■目次
第1章 いま,戦争を撮るということ
第2章 フォトジャーナリストの世界に飛び込んで
第3章 戦場と私たちの距離
第4章 戦争の犠牲者とは誰か
第5章 平和な未来をつくれるか
友人の皆さん
人権擁護、平和の確立、環境の保全など、私たちの未来への夢
を紡いで、日々に、ご活躍している皆さん。
フォトジャーナリストの豊田直巳です。
ご無沙汰しております。いつもお世話になりっぱなしで、失礼
を重ねております。
なかなか皆さんの前に顔を出すことの出来なかった言い訳とし
てきた「原稿書き」の結果が、やっと形になりました。
本日発
売の予定です。(地域によってはここ数日掛かるようですが)
タイトルも、そのままズバリ、直球です。
『戦争を止めたい
―― フォトジャーナリストの見る世界 ――』(岩波 ジュニ
ア新書)
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/jr/toku/0904/500621.html
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%96L%93c%81@%92%BC%96%A4/list.html
いまどき、流行らないと言わないでください。こうしている間
も、私たちが眠っている間にも、「何処と知れず」ではなく、
公然と、カメラの前でさえ「戦争」が続いてるのですから。
しかし、目をつぶれば、いいえ、テレビのリモコンを触っただ
けで、まるで「戦争」の方がバーチャルだったかのように、眼
前から消えて、画面には刹那を「楽しませる」無数の映像が流
されてきます。インターネットに接続したコンピューターの前
に座れば、まさに「情報の洪水」に流されそうです。
それでいながら、よく耳にするのは「何が起こっているのか、
よくわからない」というつぶやきです。わからないはずです。
「情報」番組ですら「わかりやすい」という決まり文句の下に
、一番大切な問題を切り落としてしまっているのですから。
「では、何が大切か?」とお思いの貴方。そういう貴方にこそ
、そのヒントになる現場を紹介したいという思いからスタート
したのが、本書です。
成功しているか否かは、お読みになった
貴方の判断に、お任せするしかないのですが・・・。
サブタイトルに「フォトジャーナリストの見る世界」と付しま
したとおり、写真は扉を含んで81ページ分、全59点ですので
、「気分は写真集」のような感じにもなっております。
是非、お手にとってご覧いただき、お気に召しましたら、ご友
人にもご紹介いただければ、嬉しく思います。
ということで、拙著を宣伝する「恥ずかしさ」も省みずの、お
知らせとお願いです。
2009.4.22 豊田直巳拝