2006年9月の甲状腺医療情報の掲示板

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ヒロさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月29日(金)22時41分30秒

 新米外科医のデビュー手術のひとつが虫垂炎の手術と聞いたことがあります。それに比べたら甲状腺の手術は、血管が豊富にあるため出血しやすいこと、反回 神経の温存に努めなければならないこと等から、ある程度の経験が必要と思います。しかしこのご時世、執刀医に「何例くらいの経験があるのですか?」と尋ね ることは失礼にならないので、遠慮なく聞いてみてはどうでしょうか? もし手術数に不安があるようでしたら、専門病院などを訪れることも必要でしょう。



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あすなろ様 投稿者:マム  投稿日: 9月29日(金)16時55分21秒

はじめまして。声でお辛い思いをしていらっしゃるようですね。私も2年近く前に左葉切除を受けた後に反回神経麻痺になりました。反回神経温存ときいていた の気長に待っていましたがやはり声が思うように出ないのはストレスでした。
甲状腺のお医者様は声帯のことには余り詳しくないので、細胞検査士さんが書いているように専門医の診察をお受けになるのがよいと思います。私自身の経緯な どはこの掲示板の今年2月ごろから時々書き込んでいますので読んでみてください。
今は2月頃よりだいぶ声も出るようになりました。人間の身体ってすごいですね。元に戻るのは無理でも、右声帯が頑張っていると思うと見えない声帯がいとお しく感じます。あすなろ様、わかることはお答えしますのでお気を落とさないでください。



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こんなことが… ごめんなさい 投稿者:あすなろ  投稿日: 9月28日(木)23時57分40秒

細胞検査士さま  先日のコメント,とても大事にしております。多忙でいらっしゃるのに私ごとき者にまで誠実に対処してくださり感謝しております。
 ここ2か月,頭が混乱していて,手術のことに対処できていませんでした。前に少し触れましたが,正確には私の声は手術(2時間弱)が終わってすぐから3 日くらいは普通に出ていて,あと4日間でだんだんかすれたり,きちんと出なくなっていったのです。家の人が担当医に聞いていて,どうも「手術後,腫れてい たので,左の声帯が閉じている状態になっていた。」らしいのです。でも,こんなことってあるのですか?私としては真実の説明になっていなかったので,恐れ 多くも書かせてもらいました。貴重な時間をさいていただき,恐縮しております。
 術後3か月と4日になりますが,細胞検査士さまのご助言をいかして,苦しい道を越えていきたいなあと思っています。気が小さいので,大変ですが……。
 これにこりずに,これからもよろしくお願いします。



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細胞検査士さんへ 投稿者:ヒロ  投稿日: 9月27日(水)20時45分54秒

細胞検査士さんへ。はじめまして
乳頭癌と診断されました。とても落ち込んでいて仕事も休み寝込んでいました。
これではいけないので手術をすることになりました。
しかし先生が若くとても経験が豊富とはおもえません。
甲状腺の手術は医師だと経験が浅くてもできる簡単な手術なんですか?
経験が豊富な先生にしてもらいたいとおもう毎日です・・




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あすなろさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月27日(水)19時35分25秒

 手術中に反回神経を損傷したとすると、術後に麻酔から覚めた直後から発声に影響が出ます。しかし投稿を拝見する限り、術後1週間は声が出ていたようです ので、担当医が「切ってはない」と主張しているように、手術中の直接の損傷は否定的です。術後の炎症や出血などが影響しているかもしれませんが、本当の原 因はわかりません。
 いわゆる反回神経麻痺の状態であれば、多くの患者さまでは最低3ヶ月間は声が出にくいはずです。患者さまによってはもっと回復が遅れることもあります。 あすなろさんはまだ2ヶ月とのことですので、もうしばらく様子をみてはいかがでしょうか。しかし麻痺から回復したとしても100%元の声が出るとは限りま せん。場合によっては久しぶりにあう友人などに「声が変わったね」と言われることもあるようです。
 もし左の反回神経が完全に機能していないとすれば、永遠に左の声帯が動くことはありません。それを確かめるのであれば、半年くらい経ってから耳鼻咽喉科 を訪れ、喉頭鏡検査を行なってもらい、左右の声帯がきちんと動いているかどうかチェックしてもらうことが可能です。なお、声が出るようになったと感じてい ても、反対側の声帯が、機能していない声帯の動きを補って発声しているケースがあります。



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いちごさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月27日(水)19時17分18秒

 甲状腺の手術に関する入院日数は病院によって様々ですが、1週間前後が多いのではないでしょうか。ちなみに当院では、手術の前日に入院し、術後に出血 (ドレーン吸引)や麻酔の副作用(嘔吐など)が特にひどくなく、カルシウム値が安定し、十分な食欲があれば、手術の翌々日には退院可能です。ですので、退 院が早い施設であっても、手術後の出血がなかなか止まらなかったり、麻酔の副作用で体調の戻りが遅かったり、カルシウム値が安定しなかったり、炎症が長引 いたりすると入院日数がずるずると長くなります。ちなみに良性か悪性かの違いや、全摘か亜全摘かの違いや、リンパ節郭清の有無の違いなどによる入院日数の 差はほとんどなく、手術当日の手術時間に差(2〜6時間など)が出る程度です。
 もし仕事をしているのであれば、休暇の初日に入院して翌日手術を行うように調整し、1週間は休暇を取っておくのが無難だと思います。さらに術後は再診も ありますから、手術をしたらもう終わり、という認識ではいけません。再診の予定は病院によって差がありますから、担当医とよく相談してください。また最悪 の場合を想定するのであれば、反回神経麻痺によって数ヶ月間は声がかすれて聞き取れなくなる可能性があることを上司に伝えておくことも必要かもしれませ ん。



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おじゃまします 投稿者:あすなろ  投稿日: 9月27日(水)15時05分7秒

細胞検査士さま 過去の甲状腺の掲示板を2か月間何回も見て,自分に関することをプリントいたしました。皆さまの取り組み,それへの丁寧なご回答,プリン トが線で真っ黒になってしまいました。このコーナーには,本当に救われます。
 でも,やっぱり自分のことを聞きたいのです。掲示板を読んで理屈では納得しているのですが,すみません。7年目の再手術のことで聞きたいのです。リンパ 腫が4か月で1abも大きくなっているということで,左の郭清再手術をしました。終わって3か月目に入ったところです。執刀医は,本に載っている有名な先 生と主治医でした。術後1週間くらいしてから声が変になり,後で左反回神経麻痺と診断されました。主治医の話では,「再手術なので,反回神経が分からなく なっていた。電気メスでさわったのが原因。」ということです。初めのうちは,「声は突然治ることがある。」と言ってくれていましたが,最近は,「2か月す ぎてこれだから……。」「右の方から助けてくれるようになる。」などと変わってきました。前にSさんが,「声帯がペタッとなっていると神経が切れていると 分かる」(2001,10)と書いてあったのを思いだし,私の神経は永続麻痺になっているのかなあと不安になってきました。医者にそのことをすぐに聞かな かったのを後悔しています。「切ってはない」と,初めに言ってくれているのですが,電気メスの熱で痛められたのではないかと推測しています。ご回答では 「触った程度による」とありましたが…。前にあったのと同じような質問をして本当に申し訳ないのですが,わらをもつかむ気持ちなのです。1か月後でないと 検診してくれません。



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ひろさんへ 投稿者:たくよし  投稿日: 9月26日(火)21時37分13秒

ありがとうございます
ひろさんも同じ症状だったんですね。
僕は肩上げるのも辛い状態で肩に力が入らない時もあります。
朝なんてちょっと肩を動かすだけで痛みます。
手術した側の鎖骨も出っ張っているように見えます
まだ少し不安もありますが様子見ていきたいと思います






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たくよしさんへ 投稿者:ひろ  投稿日: 9月26日(火)19時26分11秒

30代男性です。私も5年前に右、3年前に左のリンパ節を郭清しました。術後1番の痛みがあったのは鎖骨でしたよ。首の張り、突っ張り感もしんどかったで す。突っ張り感はいまだにありますが人間はその状態にある程度対応していくようでなれました^^鎖骨周辺の痛みなどは術後で仕方ないと思いますが組織が修 復してくると日にち薬でなくなると思うので頑張ってください。骨転移とか考えがちですが大丈夫だとおもいますよ^^



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はじめまして 投稿者:いちご  投稿日: 9月25日(月)14時17分26秒

今日、病院で3.6センチほどの甲状腺腫瘍があるといわれ、良性か悪性かは1週間後にわかるそうです。良性でも手術しなけらばならない大きさだそうです が、1週間ぐらいで退院できるといわれましたが本当でしょうか?家庭や仕事の方が気になって、病気の知識もありません、最悪のケースも考えておいたほうが よいでしょうか?



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はじめまして 投稿者:たくよし  投稿日: 9月25日(月)11時49分20秒

どうもはじめまして、30代前半の男性です
今年の1月末に甲状腺乳頭がんで亜全摘とリンパ節郭清をしました
その後リンパ節転移にて7月末に再手術を行いました
今はチラージン2錠とカルシウムを飲んでいます
退院後に再手術した側の右の鎖骨と肩甲骨上部が痛くなり2ヶ月経ちました。
何もしてなくても痛くなる時もあり仕事もあまりできません。
主治医に言ってもいきなり関係ないから整形外科に行きなさいと言われ4ヵ所程整形外科に行きましたがレントゲン撮って骨に問題ないと言われ注射を打っても らっていますが良くならずもしかしたら骨に転移かと不安になります。
それと再手術の後が硬く腫れていて2ヶ月経った今でも毎日何度かズキッと痛みます。主治医は問題ないと言っていますが最初の手術後はこんな事はなかったと 思うのです
最近気になっているのでもし何かわかられる方いましたら教えてもらえませんでしょうか?宜しくお願い致します

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めろんさんへ 投稿者:プップ  投稿日: 9月25日(月)08時14分11秒

めろんさん、励ましのお言葉、ありがとうございます。
癌と告知されただけで大きなショックなのに、微小乳頭癌であるにもかかわらずリンパ節に転移しているなんて…。あと、どの位生きられるのかな、などとネガ ティブなことしか考えられない毎日でした。でも、癌という病気は、こんなクヨクヨとした人の細胞が大好きなんですよね。まだまだ時間はかかりそうですが、 今までの自分を振り返り、修正すべきところは修正して、少しずつ前向きにいきようと思っています。度々親身にご相談に乗ってくださった細胞検査士様、めろ んさんのお気持ちをとてもうれしく思います。



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すみません。 投稿者:ぴよ  投稿日: 9月24日(日)23時45分12秒

結果を聞いて動揺してしまいました。
過去ログをチェックせずに書き込み、申し訳ありません。
がんのすけ様、細胞検査士様、ご返答ありがとうございます。
色々これから勉強していこうと思います。
皆さん、お忙しい中お返事頂き本当にありがとうございました。




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ぴよさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月24日(日)22時34分32秒

 未分化癌はエコー検査を行なった時点で推定が可能なほど、いびつに甲状腺が腫れてきます。さらに未分化癌だった場合、細胞診で誤診や見落としの可能性は ゼロと思ってください。それほど、明らかに悪性度の高い細胞所見なのです。ですので、クラスVaと診断されたことや、臨床症状やその他検査結果から、未分 化癌である可能性はゼロと思ってください。ちなみに未分化癌は細胞診ではクラスX、もし顕微鏡で観察中に未分化癌であることが分かったら、直ちに臨床医に 電話して事情を説明し、臨床医は直ちに患者を緊急入院させる手段をとるはずです。
 しかし、乳頭癌もしくは濾胞癌が、いつ未分化癌に豹変するか(未分化転化)するかは現在の医療技術では分かりませんから、現在は否定できても、将来のこ とまで保障されたわけではありません。



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武藤さんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月24日(日)22時27分17秒

 甲状腺乳頭癌もしくは濾胞癌は、ヨード131という武器があるからこそ(成長が遅いことも相まって)長期生存が可能な悪性腫瘍なのです。ヨード131内 照射治療(アイソトープ治療)の他には、治療手段(抗癌剤や放射線治療など)がほとんどないと考えてください。ですので、もし武藤さんの年齢で甲状腺癌に 罹り、さらにアイソトープ治療が効かなかったら、平均寿命まで存命することは非常に厳しいことが予想されます。また統計学的に女性よりも男性のほうが予後 は悪いと報告されています。



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プップさん 投稿者:めろん  投稿日: 9月24日(日)11時03分56秒

はじめまして。

私も、術前は「リンパ節転移なし」といわれていたのが、取って見たら「13個中10個に転移あり」といわれ、目の前が真っ暗になってました。

でも、今はいろいろ悩んでも仕方ないということがわかり、目に見えない転移はアイソトープだけじゃなく、自分の免疫力で直すことができると信じて、生活、 食事、考え方を見直して、のんびり生活するように心がけてます。
怖がって泣いてちゃ癌が喜んじゃうな・・・って。

何年か後に手術となるかもしれないですが、自分の体を信じるしかないですよね。

がんばりましょう。



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ぴよさんへ 投稿者:がんのすけ  投稿日: 9月23日(土)04時18分56秒

横レスですけれど、はじめまして。
腫瘍が発見されて各種検査の真っ最中ではいろいろと不安ですね。
ただ、未分化癌については今ご覧になっているページの1つ前のページ(またはずれてその次)で同じような質問に細胞検査士さんが答えてらっしゃいますよ。
1度探してみて下さいね。
それからここのリンク集も活用されるといろんな情報を得ることが出来ますよ。
検査結果でもしも癌だったとしても、最小限の範囲だといいですね。



