フィンランドツアーへのお誘い
自然と共存するフィンランドの建築とともに生活をも体験する

白夜直前の、夕焼けと朝焼けが連続しているような時期に、アアルトを中心とした視察を計画しました。
幸いなことに、以前から見学を約束していたマッティ・サナクセンアホの自宅が、今年の『a+u』3月号に掲載されました。学生時代にセビリア万博の設計をコンペで獲得したモナークの主要メンバーでなどと説明しても、セビリア万博自体が遠い話になってしまい、誰のこと?などといわれかねない状況でしたが、わかりやすくマッティを説明できる作品が昨年の8月号の教会とともに紹介されたので助かりました。はじめはマッティの家でパーティをしようと考えていたのですが、見学する翌日から出かける予定があるため無理は言えず、そのかわりヤリの家でパーティをすることにしました。
建築写真家であるヤリとは10年以上の付き合いになります。私がここまでフィンランドとの付き合いが深くなったのもヤリのおかげです。日本からフィンランドに留学したり、フィンランドで働いたり、ツアーにいった人たちの中では有名な人物です。面倒見がよく朗らかな人柄は、誰にでも好かれています。今回はパーティをお願いしたところ、まず、奥さんの許可をもらってからだ、という返信が来ましたが、二日後にはOKの連絡をいただきました。サウナも用意しておくようにお願いしてあります。
ヤリの家でパーティをすると、多くの建築家たちが集まってくれます。パーティをツアー前半に持ってきたのは同行者同士の親睦を早めに深めることが目的です。しかし一方で、このパーティで知り合ったフィンランドの建築家たちが設計した建築を、本人の案内で見る機会になったらいいのではないかと思っていますが、これはパーティのときの会話次第です。

参加費をできるだけ抑えるために5泊7日の行程ですが、その前後とも日程を増やすことは可能です。また、団体行動は1日だけで、あとは建築や都市を自由に選択して行動できるようにしました。ご予算とご都合に合わせて、ご自分の計画をおつくりください。

サンプルとしていくつかの都市と建築を記載してあります。とくにアアルトのマイレア邸は見学時間や日にちも限定されており、所在地もヘルシンキから離れています。行くのであればトゥルクなどと組み合わせて見学するのが効率的です。その場合、マイレア邸の見学時間等の情報は提供いたします。
その他、ご希望の見学地や建築がありましたら、事前にご連絡ください。可能な限りご相談に応じます。窓口は海外企画の梅本さんにお願いしています。

夏至際を控えて、北の国に太陽がもっとも輝く時期、ぜひフィンランドの建築と生活を満喫しましょう。

問合せ先:海外企画(梅本新) Mail:kaigai@be.mbn.or.jp/TEL:03-5312-2868