2007年3月の甲状腺医療情報の掲示板



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ひろろんさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月31日(土)21時29分12秒

 お久しぶりです、お元気でしょうか。ひろろんさんのことは印象深く、よく覚えております。反回神経は12対ある脳神経のひとつで、比較的太い神経ですの で、切断してしまうと接合・再生は極めて困難だと思います。しかし今では、反対側の声帯が麻痺した側の声帯の動きを補って発声しているので、反回神経麻痺 の患者さまのモデルケースといえましょう。
 さて甲状腺は約20gほどの臓器ですので、6gというと3分の1くらい残っている計算になります。チラーヂンはT4製剤ですが、甲状腺はその他にT3や カルシトニンなどのホルモンを産生・分泌しています。つまり、チラーヂンを服用していても、残存した甲状腺ではせっせと天然の甲状腺ホルモンを産生・分泌 しておりますので、萎縮することは通常ではありませんのでご心配なく。ただ、残念ながら甲状腺は肝臓のように再生能力がありませんので、増えていくことも (通常では)ありません。



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細胞検査士さんへ 投稿者:ひろろん  投稿日: 3月31日(土)16時24分55秒

細胞検査士さん、御無沙汰しています。多分覚えていらっしゃらないかもですが、その節はお世話になりました。甲状腺乳頭癌で亜全摘で左反回神経を切断、脳 の神経に縫合しましたが、僅かな希望も虚しく麻痺は治らず披裂軟骨内転術をした者です。声帯の手術により麻痺は治りませんがQOLには支障なくなりました が、やはり麻痺して動かない為に萎縮して内転して縛っている声帯が痩せた場合はコラーゲン等の充填術になるそうです。一年間はえまサンが仰る通り人前で 話す事が苦痛でしたが、今は元の声を取り戻しました。僕が通っている音声外来でカメラを通して声帯をみると正常に機能している声帯(右側)が麻痺している 声帯を励ますように必死に近づこうと努力しているようにみえます。経験から声を出すのは非常に疲れるし、情けなくなる気持ちは良く分かりますが、なるべく 声を出した方が良いかもです。細胞検査士さんに一つ質問ですが、亜全摘で残っている甲状腺は6cぐらいあるかと思うのですが、その甲状腺自体は萎縮する事 はありますか?因みにチラーヂンの維持量は100です。



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細胞検査士様 投稿者:えま  投稿日: 3月30日(金)19時59分23秒

ありがとうございました!少しずつ頑張ってみます(^-^)。また教えてくださいね!



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えまさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月28日(水)22時27分14秒

 反回神経は声帯を動かす筋肉を支配しています。腕や足を骨折してギプスを長期間していた人がギプスをはずすと、足や腕が(ギプスをする前に比べて)細く なっていることをご存知でしょうか。これはギプスをしていたために筋肉を動かすことが出来ず、筋線維が細くなってしまうのです。この現象を専門用語で「萎 縮(いしゅく)」といいます。つまり、筋肉を動かさない=筋肉を支配している神経を使わないと、萎縮して動きが悪くなってしまうのです。
 声帯も同じで、反回神経を使うように努力しないと、声帯を動かす筋肉が萎縮してしまい、より声が出づらくなってしまうのです。ですので、無理のない程度 に声を出すことがリハビリになるのです。無理をしてしまうと声帯を痛めてしまいますので、適度に声を出すようにしてみてください。
 甲状腺ホルモンを補う薬(チラーヂン)の副作用は皆無といっても過言ではないでしょう。もちろん、医師が処方した量を毎日正しく服用した場合ですが。
 乳頭癌を発症した年齢が若ければ若いほど、頚部リンパ節や肺転移を起こしやすいというデータが統計学上、知られています。しかし反対側の甲状腺に再発す る可能性が高いか否かというデータは知られていません。ただ、頚部リンパ節に転移する確率よりも反対側の甲状腺に再発する確率のほうがずっと低いはずで す。あくまでも「可能性」「確率」の世界なので、過信は禁物です。



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ありがとうございます 投稿者:Asa  投稿日: 3月28日(水)09時58分6秒

細胞検査士様、親切なご説明ありがとうございます。
病院では、冷静なつもりでも頭の中がパニック(・・・と言うか真っ白)で医師に質問などする余裕がない状態だったように思います。少し時間をおいて冷静に なってみると、いろんな疑問点が出てきて・・・この掲示板はすごく助かります。
私の中では右側甲状腺切除という方向で考えていますので近いうちに手術になると思います。正直、不安です。この掲示板にもまた質問など書き込むと思います が、その時は宜しくお願いします。
えま様、ブログの方にもぜひ遊びにいきますね!!



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Asa様 投稿者:えま  投稿日: 3月28日(水)07時14分35秒

術後は出血はなかったですよ!私は手術に9時間かかりましたけど大丈夫でした。ブログたちあげたのでこれから書いていくので、私の体験でよければ何でもご 質問下さい。      http://ameblo.jp/7751 です。



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細胞検査士様 投稿者:えま  投稿日: 3月28日(水)04時50分0秒

教えて下さってありがとうございましたm(__)m   私の現時点の状況は、つっぱりは少し減り、首を左右に向けるのもだいぶんできるようになりまし た。傷はこんもりした状態です。すこしまわりの皮膚がリンデロンのせいか色素沈着してますがきれいになってきました。たまに傷が針を刺すような痛みがし ますが…。左首半分が触ると鈍い感覚です。 声は、話すのがリハビリなんですか??声帯を痛めないようにおとなしくしてた方がよいのでしょうか? 昨日、 買い物があり、電気店へ行きました。商品説明してもらおうと話しかけたら聞こえづらそうにお店の人が何度も耳を傾けてきました。「カゼひいてから喉の調子 が…。」とごまかしましたが、自分の障害を痛感し、悲しくなりました。           私もシーカさんと同じ放射線治療?と過剰数値でないですが甲 状腺ホルモンを抑える薬を投与するかもと医師が退院前に言ってました。来月初旬の検査で決まるようです。副作用などないかと心配しています。   乳頭癌 によるリンパ節転移と悪性リンパ腫は別物とわかってほっとしました。   乳頭癌の発病の平均年令より若いと言われましたが、それだけ片側への再発の 可能性が高いと言う事なんでしょうか?       また質問たくさんですみません!よろしくお願いいたします。



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細胞検査士さま 投稿者:シーカ  投稿日: 3月27日(火)21時13分6秒