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ここは相談室ですか? 投稿者:気になってました  投稿日: 9月22日(金)22時57分41秒

ここ最近、簡単に過去に細胞検査士様が答えてくださってることについても、尋ねてる方がいらっしゃいます。
そんな質問に対しても細胞検査士様は、嫌な顔(というのもおかしいですが)せず、質問に答えてくださってます。
どうかみなさん、掲示板に書き込む前に、もう一度過去の掲示板を読み直してください。




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皆さん 読んでみませんか?   投稿者:おすすめ  投稿日: 9月22日(金)21時46分23秒

過去の掲示板一揆読み 

自分に当てはまる 
または 疑問に答えてくれている 
レスが 見つかるといいですね。


 
 



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細胞検査士様 投稿者:ぴよ  投稿日: 9月22日(金)18時18分2秒

的確なお返事ありがとうございます。
細胞診の結果が出ました。結果は擬陽性のクラス3aとのことで
先生がいうには癌の可能性が高いそうです。
しかし、病名をまだ言われていません・・・。
覚悟をしてたのに動揺してしまい、聞くのを忘れてしまいました。
10日後にヨードを取り込む検査をするとのことで、手術はバセドウの数値が
安定してからとのことです。
一番怖いのが未分化ガンだったらと思うととても不安です。
ただでさえバセドウでしんどいのに・・・。
腫瘍が発見されて3週間ですが、未分化ガンの可能性は高いのでしょうか?
お忙しいかと思いますが宜しくお願い致します。




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細胞検査士様 投稿者:プップ  投稿日: 9月21日(木)21時48分33秒

昨日は、お返事ありがとうございました。身にあまるご親切に、いつもとても感謝しております。さて、今日、表参道のI病院にセカンドオピニオンを聞きにい きました。結果的には、「今すぐに再手術を行ってアイソトープ治療をする必要はないと思う。癌研でも同じことを言うでしょう」とのことでした。その理由 は、CTやエコーで確認できる腫瘍がないし、モトとなる病巣はとってしまったからだそうです。また、微小乳頭癌でもリンパ節の転移は「すごく稀なことでは ない」ということでした。乳頭癌自体、非常に予後の良いものだから、不必要にメスを入れるべきではないと…。よって、定期的に経過観察を行うことを勧めら れました。気分的には非常に楽になりましたが、まだ、もやもやしているものがあることも事実です。まさかこんなコメントをいただくとは思っていませんでし たから。どちらを選ぶにしても自分で答えを出さないといけませんが、しばらく胸のあたりがつかえる状態は続きそうです。




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武藤さんへ 投稿者:スコット  投稿日: 9月21日(木)20時55分35秒

 ご自身の病気が不安で不安でしょうがないんですよね。でも一度“過去の掲示板一気読み”を読まれてはいかがですか。細胞検査士さんや他のいろんな方が質 問に答えてくださってますよ。 



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細胞検査士様へ 投稿者:武藤  投稿日: 9月21日(木)20時02分59秒

細胞検査士様ありがとうございます。
もう一つ聞きたいことがあります。遠隔転移していても若者はヨード131のアイソトープ治療が非常によく効くとのことですが、もしそれがきかなくて、遠隔 転移の場合だと
生存率は大幅に下がりますか?
そして、その場合は今28歳なんですが平均寿命までいきることは不可能と考えていいのですか?



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プップさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月20日(水)20時36分29秒

 「被膜を破っている」状態と言うのは、甲状腺内の癌組織を覆っている被膜のことでしょうか? もしくは「被膜」が甲状腺自体の被膜であるとすれば、甲状 腺の外へ癌細胞が飛び出し、筋肉や気管へ浸潤している可能性があることを意味します。その場合は「癌細胞が流れてどんどん転移」している可能性もあると思 います。なお頚部リンパ節へ転移するのは、甲状腺内の癌組織内で癌細胞がリンパ管に浸潤した結果ですので、被膜を破っている・破っていない、は無関係で す。いずれにせよ、細胞活動が活発な癌組織である可能性が高いです。
 進行が早い=予後が悪い、ということには必ずしもなりません。というのは、20歳以下で発症した乳頭癌は進行が早く、頚部リンパ節への転移や肺への遠隔 転移も多くの症例でみられますが、ヨード131のアイソトープ治療が非常によく効きますので、進行が早くても治療効果も高いので、予後はいいとされていま す。しかし、予後がいいとは言っても、当然、適切な治療を早期に受けることが絶対条件となります。年齢が進むにつれてヨード131の治療効果は薄れていき ますが、早期のうちにアイソトープ治療を受ければ、肺転移に対する効果は多少なりとも得られると思いますから、予後は向上すると考えられます。しかし頚部 リンパ節への転移に対してはヨード131内照射治療の効果はあまり(ほとんど)期待できません。
 大変申し訳ありませんが、癌の治療効果は患者さま個人個人で大きく異なりますし、私は医師ではありませんから、残存甲状腺を全摘してすぐにヨード131 内照射治療をお受けになったあとの予後についてはお答えできません。ただ、前向きに治療を受けることで免疫力も高まり、良い結果が得られると常に信じて治 療を進めることが肝要である、ということは確かです。



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乳頭がん転移? 投稿者:ちーぼー  投稿日: 9月20日(水)14時14分35秒

はじめまして!私は44歳主婦で9年前乳頭がん亜全摘出術を受け以後声帯麻痺以外は順調に過ごせていました。昨年京都の病院で披裂軟骨内転術を受け声は大 分改善され喜んでいました。がそれ以後リンパに1センチほどの影とサイログロブリン数値が上昇傾向にあり現在は76で次回は肺と肝臓のCTを薦められまし た。転移してる可能性は高いでしょうか。もし転移していた場合の治療法とか教えてください。



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みぽりん様 投稿者:マリー  投稿日: 9月20日(水)12時39分16秒

お返事が遅くなってすみませんでした。

みぽりんさんと私では、同じ甲状腺癌でも違う種類で薬に対しての内容も全然違ったみたいですね。大変失礼しました。細胞検査士さんに教えてもらえてよかっ たです。

みぽりんさんにとっての適量&合う薬が、早く見つかることを祈っています。
お互いにがんばりましょうね。これからもよろしくお願いします。



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細胞検査士様 投稿者:プップ  投稿日: 9月20日(水)10時16分51秒

早速、お返事を頂戴しありがとうございました。やはり、レアなケースなのですね。驚きと不安でいっぱいです。それと、申し訳ありませんが主治医の先生が 「被膜を破っているので、そこから癌細胞が流れてどんどん転移している」というようなことを言っていました。私もよく理解できなかったのですが、これもや はり稀なのでしょうか?また、私のような進行が早い場合は、一般的に予後はどうなのでしょうか?それはこれから、どう対処するかによって異なると思います が、仮に今後すぐに残りの右葉と両方のリンパ節を摘出し、ヨード131内照射をした場合はどうなのでしょうか?度々、本当に申し訳ございませんが、お返事 をお待ちしております。



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細胞検査士様 投稿者:マリー  投稿日: 9月20日(水)08時26分21秒

お返事ありがとうございました。
髄様癌はやっぱり乳頭癌と濾胞癌とは原因というか仕組みが違うんですね。
それによって、術後の対処方法もかなり違う事に改めてびっくりしました。

お忙しい中、お返事いただいて本当に有難う御座いました。
調べようにもなかなか資料がない中で不安や疑問が出てきたときに、この掲示板で細胞検査士様にいろいろ親切に詳しく教えていただける事で本当に助かってま す。
(お陰さまで安心して過ごす事が出来ています)
これからも、がんばってお薬とうまく付き合っていきたいと思います。
ありがとうございました。





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ぴよさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月19日(火)23時12分11秒

 バセドウ病は、TSHレセプターに対する自己免疫疾患ですので、腫瘍とはまったく別の疾患です。ですので、バセドウ病に癌や良性腫瘍が併発することは十 分ありえます。ちなみに橋本病と乳頭癌はよく併発することで知られています。



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プップさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月19日(火)23時05分58秒

 通常、1cm以下の微小乳頭癌の場合、頚部リンパ節へ転移する確率は数%と言われています。しかも頚部リンパ節に顕微鏡的な微小転移を起こしているとい う状況を踏まえれば、稀なケースと言えるでしょう。担当医の仰るとおり、切除していない頚部リンパ節にも多数転移している可能性は大きく、このまま経過観 察を続けていけば、日ごとにさらに次々と頚部リンパ節へ転移していく可能性も否定できません。悪性度が高いかどうかについては明言できませんが、進行が早 いタイプである可能性があります。また、年齢が進むにつれ、ヨード131内照射治療の効果も薄れていくという事実も無視できません。
 今すぐに全摘した場合の術後QOLと、手術を先延ばしにしたことにより癌細胞が広がってしまう可能性(遠隔転移も含め)を天秤にかけて熟慮し、ご自身で 結論を下して頂きたいと思います。



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さくらさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月19日(火)22時54分59秒

 良性腫瘍は「腫瘍」という名前が付いている通り、放置していれば(基本的に)無制限に大きくなります。例えば脳腫瘍は、そのほとんどは良性腫瘍なのです が、その腫瘍が外科手術の出来ない場所に発生した場合、際限なく大きくなって正常脳組織を圧迫して機能停止を引き起こし、良性腫瘍といえども死に至るとい うことは珍しくありません。
 ちなみに甲状腺乳頭癌を患った私の後輩は、2度目の手術から3度目の手術まで半年しか経っていませんでした。手術を受けたあとのメリットもよく考え、手 術を受けるか、現在の状態のまま経過観察を続けるか、結論を出して頂きたいと思います。


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マリーさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月19日(火)22時39分16秒

 髄様癌は甲状腺濾胞上皮細胞由来の癌ではありませんから、チラーヂンの飲み忘れ等でTSH値が高くなっても全く影響ありません。TSHが高くなると危険 な癌は、乳頭癌と濾胞癌です。髄様癌の場合は術後の甲状腺機能に関して(乳頭癌や濾胞癌に比べて)比較的ルーズかもしれません。



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武藤さんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月19日(火)22時35分44秒

 高分化型の乳頭癌の場合、遠隔転移する確率は10〜15%という研究報告があります。



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細胞検査士様:バセドウ合併 投稿者:ぴよ  投稿日: 9月19日(火)03時38分22秒

こんばんは。初めまして。
先日動悸、瀕脈、むくみ等で個人病院を受診し、甲状腺の血液検査をやったところ
バセドウ病と判明。その際にエコーもやってもらったのですが
1cmの腫瘍が左側に1つみつかりました。そして専門の先生がいる病院を紹介され
先週細胞診をやりました。結果は今週中です。
結果がクロでももう覚悟しているので手術はバッチコーイですが、
バセドウ病と甲状腺腫や甲状腺癌を合併することってあるのでしょうか?
先生はもし悪性だったらバセドウも一緒に手術するということでした。




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細胞検査士さま、マリーさんへ 投稿者:みぽりん  投稿日: 9月18日(月)15時58分52秒

細胞検査士さま、マリーさん、
いろいろと教えていただき、ありがとうございました。
私は、乳頭癌なので、やはり甲状腺ホルモン剤は必要だと再認識できました。
不眠症の解消、今週末には専門医に会うので聞いてみます。(また予約を勝手に変えられてしまい、まだ会っていないので)




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甲状腺の症状 投稿者:あすか  投稿日: 9月18日(月)14時53分26秒

はじめまして、女性なのでのどぼとけというのかわかりませんが、甲状腺があるとされる
位置の部分が痛い、ひだり耳までいたくなってます。
この症状、どうみても甲状腺ではないかと。
教えていただけませんか。



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細胞検査士様 投稿者:プップ  投稿日: 9月18日(月)10時04分29秒

2週間ほど前にご相談した46歳のプップです。その節はありがとうございました。6ミリの微小乳頭癌で左葉摘出と肉眼で腫れの見られた(超音波やCTでは 確認できませんでした)リンパ節を4本切除し、病理検査を行ったところ、6ミリの乳頭癌の他にも顕微鏡でしかわからない小さな癌が多数と、切除した4本の リンパ節のすべてに転移が見られました。先生は「こんな初期の小さな癌で、こんなに転移があるのは非常に珍しい。おそらく残した右葉にも癌やリンパ節の転 移がある可能性が高いので悪性度が高いのでは?よって当院では、早いうちに右葉を切除し、その後放射線治療を他院(駒込)で行うことを勧めます」と…。さ らに、「今週中に表参道のI病院でセカンドオピニオンをもらい、同意見ならば来週再手術をしましょう」とのことでした。私個人的には全摘した場合のQOL が心配ですし、1ヵ月のうちに2度も手術を行うことに非常に強い抵抗があります。それで命が助かるのであれば仕方ありませんが、そんなに急に、全摘しなけ ればいけないほど悪性度が高いのでしょうか?切羽詰っております。ぜひ、ご意見をお聞かせくださいませ。



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細胞検査士様 投稿者:さくら  投稿日: 9月17日(日)15時49分53秒

こんにちは。以前にも相談させて頂きいろいろ参考になりました。
今も定期的に内分泌科にて診察を受けていますが、この度2回目のエコーの検査があり、半年前より3ミリ位大きくなっていました。細胞も採り良性でした。喉 の辺りのつかえや、声を出しにくい時がありとても疲れます。今薬は飲んでいません。
先生より、腫瘍がだんだん大きくなると、気管を巻き込んできて、また1度手術をしているので癒着があり、難しくなるそうです。
質問なんですが、良性の腫瘍でも少しづつ大きくなるのでしょうか。
先生は手術で腫瘍を取るのが確実と言われましたが、1度目の手術から2年も経っていないので、とても恐ろしいです。何かアドバイスいただけないでしょう か。




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細胞検査士様 投稿者:マリー  投稿日: 9月17日(日)09時10分57秒

お返事ありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。
同じ甲状腺癌といっても種類が違うと内容も変わってくるんですね…それでは、私の場合は(髄様癌)はホルモンを減らしたからといっても再発の可能性が増え る訳ではないけど、濾胞癌などの方は可能性が増えるんですね?

