2011年1月の甲状腺医療情報の掲示板

とらさんへ  投稿者:あけみ  投稿日:2011年 1月29日(土)03時17分20秒     

 アイソトープを受けたい一心で、自分が不安なことだけで精一杯で、すごく無神経な発言をしてしまいました。本当に申しわけなく思っています。

先回りして不安ばかり募らせていてはだめですよね。
わかってはいるのですが、良くない数値が出ると、どうしようもなくうろたえてしまいます。

「一発逆転の治療なんてない」という言葉がとても重く胸に響きました。
もう少し、少しでも、冷静になろうと思います。     

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細胞検査士様  投稿者:あけみ  投稿日:2011年 1月29日(土)02時56分56秒     

 とてもわかりやすい説明で、素人の私にもちゃんと理解できました。

医師の言っていることは間違っていなかったのですね。それがわかっただけでも安心しました。
こうして細胞検査士様に質問させていただくように、担当医にも疑問を素直にぶつけられたら良いのですが…。

細胞検査士様には、病気に関する知識や的確なアドバイスを提供していただいているだけでなく、大きな心の支えにもなっていただいています。

抗体の検査結果が出しだい、またご報告させていただきますのでよろしくお願い致します。     

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あけみさんへ  投稿者:とら  投稿日:2011年 1月28日(金)18時12分48秒     

 あけみさん、本当に私が羨ましいですか?
ただ、アイソトープ治療ができるという点についてだけではないですか?
私は、好きでアイソトープ治療を受けるのではないです。
一時的にせよ身体の中にある癌細胞が活性化することや少しでも被爆することは
これからの人生において大きな不安があります。

医師から、(言い回しは少し違いますが)「転移が始まっている可能性が高いから
次はアイソトープ治療です」と手術後、少し良くなって退院が決まった日に
言われました。
頭で分かってはいましたが、その時のショックは今もよく覚えています。
タイミング的に悪かったのでしょう。癌と言われたときより悲しかったです。

さらには、遅くとも年内にはアイソトープ治療をした方がいいと思うと医師に
言われながら順番待ちで、やっと決まったのは3月です。
その間の不安な気持ち、あけみさんなら分かってもらえると思うのですが・・・。
現在の数値上は、あけみさんと近いものがありますが、経過は少し違うと思います。

不安と戦っているのは、私だけではないとこちらの掲示板を読みながらそう思います。

アイソトープ治療の必要性を決めるのは医師ですから、たとえ予防のための
治療でも医師とよく話し合うことが必要なのではないでしょうか。
一発逆転の秘策など、どこにもないと思いますよ。

細胞検査士様も言っているとおり、あけみさんの担当医は間違ったことは言っていないと
私も思います。今、アイソトープ治療は必要ないと言われていることを私は羨ましく
思います。(私は、手術もアイソトープ治療も同じ病院、同じ医師です。)
繰り返すようですが、悪い可能性ばかり探って不安を大きくすることなく、
自然体で病気に立ち向かうことが一番と思います。あまり気負わず、頑張りましょう。
 
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あけみさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2011年 1月28日(金)00時59分30秒   

「橋 本病抗体はいくつか調べる項目があるけど、抗サイログロブリン抗体以外は、甲状腺を全摘したらもう関係ないから」という医師の発言ですが、これは間違って いません。ご存じの通り、甲状腺を全摘した後の乳頭癌・濾胞癌の腫瘍マーカーはサイログロブリンのみです。このサイログロブリンが全摘後に検出されるとい うことは、体内に乳頭癌もしくは濾胞癌の癌細胞が残っている可能性を示唆するわけです。しかし、このサイログロブリンをブロックする「抗サイログロブリン 抗体」が存在すると、体内に乳頭癌もしくは濾胞癌の癌細胞が残っているにも関わらず、血液検査ではサイログロブリンが検出されてこない可能性があるので、 判定が難しくなるのです。抗サイログロブリン抗体が存在する方で、甲状腺全摘後もサイログロブリンが検出されるということは、実際にはもっと多くのサイロ グロブリンが血液中に存在するかもしれない、つまり、乳頭癌もしくは濾胞癌の癌細胞が体内に残存している可能性が否定できないのです。
 「他の橋 本病関連の抗体は、甲状腺をとったら一緒になくなるのでしょうか?」という質問ですが、抗サイログロブリン抗体を含めて、すべての橋本病関連の抗体は、甲 状腺全摘後も抗体自体は体内に残ります。これは、抗体を作り出すリンパ球が全身の血液を含めて体内に残存しているからです。徐々に抗体価は下がってくると 思いますが(患者さんにより動態は大きく異なります)、甲状腺を全摘した直後にゼロになることはありません。