早速のお返事有難うございます。声に関しては少し無理をしてでも声を出して訓練したほうがいいのでは?と思っていました。実は合唱団に入っていて、昨年の 12月にモーツアルトのレクイエムを歌おうと、入院中も楽譜を持ち込んで見ていました。少しがっかりですが、普通に話ができるだけでもラッキーと思い、 ゆっくり回復を待ちます。チラーヂンに関してはよくわかりました。ホルネル症候群に関しては、主治医が治らないと言ったのかどうかはっきりしません。主治 医は近くの市民病院の耳鼻咽喉科のドクターですが、ホームページをみたら大学病院の助教授と記してありました。もしこれ以上ひどくならず、特に治療法もな いのなら仕方がないことだと思ったほうがいいようですね。本当に有難うございました。


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シーカさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月27日(火)20時45分15秒

 反回神経を大きく傷つけていなくても、甲状腺の術後に元どおりの声が出ないと訴える患者さまは少なくないようです。反回神経は気管に入っていく部分で甲 状腺に接しており、甲状腺を切除する際にメスやピンセットでちょっとでも触れると反回神経麻痺の症状が出る場合があります。麻痺の程度や回復の程度には差 があって一概には言えませんが、完全には元の声に戻らないこともあるようです。しかし年単位の経過で徐々によくなっていくと思いますから、長い目で見守っ てください。無理に大きな声を出したり高い声を出すとかえって声帯を痛めてしまいますから、無理のない範囲で声を出す程度のリハビリで大丈夫と思います。
 チラーヂンを飲み続けることで、(脳の下垂体から分泌される)TSHという甲状腺刺激ホルモンの分泌が必要最小限に抑えられます。TSHは甲状腺の正常 細胞を刺激する働きがありますが、残存しているかもしれない乳頭癌細胞に対しても刺激作用があります。ですので、チラーヂンを飲むことでTSHの分泌が抑 えられ、癌細胞に対する刺激を抑えることができます。担当医が勧めるならば、状況が許す限りチラーヂンを服用したほうがいいでしょう。
 手術後にホルネル症候群の症状が出たということは、手術中に交感神経を傷つけたと考えるのが通常です。交感神経を傷つけたことによるホルネル症候群で は、治療方法はないはずです。手術中に反回神経を切断すると二度と声帯が動くことがないのと同じで、交感神経を切断してしまってホルネル症候群の症状が出 ると、回復は望めないと思います。とりあえず、大学病院クラスの神経内科などの専門医に相談されることをお勧めします。



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Asaさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月27日(火)20時26分31秒

 Asaさんの叔父さんの「リンパの癌」ですが、「悪性リンパ腫」のことだと思います。悪性リンパ腫はリンパ節の中にあるリンパ球が癌化した病気で、子供 に多い「リンパ性白血病」と同じようなものと考えてください。主にリンパ節から発生する悪性腫瘍ですので、転移は早いです。治療は抗癌剤投与のみで、外科 的に切除する方法は対処療法でしかありません。また完治が難しい悪性腫瘍のひとつです。
 甲状腺にも悪性リンパ腫が発生することがありますが、甲状腺癌のリンパ節転移とは全く異なります。Asaさんの場合は、悪性腫瘍だとしても、乳頭癌か濾 胞癌と思いますので、甲状腺付近のリンパ節(頚部リンパ節)に転移したとしても、切除すれば大丈夫です。癌の完治ですが、とりあえず最後に治療をしてから 5年間再発・転移がなければ大丈夫、と判断している施設が多いようです。
 術後の出血ですが、甲状腺の手術ではほとんど出血しませんので、手術後に傷口から少量の出血がある程度と思います(通常はドレーンチューブで廃液しま す)。また呼吸困難ですが、両側の反回神経が麻痺すると声帯が気道をふさいでしまい、呼吸困難になる場合があります。
 甲状腺は実はひとつの臓器です。真ん中を峡部、左側を左葉、右側を右葉といい、蝶が羽を広げたような形をしています。手術により3分の4程度を切除して も、ちゃんと甲状腺として機能します。すべて摘出しても、術後にチラーヂンという甲状腺ホルモン剤を毎日服用していれば、全く問題ありません。甲状腺より も副甲状腺のほうが甚大で、甲状腺の右上・右下・左上・左下にそれぞれ1個ずつ「副甲状腺」という米粒よりも小さな臓器があり、甲状腺の手術の際、それら を失うことが大問題です。4つの副甲状腺のうち1つでも残っていれば機能しますが、手術によりすべて失うと毎日、厳重なカルシウム管理が必要となります。 通常は手術の際に(切除する甲状腺から)副甲状腺を取り外し、自分の筋肉などに植える「自家移植」を行うので大丈夫です。



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さくらさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月27日(火)19時12分43秒

 甲状腺の腫瘍があってさらに頚部リンパ節が腫れる、ということは、甲状腺の腫瘍が癌であり、それが頚部リンパ節に転移している、という可能性を考えま す。さくらさんの甲状腺腫瘍は良性と診断されているようですが、悪性腫瘍が潜んでいる可能性はゼロではありません。また、エコー検査でリンパ節の腫れを指 摘されていると思いますが、縦/横比が1に近づく(つまり、球形に近づく)と癌の転移の可能性が高くなります。なお、サイログロブリンの値から、良性腫 瘍・悪性腫瘍・非腫瘍性の判別はできません。
 リンパ節の腫れに関してご自身で気をつけることですが、不必要にリンパ節の腫れを指でいじらないように心がけておいたほうがいいでしょう。



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追記 投稿者:Asa  投稿日: 3月27日(火)13時44分55秒

すみません。追記させて下さい。
昨日、検査結果を両親に話したのですが父に「甲状腺って片方なくなっても影響ないのか?」と聞かれました。この掲示板で、しばらくは声が出辛いとか首が つっぱるなどあるが術後回復して日常生活を送っていらっしゃる方々のご意見などを拝見していたので私自身手術法の説明を受けたとき然程気になりませんでし た。改めて聞かれると「そうか・・・」と思ったのですが、実際なにか影響はあるのでしょうか?無知ですみません。



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ありがとうございます。 投稿者:Asa  投稿日: 3月27日(火)13時25分34秒

ちゃた様・えま様、貴重なご意見ありがとうございます。
私の場合、CTを見る限りリンパへの転移はない様なのですが、1.6センチのものが1つと細かいものがいくつかあり悪性の可能性が高いそうで、できれば右 側甲状腺摘出の手術をした方が良いとのことです。でも切開してみないと100%リンパへの転移を否定できないので不安になり皆様にご相談しようと思ったの です。まさか自分が・・・と思っていましたし正直ショックでしたが、この掲示板を拝見して皆様の体験やご意見などに救われました。
私も悪性の可能性が高いのなら、早めに手術してしまった方が良いのかな・・・と思っています。ただ、今通院している市内の病院は4月から夜間麻酔医が不在 のため術後容態変化などで緊急再手術になった場合を考えると少し不安があります。車で1時間半ほどの所に県立病院や大学病院があり紹介もしていただけるそ うなのですが、通院等考えると迷っています。
来週月曜日に病院へ行き、この先の治療方針を決めることになっていますが、術後に出血や呼吸困難などは結構起こりうることなのでしょうか?