なんか、【ホルモンを補給する為の薬】と認識していたのですが、(なので体が多いとの症状が出ていれば→減らせばイイ)との感覚だったのですが、その先に もいろいろな事があっていろんな事に関連してくるんですね。私の先生は髄様癌だったからなのか体がヒドイと訴えればじゃあ減らしましょうと簡単に減らして いたので。

人間の体って本当にすごい&不思議なんですね!!




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細胞検査士様 投稿者:はにぞう  投稿日: 9月17日(日)08時57分34秒

忙しい中、早速の返答有難う御座いました。




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細胞検査士様へ 投稿者:武藤  投稿日: 9月16日(土)21時25分17秒

細胞検査士様ありがとうございます。

遠隔転移してた場合、肺や脳や骨に見られるということですが、
それはどのくらいの確立でみられるものでしょうか?
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細胞検査士さま 投稿者:みよ  投稿日: 9月16日(土)16時54分58秒

 お忙しい中、顔も知らない私になどに色々親切に何度も返信して頂いて本当にありがとうこざいます。 じつは血のつながりこそない義理兄がちょうど一年前 に甲状腺癌で亡くなったのです。49歳の若さで。もう手術のできない状態でした。ほんとにあっと言うまでした。完治したい、気付かぬうちに未分化したらと か色々ネガティブに考えると恐ろしくて主治医を信頼できずに大幅な切除を希望してしまうのです。再発は今の目の前の手術後に考えるべきなのでしょうね。細 胞検査士さまこの数日お忙しいなか本当に感謝します。ありがとうございました。



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みよさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月16日(土)16時09分52秒

 微小乳頭癌であるにもかかわらず、甲状腺を全摘したいというみよさんのお気持ちに対して、個人的にはお勧めできない、という意味です。しかし手術をお受 けになるのはみよさん自身なのですから、後悔のないように十分考え、納得した上で結論を出ください。



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細胞検査士さま 投稿者:みよ  投稿日: 9月16日(土)14時39分25秒

 またまたお返事本当にありがとうございます。 今手術を目の前にして一生懸命いろいろ調べています。一番は恐いからです。  細胞検査士さまがさき程 おっしゃられたあまりおすすめできる手術内容ではないと言うのは、私の望む内容の方でしょうか?関西での専門病院(K )の言う事を信じた方が良いと言う事でしょうか?文章理解力がなくてすいません。



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はにぞうさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月16日(土)13時44分48秒

 微小リンパ節転移というのは、肉眼では転移しているかどうかわからないけれども、顕微鏡で観察して初めて転移が確認されるケースを言います。そのよう な、ごく初期の転移であれば、癌細胞の密度がまだ高くないのでヨード131の治療効果はあると思います。しかし通常、臨床的に転移が疑われる場合はエコー 検査や穿刺細胞診で所見が出てきますので、そのような大きく腫れたリンパ節(だいたい1cm以上)に対しては、癌細胞の密度が高すぎてヨード131の効果 が不十分となり、完全に破壊させることができず、生き残った癌細胞が再び増殖を始めます。ですので、もちろん100%効かないことはないのですが、99% 効果があったとしても、残った1%の癌細胞が再びリンパ節の中で増殖を始めてしまうので、結局は「効果なし」ということになるのです。



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みよさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月16日(土)13時32分52秒

 45歳を境にステージ分類が変わることをご存知のようですが、あくまでも統計学的に算出した年齢が45歳ということなのであって、44歳11ヶ月で治療 すれば効果があって、45歳1ヶ月で治療をしたら効果がなくなる、ということではありませんので誤解しないでください。学術的に数値が発表されているわけ ではありませんが、ヨード131の治療効果が高いのは20歳代までで、それからは徐々に治療効果が薄れていき、高齢者ではほとんど効果がなくなると考えら れています。もちろん、同じ乳頭癌であっても、患者さま個々でその効果は異なりますので、あくまでも参考までにお願いします。
 遠隔転移は甲状腺内の癌細胞が、甲状腺内の静脈に直接浸潤することによって起るのが通常です。リンパ節へ転移する経路とは異なりますので、転移リンパ節 の取り残し=遠隔転移という図式は、かなり進行した場合を除いて考えにくいです。
 患者さまが強く希望すれば全摘しないこともないと思いますが、私個人的にもお勧めできる手術内容ではありません。



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武藤さんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月16日(土)13時17分4秒

 進行した場合や未分化癌を除いて、甲状腺癌自体が全身症状に影響を及ぼすことはほとんどないと思います。しかし私は医師ではありませんので、臨床的な症 状の詳しいことまではわかりません。お役に立てず申し訳ありません。



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細胞検査士様 投稿者:はにぞう  投稿日: 9月16日(土)09時47分53秒

初めまして…
はにぞう♀(37歳)と申します。
以前は何回か書き込みしていたんですけど、ココんとこ拝見のみになってました。
少々気になる事があり、久しぶりに書き込みさせていたたきます。
以前から拝見してて
「頚部リンパ節転移&再発にヨード治療の効き目が殆ど無い」
との事でしたが…
私は3年前に甲状腺全摘と右リンパカクセイした後に取り残しがあるといけないのと遠隔転移予防の目的とでヨード治療を勧められ2回受けました。
遠隔&骨転移は無かったのですが、やはり首のリンパ節が何ヶ所か残っていました。
でも、微小のリンパ節は治療で消滅しました。
1.5mmのリンパ節は再手術でしたが…
100%効かないという事は無いですよね?

お忙しいところスミマセン!
宜しくお願いします!



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返信有難うございましたー再発に関して 投稿者:しゅん  投稿日: 9月16日(土)06時35分0秒

細胞検査士様

お返事ありがとうございました。ご意見をうかがえて、参考になりました。

ご指摘のとおり、まずは専門外科医の先生に診断していただこうと思います。5年前に執刀していただいた先生の所をたずねたところ、”癌であってもなくて も、このサイズであれば、とりあえずおおきくなるかという様子だけをみて、それから決断してもかわらない。喉を切ると声に対する影響がでるなどの、QOL に対するリスクをとらなければならない。6ヶ月ごとにエコーをとっての様子見を勧める”と言われました。Biopsyも、どちらにしても今切らないのな ら、必要はないのでは。。とのことでした。

とりあえず、不安なので、別な病院でもう一度セカンドオピニオンをきいて、それから決めたいと思っていますが。。

ありがとうございました。








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(無題) 投稿者:みよ  投稿日: 9月16日(土)03時37分58秒

細胞検査士さま     お返事ありがとうございます。リンパへの再発には取り残しなどがあればそのつど切って寿命を延ばせるようですが残った甲状腺から 新たな癌からの再発を恐れての全摘希望なのです。私の場合、真ん中に癌があり両方の葉にエコーでは捕えきれないのが仮にあった場合、今度再発と言うかたち でみつかればいくら微小癌といえどもたちが悪い遠隔転移しやすい物のような気がしてなりません。6年後の45歳で再発し再手術後に放射線治療してもあまり 治療効果でないようですね。あと遠隔転移はリンパの癌の取り残しではならないのでしょうか?残存で静脈経由でするのでしょいか?あつかましくも沢山質問し てすいません。よろしくお願いします。



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細胞検査士様へ 投稿者:武藤  投稿日: 9月16日(土)00時18分8秒

細胞検査士様ありがとうございます。
この腫瘍が全身症状に影響をあたえる事はありますか?
爪が痛いことや手の感覚がおかしい事がしばしばあります。とても心配です。
腫瘍は触らないようにします。




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マリーさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月15日(金)23時36分46秒

 血中の甲状腺ホルモン値が下がると、脳の中の視床下部という臓器がそれをキャッチして、TRHというホルモンを分泌します。TRHは同じく脳の中の下垂 体という臓器へ「甲状腺ホルモンを増やす信号(TSH)を放出せよ」という信号を伝える役割を果たし、下垂体は多量のTSHを分泌するようになります。 TSHは甲状腺濾胞上皮細胞に「甲状腺ホルモンを増産せよ」という信号を伝える役割を持っていますので、甲状腺濾胞上皮細胞からたくさんの甲状腺ホルモン (T3,T4)が分泌され、血中の甲状腺ホルモン値が上昇します。
 甲状腺を全摘した患者さまは、甲状腺ホルモン剤の服用量を減らすと、血中の甲状腺ホルモン値が減ることになり、従ってTSHも多量に分泌されるようにな る訳です。TSHは甲状腺濾胞上皮細胞由来の悪性腫瘍である、乳頭癌や濾胞癌の細胞に対しても刺激を与えることになり、癌細胞の活動を活発化させることに なります。ちなみに髄様癌や悪性リンパ腫はTSHとは無関係です。
 つまり、甲状腺を全摘した患者さまが、甲状腺ホルモン剤の服用量を(不必要に)減らすと、血中甲状腺ホルモン値が低下し、TSHが多量に分泌され、体内 に残存している乳頭癌や濾胞癌の活動を活発化させ、再発・転移を促進してしまう(再発の可能性を高くしてしまう)、という図式になる訳です。ですので、自 己判断でホルモン剤の服用量を減らすことは危険なのです。症状が不快な場合は早急に担当医に相談するのが最善です。



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みよさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月15日(金)23時17分44秒

 甲状腺の治療に関しては、同じ病院内であっても、医師が違えば治療方針が異なることはよくありますので、他の医師に聞いてみるのはいいと思いますが、そ の場合はセカンドオピニオンとは言わないと思います。それよりも、設備の整った専門病院でセカンドオピニオンをお受けになったほうがいいと思います。
 しかし担当医が全摘しなくても大丈夫と言うにはそれなりの理由があるはずです。ちなみに(頚部リンパ節への)転移に関しては全摘しても亜全摘にしても確 率的に結果は同じと思います。右外側にある腫瘍を摘出してほしいとのことですが、その腫瘍は甲状腺癌を疑うものなのでしょうか? 常識的に、癌を疑わない のであれば切除する必要はありません。不必要な手術をお受けになって、甲状腺ホルモン剤を一生涯服用する必要性が生じるほうが、術後のQOLを損なう結果 になりかねません。再発や転移の可能性が非常に低い微小乳頭癌なのに、やはり甲状腺全摘を希望するならば、現在の担当医に希望を伝え、もし聞き入れてもら えないのなら、他の病院で手術を受けることも必要と思います。



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しゅんさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月15日(金)22時39分17秒

 アメリカはご存知の通り、甲状腺癌の治療に関しては日本よりも数段も進んでいますので、アメリカでの担当医のアドバイスに従って治療を勧めるのがベスト と考えます。
 まず、しゅんさんは甲状腺全摘しているとのことですので、今回見つかった0.7×0.3×0.5cmの腫瘍というのは、転移を疑う頚部リンパ節のことで しょうか? 私は日本での治療の一般論しか知りませんが、もしそうならば、ヨード131の治療で頚部リンパ節の癌を消滅させることはほとんど不可能です。 第一選択肢は外科的切除です。どんなに小さくても、癌を疑う場合は切除するのが基本です。
 今回の腫瘍が頚部リンパ節の転移だとすれば、Biopsy(生検)は適応になりません。というのは、リンパ節の生検=摘出ですので、つまり切除術という ことになります。もしリンパ節だとしたら、「良性腫瘍」というものは存在しません。非腫瘍性か癌かのどちらかです。反応性リンパ節腫大の可能性はあります が、これも摘出して病理診断を行なわないと判断できません。それよりもその腫瘍に対して細胞診は行なわないのでしょうか? 日本ならまず細胞診を行なうと 思います。乳頭癌の頚部リンパ節転移ならば、細胞診で診断可能です。
 腫瘍が転移した頚部リンパ節ならば、手術時間は2〜4時間程度ではないでしょうか。アメリカのことはわかりませんが、日本では日帰り手術の適応にはなっ ていません。



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武藤さんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月15日(金)22時18分36秒

 可能性はゼロではありませんが、28歳という年齢で未分化癌はまず考えられません。ここ最近大きくなってきた感じがするとのことですが、未分化癌の場合 は数週間のうちに明らかに大きくなってくるのが特徴的です。しかし”腫れ”を常に触るのはやめたほうがいいでしょう。不必要に刺激を与えることは好ましく ありません。
 また、いくら有名な病院でも細胞診検査までに2ヶ月待ちというのは、ちょっと長すぎる気がしました。



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みぽりんさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月15日(金)22時13分46秒

 9月9日のみぽりんさんの投稿の件ですが、私は薬剤師ではありませんから、ホルモン剤を減らさないで不眠症などの副作用を和らげる方法に関しては助言で きません。お役に立てず、申し訳ありません。



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マリーさま 投稿者:みぽりん  投稿日: 9月14日(木)10時52分47秒

教えていただき、ありがとうございました。
本当ですね。外国によって薬の名前が違うのは驚きです。でも私が今飲んでいる薬とあまり変わらないお薬だと知って安心しました。
甲状腺ホルモンを減らすと再発の可能性があるというのは医学上では違うのかもしれませんが、私はシンガポールで二人の子供を出産していて、妊娠中、ホルモ ン値が下がり、そのせいか現地の医者はホルモン剤を200mgに増やしました。「iT'S NOT GOOD. NEED TO INCREASE THYROXINE」と言うだけで、理由はあまり説明がなかったので、私が勝手にそう思い込んでしまったのかもしれません。
私は2度、手術をしているので、これ以上再発で痛い思いをしたくないと思っているせいかもしれません。




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細胞検査士さまへ 投稿者:サチ  投稿日: 9月13日(水)21時39分6秒

ご意見、ありがとうございました。日本男性の平均寿命が78歳ですから、もう後2〜3年生きててくれれば恩の字、ということになるのかもしれません。私ど もは地方在住ですからI病院などの有名病院への受診は不可能です。来月大学病院への受診の予約を取るつもりです。積極的な治療は難しいと思いますが一日一 日を大切にしていこうと思っています。とり急ぎ、お礼を申し上げます。



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みぽりん様 投稿者:マリー  投稿日: 9月13日(水)19時32分29秒

私は、
チラージン(甲状腺を全摘した為、甲状腺ホルモンの補給)
乳酸カルシウムム=カルシウム(副甲状腺も摘出した為カルシウムの補給)
アルファロール=ビタミンD(カルシウムを吸収しやすくする為)と
教えてもらいました。

そうなんですね。外国では薬の名前が違うんですね。
考えてみれば当たり前ですが、ちょっとカルチャーショックな感じでした。
失礼しましたm(__)m

ところで、全摘してても甲状腺ホルモンを減らすと再発の可能性が増えたりする事があるんでしょうか?
私はきいたことが無かったのですが・・・とっても知りたいですよね。
そうでなければ、薬を減らしたいところですし。(低下症にならない程度に・・・)

細胞検査士様・・・お忙しいところ申し訳ありませんが、教えていただけませんか?



