」
 「今の普通車150円を100円に出来ないのか。」と言ったことです。

そこで、このコーナーでは、そのことにお答えすることも含めて「五輪大橋は、なぜ有料なのか。」と題し、特集して見ました。

建設の経過

  「五輪大橋」はオリンピック招致のさい国道19号と18号バイパスを結ぶ「南外環状線」(現・長野南バイパス)と、18号バイパスから柳原を経由しアップルラインにぬける「東外環状線」の橋梁部分として都市計画決定されました。
  これは、中心市街地への車の流入を抑制するためには環状道路が必要であり、オリンピック関連道路として整備できれば、長野市内の道路網整備が何十年も先取りできると考えたからです。
  そして、オリンピック開催が決定し、国・県との関連道路整備などに関する検討が行われましたが、国はこの環状道路の内、「南外環状線」については「長野南バイパス」として整備することを了承しましたが、「東外環状線」については18号バイパスからエムウェーブ前の須坂インター線を通過し県道三才大豆島中御所線までの間については県が整備することになりました。 
 
建設の手法(なぜ有料?)

 この経過の中で県は、県が事業主体として実施するオリンピック関連道路は他にも白馬ルート、志賀ルートなど多くの路線を約束しており財政負担の問題などから、志賀ルートの「中野トンネル」、白馬ルートの「日高トンネル」ともに「五輪大橋」も「新長野大橋有料道路」として長野県道路公社により整備することを決めました。
 この有料橋の手法は国の道路整備特別措置法に基づくもので、建設費は国が50%、県が35%、残りの15%を借金で行うもので、料金決定の原則として「建設費、管理費、利息等の合計額である償還対象経費を一定の償還期間内の料金収入をもってまかなうことができるよう料金の額を設定」(他にも便益主義の規程も配慮)することになっています。
 「五輪大橋」の建設費は117億円で、償還期間は法律で規定している最高の30年間を設定し、通行料金は普通車で150円と設定されました。
 但し、この料金設定の中には平成21年〜23年にかけて4車線化をする予定の経費が含んでいるとのことで。 
 
無料になるのはいつ。

 

平成  8年 平成  9年 平成10年 平成11年
日平均計画交通量(台)   8,595   8,740   8,895   9,037
日平均実績交通量(台)   1,172   1,764   2,634   5,600

 償還期間30年とは「五輪大橋」の供用開始が平成8年12月25日ですから、平成38年12月25日となります。しかし、計画した利用台数より利用が増加し30年より前に償還が済めば、その時点で無料となりますし、30年経っても償還に満たない場合でも30年過ぎれば無料となります。
 但し、途中で国の法律改正が行われた場合は変更もあり得ることです。
 供用開始以来の利用台数は別表の通りですが、料金設定の際の計画交通量に対し、今日までの実績交通量はかなり低い水準にあります。
 但し、11年は、今年8月頃まで落合橋の市場方面への取り付け道路の改修工事が行われており、約5600台の実績交通量となっています。 
 
 
東外環状線の事業化で、無料化が早まる可能性も。

 東外環状線のうち念願であった残る朝陽−柳原間について、今年度、国による「長野東バイパス」としての事業化が決定し、測量が行われることになりました。 
 今後この「長野東バイパス」が整備され、環状線としての機能が整えば当然、「五輪大橋」の利用価値も高まり実績交通量も増加すると思います。
 当然、計画交通量以上の利用があれば早く無料化されることになります。 
 また、県が整備した「東外環状線」の内、暫定片側1車線の更北の一部と大豆島−朝陽間、そして「五輪大橋」について、将来都市計画決定されている片側2車線への拡幅を国が実施することになれば状況が変化することも考えられます。
 今後も、一日も早く無料化できるよう見守って行きたいと思います。


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