W・B・スティーヴンスン編

ナショナル・ブック・リーグ読書案内 探偵小説部門(改訂版)

A Reader's Guide: Detective Fiction (2nd Edition), by W. B. Stevenson


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 W・B・スティーヴンスンが選定した「ナショナル・ブック・リーグ読書案内」の探偵小説部門で、1949年に出たものの改訂版。1958年の発表。

 おそらく前回と同じスタイルで、リストは作家のアルファベット順に並び、各作家の代表作一編を選んで、簡単な解説とほかの代表作を併記したものであると思うが、リストの原型が見つからなかったので、はっきりしない。とりあえず、第一版と同じスタイルで挙げておいた。

 このリストはそういうわけで、『必携ミステリ手帖・外国篇』(蝸牛社1979)に掲載されたものをもとにしている。このときは他のリストと共に作家別に集計されていた。いくつかの作品(主に短篇集)が恣意的にまとめられているため、正確な作品名が不明のものがある。特別な理由のないかぎり、不明のものは1949年の第一版と同じ作品と解釈しておいた。

 ほとんどの作家が、選定作を入れ換えられ、また前回取り上げられなかった作家も、新人作家だけでなく古い作家も含めて、かなりの数、新たに加えられている。逆に消えたのがマージェリー・アリンガム、アンソニー・バウチャー、H・C・ブランスン、C・S・フォレスター、ドロシー・B・ヒューズ、フィービー・アトウッド ・テイラー、パーシヴァル・ワイルド。結果として全体で、倍近くに増えたリストになっている。

 選定作の変更は、この十年の間に新しい傑作を書いたため、ではないようだ。例えばエラリー・クイーンは1949年版では『災厄の町』が選ばれていたのに、1958年版になると『ローマ帽子の謎』に逆戻りしている。スティーヴンスン氏にどんな心境の変化があったのか分からないが、なぜ?と聞きたくもなる。



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