2006年 1月の甲状腺の掲示板



手術の日を待つばかりです 投稿者:ふくろう  投稿日: 1月31日(火)10時44分24秒

この掲示板に元気と安心をいただいたもうすぐ72歳になる女性のふくろうです。
親切に答えていただき、励ましをいただいた細胞検査士さま、ママコさま、あおいさま、ほんとに
有難うございました。掲示板を作ってくださった管理人さまにも感謝です。

先日、病院で手術前の説明をうけましたが、初診時とかわりなく、手術は3月に入ってからになる
といわれただけでした。高危険度の乳頭癌だったら早くしていただけないのですかと言ってみたの
ですが、なんだか予定どうりみたいな答えでした。検査では転移はなく、リンパはおおきくなってるけど、浸潤はないようだとか。いまは手術までの間は体調管 理に気をつけて、風邪などひかないようにしなくてはと、主人や友人にうるさく言われ、ランチの約束など好意的に取り消す人もあり
かなりのプレッシャーになっています。咳をしても体調の変化なのかとビクビクしたりして、われながら情けないありさまです。手術を待つまでの間平常心を保 つように気合をいれなくてはと思っております。この掲示板を拝見する時がいちばん気持ちが休まります。今日で一月も終わりですが、新年早々に飛び込んで助 けていただいたお礼と現状報告をさせていただきました。
手術日がきまったり、手術のあとなどにまた報告いたしますのでよろしく。



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細胞検査士さんへ 投稿者:ちゃた  投稿日: 1月30日(月)20時55分47秒

ご回答ありがとうございます。

「短期間のうちに頸部リンパ節が腫れてくるのは、少数の癌細胞がすでに転移していた頸部リンパ節が対象」とのことですが、私の場合も対象物(頸部リンパ節 に転移している癌)かもしれないということでしょうか?頸部リンパ節に転移していなければTSHが高くても腫れることはないということですか?確かに TSHは高値を示しています。

       7月  9月  11月
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FreeT4    0.6  0.7  1.6
TSH     63.64 90.25  5.22
チラージン  25mg-->50mg--------->

FreeT4は正常値のようですが、TSHが高値を示しています。9月の時点でチラージンを25→50に増やして11月には少し安定してきたようです。

何だか雲行きが怪しくなってきましたがσ(^_^; 3月までに消えている(もしくは小さくなっている)ことを願って頑張ります。

血管腫についてはあまり心配せずにのんびり検査していくことにします。ありがとうございました!これからも宜しくお願い致します('◇')ゞ


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細胞検査士さんへ 投稿者:ゆう  投稿日: 1月30日(月)15時33分57秒

お忙しいとは思いますが、気になることがありましてカキコしました。

前に首の違和感について書きましたが、1週間くらい前に左を向くと、首がすごく痛くて(首の左側)、寝違えたのかなと思っていました。3,4日で痛みはお さまりましたが、やはり左を向くとまだ少し痛いです。痛みは1週間前に比べれば、おさまっていますが、長引いているので。。寝違えをひんぱんに起こす場合 や、長引く場合は癌の転移の場合もあると書かれていたのを見てかなり凹へこんでいます。左は手術した側とは反対ですが、甲状腺の癌の転移で首が痛くなるこ とはあるのでしょうか?



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ちゃたさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月30日(月)00時40分34秒

