◎1章: 面白いことば
★はじめに
果たして、ここに載せた言葉は役に立つのか立たないのか? 取り合えず、面白そうな言葉を知っている限り載せてしまえ、というショート・コーナーです。
★香港・中国(広東語圏)編
- ガウチョ:
『まじかよー』、『くっそー』、『ざけんなよー』 の様な意味。思わずこけてしまった場合などに使う。
- アイヤー:
『うっそー』、『あれまー』 の様な意味。びっくりした時などに使う。
- ヤップンヤン:
『日本人』 という意味。アクセントを前に持ってくると 『半分人』 の意味になる。
当然、この意味で取られてしまった時は、もう半分は何であるか説明しなくてはならない。
- ガウ:
『数字の9』、『犬』、『男性の♂』 という意味。 ちなみに 『女性の♀』 は、ハイ
と言う。 日本語で灰皿という時は気を付けましょう。 香港の九龍は当然の事ながら、『くーろん』
ではなく、『カウルン』 というのがより広東語に近い。
- ムコイ:
まさに、日本語の 『すみません』 の意味。 軽いお礼やお詫びに使える。
- モーマンタイ:
漢字は違うが、『無問題』 と書く。 意味もそのまま、問題ない、と言う意味。
- ヤウマンタイ:
『有問題』 と書く。 意味もそのまま、問題あり、と言う意味。
★フィリピン編
[1] タガログ語
- アノ:
『What?』 の意味。日本語で 『あの〜』 などと言っていると、『何がなんだ?』
と突っ込まれてしまう。
- クムスタカ:
『How are you?』 の意味。スペイン語の 『コモエスタ』 が語源。
- パロパロ:
『蝶々』 の意味。 蝶はあちこちの花に行くことから 『浮気者』 の意味にも使われる。
ダンスのパラパラとは何の関係もない。
- ボラボラ:
『ごまする』 という意味。 タヒチのボラボラ島とは関係はない。
- ポギー:
『いい男』 の意味。 『グアポ』 も同意。
- インチキ:
『中国人』 の意味。 正確には、INTSIK が正しいがどう聞いてもインチキに聞こえる。
- バカ:
『牛』 の意味。 これと、インチキはもしかして、戦時中日本人が教えたのでは無いかとちょっと思っている。しかし、なぜ牛がバカなのだ?
- イバイバ:
『いろいろ』 の意味。
- ダミダミ:
『だめ』 の意味。うーむ、やはり、日本語が語源としか思えない・・・。 このまま、『だめだめ・ボーイズ』
をタガログ語に直すと、『ダミダミ・ララケ』 という具合になる。 うーむ、しかし、この言葉を知っていて何の役に立つのであろう・・・?
[2] ビサヤ語
◎2章:変な食べ物
★はじめに
あちこちで聞いたり、食べてみた怪しい食べ物のショート・コーナーです。
★香港・中国編
- アヒルの足:
これは大抵普通の料理屋でコースを頼むと出きる。良く煮込んであってもやはり水掻きのついたアヒルの足で、骨の回りをしゃぶる感じで食べる。あまり美味いとは思えない。
- ハトの肉:
これも簡単に普通の料理屋で頼む事ができる。 只の鶏肉と思いきや、ちゃんとご丁寧に頭まで調理してあるので、すぐハトと分かる姿をしている。
これが出てきて皿が置かれた時、ハトの頭が向いている人がその頭を食べなくてはならないという風習があった。
ちなみに肉はちょっと癖がある。
- クマの右手:
これは実際に食べた事が無いが珍味として有名である。クマの好物である蜂の巣を常に触っている為、右手が珍味であると言う物だ。
左利きのクマだったらどうするのだろうと誰もが思うことだが、謎のベールに包まれている。詳細は不明であるが香港で1泊2日で超豪華料理ツアーというのが存在し、そこでクマの右手が食べられるという噂を聞いた事があった。料金はほぼ10万円である。
★フィリピン編
- ブゴジュース:
これは、このシリーズの中で最も普通のジュースである。ヤシの実のジュースである。しかし、本物のヤシの実を削ってジューサーに掛けた様な本格的な物を飲んだが、非常に薄味でたいして美味いとは思えない。
- バロット:
アヒルのゆで卵。ただし、只のゆで卵でなく、半分孵化した物である。中を開けてみると、ヒナの格好をしかけた物体がある。それを食べるときは、その汁やヒナが実体化しかけた物体をしゃぶるようにして食べる。見た目はかなりグロいが、味は普通のゆで卵と大差ない。フィリピンの普通の露店で安く手に入る。何故食べるところが少ない孵化しかけた物を食べるのかは謎である。
★マレーシア編
- ロッキー:
どこからどう見てもグリコのポッキーその物だが、箱にはロッキー(Rocky)と書かれている。
非常にパクリっぽいが実際はちゃんとグリコからライセンスを受けて現地で生産しているらしい。 名前がこの様に違うのはどうやらポッキーという言葉は、マレー語で『男性の♂』を現す言葉らしいのでロッキーと変更されているようだ。(写真は左側がロッキー、奥が現地で見つけたお菓子)

- アブラボウズ:
これは日本にもいる魚だが、マレーシアの某日本食レストランで高級刺身として食れる。 日本では全く聞いた事がなく食べた事が無かったので早速食べてみた。 色はまっ白で食感はまるでアボガドの様であり、味はあぶらが乗っていて中々美味である。
この魚をネットで調べて見ると・・・『ギンダラよりも脂が多く、食べ過ぎると下痢を起すので市場にでることは稀で、名の由来はやはり脂分が多いことから来ている』
他のサイトを見ると有毒魚とまで書かれていて、下痢、腹痛、嘔吐を引き起こすとまで書かれている(汗)。どうやら日本でそうそう食べられない貴重な物を食べてしまったようだ。
★その他編
- ヤシガニ:
ミクロネシア(グアム・サイパン等)全般で食べられている。椰子の実を食べるヤドカリの仲間で、そのカニみそは、ココナッツの香りがするという。時期を外すと食中毒になるという。
- コウモリ・スープ:
コウモリを半日以上煮込んで作られる。同じくミクロネシア圏で食べられるが、料理に時間が掛かるので前日以前の予約が必要である。話では身はまあまあ食べられ、皮はさんざん煮込んであるので、グニョグニョでガムの様だと言われている。
- ロッキーマウンテン・オイスター:
オイスターとは、海にいる貝のカキの事である。その名の通り、アメリカのロッキー山脈付近で食べる事ができる。山なのに何故カキが?と思う人は正しい判断のできる人である。実はオイスターに似ていると理由だけで、実際は牛の金○であるという。この話は噂であるが信憑性は高い。私は生ガキは好きだが、くそガキと、このカキだけは生で食べるのだけは遠慮したい。