精密検査と診断

最初の診察

最初の診察は1998年4月始めでした。

主治医は頭頚部の腫瘍の専門医で、リンパ腺の腫瘍であると気づくと、まず、口の中、喉を覗きこみ、こちらが異常ないと判断すると、甲状腺の触診を始めました。その結果は、経験豊かな主治医でも判断がつきかねる程度の大きさの腫瘍だったようです。

その後、リンパ腺の細胞診となりました。主治医の説明は、リンパ腺に単独で腫瘍はできないので、どこからか転移してきている、甲状腺からが疑わしいという仮説でした。最初の診断で「癌」を疑われたことで、相当に気分は動転しましたが、検査の結果を見るまではと、希望を持ちました。ただ、触ればわかるという名医と聞いていて、誤診はないと半ばあきらめていましたが・・・


2度目の診察

2度目の診察はその1週間後。何と、細胞診の結果は良性でした。主治医は納得いかない様子で、再度、今回は腫瘍のある右側の甲状腺そのものの細胞診を実施、合わせて、次回までにCTスキャンを受けるように指示されました。
3度目の正直
3回目はまた1週間後にとなります。この時には細胞診は限りなく悪性、CTスキャン結果も右側甲状腺に明解な不正組織が見られる(私でもわかる)となり、観念しました。主治医にどうすれば良いかと問うと、「すぐに入院手続きをしてくれ」とのことでした。
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