 例えば甲状腺全摘術を行うと、しばらくの間は甲状腺ホルモンバランスが崩れることがあります。手術前はナチュラルに分泌されていた甲状腺ホルモンが、1 日1回のホルモン剤服用に変わる訳ですし、ホルモン剤は飲んですぐに効果を発揮するものではないのでホルモンバランスが崩れるのです。亜全摘では全摘に比 べれば影響は小さいものの、甲状腺量が減ってしまうためにしばらくは分泌量のバランスが崩れることも考えられます。そのバランスが崩れた際に脳下垂体から 過剰な甲状腺刺激ホルモン(TSH)が分泌されると、短期間のうちに頸部リンパ節が腫れてくる可能性はあります。もちろん、少数の癌細胞がすでに転移して いた頸部リンパ節が対象になる訳ですが、ごく初期の転移はエコー検査でチェックすることは不可能ですので、腫大してきてはじめてわかることになります。
 また、全摘後にヨード131による内照射治療を施行する際など、ヨード制限をするとやはり脳下垂体からTSHが多量に分泌されます。ヨード制限を解除し て、すぐにホルモン剤等の服用を再開してもすぐにはTSHは下がりませんから、その間に転移した癌細胞が刺激されて短期間のうちに頸部リンパ節が腫大し た、というケースを経験したことがあります。ちなみに、ヨード131は肺転移には非常に高い効果が期待できますが、リンパ節転移した癌細胞への効果は肺に 比べると劣ります。理由は、リンパ節内では癌細胞の密度が非常に高いので、ヨード131から放出されるβ線の治療効果が不十分になり、癌細胞を完全に叩く ことが難しいためです。
 さて脳の血管腫ですが、もう10年も経過観察し、再発やほかの場所には血管腫は見つかっていないようですから、多発性のものではないと考えます。もし取 り残しがあったとしても急に増大することはないでしょう。経過観察も2年に1度のペースでよいのではないでしょうか?
 肝臓の血管腫は比較的よく遭遇する病気であり、これも毎年エコーでサイズチェックする程度で全く心配無用で、悪性へ変化することもありません。よほど大 きなものでない限り、手術する必要もないでしょう。



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細胞検査士さんへ 投稿者:ちゃた  投稿日: 1月29日(日)19時26分4秒

いつも丁寧な回答をありがとうございます。ぼちぼち元気にやっています('◇')ゞ

先日肺レントゲンを受け無事クリアしました。3月にリンパにある怪しい影の再チェックを行います。主治医には「2005/3月に手術して7月に既に1セン チの影ってどうなの?再発してそんなに急に癌が大きくなるものなの?」と詰め寄りましたところ「これは術前からあったもので、想定外の位置だったのでここ まで郭清してなかった。多分癌じゃないと思うんだけど。。」と、何とも不安な発言をされてしまいました。「癌じゃないといいなぁ〜」と思うようにしていま すが、こういうことって多いんですかね?(@_@;)

さて。血管腫の件ですが、そうですか、多発する可能性も有りなんですね。先天性のものなら仕方ないですね。血管腫は肝臓にもあり、こちらは毎年エコーでサ イズチェックをしてもらっています。「ついでに膵臓とか他の臓器も見ておいてください!」と図々しくもお願いしているので、他には今のところないようで す。

再び質問です。
1.もし取り残しがあった場合、(血管腫って)10年経過してからでも急に成長するような性質のものなのでしょうか?

副作用さえ出なければ毎年受けたいところなんですが、何だか検査々で疲れてしまったというのが正直なところですσ(^_^;

宜しくお願い致します('◇')ゞ

PS:ミロさんへ。甲状腺の掲示板なのに関係ない脳腫瘍の質問をするのに使用してしまい申し訳ございません。



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ちゃたさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月29日(日)01時52分31秒

 お久しぶりです。お元気でしょうか?
 甲状腺をはじめ、乳腺や大腸や肺などにできた腫瘍の手術では、腫瘍の部分だけをくり抜く訳ではなく、正常組織も一緒に切除します。これは良性・悪性にか かわらず、腫瘍の取り残しがあると確実に再発してくるからです。そのため、ある程度の距離をとって正常組織も切除するのです(切除した正常組織の断端から 腫瘍までの直線距離をサージカル・マージンといいます)。このサージカル・マージンが長ければ長いほど、腫瘍の再発の可能性は低くなりますが、正常組織も 多く切除するために術後の機能障害や美容の点で問題となってきます。手術の際には、再発の危険性と術後の機能障害・美容のバランスを考え、サージカル・ マージンをどれくらいとるかを熟考します(甲状腺全摘にするか、亜全摘にするか、を悩むようなもの)。乳癌に例えると、以前は再発の危険性を重視して、皮 膚や乳首を含めてごっそり切除していましたが、最近では再発の危険性が統計学的に変わりないという論証をもとに、腫瘍のサイズが比較的小さい場合に限って 切除範囲をかなり少なくし、美容上の問題を最小限に留める手術が主流になっています。
 ところで脳腫瘍の場合ですが、正常組織を含めて脳腫瘍を切除しようとした場合、正常組織は脳組織(脳神経細胞)な訳ですから、当然切除すると著しい機能 障害(記憶障害や言語障害など)が起こり得ます。ある程度切除しても影響のない脳組織もありますが、脳幹をはじめとする絶対に切除することができない脳組 織もあります。脳腫瘍の場合は顕微鏡を見ながら、可能な限り脳腫瘍だけを切除するように心がけていますが、腫瘍が出来た場所によってはどうしても切除しき れない場合が少なくありません。ですので、脳腫瘍は再発率が高いのです。海綿状血管腫は良性腫瘍ですが、やはり切除しきれていないと再発する可能性はあり ます。別問題として海綿状血管腫は先天性疾患といわれており、多発する傾向にあるので、ほかの部分に血管腫が出来ていないか否かも含め、定期的にMRIで 検査しているのだと思います。個人的には2年に1回のMRI検査よりも毎年検査したほうがいいと思いますが。。。しかし担当医の経験もあると思いますの で、10年目が無事経過したとのことですし、造影剤のアレルギー症状も出てしまったとのことですから、2年ごとに切り替えてもいいのかも知れません。