 以上のことからお分かりの通り、抗サイログロブリン抗体以外の橋本病関連の抗体は、乳頭癌や濾胞癌の残存の有無とは無関係の抗体なので、甲状腺全摘後に検査を実施する意味がないのです。     

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とらさんへ  投稿者:あけみ  投稿日:2011年 1月27日(木)02時01分31秒     

 自分の症状に近い方のご意見が聞け、とても励みになりました。また、自分の苦しみもわかってもらえた気がして嬉しかったです。

やはり、つらいのはみなさん同じ何ですよね。

お返事を拝見していて、羨ましいと思うことが一つありました。とらさんは現在、アイソトープ待ちということは、近々アイソトープ治療を受ける事が予定されているのですよね。
私は病理検査の結果が良好だったせいか、アイソトープ治療希望を何度医師に申し出ても、真剣に聞いてもらえないのです。

施設が限られているうえに希望が多いので、なかなかすぐには難しいとは思いますが、出来ることをやっておかないと、不安で不安で気が狂いそうです。

とらさんは、かかりつけの病院でアイソトープを受けられるのでしょうか?それとも、他院に受け入れてもらえたのでしょうか?
せめて予約だけでもしておきたいときは、どうしたらよいでしょうか。     

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あけみさんへ  投稿者:とら  投稿日:2011年 1月25日(火)17時53分59秒     

はじめまして、昨年夏に甲状腺濾胞癌で全摘し、アイソトープ治療待ちの
とらといいます。

すごく悩んでいらっしゃいますね。気持ちはよくわかります。

私の今の状態も、あけみさんに近いものがあります。
サイログロブリン(Htg)が0.8で、抗サイログロブリン抗体(TgAB)が陽性です。

私も前に実サイログロブリン値や癌細胞残存の可能性などの質問をしたことが
あります。たぶん、TgABが陽性だと次に来る疑問はそうなるでしょう。
でも残念ながら、求める答えに行き着いていません。

私の求めていたのはきっと「完治」だとか「転移の可能性なし」という言葉で
早く安心を得たかったのかも知れません。
医学的に完治・治癒と言うことは、癌に限ってはないようで、他の癌の場合、
5年間「寛解(かんかい)」の状態で完治とみなすそうです。

甲状腺癌はもっと長い期間でみるので、もっと完治と言えるまでの道のりは
長いのでしょう。
今の私は、その寛解の状態で、転移の可能性高し、要アイソトープ治療という
ところですね。
私の場合、癌の大きさ(あけみさんの2倍以上)やサイログロブリン値(10000超)から
手術前から転移を疑われていました。
まあ、アイソトープ治療で完治に近づけるのが分かっているというだけでも
安心感があると思うようにしています。

アイソトープ治療を待っている患者さんも多く、求める治療を受けるまでには
まだまだ多くのハードルがあると思います。幸いにして予後の比較的良い癌です。
悪い可能性ばかり探って不安を大きくすることなく、健康な心で病気に
立ち向かうことが一番と思います。あまり気負うことなく、頑張りましょう。
(ちょっと上から目線のような文章ですいません。不安はみんな同じですよ。)
 
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細胞検査士様  投稿者:あけみ  投稿日:2011年 1月25日(火)12時58分3秒     

お世話になります。
今日、橋本病抗体の血液検査にいってきました。
結果が出るのに1週間かかるとのことで、今日は数値を聞けませんでした。
その際、医師が「橋本病抗体はいくつか調べる項目があるけど、抗サイログロブリン抗体以外は、甲状腺を全摘したらもう関係ないから」と言って、抗サイログロブリン抗体しか調べてくれませんでした。

他の橋本病関連の抗体は、甲状腺をとったら一緒になくなるのでしょうか?過去に橋本病を患っていたとしたら、例え甲状腺を全摘したとしても、血液中に抗体は存在するのではないでしょうか?