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細胞検査士さま&ご存知の皆様 投稿者:シーカ  投稿日: 3月27日(火)09時43分12秒

昨年10月に乳頭癌のため、右側甲状腺摘出と頚部リンパ節郭清術を受けた57歳女性です。癌は4oの物1つだったのですが、転移したリンパ節が頚静脈に近 くグレーゾーンが残ったとのことで術後、放射線(リニアック)を50グレー/5週、照射しました。皆様のようにリンパ節何個とかサイログロブリンの値がい くつとかの詳細は聞いていません。ただ主治医から「残っている左側の甲状腺が働いてホルモンを出すと再発しやすくなるので、チラージンを適量飲み続けて、 脳からホルモンを出す命令が出ないようにする」という説明を受け、チラージンS錠を50+50+25/日を飲んでいます。PCの血液検査のデータを見せて もらい(詳細はわかりませんが)この量でちょうどいいと言われました。そこで現在の症状で3つお聞きしたいことがあります。一つ目は声です。反回神経は 残ったのですが、普通の声で話せても大きな声やいろいろな音域の声が出せません。(遠くの人を呼んだり、叫んだり、歌が歌えない)これは特別なボイスト レーニングをしなくても徐々に回復していく物でしょうか?二つ目はチラージンを生涯飲み続けるという治療法がベストなのかということ。三つ目は術後、右ま ぶたが少し下がり、顔面右側からまったく汗がでないという症状を主治医に話したら、ホルネル症候群といわれました。交感神経節の障害らしいのですが、手術 時に傷つけていないはずなので、徐々によくなるのではないかということでした。これから暑い季節を向かえ、この症候群による障害がどの程度あるのか不安で す。治療法などご存知なら教えていただきたいです。術前、術後、このホームページを見て、どれだけ不安が解消されたかわかりません。管理者様はじめ皆様に 感謝しております。これからもよろしくお願いします。



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えまさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月26日(月)23時10分1秒

 発声練習ですが、特に決まった方法があるわけではありません。無理のない程度に声を出して本を読むとか、積極的におしゃべりするとかにより、自分の出し た声を自分の耳で聞き、反対側の声帯のみで本来の声に近い音を出せるようにする「自己リハビリ」です。痰がからむのは反回神経が機能しないことが原因と思 いますが、徐々に改善されていくと思います。なお、声帯が片側しか動かないので、乾燥した空気は避けたほうがいいみたいです。
 私は医師ではありませんし、反回神経永続麻痺に関しては深い知識はありませんので、大学病院クラスの耳鼻咽喉科や音声外来などを受診して相談してみて下 さい。「甲状腺疾患は思い詰めやすい人がなりやすい」というのは実際は無関係だと思います。
 手術して間もないですが、反回神経の永続麻痺による影響は少なくありません。販売の仕事だと声が出ないと大きなストレスと思いますが、回復には長い年月 が必要です。大切なお身体ですから、長い目でご自身を見守ってください。



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Asaさんへ 投稿者:えま  投稿日: 3月26日(月)22時55分38秒

はじめまして(^-^)! 私の病気は18日のコメントに詳しく病気の内容を書いてるので見て頂くとわかると思います。今、すごく不安なんじゃないか なぁ?と思うと心配になり、コメント書いてます。私は、まさか自分が癌になるとは思ってなかったし、腫瘍が悪性に変わってたとは思ってなかったから、検査 するのをほったままでした。ほったらかした罰なのか、声を出すのに必要な反回神経にまで癒着してて切除し、声をきれいに出せず悩んでいます。Asaさんは 外科にかかっているんですか?私は甲状腺科が車で1時間のところにあるのでそこにかかってます。なかなか甲状腺専門医って居ないと聞きますが、甲状腺専門 医がお住まいの県に居れば一度診てもらうのもひとつの方法かと思います。なるべくなら切らずに済む方がいいですよね?何かいい方法があるかもしれない し…。もし、ほんとに悪性だったとしたら、早く手術した方がいいです!私のように反回神経切除にまでなると声が出にくくなるから…。私は3か月に1回病院 で検査するように言われてます。今のところ完治とは言え、油断はできないそうです。早いうちにはっきりした結果がわかるといいですね。



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細胞検査士様へ 投稿者:えま  投稿日: 3月26日(月)21時57分12秒

先生、教えて下さってありがとうございました!左の反回神経切除でわずかしか声が出ず、周りが騒がしいと、かき消されてしまい叫んでもわかってもらえませ ん。。発声練習とはどんな事をすればよいですか?張り上げるような大きな声は出さない方がいいのでしょうか??(歌ってもみましたがまったくダメでショッ クでした)それと、痰が常にからみ、過ごし辛いんです。どうか、声とのどによい方法があれば教えて下さい。販売の仕事の為、少しでも大きな声を出せるよう になり復帰したいのです。甲状腺疾患は思い詰めやすい人がなりやすいと聞きました。正直、今の状態がストレスになってきてます。ワラにもすがりたい思いで す。お忙しいところ申し訳ありませんがまた教えてください。お願いいたしますm(__)m



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誤字発見・・ 投稿者:ちゃた  投稿日: 3月26日(月)20時53分12秒

Asaさんへのレス・・

「今回の手術で転移している部分を削除し」・・削除・・切除ですね・・間違えました(゜_゜;



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Asaさんへ 投稿者:ちゃた  投稿日: 3月26日(月)20時50分6秒

甲状腺癌からのリンパ節転移については珍しくないようですよ。
私の場合もいっぱい転移していましたが手術時に切除していただきました。

Asaさんの場合も、今回の手術で転移している部分を削除し、再発しないか経過観察、もし再発した場合はまた切除、そんな風になるのではないでしょうか。

癌の場合はどの時点で完治と呼べばいいのかわかりません・・。

Asaさんはこれから手術ですね?頑張ってくださいね!