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ぷくさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月29日(日)00時59分46秒

 術後の超音波検査ですが、手術の影響(手術操作による、反応性リンパ節腫脹など)かもしれませんが、経過を追って以前に比べて大きくなっていれば、その リンパ節に針を刺して細胞診を施行するでしょうし、以前より小さくなっていれば問題ないと判断されます。ぷくさんは45歳未満とのことですので、統計学的 に、甲状腺乳頭癌の頸部リンパ節転移の有無は予後にはまったく関係ありませんので大丈夫です。
 なお、”健診”は「健康診断」の略で、健康であることを前提に異常がないか否かを調べる場合に用いられます。一方、”検診”は癌検診や歯科検診、乳児検 診などと使われているように、目的を絞って検索する場合に使われます。ぷくさんの場合に当てはめると、今後、甲状腺手術後の経過観察を目的に行われるの は”検診”ということになり、会社などで毎年実施されるのは健診ということになりますが、実際にはゴッチャに使われているのが現実です。



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アヤさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月29日(日)00時37分17秒

 以前の投稿では動悸はなかったとのことでしたが、甲状腺腫が見つかる以前から動悸を感じていたとすると、やはり期外収縮が以前からあったということにな ります。受診時やホルター心電計を装着しているときに期外収縮や頻脈などの不整脈が出現しない限り、医師は「異常なし」と判断してしまうでしょう。という のは、心臓が正常に拍動しているときに心電図をとっても、正常な波形しか記録されないからです。動悸の原因を明らかにするには、動悸を感じているときの心 電図波形(どんな期外収縮の波形か)を見ないことには無理でしょう。期外収縮は健常者でも1日に何度か発生していますが、そのほとんどは異常のないもので す。しかし回数が多かったり、連続して発生していたり、隣り合う期外収縮のタイミングなど、危険な期外収縮の場合には早急な治療を必要とする場合がありま す。薬物治療で対処できなくなると、ペースメーカーを埋め込む必要が出てきますので、そうならないうちに、良性の不整脈か悪性の不整脈かの診断をつけてほ しいと思います。刺激伝導系(心臓の中を走る電気信号の流れ)の検査や心臓超音波検査などの必要性もあるでしょうから、大学病院の循環器内科や国立循環器 センターなどで受診することも視野に入れてください。ご自宅から遠いかもしれませんが、専門で経験豊富な病院を受診することが最も近道かもしれません。



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細胞検査士さんへ 投稿者:ちゃた  投稿日: 1月28日(土)18時31分23秒

いつぞやはお世話になりました。ちゃたです。(昨年11月あたりに出没していました)

ぷくさんへの再発率の回答を見て質問があります。
前にも記載しましたが私は10年前に『脳腫瘍(海綿状血管腫)』の手術をしました。
『脳腫瘍』に『甲状腺乳頭癌』と再発率の高いものばかりやってる私って、そろそろ宝くじが当たってもいいんじゃないか?!と思ってしまいますがσ (^_^;

それはさておき、昨日『脳腫瘍』の定期健診に行ってきました。MRIを毎年受けています。主治医からは随分前から「もう2年に1回でいいよ」と言われてい たのですが、自分の中では10年の節目までは毎年行くぞ!と思っていました。そしてとうとう昨日10年目の健診を終えました。血管腫の再発含め何も異常が ないようでした。

ここで質問です。
1.海綿状血管腫も再発の可能性は高いのでしょうか?
2.MRIは2年に1回じゃなく毎年受けた方が良いのでしょうか?