0,9というサイログロブリン値についても、「もし橋本病抗体が陽性だった場合、0,9という数値は癌細胞があるということですよね?」と聞いたら、「これぐらいの数値は全摘してもどうしても残っちゃう」と言われました。

今日、医師に言われた全てのことが私には理解できません。
この医師に今後も治療を委ねていいものか、非常に不安です。     

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細胞検査士様  投稿者:あけみ  投稿日:2011年 1月23日(日)22時24分59秒     

 はい。
私の担当医は、時間のかかる検査やひと手間かかる診察を嫌う傾向が強いのですが、橋本病検査に加えて、リンパのしこりの細胞診も食い下がってでもやってもらってきます。

私の住んでいる地域(県内)で、アイソトープ治療を行える病院は1つしかありませんが、橋本病抗体の有無に関わらず、県外や遠方に紹介してもらってでもアイソトープ治療を強く申し出てみます。

まだホルモンバランスが不安定で体も弱っている時にアイソトープを受けるのは少し不安ですが、もし橋本病抗体陽性だった場合、背に腹はかえられません。

結果がわかり次第、またご報告させていただきますので、ご教授のほどよろしくお願い致します。


-- ------------------------------------------------------------------------- -----あけみさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2011年 1月23日(日)01時07分26秒   

 橋本病抗体の検査も重要ですが、手術直後から気づいてい る「リンパ節の腫れ」の正体も、細胞診等でハッキリさせておいたほうがいいかもしれません。もし橋本病抗体(TgAb)が陽性だった場合、0.9というサ イログロブリン値は真の値を反映していないので、実際にはもっと体内に存在する可能性が高い、つまり癌の残存の可能性を強く示唆することになります。です ので、予防目的でも内照射治療をお受けになった方が精神的にも安心できるかもしれませんので、考慮されてみてはいかがでしょうか。      

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細胞検査士様  投稿者:あけみ  投稿日:2011年 1月22日(土)22時17分11秒     

いつもありがとうございます。
やはり、橋本病抗体の有無がはっきりしない今は、可能性は五分五分なのですね。
でも、自分では癌細胞が残っている可能性のほうが高いと思っています。
というのは、甲状腺腫大が指摘されていた1年前、たまたま膠原病疑いで受けた血液検査で、抗核抗体が異常値だったのです。

詳細は、
抗核抗体(ANA)
抗核抗体 定量…80
HOMOGENEOUS…… ー
SPECKLED……… 80
その他…………40核膜疑
↑(スペックルドの80も気になりますが、その他の40核膜疑というのも何となくひっかかります)

その後さらに受けた精密検査では、
抗DNA抗体…2,0以下
抗SS-A抗体……7,0以下
抗RNP抗体…7,0以下
抗カルジオリピンβ2グリコプロテインI抗体…………1,2以下
抗カルジオリピン抗体(IgG)…………………8,0以下
ループスアンチコアグラント(ラッセル蛇どく時間法)……0,98
↑(こちらはいずれも基準値内でした)

橋本病を患っていると、抗核抗体が陽性になると聞きました。80という陽性数値が出た私は、再度精密検査をし、膠原病の可能性は取りあえず否定されました。

当時、尋常ではない脱力感や疲れ、眠気、むくみ、脱毛等の症状が強かったこと、当時から甲状腺腫大を指摘されていたこと、上記の結果のとおり膠原病ではないけれど抗体で陽性反応が出ていることを総合的に判断すると、橋本病であった可能性が高いことは素人でも推測できます。
それとも、乳頭癌細胞が抗核抗体の陽性反応の原因だったのでしょうか。それならよいのですが…。

甲状腺癌で経過観察をしていく場合、橋本病抗体があるかどうかぐらい、患者から申し出なくても調べてくれるのが当然だと思っていたので、正直憤りを感じています。

定期検診兼、橋本病抗体を調べる予約が4月に入っていましたが、癌細胞が残っているかもわからない状況で3ヶ月も待っていられないので、来週予約外で調べてもらってきます。