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えまさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月26日(月)20時01分41秒

 反回神経(左?)を切除したとのことですので、切除した側の声帯は一生動きません。ですので、反対側の声帯のみで声を出すことになりますから、発声練習 を繰り返すことが最大のリハビリになると思います。完全に元通りの声になることはありませんが、年単位のレベルで徐々に元の声に近づいてくると思いますの で、長い目で見守ってください。
 乳頭癌の最も転移しやすい場所は頚部リンパ節です。すでに3ヵ所に転移があったとのことですので、頚部リンパ節に再び転移する可能性が高いです。頚部リ ンパ節の検査はエコーが最も適しています。次に転移しやすいのは肺ですが、肺を含めて全身検査するにはCTが最も適していると思います。しかし当面はサイ ログロブリンの変動を血液検査でチェックし、異常がみられた場合や、1年に1回程度はCTを行うかもしれません。えまさんにはえまさんのフォローアップ方 法がありますから、今後の定期検査は担当医の指示に従ってください。
 傷のひきつり感は、患者さまによって様々のようです。というのは、傷の治りやすさ・治りにくさは個人差が大きいので、一概には言えないと思います。しか し年単位での経過を要する方が多いようです。



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細胞検査士様&皆様 投稿者:Asa  投稿日: 3月26日(月)14時05分40秒

本日CT検査を行いました。
やはり手術をした方が良いとの外科の診断でした・・・腫瘍は1.6センチですが小さいものがいくつか見られるので放射線科も悪性の可能性があるとおっ しゃっているそうです。
ひとつ質問ですが、叔父が数年前にリンパの癌で他界しています。その際、リンパの癌は転移が早く手術は難しいと言われたそうですが、甲状腺付近のリンパは 転移があっても切除すれば完治するのでしょうか?この掲示板でも切除されている方がいらっしゃるようですが教えていただけたら助かります。




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お世話になります。 投稿者:さくら  投稿日: 3月25日(日)21時49分33秒

こんばんわ 以前にも相談させて頂きました。またよろしくお願いします。
細胞検査士様からのアドバイスで内分泌科に罹って約1年になります。右葉の切除とリンパの切除を約2年前に受けました。今も左葉に2センチ位の腫瘍があり ます。また去年の12月、リンパの腫れが2箇所見つかり、先生より腫れが引かない時は注意が必要と言われました。サイログロブリンは1年前は460位あり ましたが、先月は261と下がっていました。先週エコーの検査があり、今のところ良性悪性どちらとも言えないそうでとても
不安です。リンパが腫れることは何か悪いのでしょうか。自分で気をつけることなどありましたら、アドバイスお願いします。



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細胞検査士様へ 投稿者:えま  投稿日: 3月25日(日)21時27分11秒

お忙しいところ申し訳ありません。18日に書き込みしたえまと申します。  よろしければお答えお願いできますか?よろしくお願いいたします。



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細胞検査士様 投稿者:Asa  投稿日: 3月19日(月)08時43分23秒

お忙しい中、私の漠然とした質問にお答えいただきありがとうございました。
今のところCT後に外科に移り、検査結果次第で今後どぅするかを決定する予定です。いろいろな専門医の方のHPを拝見させていただきましたが、最終的には 腫瘍を摘出して病理検査を行わないと100%良性とは言い切れないと書かれており、不安です。
検査結果がでるまでは身近な人にはなかなか言い辛いし、無知ゆえに目にする医療用語に不安を覚えたりする私にとって、このように心配なことを相談できる掲 示板はとても救われます。



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細胞検査士様 投稿者:さちこ  投稿日: 3月18日(日)13時23分22秒

お忙しいところ、アドバイスありがとうございました。いつも、ご丁寧にお返事いただき本当に感謝しております。                             これからも、定期検診を忘れずに受けて行きたいと思います。 



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おはようございます 投稿者:えま  投稿日: 3月18日(日)08時43分49秒

私は30才、女です。5年前に首の腫れに気づき、甲状腺専門医に診て頂いたところ結節性甲状腺腫と診断され、半年ずつ、血液検査と細胞組織を抜き取る検査 を受けていました。ですが、気にはなっていてもここ一年半、通わずにいました。今年に入り、虫の知らせかなんとなく検査に行ったところ乳頭癌と診断され、 摘出手術を受けました。内容は3センチ程度の左葉甲状腺切除と3ヶ所のリンパ郭清、恐れていた反回神経切除でした。医師は思っていたよりも程度が悪かった と言っていました。MRI検査で術後の頸部の検査をしたところ、きれいに切除できており反対側の甲状腺も現時点では転移がないそうです。私が気にしている のが、@声が出しにくくなった事。ボイストレーニングなど、効果的な事はないですか?A甲状腺以外に転移の可能性は?という事。全身検査するにはどの ような検査をすればよいですか?B寝るときに傷がつり、寝にくいということ。時間が経てば引きつりはとれてきますか?  教えてください。それと、同じ病 で悩んでいる方の参考になればと思います。私は傷は気にしてません。頑張ったしるしだと思っています。



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細胞検査士 様 投稿者:めぐ  投稿日: 3月18日(日)02時38分10秒

いろいろ貴重なアドバイスありがとうございました。落着いて結果を待ちたいと思います。ありがとうございました。




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Asaさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月17日(土)23時05分47秒

 内科でエコーを行って甲状腺に腫瘍が確認されたら、通常は外科に紹介されると思います。というのは、甲状腺の腫瘍は一般的には外科の専門分野だからで す。エコーの所見や血液検査のデータがわかりませんので、投稿を拝見する限り、結節性甲状腺腫などの非腫瘍性甲状腺腫や、濾胞腺腫などの良性腫瘍、乳頭癌 や濾胞癌などの悪性腫瘍を含め、全ての可能性が考えられると思います。確率も33:33:33と言わざるを得ない状況です。しかしこれらはCTだけでは確 定診断をつけることは難しいと思います。細胞診は今後予定されているのでしょうか? 甲状腺の腫瘍の本態を把握するには、数ヶ月単位での経過観察が必要に なるかもしれません。しかし万が一、悪性腫瘍だったとしても「若い女性」であれば極めて予後がよいので、あまり深刻に考えすぎないようにしてください。
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めぐさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月17日(土)22時49分50秒

 甲状腺に腫瘍が見つかった場合、一般的には穿刺吸引細胞診を実施しますが、医師(または施設)によっては、甲状腺シンチ検査を行なったあとに、必要に応 じて穿刺吸引細胞診を行なうということも決して珍しくありません。シンチも、複数のアイソトープを組み合わせて行なうのではないでしょうか。それによっ て、甲状腺腫瘍がどのタイプかを推定するのかもしれません(私は放射線は専門ではありませんので詳しくはありませんが)。両者を使い分ける理由というより も、医師(または施設)の方針と考えてください。
 甲状腺腫瘤は大きく分けると、「充実性」と「嚢胞性」の2種類と思います。後者の嚢胞性とは古い出血の名残のような、液体が甲状腺内に貯留している状態 であり、内容液を吸引することで大抵は治癒します。しかし前者の充実性は、非腫瘍性・良性腫瘍・悪性腫瘍のすべてが当てはまるため、「充実性」だったから といって腫瘤の性格を推測することはできません。しかし頚部リンパ節が腫れる=転移するのは悪性腫瘍のみの特徴ですから、充実性腫瘤で頚部リンパ節が腫れ ていれば積極的に癌を疑うと思います。
 一般的には(他の癌に比べて)乳頭癌や濾胞癌は予後がよいとされており、また年齢が若ければ若いほど治療に対する成績が良いというデータはあります。し かし高齢者であっても、癌の程度(性格)がよければ、手術をして甲状腺癌を摘出すれば元のように元気になるはずです。しかし癌の程度が悪ければ、手術する 範囲も広がりますし、再発・転移の治療も難しくなり、治療を進めるにつれて体力が消耗していくことも考えられます。また、甲状腺摘出術やリンパ節郭清術を 受けることにより、反回神経麻痺という重大な副作用を被る可能性がありますので、癌の程度が良くても後遺症により元のようにはならなくなる可能性が否定で きません。



