人類の歴史
1.序論
別のページでも書いていますが、私は中学生のころから歴史が好きでした。
当時、社会科クラブというのに入っていて、休みの日に先生に連れられて
周辺の遺跡とか古墳とかを見てまわったものです。岡山市内の生まれだった
ので、周辺には吉備津神社とか造山、作山の巨大古墳をはじめとする古墳が
多くあり、吉備文化の中心地だったわけなので行く場所には事欠きませんで
した。また、中学校の裏山にも多くの後期古墳があり、また山城の跡もありま
した。友人とよく遊びにいったものです。
その後も歴史関係の本、特に古代史に関するものがあると、怪しげなものも
含めて楽しんでいました。古代史といっても日本国内のものはせいぜい2000年
くらいのものまでで、それ以前はなにやら良くわからない「縄文時代」で、原始的な
住居に住み、狩猟採集生活をしていたとされていました。私が小学生のときに
受けた歴史教育では、紀元前3000年ごろにエジプトとメソポタミアと中国で突然
文明が発生し、それいらい人類の右肩上がりの文明が始まったとされていたと
記憶しています。それ以前には、洞窟に住んで狩猟生活をしていたことになって
います。いったい現生人類がいつ発生したのか、だれも教えてはくれませんでした
が、まあせいぜい1万年位前?といったところでしょうか?常識的には。
その後、人類の起源にかかわる研究がヨーロッパで進んで、それでもしばらくは
多地域同時発生説と単一起源説が争っていたようですが、遺伝子解析の技術
が発展して、人類の起源を遺伝子により調べて、単一起源説が確立したのは
つい最近のことです。それによれば、20万年〜10万年前にアフリカで現生人類と
同じ遺伝子を持った種が発生したことになっています。そうやって発生した人類は
つい5000年前まで、洞窟に住んで狩猟生活をしていたのでしょうか?これに対する
私の直感的な反応は「そんなはずないじゃん!」です。ブログにも時々書いてきまし
たが、ここから長町仮説「人類は10万年前から偽造小切手を作っていた」が出てきた
わけです。この仮説はあくまで直感的に推定しただけで、決して現状で根拠があるもの
ではありません。(あえて説明する必要もないかもしれませんが。)この仮説を証明
すべく、いろいろ調べ始めたわけです。
(続く・・・!)