いつも愚痴っぽくなって申し訳ありません。とにかく、再発・転移・癌の残存なしというはっきりとした根拠がないと、不安で不安で仕方ないのです。     

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あけみさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2011年 1月21日(金)23時41分37秒     
今 回の血液検査の結果から解釈すると、F-T3は若干低値、F-T4とTSHは正常範囲内ですので、甲状腺機能状態としては「ほぼ正常」と判断できると思い ます。薬を「多めに出している」とのことですが、血液検査データからは適正量と思われますが、まだ術後3ヶ月だとすればホルモンバランスが安定していない 可能性を考えます。更年期のような症状ですが、このホルモンバランスの乱れが原因なのか、その他の要因によるものなのか、これは専門医の診断を必要としま す。しかもあけみさん自身はこれらの症状に対して不安を感じておられるようで、ちょっとした体調の変化も甲状腺機能と結びつけてしまい、余計に不安に感じ る、など負のスパイラルに陥ってしまうと精神的にも危険です。最悪の場合はうつ病に罹ってしまう可能性もありますので、例えば手帳を常に持ち歩いて、い つ・どんなときに・どのような症状が・どの程度、という自身の観察日誌をつけて診察時に提出することを強くお勧めします。
 サイログロブリン値 は、全摘後の方ですとやはり検出感度以下が理想ですが、サイロイドベッド由来の可能性が考えられますので、何とも言えません。しかも橋本病抗体の検査もさ れていないとのことで、現時点ではコメントが難しいですね。内照射治療を1回実施したあとのサイログロブリン値と比較するとハッキリすると思います。
  もし橋本病抗体が陰性であるならば、サイログロブリンの0.9はサイロイドベッド由来の可能性が高い。一方、もし橋本病抗体が陽性であるならば、サイログ ロブリンの0.9という値から考慮すると体内に癌細胞が残存している可能性が高い(しこりを感じているリンパ節も含む)、と、大まかに2分できると思いま すが、臨床診断は検査の結果をもとに総合的に判断するものなので、現時点ではこれ以上の推定は困難です。
 いずれにしても、今後の定期検査におい て、F-T3, F-T4, TSH, サイログロブリンの値が、どのように変動していくかを長い目で見守っていくことが重要です。F-T3, F-T4, TSHの長期変動は服用しているホルモン剤のバランスを見るのに必要ですし、サイログロブリン値の長期変動は今回の0.9という値が、癌細胞由来なのかサ イロイドベッド由来なのかを判別するのに必要です。     

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細胞検査士様  投稿者:あけみ  投稿日:2011年 1月21日(金)01時17分56秒

何度も何度もすみません。
以前、FT3が低値だとうつ症状が現れると聞いたことがあるのですが、今、私の体に起っている更年期のような緒症状は、FT3が低いせいでしょうか。
医 師は薬を「多めに出している」と言っていたので、動悸も激しいことなどからバセドウの状態になっていると勝手に思い込んでいましたが、今回のこの数値から 考えると、むしろ低下症になっているのではないでしょうか。動悸も、もしかしたら亢進症状態ではなく、低下症状態が原因なのではないでしょうか。

薬を多めに出している割に数値が低いのも腑に落ちません。

そして1番気になるのがサイログロブリン値です。
よく考えたら、全摘後は0,5以下でないとおかしいのではないでしょうか。
0,9という値は、術後間もない時期(術後3ヶ月後)のサイロイドヘッドとして考えられる許容範囲なのでしょうか。
橋本病抗体の有無が明確でない状態で、しかも全摘後に、出てはいけない数値が出てしまったのだとしたら、“反応性リンパ”で片付けられているリンパの腫れが、実は転移性のもので、いつまで経ってもひかないこともすべてつじつまが合いますよね?

お聞きしたいことがたくさんで申し訳ありません。色々考えていたらまた不安になってきてしまいました。     

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細胞検査士様  投稿者:あけみ  投稿日:2011年 1月19日(水)02時27分9秒     

すみません、質問に関する補足です。
私は甲状腺「全摘」です。     

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細胞検査士様  投稿者:あけみ  投稿日:2011年 1月18日(火)19時43分56秒

いつもお返事ありがとうございます。
細胞検査士様のおかげで、以前より少しずつ心にゆとりを持って過ごせるようになりました。本当に本当に感謝しております。

今日、術後3ヶ月目の定期検診がありました。
手術直後からあるリンパの腫れは相変わらずひきませんが、「炎症性リンパは一度腫れるとなかなかなくならない」という主治医の言葉を信じて気長に様子をみることにします。