実は昨年始めて造影剤の副作用でか2〜3日発疹が出てしまい、今回の検査も(もしもの場合に備えて)ルートを確保しての撮影でした。正直あんまりしたくな いですσ(^_^;怖いので。今回は関係あるのかわかりませんが昨晩は体がだるくてだるくて早々に布団に入りました。

甲状腺の掲示板ではありますが、お教えいただけますと助かります。宜しくお願い致します。 m(U_U)m



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ありがとうございます 投稿者:ぷく  投稿日: 1月28日(土)18時01分14秒

がんのすけさん、細胞検査士様ありがとうございます。
がんのすけさんの言われた資料大変参考になりましたし、細胞検査士様のお忙しい所、大変わかりやすい説明で納得でき、助かりました。先生の言った通り再発 しやすいんですね。
30代の主治医の先生で、関連病院に転勤してしまいました。町の集団検診で「硬いなあ」と発見して頂き、それ以来主治医となりとてもいい先生でした。
田舎の厚生連の総合病院なので、患者さん同士で変に誤解を招いて心配しないように詳しい事は言わないのかな?と私が勝手に思っています。乳頭癌というの も、診断書の英語を調べてわかりました。
リンパ節何個とかもわからず、私の場合は、腫瘍が左よりだったので左側に転移していました。
病院にはきちんと行ってますし、薬も忘れずに飲んでいます。
細胞検査士様の一つ一つわかりやすい説明で理解出来ましたし、モヤモヤした気分がすっきりとして安心しました。先生方の詳しい説明があまりなく(とてもい い先生方なんですが)、なかなかためらって聞けない事があるので、細胞検査士様、おかげ様で心強いです。
この前の定期検診では、術後初めての超音波検査をして、リンパ節1個腫れているのがありますが、風邪をひいても腫れる場合があるので、様子を見て3ヶ月後 (3ヶ月ごとに検診)にまた超音波検査して下さいとの事でした。ところで、ふっと思うのですが、検診と健診の使い分け?はどうなんでしょうか?
細胞検査士様ありがとうございました。またよろしくお願い致します。










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詳しい説明ありがとうございます 投稿者:アヤ  投稿日: 1月28日(土)12時19分57秒

細胞検査士 様
詳しい説明、ありがとうございます
ただ甲状腺腫と言われました、かかったお医者さんは耳鼻咽喉科の先生なので内科的な質問をしても、軽くかわされ、疑問や質問に答えてくれた事はありませ ん、ただ低下ぎみとか亢進ぎみとか血液検査の結果のみ説明してくれます。
ホルター心電図検査なのですが、甲状腺腫がみつかる数年前から動悸を感じていたので何度かうけた事があるのです、最初の病院では異常無し、なんで来たのっ て医者の表情がつらかったです、しかしやはり動悸は治まらず、別の病院でも診てもらったのですが心臓には異常無し、脈の早いのは指摘されたのですがギリギ リ正常範囲内だと言われ、なんでこれぐらいの事で来るの?って感じ・・私はもしかして心臓ノイローゼと思われてるの?と思うと、病院へ行く気力も無くなっ てしまいました、それに脈の早い時にはしんどくて動けないのです、病院って体調の良い日しか行けないのですよ・・・病院へ行くには体力がいるみたい な・・・どうせ行っても、異常無しだろうと思うようになってしまって、心臓関係では行かなくなってます。動悸の原因が何かを知りたく、もしや甲状腺かもと 思い甲状腺関係のホームページなどを見てまわった中で、手術して全滴したら原因不明の動悸や不整脈が出なくなったとの記述を何度か目にし、私と同じ症状で ホルターにも異常無し、血液検査でも甲状腺に異常がみつからず、甲状腺に腫瘍があり、腫瘍と動悸の関係を医者から否定され対処の仕方が無く困りはてて共通 の悩みを持ってる方があまりにも多かったので、動悸と腫瘍の関係について、詳しくわかる方がいないのかお聞きしてみたかったので・・・同じ症状持ちの内科 医がいれば一番わかってくれると思うのですが、そんな医者いませんよね・・・。細胞検査士様のていねいな説明、感謝します、ありがとうございました。



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ぷくさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月28日(土)00時53分46秒

