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県立病院の地方独立法人化は慎重に!

2008/9/2

 9月2日、県の行政機構審議会があり傍聴しました。
 なぜ傍聴したかと言うと、昨年10月に知事から同審議会に諮問された「行政の見直し」や「民間との協働等による県の行政機構の合理化について」この日の審議会で最終答申をまとめるとお聞きしていたからです。
 その中で特に私が注目していたのは、同審議会の民間協働専門部会に諮問されいた「民間との協働等による県の行政機構の合理化について」の内、県立病院についてでした。
 同審議会では、「行政の見直し」について答申するこが了承された後、矢嶋民間協働専門部会から審議経過と「報告」内容が報告され質疑が行われました。

 この報告書に対し高橋県職労委員長からは、病院の独立行政法人化ははじまったばかりの制度であり、まだ検証が行われていない。しかも、長野県の様に広く分散してそれぞれの目的を持つ病院に同制度を導入することは、全国的にもはじめてのことであり、「どこに行くバスか分からないのに、住民の皆さんに乗って下さい」と判断しようがない対応である。上からの押しつけと言われる。地元対応や職員の労働条件等をどうするのか疑念であり、具体的な「長野県版」の仕様書(シュミレーション)を示すことを求める趣旨が述べられました。
 また、他の委員からも「県立病院が黒字になるはずがない。」との発言があり、矢嶋民間協働専門部会からも、今後、具体的な「長野県版」の仕様書(シュミレーション)を示すことの必要性が述べられました。

 私も、民間協働専門部会から出された報告書の内容を読んでみましたが、地方独立行政法人化した場合の一定のメリット、デメリットは書いてありますが、患者への医療サービスや地域との係わり方はどうなるのか、医師や看護師の労働条件はどうなるのか、病院経営は安定してやって行けるようになるのか等々を判断することは出来ませんでした。

 私は基本的に、この間の国の診療報酬切り下げや医療費引き下げ等により、多くの公的病院が赤字を強いられていますが、その責任を地方自治体に転嫁して来たことを踏まえた上で、当面は県立病院を地方独立行政法人化した場合の中長期的な病院経営や住民サービス、労働条件などを具他的にシュミレーションすることを求めて行きたいと思います。