今日の血液検査の結果は、
FT3…1,7
FT4…1,4
TSH…0,69
サイログロブリン…0,9
でした。

FT3が少し低い気がしますが、細胞検査士様からご覧になって、この結果はいかがでしょうか。

あと、今まで血液検査項目の中に橋本病抗体が入っていなかったらしく、次回(4月)の検診からは調べてもらえるよう頼んでおきました。

もしも橋本病抗体が陽性だった場合、にもかかわらずサイログロブリン0,9という値は、再発・転移・癌細胞の残存を覚悟しておいたほうがよいでしょうか。     

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細胞検査士様  投稿者:なおみ  投稿日:2011年 1月16日(日)19時50分0秒     

お返事有り難うございます。
術前では左葉に1.6cmの乳頭癌で、頸部リンパのしこりが転移でなければ T1N0M0でステージ1だったのですが、
リンパ転移部分がN1Bとなっているためステージ4に上がっています。術後の説明で若干転移が肺に近かったので取るの少し難しかったと主治医はおっしゃっていました。左下深頸部リンパ節と言うので一気にステージが上がった次第です。今の所は遠隔転移はみられません。
やはり一度主治医に確認した方が良いでしょうか?
 

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なおみさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2011年 1月16日(日)14時44分21秒   
ス テージとは臨床的な進行期分類のことで、ステージが上がるに従い、治療がしにくくなるということを意味し、つまり予後にも影響が出てくることになります。 ステージがいくつからいくつに「一気に」上がったのか不明ですが、10mm程度の「下深頸部リンパ節」転移でステージが上がる、という解釈は不自然です。 というのは(それほど大きくないサイズの)頚部リンパ節への転移は予後には影響しないからです。60代という年齢を考慮しても、肺転移などの遠隔転移がな ければ、ステージは一揆には上がらないはずです。担当医に詳しく尋ねてみて下さい。     

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リンパ転移について  投稿者:なおみ  投稿日:2011年 1月14日(金)23時11分37秒   
細胞検査士様、皆様教えて下さい
60代のおばが先日甲状腺癌の手術をしました。甲状腺は半分残し、リンパ転移が疑われてた場所を
取りました(約10mmです。下深頸部リンパ )。この転移がある為に一気にステージが上がってしまったようなのですが、予後は不良になるのでしょうか?リンパ節転移はよくある事だと読みましたが、リンパの場所によっては
良くないのでしょうか?     

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あけみさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2011年 1月14日(金)23時01分39秒   
若 いのに白髪が増えた、更年期のような症状が現れているとのことで、これが甲状腺ホルモンと関係があるとすれば、甲状腺機能低下症の状態と思われます。まだ ホルモン値が安定していないことが原因と思われますが、症状がつらいようなら担当医に相談して服用量を変えてもらった方がいいと思います。まずは受診する ことをお勧めします。


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細胞検査士様、その他経験者様  投稿者:あけみ  投稿日:2011年 1月12日(水)02時35分
47秒

細胞検査士様、お返事ありがとうございました。

ホルモンが安定するまでの具体的な期間を教えていただけた事が本当に励みになりました。細胞検査士様のおっしゃるとおり、もっと長い目で向き合って行こうと思います。

また一つお聞きしたいのですが、術後2ヶ月間で、急に白髪が増えました(私はまだ30歳です)。他にも、動悸・ほてり・シワが増える等、更年期のような症状が顕著です。白髪の出現もホルモンが不安定なことが原因でしょうか。

まだまだ不安な日々を過ごしていますので、また何か気になったら質問させていただくかと思いますが、どうぞよろしくお願い致します。     

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ナオさんへ  投稿者:まみこ  投稿日:2011年 1月 8日(土)21時18分40秒

 アイソトープの施設は、下記のところで調べることが出来ます。

http://harecoco.net/index.html

私も重度のアトピー保持者なのですが、アイソトープ当時、両腕にひどく出ていたんです。
そしたらナント、シンチで両脇のところに真っ黒く写ってしまいました。
何か分からず細胞診までしたのですが、結局アトピーによる炎症ではないかという結論に。

アトピーに関しては、特に問題ないと思います。
それと施設の件ですが、数が限られているので申し込みをしても、すぐというわけにはいかないような気がします。     

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アイソトープ治療の時期について  投稿者:ナオ  投稿日:2011年 1月 8日(土)14時38分37秒   