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さちこさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月17日(土)22時15分51秒

 サイログロブリンは甲状腺しか持っていないタンパク質です。正常の濾胞上皮細胞のほかに、乳頭癌細胞や濾胞癌細胞が存在すると上昇してきます。理論的に は、甲状腺を全摘された患者さまの血液中にはサイログロブリンは存在しません。しかし、もともと甲状腺があった場所に、ごくわずかに濾胞上皮細胞が存在す ることがあり、それをサイロイドベッド(甲状腺床)と呼ぶことがあります。これは、甲状腺を全摘し、その後にヨードシンチを行なうと、もともと甲状腺が あった場所に一致して放射性ヨードを取り込む様子がみられることから、サイロイドベッドの存在が考えられています。
 さちこさんのサイログロブリン=6という数値は、非常に少ない量です。上記のサイロイドベッドの存在が最も考えられますので、長期的に観察してサイログ ロブリンの数値の変動を観察することが定期検査では重要です。もしサイログロブリンの数値が徐々にでも上昇してきたら、癌の再発を疑う根拠になりえます。
 再発の確率については、あまり気にしないほうがいいでしょう。あくまでも「確率」ですので、確率が高くても再発しない方もいらっしゃいますし、確率が低 くても何度も再発する方もいらっしゃいます。しかし、再発すれば再手術(外科的切除)になる確率は非常に高いと考えてよいのではないでしょうか。
 現在さちこさんがお受けになっている定期検診で大丈夫と思いますので、今後もあまり心配なさらずに続けてください。



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細胞検査士様&皆様 投稿者:Asa  投稿日: 3月16日(金)15時03分39秒

はじめまして。皆様のご意見等を拝読させて頂きました。
数年前から喉に違和感があり、耳鼻咽喉科にも行ったのですが「異常なし」ということで放置していました。5年ほど前に人間ドックでエコー検査を行ったとき にも異常がありましたが、小さいし若い女性にはよく見られるので気にしなくて良いと言われました。最近首に指2本分くらいの腫れがあるのに気づき本日内科 受診(エコー検査)したところ甲状腺に腫瘍があるとのこと・・・10日後CT検査を行うことになりました。
まったく知識がない分、検査結果が出るまで非常に不安です。「次回は外科で診察します」と言われたのも心配要素のひとつです。
大変稚拙な質問で申し訳ないのですが、どのような病気の可能性があるのでしょう?良性・悪性の確率はどれくらいなのでしょうか?とにかく不安でたまりませ ん。



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細胞検査士様 投稿者:めぐ  投稿日: 3月16日(金)13時36分38秒

こんにちは。はじめまして。細胞検査士様およびみなさんの投稿、読ませていただきました。大変参考になりました。

実は私の母(64才)なのですが、先日たまたま健康診断(エコー)で、甲状腺に1.4センチ×2センチちょっとの充実性の腫瘍が見つかりました。自覚症状 は何もなく、X線では肺への転移は見られないということですが、リンパ節が腫れているといわれました。
そこで次にシンチグラフィーを行うといわれました。私が海外在住ということもあってドクターに直接質問できないので、この場をお借りしていくつか質問させ て下さい。

1. なぜ「穿刺吸引細胞診」を行わずにシンチグラフィーを行うのか疑問です。両者を使い分ける理由とはなんですか?
2.充実性の腫瘍でリンパの腫れがあるというと癌の場合がほとんどなのでしょうか?
3.母の場合、高齢(64才)ということから、例え乳頭腺癌や濾胞腺癌であっても、治療してまたもとのように元気になることはないのでしょうか?(若い人 の方が予後が良好だということなので・・・)


御多忙中恐れ入りますが、御意見をいただければと思います。




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細胞検査士様 投稿者:さちこ  投稿日: 3月14日(水)09時09分44秒

サイログロブリンについてお聞きしたいのですが、よろしくお願いします。
私は、乳頭がんで、甲状腺全摘、リンパカクセイをして約一年半になります。
先日、三ヶ月に一回の定期検診に行ってきたのですが、今までは、担当医師にまかせていれば安心かなと思い、血液検査の数値などはあまり気にしていませんで した。
通院している病院はこちらから聞かなければ、血液検査の結果は特別には教えてくれません。
しかし医師と話をしている時、カルテからたまたまサイログロブリン6という数値が見えたのです。
以前の掲示板で、甲状腺を全摘した場合サイログロブリンは検出されないと言う細胞検査士様の書き込みを拝見したのですが、サイログロブリンが6と言う数値 はがん細胞が残っている事になるのでしょうか?サイログロブリンの数値がどの位になると異常値になるのでしょうか?私の場合、やはり何年か後に再発、再手 術になる確立は大きいのでしょうか?
今までの定期検診は、半年に一回の血液検査と首の触診と三か月分のチラージンの薬をもらってくるだけです。



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パインさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月10日(土)00時09分40秒

 医師が検査結果から「現在は橋本病の治療が必要ない」と判断されたとのことですが、それは医師の経験から適切に判断したものと思われます。私は医師では ありませんし、パインさんの全身状態の様子もわかりませんので、不用意なアドバイスは避けさせてください。ただ、橋本病というのは甲状腺の組織を破壊して しまう自己抗体が産生されてしまう疾患なので、患者さまによっては状態が悪化(甲状腺の破壊亢進)していくケースがあります。あくまでも「現在は」治療の 必要性がなくても、今後は治療しなければならなくなるかもしれませんので、経過観察は必ず受けてください。パインさんも記しているように「放置」は厳禁で すが、経過観察を受け続けることは「放置」にはなりませんので安心してください。
 今の医師を信頼して(現在は)機能低下症の治療を控えるか、老化や児のIQの不安事を解消するために無理にでも治療を受けるか、または他の病院にセカン ドオピニオンに訪れるか・・・これはパインさんご自身でよく考え、結論を出すようにしてください。



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母が甲状腺の癌から 投稿者:ちょろ  投稿日: 3月 9日(金)21時07分39秒

