H・R・F・キーティング編

海外ミステリ名作100選

H. R. F. Keating's 100 Best Crime and Mystery Books


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 ミステリ作家であり、評論家としても著名なH・R・F・キーティングが選出したオールタイム・ベスト100である。Crime and Mystery, The 100 Best Books として1987年にイギリスで出版され、『海外ミステリ名作100選』(1992/早川書房)として邦訳された。

 各作品に作品の発表年順に並び、作品ごとに選出理由、その作品の歴史的な意義が簡潔にまとめられている。ミステリの歴史やジャンルに対するキーティングの考えがはっきり出ていて、ミステリ評論としても読物としても非常に面白い。

 選定基準が序文としてあり、純粋なスリラーやスパイ小説、純粋なサスペンスなどのジャンル、文学作品、現在(英国で)入手困難な作家の作品は除いているとのこと。(この序文もユーモアたっぷりで愉しめる)ディック・フランシス、メアリ・H・クラーク、フリーマン、クロフツ、スチュアート・パーマー等々はこうして抜けたそうな。

 それにつけても、キーティングの評は、その本を読みたくさせるのがうまい。マイクル・イネスの The New Sonia Wayward やドロシー・B・ヒューズの The Expendable Man の面白そうなこと! もう、どこかで訳して!

 なお、101番目の作品として、編集者がキーティングの作品を選んでいる。ここではこれも選定作品としてあつかった。



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