200X年5月のニュース

臨時県議会開会     2003/5/19   ▲戻る

 改選後初の議長、副議長をはじめ議会人事等を決める臨時県議会が5月19日から23日の5日間の日程で開会されました。
 この臨時県議会は、議長、副議長の選出についてや各常任委員会、議会運営委員会の議員の所属や正副委員長の選出、議会選出の監査委員の選出等々が議題ですが、今回は知事の意向により識見を要する監査委員2名と教育委員1名の人事議案が提案されるとされています。

 この内、議長、副議長の選出については、公開の場で所信表明演説を行い投票により行うことが各派交渉会で確認されましたが、任期については1年間で再任を妨げないとする意見と2年とする意見が出され、「再任を妨げないことを前提として1年間」となりました。
 私の所属する県民協働ネットとしては、情報公開や県民参加から参画、協働への行動する議会や全国をリードし地方から政治を変える議会改革への思いもあり、森田恒雄議員が議長選挙へ立候補することを決めました。
 予定では20日に議長、副議長が選出されます。

 また、今後、知事が提案するとしている監査委員の「識見委員」2名(内山卓郎氏と松葉謙三氏)と、教育委員1名(前回の2月議会で否決となった前島章良氏)への各議員の判断が今後の焦点となります。

 なお、本日現在、今後行われる臨時議会本会議の議題は次の通りです。

議長選挙
副議長選挙
常任委員並びに同委員長及び同副委員長の選任
議長・副議長の常任委員辞任許可
議会運営委員並びに同委員長及び副委員長の選任
議会運営委員会の閉会中継続調査事件
長野県上伊那広域水道用水企業団議会議員の選挙
各常任委員会閉会中継続調査事件
知事提出議案

正副議長が立候補制により決まる     2003/5/20   ▲戻る

 県議会は20日、正副議長選挙を行った結果、議長に小林実氏(66歳・自民党県議団・中野市区選出・当選5回)を、副議長に倉田竜彦氏(58歳・県民クラブ・長野市区選出・当選5回)を選出しました。
 正副議長選挙の前には立候補制による立候補者所信表明会が行われ、立候補を表明したそれぞれの議員が議会改革等の課題について自分の考えを表明しました。
 私の所属する県民協働ネットも立候補制と所信表明会の開催を求めていた立場から、議長候補1〜2名、副議長候補1名しか動きが無かった現実について検討し、これまで会派として検討して来た「地方から政治を変える議会改革」を訴え改革を推進するため、森田恒雄議員が前日に立候補表明しました。
 結果として森田氏の立候補表明が、これまで話し合いによる議長・副議長の選出や選挙で民意を議会に反映させる公約から6人で6つの常任委員会に意見を反映させることが先決で候補は擁立しない趣旨を公言していた共産党が、急遽、立候補締め切り4分前に正副議長候補を擁立するなど議長候補4人、副議長候補2人となり活発な選挙となったと思います。
 特に、立候補者所信表明会ではそれぞれの候補が議会改革や今後の議会運営への思いを述べ、出席議員から活発な質疑が行われ、その内容を受けて当選した正副議長の在るべき姿が明確になったと思います。
 我が会派から立候補した森田議員は、各党派代表者会議と議会運営委員会の権限の調整と明確化、議会運営に県民の意見を反映させる新たな手法として「県民フォーラム」の開催、政治倫理条例の各会派参加による制定、議会の政策提案や機能強化のための法制部門の充実等々について訴えました。
 また、議長に当選した小林議員は、中立・公平に徹した民主的議会運営、県民とともに歩む議会、情報公開等々について訴えました。  本会議における投票結果は、議長選は小林実氏(自民党県議団)37票、森田恒雄氏(県民協働ネット)10票、石坂千穂氏(共産党県議団)9票、清沢英男氏(無所属)2票という結果でした。また、副議長選挙は倉田竜彦氏(県民クラブ)46票、藤沢詮子氏(共産党県議団)12票という結果でした。
 私はこの選挙で議長については森田氏(県民協働ネット5人中5人・トライアル信濃5人中4人・他は共産党へ・無所属1人が投票したと思われます。)に、副議長については倉田氏(自民党県議団9人中8人(1人は議長)・県民クラブ7人中7人・志昂会6名中6名・協働ネット5名中5名・トライアルしなの5名中3名・緑新会5名中5名・フォーラム改進4名中4名・政信会4名中4名・公明党2名中2名・無所属5名中2人が投票としたと思われます。)が選出されました。
 今回の立候補制による全議員参加による所信表明を受けての議長選挙は、結果として所信表明の場で議会改革に向けた候補者の公約が示され、選出された正副議長がそのことを背負って執務に当たることを私は是とするものです。
 今後、県民協働ネットから立候補した森田議員の公約や他の候補者の質疑も踏まえ、県民が県政や議会に参画出来る取り組みを積極的に行う決意です。