はぢめましてm(__)m
母が2年前に甲状腺の癌になりバセドウというのになり3月から2週間入院することになりました。
ステロイドを全身投与と眼球投与するらしくかなり心配です。
私はあまり知識がなくステロイドは恐いというイメージがあります。
ステロイドを投与すると生死に問題はありますか??
わかる方がいましたらお返事お願いしま



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細胞検査士様 投稿者:パイン  投稿日: 3月 7日(水)20時41分36秒

ご回答有難うございます。
あれから、低下症の心配もあったので再度検査をすると、軽度の橋本病ということが判明致しました。
TgAbが290程あり、脱毛・寒がり・貧血等の症状も訴えましたが、ホルモン数値は低いけれど問題ない範囲なので治療の必要はないと診断されました。
TgAbの数値、自覚症状等判断しても、やはり低下症では無いと思われますか?
当てはまる症状があるのに、私の考えすぎなのかと思うと、ではどう改善していけばいいのかと悩んでしまいます・・・
低下症を放置すると、老化が進んだり、妊娠中母親がごく軽度の低下症であっても児のIQが低くなるという事もある、とも聞き不安です。
どうかアドバイスお願い致します。



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細胞検査士さま 投稿者:ココ  投稿日: 3月 7日(水)01時46分2秒

ご回答ありがとうございました。明るい未来を信じて、定期検診を受けます。また、不安になったら質問させてください
本当にありがとうございました!



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細胞検査士さまへ 投稿者:あり  投稿日: 3月 6日(火)01時37分44秒

ご回答ありがとうございます。
外科に行くとすぐ手術というイメージがあったのですが場合によっては
内科に紹介されるんですね
どちらにかかってもいいということで安心しました。
ありがとうございました。



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きぬ さんへ 投稿者:みゃう  投稿日: 3月 5日(月)17時45分58秒

 手術無事終えられ何よりです、私も手術という選択肢を考えながら
 先生と相談したいと思います。
 このサイトを知るまでは、微小乳頭癌に対する知識も、また治療に対する意識も
 病院任せでしたが、皆さんのいろんな意見を参考に考えたいと思います。
 



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ヨード摂取 投稿者:Goiter  投稿日: 3月 5日(月)14時19分55秒

元来ヨード過剰摂取の日本において不足による機能低下症はなく、通常海藻類を摂取することを「心がける」必要が本当にあるのかな?と疑問に思った次第で す。





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Goiterさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月 4日(日)23時21分6秒

 おっしゃるとおり、ヨードの過剰摂取により甲状腺機能が低下してしまうケースが存在します。しかしその場合は、特に昆布を(かなり)多量に摂取し続けた 場合に起こるようです。通常の食生活ではその状態になることはほとんどないと考えています。ですので、「甲状腺疾患に関する精密検査を行い、総合的に判断 してもらう必要」があるのです。しかし栄養の観点から、通常は海藻類を摂取することを「心がける」必要はあると思っています。
 チェルノブイリ原発事故ののち、旧ソ連にて甲状腺癌が多発したケースがありますが、これはヨードが日常的に欠乏していたことが原因です。原発事故で漏れ た放射能が崩壊して出来た放射性ヨードが、ヨード欠乏症の住民たちの甲状腺に多く取り込まれ、甲状腺の内部から放射能を浴びていたことにより甲状腺癌と なったと言われています。この事故ののち、日本にも放射性ヨードが検出されていましたが、日本はヨードが十分に足りている状態でしたので、放射性ヨードを 摂取しても甲状腺内には取り込まれず、事故の影響はなかった、と言われています。
 つまり、今の日本人に発生する甲状腺癌は自然発生的な遺伝子変異による癌であり、ヨード摂取とは関係ないと考えられます。癌であっても甲状腺腫であって も、ヨード摂取に関して神経質になる必要はないと考えます。もしヨード制限が必要な状態であれば、医師から必ず説明があるはずです。



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細胞検査士 さんへ 投稿者:Goiter  投稿日: 3月 4日(日)22時31分55秒

微小乳頭癌の手術適応は専門医でも意見のわかれるところです。結局患者さんがどう考えるかで治療方針を決めるという考え方には賛成です。パインさんの病院 は経過観察派の専門医なのでしょう。経過観察を勧めても間違いではないですよね。

自分自身の問題として考えるなら、気が小さいですからガンを抱えて生活するなど精神衛生上良くないですから、やはり手術を希望するかもしれませんが。

ところで、低下症に対するヨード摂取ですが、これを勧めることが適切かは疑問です。元来日本はヨード摂取過剰地域です。むしろ過剰により低下症を引きおこ すことが言われています。またガンにしろ甲状腺腫をもつ人がヨードを摂取することはどうなのでしょうか?がんとヨードは関係ありませんか?




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パインさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月 4日(日)22時06分40秒

 たとえ1cm以下であっても、癌と判定されていれば手術をするのが一般的だと思います。しかし1cm以下の微小乳頭癌は、一生そのまま甲状腺内で大きく ならず共存していくケースがほとんどなため、定期的な経過観察で手術をしない、という方針は決して誤りではありません。しかし、微小乳頭癌の一部の症例に おいてある日突然、未分化癌に変異して発見から数ヶ月後には命を落とされるケースがありますので、その事実を踏まえた上でご自身で治療方針を決められると よいでしょう。
 1回の検査の甲状腺ホルモン値だけで機能低下症と判定はできません。F-T3とF-T4の値が低いですが、通常、これらの甲状腺ホルモン値が低い場合は TSHが高くなるはずですが、パインさんはTSHが正常値のため判断が難しいです。橋本病などの基礎疾患がないかなどを含め、甲状腺疾患に関する精密検査 を行い、総合的に判断してもらう必要があります。ヨードの摂取だけで改善するとは限りませんが、わかめやひじきなど海藻類を多く摂取する心がけは必要と思 います。



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ココさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月 4日(日)21時49分32秒

 甲状腺癌自体のサイズが大きくても再発しない方がいらっしゃいますし、リンパ節に転移がなくても再発する方がいらっしゃいます。しかし、リンパ節に転移 がなかった方よりも、転移のあった方のほうが再発の「可能性」は高いと思います。あくまでも確率論ですので、再発する・しないは、再発してみなければわか りません。それをなるべく早く発見して治療するために、経過観察を定期的に行うのです。



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ありさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月 4日(日)21時44分40秒