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サマンサ様 投稿者:マリー  投稿日: 9月13日(水)19時14分19秒

はじめまして。
やっぱり薬って大変ですよね。

上司とは、私の体に限っては『実は医者よりも自分が一番よく分かってるんじゃないか・・・』とか
話したりしています。
私はちょっと怖くって自分では調整しりした事は無いんですが・・・
でも、確かに3ヶ月に1回病院へ行って薬をもらい、検診&検査もして
我ながら、違う意味で【お金のかかる女】になったなぁと思います(^_^;)
でも、健康はお金で買えないってよく言いますけど、
本当に買えなくならないようにがんばって働いていきたいと思ってます。



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(無題) 投稿者:みよ  投稿日: 9月13日(水)15時12分55秒

すみません初めての投稿で間違えてしまいました。それとパソコンを持っていないので携帯からで失礼します。私は38歳です。お伺いしたい事は先月末に神戸 のK病院で7ミリの微小乳頭癌と診断されました。癌がど真ん中にあるため10月初めに手術予定です。私は全摘をしたいのですが担当医は中心から扇型に摘出 と下の2本のリンパ切除をする亜全摘だけでいいと言います。やはり転移が恐いのと気になる腫粒が右外側にあるのを取ってくれないようなのですが、こういう 場合どうしたら良いのでしょうか?同じ院内の他の先生にセカンドオピニオンしても同じ事なのでしょうか?おねがいします。


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(無題) 投稿者:みよ  投稿日: 9月13日(水)14時48分40秒

どうしたらいいのでしょうか?



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マリー様 投稿者:みぽりん  投稿日: 9月13日(水)14時36分33秒

教えてくださりありがとうございます。
シンガポールの医療はそれほど悪くはないのですが、甲状腺となると専門医と言っても人口が少ないゆえ、臨床経験が少ない医師が多いようです。私の医師もザ イロキシン(チラージン)150mgから土日のみ125mg 他150mgに下げてくれたのですが、あまり効果がなく不眠症がかえって悪化しているように思われました。予約制なのですぐに診察していただけなく、日本 人医師に聞いたところ、やはり不眠症は甲状腺ホルモンの過剰摂取と言われ、甲状腺ホルモン量を減らすと再発の可能性を恐れているかもしれないので、ホルモ ン量はそのままで今の副作用、動悸、不眠等を和らげる薬、B-bloker incationと言う薬を教えてくださり、さっそくその薬を服用できるかメールでシンガポール人医師に聞いたところ、南国の医師らしく、オーケーの返 事。何がオーケーなのか、患者が薬を提示して処方するなんて医師は日本だと信じられないと思うのでびっくりしている次第です。土曜日にその医師に会います が、あまり良くなければ、日本に帰って診断してもらうかと思っています。ところで、乳酸カルシウムとはカルシウム・ビタミンD剤と同じでしょうか?こちら の医師は乳酸カルシウムではなく、カルシウム・ビタミンD剤を処方します。カルシウムの数値も見てくれないので、次回の診察でお願いしようかと。。アル ファーロールと言うのはどういう薬ですか?
段々、心配になってきました。





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乳頭癌再発について 投稿者:しゅん  投稿日: 9月13日(水)12時38分30秒

はじめまして。現在アメリカ在住のものです。

5年前、乳頭癌で、甲状腺全摘、リンパ節かくせい、のどの周りに広がっている癌をこそぎ取る手術をして、又I−131の治療も受けました。そのあと、5年 間安定しておりました。45歳です。

昨日、エコーで0.7cmX0.3X0.5cmの腫瘍がみつかりました。1.5年前の検査では見つかっていなかったものです。又、Thyrogin  Stimulated Thyroglobulin test(サイロジンでTSHを一気に下げ、サイログラビリンのレベルを測る)で数値が上がっている ので、多分癌でしょうーと言われました。

さて、この治療方針を今手術医と話し始めているところですが。じつは、偶然にも今乳癌の治療中で、手術が終わり、数週間で抗癌剤治療を始めるところです。 乳癌の抗癌剤の治療をする前に、甲状腺の手術をするーーということも考えています。

1)この大きさの癌でも、小さいうちに切ってしまった方がいいのでしょうか。
2)癌かどうかこの小さい腫瘍を確かめるのに、Biopsyは有効でしょうか。
  良性腫瘍の可能性もあるのでしょうか。
3)この大きさの場合、I−131(アイオダイン治療)と手術とどちらがいいのでしょうか?次の再発をさけるためには、両方の治療をしたほうがいいので しょうか。
4)この大きさの手術の場合、どの程度の時間と、入院が必用でしょうか(外来でできる手術でしょうか)

ご意見をうかがえると非常にありがたいです。









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細胞検査士様へ 投稿者:武藤  投稿日: 9月12日(火)21時50分55秒

僕は28歳の男性です。右の甲状腺に腫瘍があります。
良性か悪性かは分からないので検査をしました。
でも有名な病院だそうで細胞検査までに2ヶ月も待たされています。
ここ最近大きくなってきた感じがします。触ってるからでしょうか?
もしくは未分化癌ですか?
心配でねれません。



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マリー様 投稿者:サマンサ  投稿日: 9月12日(火)20時11分46秒

はじめまして。私も同じような事がありました
私は去年の7月に手術で甲状腺を半摘しました
術後半年頃から低下症になりだしたため
【1日:チラージン50を1錠】処方されていましたが
勝手に減らして【1日:チラージン50を2分の1錠】飲んでいました
それも時々飲み忘れていて3日にチラージン50を2分の1錠のみ飲む事も多々ありましたが
3ヶ月後の甲状腺機能の血液検査では正常範囲内のちょうどド真ん中あたりの数値になっていました
その時、勝手に薬を減らしていた事は医者には内緒にしていましたので引き続き
【1日:チラージン50を1錠】処方されましたが、あいかわらず私は
勝手に減らして【1日:チラージン50を2分の1錠】飲んでいました、ところが
血液検査して1ヶ月目頃から横になっているのに動悸がしだして
低血圧なのにやや高めの血圧になり、恐くなってチラージンの飲む量をさらに減らして
みました【2日に1回のわりでチラージン50を2分の1錠】に減らしてみましたところ
動悸もなくなり血圧も普通にもどりました。
私の場合はいちいち病院へ行くのがめんどうくさいので
担当医には相談せず勝手に薬の量を減らしていますが、今の所不都合はありません
本当は医者に相談して薬の量を決めた方がいいのかな?
病院へ行くと金を支払わなくてはならないから嫌なんだよね・・・




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みぽりん様 投稿者:マリー  投稿日: 9月12日(火)13時15分45秒

はじめまして。私も同じような事があったので投稿してみました。

私は今年の1月に手術で甲状腺&副甲状腺の全摘をしました。
退院後は多少の調整をしながら
【1日:チラージン50×4、乳酸カルシウム×12g、アルファロール×3】を飲んでいましたが、

3月中旬に心臓の動悸が激しくなり、夜に寝ていてもドキドキして寝ていられませんでした。
そこで、こちらのHPで細胞検査士さんに相談すると『早めに病院へ』との事でしたので
早速病院で調べてみると動悸と少し不整脈が出ているとの事でした。
『甲状腺ホルモンが多くなっちゃったのかな』との事で
【1日:チラージン50×3、乳酸カルシウム×12g、アルファロール×3】に減りました。

その後は、動悸も治まったので薬の調整が出来たと安心していたのですが、
5、6月頃になんとなく血圧を測ってみるとかなり高いんですよね。
今まで血圧75−95くらいだったのに、
平均すると105−140脈拍は110〜120とかあるんです。
(体は全然元気だったんですが・・・)
そこでまたまた細胞検査士さんに相談して、簡単な血圧計でいろいろな時間に測って記録をし、
病院へ行ったのですが、(いつもの外科ではなく内科の先生に診てもらい)
【1日:チラージン50×2、乳酸カルシウム×8g、アルファロール×2】に減りました。
いきなりこんなに減らしても大丈夫なのか(※主治医じゃないのに・・・)と心配していましたが、
初日以降はテターニの症状もなく、現在まで来ています。
血圧も平均85−122、脈拍も78くらいに落ち着きました。

やっぱり良くも悪くも薬ってすごいんだなと思いつつ、【ちゃんと飲み忘れないようにしないと】と改めて思いました。

かなり長くなっちゃいましたが、
こんな感じで私の場合は動悸・血圧・脈拍は薬の量を調節することで良くなった来ました。
海外であれば、いろいろな大変な事もあるでしょうが、
もし、私と同じ様に薬の量などが原因で体調が悪いとの事であれば、
みぽりんさんにちょうどいい薬の量が見つかるといいですね。



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細胞検査士さま 投稿者:みぽりん  投稿日: 9月12日(火)12時47分1秒

細胞検査士さま宛で投稿しなかったからお返事がないのでしょうか?
9月9日の投稿に対してご教示いただけると幸甚です。
宜しくお願いいたします。




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細胞検査士さま 投稿者:カエルウオ  投稿日: 9月12日(火)12時05分53秒

お返事ありがとうございました!
サイログロブリン件なるほど納得いたしました。
今日診察日だったのですが、私から話そうと思ったのですが
医師の方から1週間後に再度の超音波と細胞診をすると言ってくれ安心しました。
確かに美容上の問題はあると思うほど大きい甲状腺を持っています。
それも、この数年でかなり大きくなった思います。
イロイロな情報に惑わされ、不安ではありますが、
こちらできちんと対応してもらえた事、非常に嬉しく思います。
また結果も報告させていただきます。
今後ともお世話になるかも知れませんが、よろしくお願い致します。



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サチさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月11日(月)20時25分53秒

 まず「最近明らかに首のしこりは大きくなってきました。」という表現がとても気になります。短期間(数週間レベル)で急激に大きくなったのでなければ未 分化癌ではないと思いますが、75歳という年齢でしこりの大きさが増大していることが事実であれば、状態はよくないような気がします。通常、高齢者である ほど腫瘍の増殖スピードは遅くなるものですが、分化が悪いと増大傾向がみられます。呼吸器官系の基礎疾患が多いようですし、それに加えて半身不随の状態で 全身麻酔による手術が可能かどうか、私には判断できません(それ以前に、全身麻酔に耐えられる身体なのか、疑問に感じます)。PEITは対処療法の代表的 な方法ですが、果たして4×4cmもの大きさの腫瘍に対してどれほどの効果があるのか、判断できません。あくまでも対処療法ですから、頚部の圧排を一時的 に緩和する程度の効果は望めると思いますが、延命効果が期待できるわけではありません。なおPEITの臨床的な効果や癌細胞が飛び散るか否かに関してです が、全く知識がありませんのでお答えできません。東京の原宿にあるI病院ではPEITを実施してるはずですから、もしサチさんが関東にお住まいでしたらセ カンドオピニオンに訪れてみてはいかがでしょうか?
 「なんとか手術をせずに、寿命を全うさせてやりたい」というお考えはよく分かりますが、現在のお父様の症状、つまり脳梗塞で半身不随となり、自立歩行不 能、要完全介護、失語(脳機能障害)という状態を踏まえ、サチさんはお父様の寿命はどのくらいとお考えでしょうか? あまりにもお父様の状態が悪すぎるの で、申し訳ありませんが、私にはお答えできません(無責任な発言になってしまうため)。「なんとか手術をせずに、寿命を全うさせてやりたい」という熱意を 担当医に訴え、必要であれば大学病院などの高度医療施設への転院も視野に入れ、お父様を支えて差し上げてください。お役に立てず申し訳ありません。



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カエルウオさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月11日(月)19時58分48秒