臨時県議会終わる     2003/5/23   ▲戻る

 4月13日の県議会議員選挙後初の臨時県議会が、5月19日から23日までの5日間の日程で開催され閉会しました。
 今議会は昨年の田中知事の不信任と出直し選挙による再選から半年を経て行われた、県議会議員選挙で、田中知事への支持や不支持、是々非々の主張を行い当選した新たな県議会の勢力分布を見極める議会とし注目されました。
 中でも2月議会に続き提案された教育委員の人事案に対して、各議員がどの様な態度を示すのかが今後の県政運営の見通しを占うものとして注目されました。また、県会議員選挙で議会改革を公約し当選した議員が目立ちましたが、正副議長選挙等への対応も注目されました。
 その結果は、正副議長選挙では立候補制と公開による所信表明会が行われるという新たなスタイルが生まれましたが、知事が提出した教育委員や監査委員の人事案は賛成少数で否決されるという、是々非々というより知事を支持しない議員勢力が多数を占める、新たな議会勢力図も明確にしました。
 特に人事案については、議員改選前の2月議会で否決された教員委員や新規に提案された監査委員について、近く開催される6月議会において同じ人事案を提案したとすれば、県民から信任されたばかりの議会と知事との関係は、またしても出口の無い県民不在の対立に発展して行く可能性を示したと思います。

 私は今県議選で「地方議会は本来誰が知事であっても議員は是々非々であることが、結果として県民益につながる」ことや「地方議会から政治を変える議会改革」、そして「県民が安心出来る県政。信頼される議会改革」等を公約しました。そして、その公約に照らし合わした結果、今回の臨時議会での正副議長選など議会改革への一歩を是とし、知事の人事案の提案については2人を除き非としました。
 その理由は、教育委員については前島氏については、前島氏が2月14日県庁で行った「息子に教えられた人生」と題する講演の名かで、「父親は大酒飲みで女に手を出し、クラブに借金があり、とかいろんなことを言われました。本当に叩けば埃が出ますので否定はしません。否定はしませんけど、だから亡くなっていい、ということじゃないと思うんですね。僕も普通の親ですから遊びもやりますし、いろんなことをやります。」と言っていることについて、前島氏の周辺の皆さんからも様々な指摘があり、では私が「普通の親ではないんだな」と思われて、どうしても賛成する気持になれませんでした。
 監査委員の松葉謙三氏については、長野県の進むべき方向を決める総合計画審議会の専門委員が全て県外であるなど、知事が言ってる納税者は顧客という理念から決定方法がかけ離れていること、入り口が全て県外者で固められ出口も固める手法は、県民との協働を通じた県民自治の発展につながらないと考え反対しました。
 また、松橋氏については知事を支える支援者(学者)で、松橋氏を良く知る方からもアドバイスを頂きました。

 知事は今後、県民が将来に安心出来る県政を確立することを重点に、無用な議会との対立を煽るのでなく、何よりも県民の幸福のための政治を行う冷静な姿勢で取り組んで頂くことを願っています。


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