 外科と内科の違いは、外科は手術をして治療をする科、内科は主に薬によって治療をする科、とイメージしてよいと思います。ですので、橋本病やバセドウ病 などは基本的に手術をせず薬物療法によって治療するので内分泌内科に、甲状腺癌は基本的に手術をするので内分泌外科に、と判断してよいでしょう。しかし例 えば内分泌外科に通院していても、必要があれば内分泌内科に紹介(転科)されるはずですので、心配ありません。
 また「上皮内新生物」は悪性腫瘍になります。細胞は悪性腫瘍の性格を持っているけれども、上皮内にとどまっている状態、と定義されます。ごく初期の子宮 頚部癌(上皮内癌)などが該当します。「悪性新生物」というのは、悪性腫瘍が上皮内にとどまらず、その下の結合組織や筋肉、血管などに浸潤し、破壊活動を 示している状態を指します。一般的に言う癌は「悪性新生物」に含まれます。ですので、良性腫瘍は「上皮内新生物」ではありません。



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細胞検査士様へ 投稿者:パイン  投稿日: 3月 3日(土)15時20分29秒

ご回答有難うございます。
やはり、悪性の場合でも1センチ以下では手術をしないという方針は疑問を感じるやり方なのですね。一応、甲状腺学会HPで紹介されていた甲状腺専門病院の 専門医に診て頂いたのですが・・(大阪のS病院です)
関西在住なのですが、神戸のK病院が一番お勧めなのでしょうか?こちらの掲示板で、関西在住の方はどちらにかかられているのでしょう・・?
甲状腺ホルモンの数値的に甲状腺機能低下症が疑われますか?脱毛・寒がり・手足の冷え・貧血・体重の増加(3キロほど)等当てはまるものが多いのですが、 ヨードの摂取で改善されますか?やはり内服などの治療が必要でしょうか?
何度も質問申し訳ありません。よろしくお願い致します。




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教えてください。 投稿者:ココ  投稿日: 3月 3日(土)01時08分30秒

2年ほど前に乳頭癌で3分の2の甲状腺を摘出し、リンパにも飛んでいるが経過をみている最中です。やはり再発の可能性は高いのでしょうか?



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細胞検査士さま 投稿者:あり  投稿日: 3月 3日(土)00時17分29秒

追加で質問、すみません。
良性腫瘍の場合、上皮内新生物、ということになるのですか?
実際、診察をした医師でないとこういったことは分かりませんか?
立て続けにヘンな質問?ですみません。
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細胞検査士さま 投稿者:あり  投稿日: 3月 3日(土)00時12分45秒

以前、投稿させていただいたありです。
機会があれば、甲状腺専門医のいるところでの受診を考えているのですが
内分泌内科と内分泌外科ではどちらに受診したら良いのでしょうか?
ひとつの本では外科に受診・・・内科でも構わないけれど、といった感じで
書かれていたように思い、内科?外科?と迷っています。
つまらない質問でスミマセンが些細なことでも長期観察となると気になって・・・
ご教示いただけると幸いです。



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細胞検査士様へ 投稿者:曽野円  投稿日: 3月 2日(金)23時28分26秒

ご回答ありがとうございました。長い人生ですので、前向きに頑張りたいと思います
ありがとうございます^^



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曽野円さんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月 2日(金)22時31分30秒

 私の手元にあるデータによれば、20歳代で発症の乳頭癌ですと、再発の可能性は約25%です。ちなみに10歳代で発症の乳頭だと約40%です。しかし再 発の危険性は高いものの、20歳代のうちにしかるべき治療を行えば、死亡率は限りなくゼロに近く、40年生存率は極めて良好です(データ上)。ですので、 今ちゃんと治療を行えば、ご自身の投稿にあった「自分としてはもうこれでほぼ普通の生活に戻れる」状態になりますから、たとえつらくても前向きに治療をお 受けになるように切望致します。



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パインさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月 2日(金)22時16分32秒

 まず、「1センチ以下は悪性でも手術しない」という方針に疑問を感じます。1cm以下の乳頭癌を微小乳頭癌といいますが、統計学的に数%は転移を起こし ます。1cm以下の腫瘤は手術をしない方針であれば、細胞診を行う必要もないと判断しているのでしょう。なお、細胞診を行い、もし癌だとしても癌細胞が飛 び散ることはありません(甲状腺癌の場合)。ご自身も不安を感じているとのことですし、私個人的にはセカンドオピニオン等で、専門医の診察を受けることを 強くお勧めします。
 血液データからは確かに甲状腺ホルモンが不足しているようですが、マッサージよりもヨードを積極的に摂取するなど、まずは食事に気をつけたほうがいいと 思います。私個人的には、甲状腺に腫瘍があるとわかっている状況下でマッサージを続けることは避けるべきと思います。また抗核抗体の存在は自己免疫疾患の 原因ですが、甲状腺腫瘍との因果関係はありません。自己免疫疾患に関しては、専門医による治療を続けてください。



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細胞検査士様へ 投稿者:曽野円  投稿日: 3月 2日(金)21時31分53秒

ご回答ありがとうございました。
ということは再発の可能性大なんですね。。。
全摘してもらえばよかったです。。。。。
再発の可能性は10%前後らしいですが、
自分の場合はどのくらいだと予想されますでしょうか?



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Goiterさんへ 投稿者:なお  投稿日: 3月 2日(金)21時00分29秒

ありがとうございました!もし晴れてホルモン剤を飲まなくてもよいことになった時には、その理由や経過を添えてまたここにお邪魔させて頂こうと思います。 それではいつか。



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曽野円さんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 3月 2日(金)20時17分25秒

 転移したリンパ節の大きさが、大きいところで2cm近くあったということでしょうか? 転移したリンパ節の大きさが1cm以上あると、予後が悪くなると 判断している施設もあります。つまり、転移したリンパ節の大きさが1cm以上あると、その後に再発・転移を起こす可能性が高いということになります。これ は、顕微鏡レベルでしか見つからない、ごく初期の転移(微小転移)を起こしていることがあり、手術では取りきることができないからです。ですので、手術を 失敗したという訳ではありません。
 臨床進行期分類では、45歳未満で遠隔転移がなければ、全員ステージTです。ステージ分類には男性・女性の区別はありません。ただ、全く同じ状態であれ ば、女性よりも男性のほうが予後が悪い、とされています。今後の経過観察において、もしリンパ節に転移・再発が見つかったなら、残っている甲状腺をすべて 切除し、放射性ヨードによる内照射治療を行う可能性が高いです。



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再発について 投稿者:しろ  投稿日: 3月 2日(金)15時21分31秒

はじめまして。
約5年前に甲状腺乳頭癌にて甲状腺の3/4を摘出、昨年、再発して全摘したものです。
先日エコー検査の際、悪性と思われる腫瘍が発見されました。
まだ小さく、血液も正常値であるため、しばらくは様子見のようですが。
5年前に手術した際、医師より「再発の可能性はほぼないでしょう」と言われたのですが、
結果として再発。
2度目の手術でも「これが最後だと思って頑張ってください」と言われました。
最初に手術した時は年齢も若く、リンパ節への転移もあったため、
多少再発のリスクは高いとは思っていたのですが、
これだけ頻繁に再発するものなのでしょうか。
皆様のご見解をお願い致します。