はじめまして。
半年前に乳頭癌で甲状腺を全摘しました。
医師からは、手術だけで補助的な治療は特に必要ないと言われましたが、私としては予防的なアイソトープで万全を期したいと思っています。

そこで質問ですが、アイソトープ治療を行うのに最良のタイミングは、術後何ヶ月目ぐらいなのでしょうか?
術後の後遺症[動悸やホルモンバランスの乱れ]がまだ落ち着いていないうちは、やらないほうがいいですよね?
あと、私は重度のドライアイと、アトピー持ちですが、アイソトープ治療を行っても問題ないですか?
また、現在、中規模の総合病院で治療していますが、愛知県内でアイソトープ治療を受け入れてくれる病院をご存知のかた、いらっしゃいませんか?     

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まみこさんへ  投稿者:とら  投稿日:2011年 1月 8日(土)10時37分12秒

リコンビナントヒトTSH製剤=タイロゲン(商品名)のことのようですね。
病院からの説明ではタイロゲンという言葉が出てこなかったのでネットで検索しても
あまり詳しい情報が得られず不安がありました。
タイロゲンだといくつかの情報が得られました。
まみこさん、細胞検査士様、ありがとうございました。
 

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とらさんへ  投稿者:まみこ  投稿日:2011年 1月 8日(土)07時44分9秒

タイロゲンのことでしょうか?
私も使用しましたが、特に副作用はありませんでした。
保険は効きますが、3割負担で3万円×2回。
先生からは入院だと高額医療で負担は少ないと説明を受け、
使って戴きました。

人によっては、副作用があるので、
使わず身体が辛くなるか、メリットデメリットがあるかと思います。     

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細胞検査士様  投稿者:とら  投稿日:2011年 1月 7日(金)22時15分34秒   

リコンビナントヒトTSH製剤の件、ありがとうございました。
アイソトープ治療に何らかの差が出るのではないかと、誤解(期待?)していたのかも知れません。
私も毎日、仕事をしているので、身体への負担を考えての提案だったのでしょう。
主治医と家族とよく相談して決めようと思います。     

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とらさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2011年 1月 7日(金)21時19分30秒     

ひとつ誤解されているようですが、リコンビナントヒトTSHを利用しても「より効果を期待できる」という訳ではないと思います。あくまでも放射性ヨード検査または放射性ヨード治療を行うに当たって、患者さんの身体的負担を軽減することが目的の製剤です。
  放射性ヨードを服用するに当たって、服用の数週間前からヨード制限を行いますが、これは体内に残っているかもしれない甲状腺癌細胞をヨードに飢えた状態に させることが目的で、この間は甲状腺機能低下症の状態となり、患者さんにとっては非常につらい期間となります。この状態を回避するための製剤がリコンビナ ントヒトTSHで、ヨード制限をせずに数日間の注射で放射性ヨードを服用することができるようになります。しかしまだ保険収載されていないはずで、かなり 高額な費用を請求されると思います。
 ゆえに「より効果を期待できる」訳ではないので、とらさんご自身がヨード制限にとても耐えられないと思うの であれば、費用を負担してでもリコンビナントヒトTSHを注射するのがよいでしょうし、ヨード制限の期間中は我慢でき、余計な費用を負担したくないのであ れば注射する必要はないでしょう。     

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リコンビナントTSHについて  投稿者:とら  投稿日:2011年 1月 6日(木)09時38分53秒     

 細胞検査士様、昨年夏に濾胞癌で全摘の手術を受け、今年3月にアイソトープ治療を予定しております、とらと申します。
いつもこちらの掲示板では、いろいろ勉強させてもらっています。
さて、3月にアイソトープ治療を予定しておりますが、治療の前段階の甲状腺ホルモンを中止する代わりにリコンビナントTSHの注射を選択することもできるとの説明がありました。
私としては、治療費以外でのアイソトープ治療の結果に、より効果を期待できるのであれば、積極的にリコンビナントTSHを選択したいと考えているのですが、細胞検査士様のご意見をお聞かせ頂けませんでしょうか。
どうぞよろしくお願いします。     

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細胞検査士さま  投稿者:マイ  投稿日:2011年 1月 3日(月)00時08分22秒     