 まず「バセドウでも、サイログロブリンは腫瘍マーカーになるのでしょうか?」という質問ですが、これは大きな誤解です。サイログロブリンとは、人間の身 体の中で甲状腺濾胞上皮細胞のみが持つ、ヨード(ヨウ素)からT3やT4を合成する際に使われる重要な機能を持つタンパク質のことで、腫瘍マーカーではあ りません。腫瘍マーカーというのは、ある悪性腫瘍に罹患したときに血液検査で有意に上昇するタンパク質のことで、何の機能も持っていません。サイログロブ リンが腫瘍マーカーに「なりうる」場合と言うのは、乳頭癌もしくは濾胞癌の患者さまが甲状腺を全摘し、抗サイログロブリン抗体を持っていない(橋本病では ない)場合のみです。つまり、甲状腺が存在しない患者さまの場合、サイログロブリンは体内に存在してはいけないことになり、もし体内に乳頭癌もしくは濾胞 癌が残存していた場合、その癌細胞がサイログロブリンを産生するので、腫瘍マーカーに「なりうる」のです。
 また「濾胞癌に見られる症状のデコボコ」という表現ですが、これはエコー検査での所見のことでしょうか? これは正確に表現すると「濾胞癌『でも』見ら れる」であり、バセドウ病や結節性甲状腺腫などでも見られ、デコボコするのは結節が多発しているからです。なお「サイログロブリン1000以上」ですが、 もちろん悪性腫瘍で1000以上になることもありますが、バセドウ病や濾胞腺腫でも大きさによっては4桁まで上昇することがありますから、「1000以上 =癌」ではありません。
 血液検査の数値を拝見しましたが、まぎれもないバセドウ病です。しかし、バセドウ病に併発して悪性腫瘍が存在する可能性はゼロではありませんから、手術 して病理診断をした結果、「バセドウ病および乳頭癌(もしくは濾胞癌)でした」と言われる可能性はあります。もしそのような結果になったとしても、術前に 悪性腫瘍の併発を発見することは非常に難しいと思います。よほど癌組織が大きかったり、明らかに頚部リンパ節に転移していれば別ですが。。。
 私個人的な見解では、食事を飲み込む際に違和感を感じた時点で摘出手術をお受けになるべきだと思います。甲状腺は気管のすぐ上に位置している関係で、非 腫瘍性病変であっても気管を圧迫して声の変調を起こしますし、反回神経の圧迫によって声帯が麻痺する可能性もゼロではありませんし、食事を無理やり飲み込 むことで食道粘膜を痛める可能性もありますし、何より美容的に問題があるような気がします。



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細胞検査士さまへ 投稿者:サチ  投稿日: 9月11日(月)14時04分21秒

私も少しお尋ねしたく、書き込みします。
去年、父のことで頻繁にBBSでみなさまにアドバイスをいただきました。
私の父は、現在75才です。5年前に脳梗塞で倒れました。
何とか奇跡的に回復しましたが、後遺症は重く残りました。
右半身付随の度合いもひどく、自力歩行はほとんど出来ませんし、
立ち上がり、移乗など全てに介助が必要。そして失語。
しゃべれるのは「あい」とか「おい」とかの単語のみで、意思の疎通が困難です。

昨年5月、首の右側にしこりを見つけ、
耳鼻科で甲状腺乳頭癌と診断されました。
腫瘍の大きさは4×4センチほどで、石灰化の点在が見られるとのことで、
細胞診の結果でクラスXでしたので、甲状腺乳頭癌であろう、とのことでした。
大学病院の耳鼻科での手術を勧められました。
手術で根治を充分期待できるから…と言われていましたが、
手術をすると、もう後戻りはできない。そんな気がして。
予後の良い癌だとは言え、みなさんその後の再発予防や
転移のための補助治療を受けたり、再手術をしたり、と大変そうです。
そんなことになったら、父は耐えられるのか…心配でたまりませんでした。

大学病院の内分泌・代謝内科に甲状腺専門医がおられたので
受診をして相談をしてみました。(昨年6月)
検査の結果、肺・骨ともに転移を認めず、
甲状腺右葉のみの限局で、ステージUの癌でした。
しかし、胸部CTの肺の画像で、肺の転移は否定されたものの、
肺気腫と気管支拡張症を指摘されました。
おそらくかなり前からの疾患でしょう、と言われました。
よって、術後肺炎のリスクが高いこと、全身麻酔による脳梗塞の後遺症の悪化、
血栓のリスクもあること、などが手術に付随すると思われるデメリットでした。
腫瘍がどうにも大きくなったら経皮エタノール注入法(PEIT)
で今くらいの大きさに戻して…という手段も無くはないよ、と言われました。
⇒ただ、このPEITに関しては、最初の耳鼻科医師は首をかしげていました。
「そんなコトしたら、癌細胞が飛び散ってしまうと思うけど…」と。

結局、手術はせず、経過観察することにして一年ちょっと過ぎました。
でも、最近明らかに首のしこりは大きくなってきました。
そして、声も掠れてきたように思います。
なんとか手術をせずに、寿命を全うさせてやりたいのですが、
取り得る対症療法とはどのようなものがあるのでしょうか?
PEITはある程度は有効なのでしょうか?それとも、やはり悪性の場合
癌細胞が飛び散る危険があるのでしょうか?
お忙しい中、恐縮ですが、どうか教えて下さいませo(_ _)o 




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細胞検査士様 投稿者:カエルウオ  投稿日: 9月11日(月)01時41分10秒

はじめまして、こちらに書き込みするのは初めてです。よろしくお願い致します。
私は17歳でバセドウになり10年通院し、その後9年治療を中断し、今年7月から再度治療を開始しました。
ですが、最近忘れようとしても気になる事があります。
今年7月エコーの検査を受けたとき、検査技師が「ここにも、あ、ここにも」とつぶやき
その後担当医が検査結果を見て、ボコボコしているけど、手術するからいいか・・・と言いました。
甲状腺の大きさがかなりBigなので、アイソトープは効かないので亜全摘術の手術を薦められ、受ける事は決まっています。
ただ、サイログロブリン値が1300ngあり、イロイロ調べたり、こちらの過去ログを見たりしたのですが
よくわかりません。
バセドウでも、サイログロブリンは腫瘍マーカーになるのでしょうか?
また1300という数値はバセドウや中毒症でよくある数字でしょうか?

ある専門病院のHPでは、濾胞癌に見られる症状のデコボコ、サイログロブリン1000以上と
2つが当てはまっているので気になって仕方ありません。
担当医に再度腫瘍検査をして欲しいと頼んだのですが、現在血流が多く検査しても判断できないと言われ
伸ばし伸ばしになっていますが、もし癌だった場合はセカンドオピニオンも検討しているので、早めにわかれば心構えも変わってくると思ったり・・・。
FT4、FT3が正常値に入ったら手術すると言われてますが、疑ってる今、手術後に癌でした・・・って言うのはちょっとちょっと〜なのです。
きちんと理解したうえで、手術にもって行きたいのですが、このままじゃ、
手術が先になるか、ギリギリで「癌かも」と言われるような気さえします。
正常値に入るのも時間の問題です。
この治療を中断してた3年〜5年で、甲状腺の大きさも目立ってきたのもあり、
モノを飲み込むのも首を引いてごっくんだったりしました。(現在は慣れましたが・・・)
考え過ぎかもしれませんが、もし癌の可能性がある場合、
主治医の言うとおり今はまだ検査出来ない状態なのでしょうか?
(現在FT4、FT3は後少しで正常値。TSHは0.01のまま動かず。TSHレセプター抗体は937IU)
お忙しいとは思いますがアドバイスよろしくお願い致します。



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細胞検査士様 投稿者:ちぇりちぇり  投稿日: 9月10日(日)22時23分30秒

お忙しい中ご返答ありがとうございました。
次回の診察時に、チラージンを飲み忘れた事を言います。
また質問させていただく事があるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。





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細胞検査士さま 投稿者:aki  投稿日: 9月10日(日)12時26分0秒

お忙しい中、返信ありがとうございました。
今週末の手術がんばります。






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甲状腺ホルモン剤の副作用 投稿者:みぽりん  投稿日: 9月 9日(土)22時04分7秒

はじめまして。
私は現在シンガポールに在住しています。
8年前、東京の伊藤病院で2回目の甲状腺癌全摘出手術をし、その後シンガポール人の主人と結婚してこちらに来ました。
在星8年になります。癌の検診はこちらの病院でおこなっているのですが、最近、甲状腺ホルモン(T4)の数値が26.8(たぶん日本と数値は違うと思いま すが、正常値は9.6 - 19.1 molとあります)と高いと言われ、ホルモン剤のザイロキシン(チラージン?)を150mgから週末のみ125mg (週末以外150mg)に減らされて様子を見ています。
血液中の甲状腺ホルモンが高いせいなのかわからないのですが、2年前から不眠症に悩まされ、最近は週に2回ほど一晩、眠れなくなりました。こちらにある、 内科の日本人医師に診察してもらったところ、脈拍86、血圧が150/90と高く、不眠症の原因は精神的なことではなく甲状腺機能亢進症のせいではないか と言うことです。
私としても仕事をしているので、眠れないのは非常につらく、だからと言って甲状腺ホルモン剤の服用量を減らしたくはないので、(再発が怖いため)なんとか ホルモン剤を減らさないでこの副作用を和らげられないか模索しております。
どなたか同じような症状で悩まれた経験がありましたらお知らせください。(なにぶんすぐに日本に帰って診察をうけることができないので)




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細胞検査士様 投稿者:まる  投稿日: 9月 9日(土)01時01分36秒

首のシコリの件に関しては、昨日と今日、答えてくださった内容を次回の診察まで頭の隅に置きながら様子を見ることにします。
あと爪は皮膚科ということなので、近いうちに行ってみることにします。
お忙しい中、本当に、今回もありがとうございました!!感謝しております!!!




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akiさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月 8日(金)20時10分17秒

 濾胞性腫瘍は、濾胞癌か濾胞腺腫か判別できない状態を指します。濾胞性腫瘍が被膜を浸潤していたり、血管侵襲があったりすると「濾胞癌」と診断されます が、この所見がないときは濾胞腺腫となります。濾胞腺腫を背景に乳頭癌がある場合は乳頭癌と診断されますが、まれに濾胞型乳頭癌の場合もありますが、いず れにせよ乳頭癌の性格を持っています。しかしこれは、akiさんが「細胞診の結果から、癌だとは思わなかった」という経験から、「そういうこともある」と いう症例提示のつもりで述べたにすぎません。私はakiさんの病理標本を見たわけではないので、想像の域を超えません。



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まるさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月 8日(金)19時57分18秒

 首のしこりに関して、I病院にて穿刺細胞診で癌細胞が出ているのなら、転移で間違いないでしょう。甲状腺に関して細胞診は100%ではないですが、正確 に言うと、「細胞診で良性と判定されても、癌を否定したことにはならない」ですが、「細胞診で悪性と判定されたら、ほぼ癌で間違いない」です。
 また爪の状態ですが、確かに甲状腺機能で変化を示すことがありますが、その場合は機能障害がかなり進んだ状態で現れると思います。なお、甲状腺以外の様 々な病気で爪の状態は変化しますので、皮膚科での診察をお願い致します。お役に立てず申し訳ありません。



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細胞検査士さま 投稿者:aki  投稿日: 9月 8日(金)13時12分58秒

返信ありがとうございました。
すごく納得いたしました。
それで細胞検査士さんが返信くださった文章の中で1つ質問があるのですが、「乳頭癌は濾胞性腫瘍を背景に、一部乳頭状構造を示すタイプのものがあり、その 場合は乳頭癌と診断されますが、腫瘍のほとんどは濾胞性腫瘍のため…」とありましたが、この濾胞性腫瘍とは濾胞ガンのことをいうのでしょうか?
自分で調べてみたのですが、よくわからなくて・・・。
お忙しいのに申し訳ありませんが教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いします。



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細胞検査士さま 投稿者:まる  投稿日: 9月 8日(金)00時10分8秒

返信ありがとうございます!!(あれ以降もブログ頻繁に見てくださっていたなんて!何だかちょっとテレますが・・嬉しいです!)細胞検査士さんは那須によ く行かれるんですか!那須はいいですよね〜!次回行くときは牧場に行ってみようと思います!

