NAKATANI-NETWORKSとは?
S.P.E.E.D.---Space Of Public Enviroment
and Editorial Design
情報のリアリティは直接的な発信と受信にある、という意図から、建築の分野を中心に個人を軸とした情報のネットワークづくりを意図して設立されました。出版物の企画編集からシンポジウム、地域おこし等の企画運営まで、さまざまな活動を統合してネットワークを広げています。
NAKATANI-NETWORKS主な成果
1)「木と暮らす−日本の作法・フィンランドの知恵」展開催
日本フィンランド都市セミナーの一環として、1997年6月〜1998年5月にかけて
「木と暮らす−日本の作法・フィンランドの知恵」展開催しました。
高知県高知市、大分県大分市、北海道旭川市、島根県松江市など全国を巡回し、
中谷自身がコーディネーターをつとめました。
東通村ログハウス建設ワークショップ
青森県下北郡東通村において、日本フィンランド都市セミナーの一環として、1997年8
月5日から15日にかけてログハウスを建設。もともと地元の高校生を対照とし
て、あわよくば林業の後継者育成、間伐材の利用促進、村の活性化など、多くの
プログラムを抱えたプロジェクトでしたが、実際には地元高校生は不参加。
そのかわり、東海大学、芝浦工業大学、大阪大学の学生、総勢7名と、フィン
ランドからの助っ人など、多くのボランティアと、村役場企画調整課の宮下光男
さんという信じられないほど積極的な方たちのおかげで、8月末にやっと竣工し
ました。
この件に関しては、次号にその後の経過も含めて詳細にご紹介いたします。
2)「木造の伝統と前衛/高知サマーセミナー」開催
1997年7月21日〜25日まで高知県で開催。講師は愛知県で木造建築を主に手掛けている
堀尾佳弘氏、くまもとアートポリスで熊本県草地畜産研究所を設計して学会賞を
受賞したトム・ヘネガン氏、構造の川口衞氏、もと文化庁建造物課で、かつて新
建築誌上で「文化財はこき使え」という論文をお願いした半澤重信氏、地元から
上田堯世氏の5氏。
上田堯世氏には事務所を見学させていただき、参加者一同多大な影響を受けた
ようでした。とくに堀尾氏はご自分の事務所を構想している最中。だいぶ考え込
んでおられるようでした。