慌てておりまして、ご挨拶もせず大変失礼いたしました。
初めまして50代半ばの女性です。お忙しい中、早速のお返事本当にありがとうございました。
しこりの場所ですが「ここです」と指差しただけでは、臨床検査技師の方が鎖骨の奥でわからなかったようでしたので、しこりが浮き出るようにして「ここの所です。」と触って確認してもらってから、エコーをとってもらいました。
すみません。追記、・・・右鎖骨上に異常所見はありませんでした。の後、「リンパもありません。」ではなく「リンパ腺もありません。」でした。後半が良く理解出来ませんでしたが、
病院のエコーと同じ頃、喉の事で別のクリニックにかかった時に右鎖骨上もエコーをとってもらいましたら、「器質的なものでは?」と言われた事がありこちらの先生も甲状腺癌に詳しい 方でしたので、勝手にその様に受け止めました。
その後2週間少しで2つの小さなしこり?が、くっ付いて1つになって大きくなったかんじです。手術を受ける病院では直ぐには細胞診等を受けられず、どうして良いかわかりませんが様子を見て再受診等も考えてみたいと思います。どうもありがとうございました。
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マイさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2011年 1月 1日(土)23時51分40秒     

右 の鎖骨上の「しこり」をエコー検査してもらったところ、「指摘の場所に異常はなく、リンパもありません」とのことですが、エコーでは質的な検査ができます ので、この報告書の文面をそのまま信用するしかありません。エコーを担当した技師または医師に「ここのしこりです」と直接指示しましたよね? その上で 「異常なし」と回答されたとすれば、やはり異常はなかったと判断するしかありません。
 『リンパ節部分のしこりでも心配のないものもあるのでしょ うか?』と質問されていますが、エコー検査の報告書に『リンパもありません』とありますので、リンパ節ではなかった、と解釈せざるを得ません。ちなみにご 自身の感覚で30mm程度もの大きさの「リンパ節のしこりで心配ないもの」は、やはり細胞診などの検査を実施しないと決着つけられないでしょう。

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あけみさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2011年 1月 1日(土)23時43分17秒   

ま ず『「これで再発の心配もないね」と微笑んでいましたが、何を根拠にそう言ったのでしょうか』との疑問ですが、被膜浸潤がなかったこと、転移を懸念してい た頚部リンパ節への転移がゼロだったことで「手術で切除すれば完治する状態」と医師の経験で判断されたのでしょう。実際、投稿を拝見する限り、今回の切除 でほぼ完治されると思います。
 ただ『「あなたは腫瘍のサイズが大きいので、手術で全て取り除いたとしても、顕微鏡レベルの癌細胞が今後再発・転 移してくる可能性は否めない」』と言われている点ですが、これはインフォームド・コンセントの立場では必ず言わなければならない「最悪のケース」を想定し て発言したものと思われます。決してあけみさんを不安にさせるためにいったわけではありませんので、心配しなくて大丈夫です。
 @に関しては、「可能性」という意味ではゼロではありませんが、医師でない私の立場では申し上げることはできませんし、「確率」という数値を示せるほどデータは持っていませんのでお答えできません。
 A転院は可能ですが、今の担当医に転院するための手続きを依頼する必要があります。その主たる書類は「紹介状」で、これは必ず必要になりますので、黙って転院することは避けるべきでしょう。
 B甲状腺ホルモン剤が安定するまでの期間は患者さんによって様々(数ヶ月〜1年程度)ですので、血液検査の数値を見ながら薬剤を増減してコントロールするのが通常と思います。
 CDE私は医師ではありませんので、申し訳ありませんが担当医に直接お聞きになってください。
 F「大丈夫」とは何を根拠に大丈夫といっているのかわかりませんが、医師を信頼するならば聞く必要なないでしょう。しかし数値を聞けば必ず教えてもらえます。
  「もう2ヶ月経つのに」と不安に思っておられるようですが、甲状腺はホルモン臓器で、しかも経過の長いケースが多いですから、客観的にはやはり「まだ2ヶ 月しか経っていない」のでもう少し様子を見ましょうよ、と思います。様々な症状は、ひょっとしたら精神的な要因(いわゆる自律神経失調症、統合失調症)が 大きいのかもしれません。家電製品の故障と違って、異常箇所を修理したから次の日から元通りになるという訳ではありません。もっと長い目でご自身の病気と 向き合うと、心にも余裕が出てくると思います。     


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