免疫に関しての話は、とても興味深いですね。細胞検査士さんのおっしゃる免疫療法(癌細胞を取り出して抗原を抽出し採取したリンパ球を培養・・)というの は、ちらっと何かで読んだような気がしますが、高額な医療ですよね?でも、免疫力が大切と言われているように、いくら培養して戻しても本人が諦めたり、ク ヨクヨしてしまうとせっかく培養した細胞も力がなくなるんですよね?それとNKキラー細胞は2〜3日の命と読んだような記憶があります。
細胞検査士さんの言われるように、楽しい!嬉しい!気持ち良い!!ということを自分から積極的に感じるような生活を意識していきたいと思っています。

細胞検査士さんの後輩の方、立派ですね。目標や夢に向って前向きな強い気持ちが伝わってきます。これからも元気で頑張ってほしいなぁと陰ながら願っていま す。

それから首のシコリですが、正確な位置は耳たぶ(アゴの付け根)の位置から鎖骨に添っている筋?(首をヨコにしたときに斜めに浮いてくる筋?)ありますよ ね?その途中の辺りで、筋の(手前ではなく後ろ)にある感じです。でもこれは術前にあったのと同じ位置にあるような気がするのです(シコリを発見してから ほぼ毎日触っていたので、位置が同じだと個人的には感じます)
でもI病院のときはここから細胞をとって、がん細胞があったと言われた記憶がありますが・・細胞診も100%とは言えないですし。でも細胞検査士さまの言 われるように、頭部だとするとそれも怖いですね。その様な場合は脳神経外科ですよね?とりあえず今度は12月に行くので、また聞いてみようと思っています が。
それから、もう一つ聞きたいことがありました!(これは完全に先生に聞き忘れて、さっき思い出しました)術前から両手の親指の爪だけが、ヨコから見ると大 きく波打っていました(今は少し伸びてきたのでそれほどではないですが、左の爪は「爪半月」の部分を押すと他の爪より少し柔らかい弾力があります(普通は ないですよね)甲状腺機能障害は爪に現れたりすることもあるようですが、これは甲状腺と関係あるのでしょうか?
忙しいのにすみませんが、宜しくお願いします。
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まるさんへ(追加) 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月 7日(木)22時30分42秒

 耳より後ろのほうのリンパ節まで甲状腺癌が転移した、という症例は聞いたことがありません。いわゆる首筋のそばにあるリンパ節であれば、それは首よりも 上の領域が関係すると思います。よく頭部外傷があると首筋のリンパ節が腫れたりします。因果関係はわかりませんが、個人的には甲状腺癌の転移は否定的で す。



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まるさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月 7日(木)22時24分50秒

 まるさんのブログ、結構頻繁に拝見させて頂いております。癌に勝つためには免疫力なくして語れません。仮にターゲットが細菌や真菌であれば、その生物学 的特性を利用した抗生剤で治療できますが、ウィルスは有効な抗生剤が存在しません。なぜならウィルスは細胞内に入って爆発的に増殖するため、直接破壊でき ないからです。子供の時に風疹や麻疹やインフルエンザのワクチンを打ちましたよね? あれは本当のウィルスが体内に入ってきた時に、即座に免疫抗体が産生 されるように、あらかじめウィルスの抗原を利用したワクチンを注射し、免疫力をつけておく働きがあるのです。
 当然ですが、元々、癌細胞はそのひと自身の細胞なのです。起源が自分自身の細胞ですので、癌細胞だけを選択的に破壊する治療方法はほとんどないと言って も過言ではないでしょう。やはり正常細胞をある程度犠牲にするしかないのが現状です。しかし、免疫療法というのは注目を浴びている治療方法の一つです。癌 細胞というのは正常な細胞が持つタンパクとは異なるタンパクを持っていることが分かっており、そのひとつが癌遺伝子に関与するタンパクです(このカラクリ を解説すると投稿文字制限を超えてしまうので割愛します)。その異常なタンパク質に対する抗体を作ってやれば、癌細胞だけを特異的に破壊させることができ る、というわけです。実際には、癌細胞を取り出して抗原を抽出し、患者さまから採取したリンパ球を培養して免疫抗体が産生されるようにしてから体内へ戻 す、という具合です。
 これを自分のもつ天然の免疫力で癌細胞を消滅もしくは抑制させることができるのです。上述の免疫療法では、免疫抗体を産生されるようにするには特殊な薬 品を使いますが、人間の身体では「ポジティブな心掛け」が免疫抗体の産生を促す刺激となるのです。ですから、クヨクヨしていては免疫力が上がらず、癌細胞 に負けてしまいます。免疫力のアップに関しては、医学的な根拠などなくても、患者さま自身が「楽しい」「うれしい」「気持いい」などとポジティブに感じる ことで免疫力はアップしますので、常にそう心掛けて生活していくことが肝要なのです。
 ちなみに2月15日に投稿した後輩の件ですが、その後は順調に経過し、無事に国家試験にも合格して、現在はある病院で医療従事者として日々勉強しつつ頑 張っております。
 私もよく那須へ旅行に行きます。那須は硫黄泉なんですよね。那須ハイランドパークやりんどう湖ファミリー牧場が大好きです。



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細胞検査士様 投稿者:まる  投稿日: 9月 7日(木)22時09分35秒

今日診察に行ってきました。術後から気になっているシコリの件を聞いたところ、先生はシコリがかなり後ろ(耳寄り後ろの所で背骨に近いところですねと言っ ていました)が「シコリが取り残しか、再発したものかは今はまだ何とも言えない」と言っていました。血液検査の結果はFT3が2.4 FT4が1.47、 TSHが0.76、HTgが1.4、TgAbが10.00↓Caが9.1、Pが3.6 となっていました。
先生は特に心配ないとおっしゃっていましたので一安心はしていますが、聞き忘れてしまったのが、HTgの値です。
気になるシコリとこの値を細胞検査士さんはどう思われますか?
お忙しい中申し訳ありませんが、教えていただけると嬉しいです。宜しくお願いします。




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ちぇりちぇりさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月 7日(木)21時41分6秒

 おいちゃんさんの仰るとおりで、TSHと癌の再発との関連はないと考えてください。ごく稀に、癌の再発により癌細胞が産生する甲状腺ホルモン(もちろん 異常なタンパク)の影響を受けてTSHが低下することがあります。
 なお、チラーヂンを飲み忘れたということを、次回再診時にちゃんと担当医に申し出てください。TSHが高値になる理由を、チラーヂンの服用量が足りてい ないと判断されてしまうと、チラーヂンの投与量を増やされてしまいます。毎朝その指示量を服用してしまうと、甲状腺機能亢進症の状態になってしまい、体力 を消耗してしまいますので危険です。チラーヂンは、少なすぎても多すぎても、ダメなのです。



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akiさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月 7日(木)21時30分47秒

 しこりが3cmとのことですが、その3cmの腫瘍の一部に乳頭癌があった可能性があります。乳頭癌は濾胞性腫瘍を背景に、一部乳頭状構造を示すタイプの ものがあり、その場合は乳頭癌と診断されますが、腫瘍のほとんどは濾胞性腫瘍のため、術前の細胞診では癌細胞が採取されていないことがあります。そうでな くても、細胞診で甲状腺癌と診断されるまでには、医師による甲状腺穿刺において癌組織に命中していること、穿刺吸引した際に注射針内に癌細胞が吸引されて いること、スライドガラスに癌細胞を吹き付けした際に適度な厚さで塗抹されること、癌細胞を乾燥させずに直ちに固定液に浸漬されていること、細胞検査士に よる鏡検作業が適切に行なわれていること、以上のファクターが全て満たされて初めて「甲状腺癌」と診断されるわけです。ですので、手術で摘出した甲状腺腫 瘍を病理組織診断した結果、癌であったけれども術前の細胞診では癌と診断されていなかった、ということは、残念ながら時々経験します。医師は細胞診の結果 のみで臨床診断を下しているわけではなく、血液検査やエコー所見、触診などの複数の検査所見から総合的に判断して「癌」「癌かもしれない」「鑑別困難」 「癌ではないと思う」などと診断しているわけです。akiさんのケースは決して特別ではなく、結果的には残念でしたけれども、現在の医療技術では100% はあり得ないのです。



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さくらさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月 7日(木)21時16分30秒

 悪性リンパ腫は血液検査では診断できません。リンパ節の中でのみ癌細胞が増殖するため、抹消血には反映されないからです。あえていうならばリンパ腫細胞 の崩壊によりLDHが上昇するかもしれません。ちなみに血液検査で診断できるのは白血病です。
 また年齢が25歳でも悪性リンパ腫の患者さまはいらっしゃいます。特にホジキンリンパ腫という特殊な悪性リンパ腫は、ちょうどさくらさんの年齢によく発 病し、首のリンパ節が腫れることもあります。心配なようでしたら総合病院や大学病院クラスの耳鼻咽喉科もしくは外科を受診してください。



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まるさんへ 投稿者:aki  投稿日: 9月 7日(木)09時59分47秒

お返事ありがとうございます。
まるさんは病院を4ヶ所も回られたんですね。
まるさんの手術した病院の冊子の説明、よくわかりました。
私のケースは特殊なのか、行った病院が悪かったのか、とかいろいろかんがえました。
でも考えてても仕方がないので、とりあえず今は来週のリンパ郭清の手術がんばろうと思います。
まるさん、ありがとうございました!



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グッチさま 投稿者:aki  投稿日: 9月 7日(木)09時22分22秒

お返事ありがとうございます。
私もガンとわかってから、落ち込んだりいろいろ悩んだりしましたが、クヨクヨしてても前には進めませんよね!
それよりもまず今するべきことをして、気持ちを前向きに切り替えていこうと思います。
ありがとうございました。



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おいちゃんさんへ 投稿者:ちぇりちぇり  投稿日: 9月 6日(水)23時27分6秒

お返事ありがとうございます。
モヤモヤした気分が晴れました!。
主治医の先生は、カルシウムの値と甲状腺ホルモン量?はOKですと言いましたが、サイログロブリンやF−T3の事は何も言わなかったので・・・ふと、検査 してるのかな?と今少し不安になりましたが、自分の事なのでちゃんと聞けば良かったです。今度は血液検査の結果を貰ってこようと思います。
実は、チラージンを飲み忘れたりする事が何日かありました・・・。いけませんね。これからは忘れずに必ず飲みます。
おいちゃんさんは明日検診なのですね。肝機能の数値などが改善されていると良いですね。この掲示板は本当にありがたい掲示板です。また質問させて頂く事が あるかもしれませんが、その時は宜しくお願いいたします。




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ちぇりちぇりさんへ(言い忘れ) 投稿者:おいちゃん  投稿日: 9月 6日(水)22時06分22秒

言い忘れました。サイログロブリンは甲状腺細胞が発する特有のタンパク質で、全摘して甲状腺細胞がない以上、あるいは取り残しがあっても眠っている限り、 ゼロに近い値のはずです。そういった状況では、ヨウ素を取り込みやすい甲状腺細胞がない訳ですから、刺激される相手がいないわけで、昆布、わかめも問題な しです。私は海育ちで、めかぶをばりばり食べています。



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ちぇりちぇりさんへ 投稿者:おいちゃん  投稿日: 9月 6日(水)21時59分6秒

細胞検査士さんは、日頃からお忙しそうなので、私でもわかりそうな質問なので、私の知識で。私も3年前に乳頭癌で全摘しました。TSHの上昇はF-T3の 欠乏を意味しますから、チラージンの飲み忘れ、もしくは2錠では少し足らないことを意味しています。チラージンの量はどうも体の大きさで決まるようで、体 重70kgのおいちゃんは毎日3錠です。お医者さんの言っていた内容からすると、ちぇりちぇりさんが誤解されていて、再発とTSHは関係なく、逆にF- T3不足で高TSHが続くと、仮に取り残しがあった場合に眠っていた癌細胞が刺激され元気になり、再発してしまうということです。おそらく、術後の血液検 査でサイログロブリンもみていると思いますが、あれが唯一全摘した人の腫瘍マーカーです。今後、高F-T3、低TSHとなるように、主治医の先生がチラー ジンを処方されることだと思います。私は明日3ヶ月に一度の検診で、先週の採血の結果を確認します。サイログロブリンも気にはなりますが、最近はコレステ ロールとγGTP(お酒の飲み過ぎ)の方が気になっています。TSHはほとんど相手にしていません。仕事の調子が悪く、落ち込むと、勝手に低F-T3だか ら仕方ないんだなんて、勝手に思っていますが、果たしてそんな状況で採血すると、本当はどうなのやら。いずれにせよ、全摘されたなら、あまり気にせず、サ イログロブリンのみをモニターしていれば十分なはずです。もちろん、低F-T3は禁物だと思いますが。



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akisさんへ 投稿者:まる  投稿日: 9月 6日(水)21時21分10秒

乳頭がんで手術した「まる」と言います。(細胞検査士様への質問となっておりますが、参考になればと書きました)
私も左の首に1.5pのシコリを自分で見つけて4ヶ所の病院で、触診、血液検査、超音波で心配ないでしょうと言われました。でも自分で納得行かなかったた め、また別の病院へ行ったところ首のシコリではなく、甲状腺の腫れを指摘され、検査の結果「乳頭がん」でした。そこでは首のしこりを細胞診しましたが「シ コリ」からはガン細胞はなかったといわれました。
でもその後にセカンドオピニオンで専門病院へ行ったところ、首のシコリからも乳頭がんの細胞が見つかりました。
私の手術した病院の冊子にはこの様に書かれています。
「細胞診はシコリの一部を刺して診断しますが、例えば5センチ大のシコリに対しても針の太さは1ミリ程度ですので、全体が評価されるとは限りません。針が 適切な場所にあたっていなければ、悪い病変があっても診断が下せない事になります。そこで、如何に正確に診断を下すことのできる部位に針を刺すかが一番重 要なポイントとなります。そこで当院では、針を刺す部位を超音波にて観察しながら針を刺すエコー下細胞診を行うことでより正確な診断が可能となっていま す」とあります。
つまりこの説明からも、私の体験からも、細胞診も100%確実とは言い切れないという事だと思います。目で区別できる細胞なら別ですけど・・・こればっか りは仕方ないことかもしれません。
手術、がんばってくださいね。



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乳頭癌全摘手術後のTSH 投稿者:ちぇりちぇり  投稿日: 9月 6日(水)19時34分16秒