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手術終了しました 投稿者:きぬ  投稿日: 3月 2日(金)11時28分6秒

今日で手術からちょうど1週間たちました。
全麻、甲状腺左葉+リンパ節最小(3箇所)摘出の手術で、実際の大きさは4mmでした。
専門病院であり、手術時間が1時間程度だったためか、手術翌日からほとんど
肩が以前より凝るかなっと思う意外、驚くほど日常生活には支障はありません(^-^)
やはりできるなら専門病院での治療を選択することが大切かなとあらためて実感しています。
このページで勉強させていただいて、精神的に安心できていたことも一因だと思います。
本当にありがとうございました。
今後とも無理せず、ゆっくりでいきたいと思います♪ご報告まで



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なおさんへ 投稿者:Goiter  投稿日: 3月 2日(金)09時45分22秒

QOLはQuality of Lifeのことです。所謂「生活の質」という意味です。貴方が一生涯飲み続ける、また朝飲むのが辛いというのは少なからず貴方の生活の質を損なっているこ とになります。

今の医療はその病を治せば済むという時代ではなく、患者様の満足度に評価の視点が変わってきています。そう言う意味では良性の腫瘍にも関らず、しかも 1.5センチのものを取るのに術後低下症が必発ではこれは困ることでしょう。と、このような意味を込めて言ったまでで他意はありませんので、ご安心くださ い。

他国で大変でしょうけど、がんばって下さい。





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すみさんへ 投稿者:な  投稿日: 3月 2日(金)07時26分6秒

ご投稿ありがとうございます!ドイツ語でものを調べるには膨大な時間が必要ですが、時間をみつけて情報を集めていこうと思っています。
もし人生のパートナーがいれば海外でも不安は半減するのかもしれませんね。一人はきついです。
すみさんの術後の経過が良好であることをお祈りしています!



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Goiterさんへ 投稿者:なお  投稿日: 3月 2日(金)07時01分58秒

Goiterさんはもしかしてお医者様なのですか?(もちろんお答えする必要はありませんが。)
ホルモンを飲み続けることはあなた自身のQOLを損なうことになるかもしれませんが、という文章がとても気になってしまいました!QOLというのは一体何 ですか?文脈からすると自分(の甲状腺)が自力でホルモンを作り出す力、みたいに理解したのですが。そうだとしたら大変なことです!お忙しいかもしれませ んが、これだけお答えしていただけませんか?



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なおさんへ 投稿者:すみ  投稿日: 3月 2日(金)03時49分49秒

私も海外在住(アメリカ)で、色々と悩んだ一人です。 乳頭癌で色々考えた末、2006年9月に日本で手術をしました。私が住んでいる地域(シアトル周 辺)には甲状腺専門医がおらず、検査もろくにしてもらえないまま手術ということになりそうだったので、たまたま前から決まっていた帰国の際日本の専門医に 色々調べてもらいました。日本での検査はFNA(エコーをしながらの細胞診)、CT、エコー、血液検査。アメリカでも専門医であれば、このような検査を し、手術についても日本の専門医と同じような手術方法をとっているように聞いています。ドイツで、甲状腺専門医(その中でも甲状腺医師会のようなものがあ れば、そこで認定されている医師)を探してみたらどうでしょうか? アメリカにはATA(アメリカ甲状腺医師会)という団体があります。それから、 Thyca(甲状腺癌患者会)というのもありますので、ドイツ、またはヨーロッパでそのような団体を探し、情報を集めることもできるかもしれません。 ア メリカでも、分野によって医師が違い、手術は手術医、検査は検査医、薬は内分泌科医、とばらばらです。 海外で病気をして、心細いだろうと思います。 お 互いに頑張りましょう。 



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なおさんへ 投稿者:Goiter  投稿日: 3月 1日(木)20時17分52秒

やはり医療状況の違いはどうしようもありませんね。機会があればセカンドオピニオンを受けてみるのが良いとしかアドバイスはできません。
ただ、ホルモンを飲み続けることはあなた自身のQOLを損なうことになるかもしれませんが、体にとってはホルモンが過剰にならなければ良いわけですから、 時にはTSHとF−T4の値を聞いて判断してみれば良いのかなと思います。






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ねこさんへ 投稿者:がんのすけ  投稿日: 3月 1日(木)19時56分27秒

まぁ肩の力を抜いてゆる〜く病気とつき合っていきましょ。
飛ばしすぎ、力の入れすぎに気をつけて。
時間と共にきっと元気が出てきますよ。



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ゆーこさんへ 投稿者:七つの川  投稿日: 3月 1日(木)16時52分13秒

2月10日にお尋ねになられたこと。全てが、おなじ条件ではありません。が、MILOさんのホームページ内リンク集で、akikoさんの出産報告がありま した。ラストのバーナーの人です。



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Goiterさんへ 投稿者:なお  投稿日: 3月 1日(木)07時36分37秒

セカンドオピニオン、考えてみます。

ドイツの医療機関はとても発達しているとは思います。ただ、Goiterさんもおっしゃるように、確かに考え方(これは医療に関することに限らず全てにお いてですが)は違うと思います。極端に言えば、何事も白か黒しかなくグレーゾーンがない、とでも申しましょうか。細胞診も結局、バスケットボール大の腫瘍 の中にビー玉大のガン細胞があると仮定したら、針がそのビー玉に正確に刺さらない限りはガン細胞があるにもかかわらず「悪性」という結果がでないからあま り意味がないのだということなんです。確かにそう言われれば納得できます。

今思えば、もし私が日本に住んでいたら手術しなくてよかったかもしれません。でもドイツでは、悪性の可能性のあるものを持ち続けてうだうだ心配するよりは 取って良性か悪性かはっきりさせて安心したほうがいいだろう、という考え方なんです。一にも二にも合理主義。様子を見ましょうっていうのがない...

こちらでは医療も専門分野に分かれすぎていて(そういう感想を持たざるを得ません。)、血の検査をしたかかりつけ医のA医院とヨードシンチをした甲状腺専 門のB医院、喉の触診と手術の日取りを決めたC病院の外科の先生と、同じC病院の手術の執刀医の先生は全部違う人なんです。まるで医師との信頼関係という ものはここには存在しないか必要ないと思われているかのようですよ。

あ、だんだんドイツの愚痴みたいになってきてしまいました。ごめんなさい。そんなわけで、とりあえずは毎日ホルモン剤を飲みながら今後のことを考えていこ うかと思っていま

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