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総目次・索引(WEB版)


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 おれか? おれはなにもかも失った探偵雑誌くずれの古本だ。失うことのできるものは、もうヌード・ピンナップしか残っていない。

 マンハントというのが、名前だ。昔は日本でも指折りの、恐もてのする探偵雑誌だった。だが、おれの読者は尻軽で、出版社は恥知らずだった。ふたりがおれから離れていくのを知ったとき、おれはふたりを、ピストルで殴り殺そうとした。けれど、誰かが屑屋を呼んだ。おれは告訴され、第三種郵便物許可をとりあげられた。

 いまは古本屋の店先で、クズ本たちと暮らしている。だが、こんなところでさえ、ひとは悩みを持っている。こんな裏町でさえ、ひとはおれのところへやってくる。そんな人びとには売値など、問題ではないのだろう。おれはいまでも雑誌なのだ。日本でも指折りの、恐もてのする探偵雑誌なのだ。


はじめに

 これは1991年5月1日、泰西書院から発行された『マンハント総目次・索引』のWEB版です。

 泰西書院版のいくつかの誤記・誤謬を修正し、あらたに(わかる範囲で)作家生没年等を付け加えました。(現在作業中 2000.04.25)なにぶん、個人的な作業ですので、間違いなど多いかと思います。ご指摘、ご教示をお待ちしています。

 以下の文章は、泰西書院版の「まえがき」です。

(2000.03.04 記)


 マンハント総目次・索引をお届けする。

 昭和三十年代につぎつぎに創刊された翻訳ミステリ雑誌のうち、EQMM(エラリィ・クイーンズ・ミステリ・マガジン)とAHMM(アルフレッド・ヒッチコック・ミステリ・マガジン)については、すでに総目録・索引が編集されており、ミステリ研究者の研究資料として、役だてられている。

 しかし、なぜか《マンハント日本語版》だけは、これまでないがしろにされ、この分野の研究者ばかりでなく、ハードボイルド・ファンや目録マニア、単なるリスト好きたちを嘆かせていた。本書により、ようやくその喝は癒されることとなった。まずはめでたい。

 マンハント日本語版は創刊号以来、《世界最高のハードボイルド探偵小説雑誌 WORL'S BEST SELLING CRIME-FICTION MAGAZINE》と称していた。この引句は第3巻第10号から《最も新しいショッキング・ミステリィ雑誌  WORLD-WIDE SHOCKING MYSTRY MAGAZINE》と変わるが、どちらもどれだけ本気で称していたかは、疑わしい。それは、例えば創刊号の裏表紙に書かれた《発刊の辞》を読んでもうかがえる。

 マンハントは、ハードボイルド探偵小説の専門雑誌である。いわゆる本格派推理小説は、もっぱらトリックを追うのに急なあまり、だんだん現実ばなれして机上の空論じみたものになって行く傾向さえ現れ、ようやく世の“おとな”達に飽きられはじめて来た。
 ところが、その時、突如として、まったく新しい性格とスタイルを持った作品が現れたのだ!
 この突然変異は、アメリカの若いひとりの私立探偵と、若いひとりの石油会社支配人によってひき起こされた。彼等は、それまでどの探偵小説もあつかわなかったような、現実感と人間臭にあふれたストーリーを紙の上に叩きつけたのである。
 ハードボイルド・デテクティヴはこうして誕生した。
 私立探偵の名はダシェル・ハメット、石油会社支配人の名はレイモンド・チャンドラア――約30年前のことである。
(中略)
 今や我が国もハードボイルド・ブームのまッただ中にある。急激に増えたファンの喝をいやすべく、《マンハント日本語版》は花やかに進水した。全ページにあふれるサスペンス・スピード・セックスの奔流を身をもって受けとめていただきたい。

 感動的で、かつ、実にいかがわしい文章である。

 《マンハント日本語版》の魅力とは、このようないかがわしさにあったと、編者は思う。本書から、そのいかがわしさの一端でもうかがえたなら、編者の作業はいささかなりともむくわれる。全ページにサスペンスもスリルも、ましてやセックスもないけれど。

 なお、本書の編集に際して、多くの方の御協力を頂いた。特に、貴重な資料を提供して頂いた長谷部史親氏、本国版の索引を作成して頂いた谷口祥子氏、編者の骨董品ワープロのフロッピー文書変換をやって頂いた東芝ショールームの方、その仲介をして頂いた萩元幸治氏、校正を手伝ってくれたM氏に、この場を借りて、厚く感謝の意を表します。

(1991年 泰西書院版のまえがき/森下祐行)

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本書の正しい使い方

◆本書は《マンハント本国版》および《マンハント日本語版》に掲載された作品・作家等の情報を簡易に得ることが目的で作成されました。あやまった使用による災害等につきましては、編者は責任を負いかねます。

◆お探しの情報がどこにあるかを知るためには、次のような方法があります。

★細目で探す

 日本語版細目にはその号に載っている小説・読み物はもとより、コラム・囲み記事の類も載せました。作者名のない記事やコラム等は、ここを小まめに探して下さい。

★索引で探す

 海外作品と国内作品について、作者別の索引があります。作者名が判っている場合は、大変便利です。また、海外作家の綴りが判らない場合は、カタカナ表記より原綴りが引ける索引を別に設けてあります。

◆本書はトイレ・風呂等には持ち込まないで下さい。

◆本書を枕に使用する場合は、五冊以上を購入の上きちんと重ね、専用の枕カバーを付けて下さい。

(1991年 泰西書院版より)


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