初めまして。
細胞検査士様にお伺いしたく書き込みをしました。
よろしくお願いします。
甲状腺乳頭癌で5月(35歳)に全摘出手術をしました。
お薬は、チラージンを毎朝2錠とアルファロールを毎食後1錠服用してします。
経過観察として1ヶ月に1回診察に通院(触診)・採血をしています。
先日通院した時の採血検査で、前回までのTSHは0.3ぐらいだったのが、
今回は6くらいに上がっていました。
触診ではリンパ節には異常無しでした。
主治医からは、次回の採血(1ヶ月後)の結果を見て薬の量を決める。という事と、
TSHの値が高くなると再発の可能性があると言われました。
お聞きしたい事は、THSの値が1ヶ月足らずで上がるという事はやはり再発しているのでしょうか?
また、次回までに正常値になる可能性はありますか?
昆布とかのヨードを制限する必要はあるのですか?
以前に再発を繰り返す乳頭癌があると前に読んだ記憶があるので・・・落ち着かない気持ちになっています。
でも、私を支えてくれる家族の為に自分自身の為にも明るい気持ちになろうと思います。


  



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(無題) 投稿者:グッチ  投稿日: 9月 6日(水)13時16分0秒

私も初めて投稿します。

34歳の会社員です。
3月末に私も甲状腺癌の左葉摘出手術を受けました。
癌の種類は髄様癌です。
最初は血液検査の値で髄様癌特有のカルシトニン高値で疑われ、次に超音波検査で左様に1.5cmの腫瘍が見られ、念の為の細胞診でクラスXの結果となり、 手術に至りました。
その時点では主治医からは単一の癌であるから、これさえ取れば大丈夫と言われていました。・・・が、手術後に摘出した甲状腺と念の為に取ったと言われた8 つのリンパ節から合計24個の癌細胞(全て5mm以下)が見つかったと報告を受けました。さらによく聞くと最初に癌細胞だと言われていた、1.5cmの腫 瘍は癌ではなくリンパ節のかたまりのようだ。とも言われ、じゃあ最初の細胞診は何だったの?って感じです。さらに言えば術後の血液検査でもカルシトニンの 値は変わらず高値を示しており、腫瘍マーカーも高めというのが現状です。しかしながらCT、超音波では腫瘍の所見は見つからず、今のところ体内にはおそら く、小さな癌細胞があるのだろうが、手の内様が無いと主治医は言っています。
確かに見えないものを取れとは言えない為、時限爆弾を抱えての生活で不安ではありますが、ここの投稿を読んでいるとそんなに怖がらなくてもいいように思え てくるので助かっています。akiさんの投稿を拝見しても不可思議な事で不安だと思いますが、人間のする事です。全てが完璧な人はいません。それを考える より、今後のことを前向きに考えていきましょう。仕事の休憩時間なので中途半端ですが、ここまでしか書けませんでした。あと、私の癌についても他にこうし たらいいのでは?という意見がありましたら教えて下さい。よろしくお願いします。



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細胞検査士さま 投稿者:aki  投稿日: 9月 6日(水)11時51分39秒

初めてメールいたします。
37歳の主婦ですが、細胞検査士さまにきいてもらいたいことがあり
メールいたしました、よろしくお願いします。

今年の3月末に左の首にしこりを発見し、近くの病院で検査しました。
そのときはエコーとCTと血液検査でした。
結果は良性とのことだったんですが、念のため細胞診をしました。
そのときも良性だったといわれたのですが「しこりが3cmあるし、ガンかどうかは
切ってみないと(手術しないと)わからないから取ったほうがいい」と言われ
7月に甲状腺左葉摘出でした手術しました。
すると病理から返ってきた結果は「乳頭ガン」だったので驚きました。
主治医も再度別の病理の方に調べてもらったけどやはり結果は同じでした。
その後エコーとCTを撮ったら、肺には転移してなかったものの術前には見られなかった
リンパ節が腫れているとのことでした。
別の病院の専門医師を紹介され、そこで細胞診をしたらやはり転移しているとのことでした。
来週リンパ郭清の手術をうけます。
みなさんはだいたい検査で乳頭ガンだとわかるケースが多いように見受けられますが、
私のようなケースは珍しいのでしょうか?
細胞診のとき、たまたまガンの部分の細胞を取れなかったのでしょうか?
そういうことってありますか?
初めの手術時に乳頭ガンだとわかっていれば、そのとき一緒にリンパ節の郭清の手術も
できたのに・・・と思っておりますが・・・。




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(無題) 投稿者:さくら  投稿日: 9月 5日(火)20時49分49秒

初めてメールします 一ヶ月前から耳後ろのリンパがビー球のようにしこりになって近くの内科で血液検査の異常はなく 風邪の症状もないままですが 風邪だ ろう という診断になりました
年齢も25ということもあり悪性リンパの可能性は低いとのこと でも小さくなった気はしますがしこりは消えません  大きい病院で見てもらったほうがよい のでしょうか



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細胞検査士さま 投稿者:まる  投稿日: 9月 4日(月)22時18分23秒

お久しぶりです!投稿はしていませんでしたが1週間に3回は覘いていました。
毎日たくさんの方の質問に丁寧に答えられている内容を読ませていただくと、まだまだ知らないことがたくさんあるなぁと、いつも勉強させていただいてます。
2/15の「過去の掲示板一気読み」も拝見しました。強いメッセージを感じると同時に、最後の方に書かれていた免疫力の言葉には、とても勇気づけられまし た。
というのは、私は最近ある本をきっかけに、がんになった自分のこれまでを立ち止まって考えてみること、そして細胞検査士さまが「みなさんへ」の中で書かれ ていたように、免疫力が重要なんだ!と考えるようになっていたからです。
なので最近の自分のブログには免疫力の事を書き始めていて、自分なりに色々とあれこれやったことなどを書いています。(今は体温を高くするために溶岩浴 (岩盤浴のようなもの)や玄米、気功やヨガなどの深い呼吸をすることなどをしています)
最近の近況はこんな感じです。(今週の木曜は、術後2度目の診察です)
また何かありましたら投稿させていただくこともあるかと思いますが、その時はどうぞよろしくお願いいたします。
まだまだ暑い日々もありますので、体調くずされないようになさってくださいね。
http://season1.way-nifty.com/anego/



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細胞検査士様へ 投稿者:keiko  投稿日: 9月 4日(月)21時25分0秒

2月15日の投稿を読ませていただきました。
胸に響くものがありました!
少しずつ落ち着いてきました。落ち込んでばかりだと余計に体が悪くなってしまうので
前向きに前向きに頑張りたいと思います。
細胞検査士様ありがとうございます。これからもよろしくお願いします!



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keikoさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月 4日(月)12時05分8秒

 もし甲状腺の腫瘍が悪性だった場合、これから先のことを考えれば絶望的な気持ちになる心境はよくわかります。しかし甲状腺癌(除未分化癌)は非常に予後 の良い悪性腫瘍であることは忘れないでください。なってしまったものは仕方ないので、一日でも早く万事ポジティブ思考で歩んでいかれることを願います。ご 参考までに紹介しますが、もし時間がありましたら、当掲示板の「過去の掲示板一気読み」のなかで、今年の2月15日に私が投稿した「みなさんへ」という題 名の投稿をお読みください。



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細胞検査士さんへ 投稿者:がんのすけ  投稿日: 9月 3日(日)22時01分1秒

お忙しい中早速お返事くださってありがとうございます。
転移後はそんなに違いはないんですね。
濾胞癌に偏った、間違った情報を発信していたのでは?とちょっと心配になりましたので。
少し安心しました。


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細胞検査士様へ 投稿者:プップ  投稿日: 9月 3日(日)20時29分56秒

さっそく、ご丁寧なお返事をありがとうございまいた。検査士様の真摯で心あたたまるお言葉に、私を含め本当に多くの方々が救われています。一度も顔も見た ことのない人のために、無償でご自分のできる限りのことをされている姿勢には、ただただ頭が下がります。検査士様のおっしゃる通り、医師と患者の信頼関係 は、病気を治療していく上で非常い重要だということがあらためて知ることとなりました。私の執刀医も、検査士様のように、とても真摯で熱心な方です。そん な先生の言葉に疑いを持った自分が、情けないような気分です。今の先生を信頼して、手術に臨みます。検査士様も無理のないよう、お体に気をつけて、これか らも多くの人に勇気を与えてください。ありがとうございました。



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がんのすけ様、細胞検査士様へ 投稿者:keiko  投稿日: 9月 3日(日)16時18分13秒

迅速なご解答本当にありがとうございます!正直私は恐いです。この癌のせいであと60年くらいある寿命を全うできないのではと毎日泣いて落ち込み寝てばか りいました。でも細胞検査士様やがんのすけ様の手助けで少し勇気と頑張ろうという気持ちがでてきました。これからも度々つまらない質問をさせていただきま すがどうかよろしくお願いします!



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細胞検査士様へ 投稿者:ピース  投稿日: 9月 3日(日)15時31分23秒

回答して頂き、本当にありがとうございます。リンパ郭清の詳細については、もう一度、担当医師に確認をしてみます。
専門的な事をすぐに答えて頂けて、とても感謝しています。また、この掲示板での皆様の経験を読ませていただく事で冷静に母の病気を受け止める事ができたと 思います。検査士様の最後におっしゃったことを忘れずに、母の支えになっていきたいと思います。またご質問させていただく事があるかもしれませんが、その 時はぜひ宜しくお願い致します。



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がんのすけさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月 3日(日)14時55分0秒

 乳頭癌はリンパ行性転移を起こしやすいので頚部リンパ節には高頻度で転移しますが、肺転移を起こす確率は小さいです。一方、濾胞癌は血行性転移を起こし やすいので肺や骨などへ遠隔転移しやすいです。別の見方をすれば、乳頭癌はかなり進行した場合に肺転移を起こす傾向にあるのに対し、濾胞癌は比較的早期の うちから肺転移を起こすことがある、ということが言えます。濾胞癌のほうが若干予後が悪いといわれているのは、このあたりが要因となっていると思われま す。
 しかし肺転移を起こした状態で比較すると、乳頭癌も濾胞癌もほとんど違いありません。ヨード131による治療効果も同等ですし、統計学的に両者に有意差 はないはずです。



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keikoさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月 3日(日)14時40分1秒

 遠隔転移した癌細胞が転移先で増殖し、症状が出るまでの期間は患者さまによって様々ですからお答えできません。なぜ患者さまによって様々かというと、癌 細胞のもつ癌遺伝子の異常の程度が、患者さまによって様々だからです。ですので、甲状腺内の癌組織の大きさが小さくても肺に転移した癌組織の増殖速度が速 い方もいれば、甲状腺内の癌組織がかなり大きくても全く遠隔転移しない方もいらっしゃいます。
 私は医師ではありませんので、I病院の担当医や、がんのすけさんのような転移の経験を持つ方へ質問してみてください。



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肺転移 投稿者:がんのすけ  投稿日: 9月 3日(日)14時14分57秒

お久しぶりです。こちらにはすっかりご無沙汰しております。

>細胞検査士さん
すごく今更な質問なのですが、乳頭癌の肺転移と濾胞癌の肺転移では何か違いがあるんでしょうか?
ふと浮かんだ疑問ですが、お時間があればよろしくお願いします。

>keikoさん
肺に転移しても状況はそんなに変化しませんよ。
進行は今まで通りゆっくりだし、無自覚無症状です。
私は濾胞癌(たぶん(笑))ですが肺転移についてまとめてありますので、よろしければどうぞ。
一応、Miloさんにリンク集からリンクを貼ってもらってるんですけど。

http://www17.plala.or.jp/ganchanmemo/



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細胞検査士さんへ 投稿者:リコ  投稿日: 9月 3日(日)13時21分24秒

細胞検査士さんのおかげで先生に伺う事ができずにいたことがよく分かりました。足腰が弱く疲れやすいといいますが今のところ自分のことができ食べ物もおい しいといっています。つい病人である事を忘れて口げんかします。でも改めてもっと母を大切にしないといけないと感じました。
私にとって細胞検査士さんはセカンドオピニオンです。本当に有難うございました。夏の疲れが出てくるころですのでお体に気をつけてください。



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keikoさんへ 投稿者:おすすめ  投稿日: 9月 3日(日)09時22分7秒

一度 過去ログ 読み返してみてはいかがでしょうか。




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細胞検査士様へ 投稿者:keiko  投稿日: 9月 3日(日)02時31分26秒

いつも丁寧かつ迅速な回答ありがとうございます! やはり人気病院だから、仕方ないですね。自分が専門医での治療を望んだのですからそういうものだと納得 しました        話は変わるのですが肺などに遠隔転移した場合も症状がでるのに甲状腺同様に命や症状がでるのに時間がかかるのですか?それとも遠 隔転移した場合は早いスピードで体がおかしくなるのですか?



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プップさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月 3日(日)01時05分20秒

 リンパ節の郭清を伴わない甲状腺癌の手術も少なくありません。リンパ節を切除するか否かは、担当医によって様々ですので、耳鼻科だから切除しないとか甲 状腺専門医でないから切除しない、という訳ではありません。しかし手術中に頚部リンパ節の腫大が見られた場合は必ず切除してきます。
 医師が「切除しなくても大丈夫」と判断したということは、検査資料等から転移の可能性が極めて低いと判断したからでしょう。微小癌であったとしても予防 的にリンパ節を切除したほうがいいのかもしれませんが、しかしリンパ節を郭清することで手術時間も延びますし(身体に負担がかかる)、郭清による術後副作 用の可能性も否定できません。また、今回の予定通り頚部リンパ節を郭清しなかったとしても、数年後に再発・転移してくる可能性もゼロではありません。です ので「本当に切除しなくても良いのか」どうかの質問には申し訳ありませんがお答えできません。その質問は担当医にお願い致します。その上で、不安が解消で きないとしたらセカンドオピニオンを希望するとか、甲状腺専門医のいる病院へ転院することが重要になってきます。なぜなら、患者さま自身が納得できないう ちはメスを入れられるべきではないからです。担当医との信頼関係ができて初めて手術に臨んで頂きたいです。



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リコさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月 3日(日)00時46分18秒

 骨転移が痛みを伴う理由ですが、それは骨に転移した癌組織が進行して大きくなり、癌細胞が神経に浸潤して刺激するようになった場合です。転移があるかど うかの検査で見つかる、無症候性の骨転移も少なくありません。リコさんのお母様のケースは、同じ骨転移でも比較的早期だったのでしょう。その場合、切除で きる場所にある骨の場合は外科的に切除します。もし骨盤や椎骨に転移した場合は切除できませんから、共存していくことになります。外科的に切除できる場所 への転移であれば、不幸中の幸いといえます。
 確かにヨード131の内照射治療は1〜2回の患者さまが圧倒的に多いです。それは単に癌細胞が少ないから少数回の内照射治療で治る、という訳ではありま せん。転移した癌細胞が多くても、ヨードを取り込む能力に長けている癌細胞であれば、投与したヨード131が長時間癌細胞にとどまるため治療効果が極めて 高いのです(尿中の放射線量を測定しても放射能レベルがなかなか下がらず、退院が延びるということが言えます)。そのような患者さまの場合、2〜3回程度 の治療で完治が期待できます。一方、転移した癌細胞が非常に少なくても、ヨードを取り込む能力が極めて乏しければ、いくらヨード131を投与してもあっと いう間に尿から排泄されてしまい、まったく意味を成しません(尿中の放射能レベルが短期間のうちに低下し、退院が早いということが言えます)。つまり、 ヨード131内照射治療の治療効果を左右するファクターとしては「癌細胞がヨードをどれだけ取り込む能力を持っているか」に尽きます。そのファクターを左 右する条件の一つが年齢です。加齢と共にヨードの取り込み能力が低下し、高齢者ほど低いことが統計学的に知られています。しかし患者さまからすれば藁をも つかむ気持ちですから、効果が低いと分かっていても実施される場合が少なくありません。
 なお、ヨード131はβ線という極めて強い放射線を放出しますので、投与すれば当然、正常細胞もβ線を浴び、遺伝子を傷つけることになります。回数を重 ねることで白血病などの新たな悪性腫瘍の発生率が上がることもあります。特に高齢者は傷ついた遺伝子を修復する力が弱いため、ヨード131による甲状腺癌 細胞の治療効果よりも、新たな悪性腫瘍の発生を惹起する副作用のほうが高くなるということも考慮しなければなりません。その傷ついた遺伝子を完全に修復す るのに必要な期間として、ヨード131の投与間隔を半年前後に設定している施設が多いのではないでしょうか。



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ピースさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月 3日(日)00時17分57秒

 必ずT〜Wのリンパ節を郭清(D1)した上で、X・Yのリンパ節を郭清(D2a)する、と決められている訳ではありません。通常、X・Yのリンパ節を郭 清する際はT〜Wも郭清する、という意味に捉えてください。また、T〜Wのリンパ節を必ずすべて郭清するという訳でもありません。これは執刀医(担当医) の主義(ポリシー)に因るものですが、同じD2aの術式でも、予防的にT〜W・X・Yのリンパ節を広く郭清する医師もいますし、T〜W・X・Yのうち腫大 したリンパ節のみを郭清する医師もいます。ですので、もし気になるようでしたら、このあたりは担当医に確認してもいいと思います。
 人間は誰でも年齢を重ねるにつれ、「癌」を発症する確率が高くなります。そのなかでも、予後が非常によく、進行の遅い甲状腺癌に罹ったということをポジ ティブに考え、家族一丸となってお母様を支えて頂きたいと希望致します。



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keikoさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月 3日(日)00時04分20秒

 もしkeikoさんが未分化癌の疑いがあるならば、その場で緊急入院が決まり、その日から治療が始まるでしょう。しかし乳頭癌や濾胞癌などの場合、進行 が遅いですから手術は数ヶ月先に実施、ということは日常茶飯事です。特にI病院の場合は日本全国から患者さまが訪れますから、患者さまが多ければ多いほ ど、手術の予定は先送りされることは納得できますよね? ちなみに私の職場では肺癌の手術でさえ数ヶ月先まで予約で一杯、という状況です。決して「のんび りした治療」ではないのです。I病院にはkeikoさんの他にも、大勢の甲状腺疾患の患者さまがいらっしゃるので、医師の手が廻らないのです。
 もし癌であった場合、もちろん手術までの間に癌は確実に進行しますから、待っている間に転移する可能性も否定できません。しかし、いつ・だれが・どこに 転移するのかは全く予測不可能ですから、もし今すぐ手術を希望するならば、I病院ではなく(元の病院を含め)他の病院を新たに探すことになるでしょう。
 持参したCTを軽く見ただけで返されたということですが、それはkeikoさんが「軽く見た」ように見えたのであって、X線写真やCT写真は穴が開くほ ど見るものではありませんから、「ふつうに見た」のだと思います。もし参考にならないのであれば、最初から見ないでしょう。



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細胞検査士様 投稿者:プップ  投稿日: 9月 2日(土)22時54分38秒

はじめまして、46歳の女性です。いつも拝見させていただいており、大変参考にさせていただいております。今月中旬に乳頭癌の手術を受けます。6ミリの微 小癌で、CTなどによるリンパへの転移は見られないようです。そのため、基本的にはリンパ切の切除はしない予定だと言われました。微小癌の場合で、リンパ 節に転移が認められない場合は、本当に切除しなくても良いのでしょうか?将来、転移する確率は高くなるのではないでしょうか?甲状腺専門医ではなく、耳鼻 科で手術を行うこともあり、今さらですが不安を感じています。教えていただきますよう、お願い申し上げます。




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細胞検査士様 投稿者:リコ  投稿日: 9月 2日(土)21時58分35秒

こんばんは、以前お世話になりましたリコです。母は骨転移で脇骨一本切除しましたが痛いとは言っていませんでした。70歳以上遠隔転移ですが、二度のアイ ソトープ治療を終え、六回はこの治療ができるといわれました。(残り四回)
この治療は1、2回の方が多いようですが、それだけ癌細胞が多いということなんでしょうか?
お分かりになる範囲で教えてください。宜しくお願いします。



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細胞検査士様へ 投稿者:ピース  投稿日: 9月 2日(土)15時23分4秒

細胞検査士様、とても丁寧な回答をして頂きまして本当にありがとうございました。過去ログのリンパ節の模式図を参考に確認をさせて頂きました。私は、少し 担当の先生に言われた事を勘違いしていたのかもしれません。右側頚部リンパ節だけを切除して、もう中心区域リンパ節は切除しないのかと勝手に思っていまし た。中心区域は切除せずに側頚部だけを切除するなんてことはないんですよね?そういえば手術時間も、当初は2時間30分くらいって言われてたのが先日は4 時間くらいと言われたので、なんでこんなに延びるのかなと思っていましたが、これで納得できました。
再発のことも高齢者なだけに、今からつい不安に考えてしまうのですが、細胞検査士様のお言葉のようにもし再発しても進行が遅いのだから、その時は前向きに この病気とお付き合いしていくように考えたいと思います。



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細胞検査士様 投稿者:keiko  投稿日: 9月 2日(土)01時36分32秒

細胞検査士様回答ありがとうございます! I病院に行き診察してもらいました。エコー血液検査のみで次回の二ヵ月後に細胞診を行なうとの事でした。何か先 生と話す時間少なく予約もかなり先なので自分の体が転移したり悪くなったりしないか心配になりました。細胞検査士様このようにのんびりした治療でいいので しょうか?後持参したCTも軽くみただけで返していただきましたがあまりCTは参考にならないのですか?



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ピースさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月 1日(金)21時38分40秒

 まずリンパ節ですが、「中心部のリンパ節」にはT・U・V(左右)・W(左右)があります。そして「中心部」のすぐ外側にXa(左右)・Y(左右)があ り、さらにその外側にはZ(左右)があります。専門用語では、T・U・V・Wを頚部中央区域リンパ節といい、X・Y・Zを頚部外側区域リンパ節といいま す。手術でのリンパ節郭清の分類は、T〜Wのみの郭清であればD1ですが、それに加えてX・Yを郭清するとD2aとなります。つまり、ピースさんのお母様 の場合、MRIを行ったことによってリンパ節の切除範囲を少し広げることにした、ということになります。ピースさんが疑問に感じておられる「かなり違うと 思う」という部分ですが、決して「かなり」ではなく、実際には「少しだけ」(一段階)広範囲にリンパ節郭清を行なう、というニュアンスです。恐らく、 MRIの結果で転移を疑わせる画像が得られたか、もしくは右葉の甲状腺癌の状態をみてD1からD2aに切り替えたのではないでしょうか。なお、D1と D2aとでは術後のQOLに大差ないと考えて大丈夫です。
 また「見た目で分かるほどの腫れ」と予後との関係ですが、転移したリンパ節の最大径が2cm以上ある場合、予後が悪いと報告している施設もあり、おっ しゃるとおり高危険度群に分類されるようです。なぜ危険度が増すかというと、転移リンパ節が2cm以上も腫れた患者さまの予後を統計学的に分析した結果 (レトロスペクティブ解析)、再発率や遠隔転移率が高かったり、死亡率が高かったりしたためと推測されます。確かに、いくら大きくても切除してしまえば、 2cm以上に腫れた「そのリンパ節」は問題ないですが、リンパ節は芋づる式に繋がっているために、見た目やエコー検査では分からなくても次から次へと癌細 胞が「他のリンパ節」に転移している可能性が高い、ということが言えます。また通常、甲状腺乳頭癌の転移リンパ節は、ある程度大きくなると成長が止まるこ とが知られていますが、2cm以上にも大きく腫れるということは、癌細胞自体の悪性度が高いために際限なくリンパ節内で成長を続ける、つまり、甲状腺癌自 体の悪性度が高い=遠隔転移を起こしやすい=予後が悪い、ということも言えます。
 高齢者では残念ながらヨード131によるアイソトープ治療効果が非常に低いです。もともと甲状腺癌は抗癌剤や通常の放射線治療がほとんど効きませんが、 対処療法的に外部から放射線を照射する場合もあります。なお、頚部リンパ節に再発してきたら切除するのがファーストチョイスですし、また骨へ転移した場合 は痛みを伴いますので痛み止めを投与しながら癌と共存していく方法もあるでしょう(骨を切除するケースはほとんどないと思います)。いずれにせよ、甲状腺 癌は成長が遅いので、癌の進行を遅らせながら共存し、寿命を全うされる患者さまも大勢いらっしゃいます。



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keikoさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 9月 1日(金)19時24分12秒

 今までの投稿を拝見する限り、良性か悪性かの可能性が五分五分ということなので、セカンドオピニオンをお受けになるのはよいと思います。ところで、セカ ンドオピニオンというのは、現在の病院で治療を進めることを前提に、現在の病院での検査資料を(セカンドオピニオンを受ける病院に)持参して、第三者的な 立場からアドバイスをうける、ということですので、セカンドオピニオン先の病院では検査は行いません。CT写真や細胞診標本等を持参することになると思い ます。もし、原宿にある有名な病院(I病院?)でセカンドオピニオンを受け、そちらで診断の白黒がついたならばI病院で手術を受けるのでしょうか? いず れにせよ、自分の気持ちをスッキリさせるためにも、セカンドオピニオンは積極的にお受けになるのがよいでしょう。



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細胞検査士様へ 投稿者:ピース  投稿日: 9月 1日(金)11時35分19秒

はじめまして。母(61歳)が先月、乳頭癌(右葉に31mmの腫瘍・遠隔転移は今のところみられない)と診断され、10月初めに神戸の専門病院で手術をす る予定です。それ以来、いろいろ調べていてこちらのHPにたどり着きました。過去ログから全て読ませて頂き、とても参考になっています。
リンパ節についてお聞きしたい事があります。当初は甲状腺全摘及び中心部のリンパ節を郭清する予定(エコー検査などの結果だと思うのですが)となっていた のですが、念の為、MRIを撮ってからリンパ節はどこをとるか決めましょうとお医者さんに言われました。そして、つい先日MRIの結果がでて、右側頚部リ ンパ節(Va・Y)を郭清すると変更になりました。ちょっと疑問なのですが、中心部から側頚部というのはかなり違うと思うのですが、こんなに別の種類の検 査によって変わってくるものなのでしょうか?
またどの位の大きさができているのか、先生に聞き忘れたのですが、診察後に母が少しリンパのところが腫れているようだと言っていたので、見た目で分かる程 の腫れが予後にどう影響するのか心配です。素人考えでは、リンパの腫瘍が2〜3cm以上あっても(これは確か高危険度群に入るんですよね?)切除できれば 問題ないのではないかと思ってしまうのですが、なぜ危険度が増すのですか?やはり再発率が高くなるのでしょうか。
過去ログで高齢者はヨード治療の効果が薄くなることが多いのでステージ分類もあがるとなっていたと思うのですが、もし術後に再発して(リンパ転移や遠隔転 移)ヨード治療が効かない場合は、どのような方法で治療をする事になるのですか?
最後に、リンパ節の中心領域郭清と側頚部郭清では、術後生活する上で頚部に不快感が残る…といったQOLに違いはあるのでしょうか?
多くの質問をして本当にすいませんが、お答え頂ければ嬉しいです。どうぞ宜しくお願いします。

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