 個人的に感じている”再発率が高い腫瘍”は、脳腫瘍と甲状腺乳頭癌です。甲状腺乳頭癌は、甲状腺内で増殖しているときにリンパ管に浸潤(癌細胞がリンパ 管を破って、中に入ってしまう)しやすいのです。そのリンパ管に浸潤した癌細胞は、リンパ液の流れに乗って周囲の頸部リンパ節に流れ着きます。甲状腺癌が 比較的初期であっても、すでに周囲の頸部リンパ節へ流れ着いている可能性があります。しかし流れ着いた頸部リンパ節内で癌細胞がある程度増殖しないと、い かなる検査でも発見できません。
 ぷくさんのように、甲状腺乳頭癌を患って甲状腺を全て切除(全摘)してしまえば、甲状腺が本来あった場所から再発することはほとんどありません。全摘し た患者さまが”再発”するのは、先述の頸部リンパ節へ流れ着いた癌細胞が、ゆっくり時間をかけて頸部リンパ節内で増殖して「転移性甲状腺癌」として再発し てくる場合です。幸い癌細胞が甲状腺内でリンパ管浸潤を起こさずに、周囲の頸部リンパ節へ流れていかなかった場合は、甲状腺さえ摘出してしまえば、絶対に 再発しません。しかし先述したように、比較的早期に頸部リンパ節へ流れてしまう可能性も少なくなく、いつ・だれが転移を起こすかは現在の医療技術では推測 不可能です。
 再発するとしても、手術してから数ヶ月目かもしれないし、数年後かもしれないし、10年後かもしれませんが、これもやはり予測不可能です。ぷくさんは甲 状腺を全摘されているので、定期検査の際に血液検査にてサイログロブリンという項目を測定することで、”再発したこと”が推定可能になります。サイログロ ブリンは甲状腺濾胞上皮由来の細胞のみ持つタンパク質であり、甲状腺全摘患者さまで甲状腺乳頭癌や濾胞癌の場合に有意な腫瘍マーカーになり得ます。
 もし再発したとすると、ヨード131という放射性物質が入ったカプセルを飲む「内照射治療」を行ないますが、これが”弱い放射線”の治療のことです。ま たは転移したリンパ節のみを切除する手術(小さい手術)を行ないます。再発率は年齢によって大きく異なり、20歳以下で発症した甲状腺乳頭癌の場合は 60〜80%と言われており、ぷくさんくらいの年齢ですと20〜40%くらいではないでしょうか。これらは切除した甲状腺癌の組織学的分化度に左右されま すので、一概には言えませんが、他の臓器よりも再発率が高いことは事実です。
 なお通常は、右の甲状腺に乳頭癌ができれば右側の頸部リンパ節へ、左の甲状腺であれば左の頸部リンパ節へ転移するのが普通です。しかしぷくさんは甲状腺 の真ん中(=峡部)に出来たとこのことですので、左右どちらの頸部リンパ節へ転移しやすいかはわかりません。
 甲状腺乳頭癌は増殖が遅い傾向にあるがゆえ、転移した少数の癌細胞が頸部リンパ節内で長い年月をかけてゆっくり増殖し、忘れた頃に再発してくる可能性も 否定できませんので、担当医から指示された定期検査の日程は必ず守るように心掛けてください。



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アヤさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月28日(土)00時12分29秒

 アヤさんが切除した甲状腺腫ですが、診断名は何だったのでしょうか? 甲状腺腫というのは正式な診断名ではなく、腺腫様甲状腺腫やバセドウ病や橋本病な どの、腫瘍性ではないものの甲状腺が腫れた状態の総称です。アヤさんの投稿を拝見する限りでは腺腫様甲状腺腫が最も考えられますが、術後に担当医からバセ ドウ病や橋本病と言われたことはないでしょうか? ちなみに不整脈と関係があるのはバセドウ病です。バセドウ病患者さまの数%に心房細動を併発することが ある、というものです。心房細動には頻拍性心房細動と徐脈性心房細動があり、前者は心拍数が増加し、後者は心拍数が減少します。心房細動は期外収縮による 動悸を感じるものですが、アヤさんは動悸を感じないという点と、脈の音で目が覚めるような強い脈が続くことはない点で否定的です。しかし、もしバセドウ病 からくる心房細動が原因だとしたら、自律神経失調症よりもはるかに危険で、いつ心筋梗塞や脳梗塞になってもおかしくない状態です。発作性頻拍症(心房性頻 拍)の可能性も考えられ、やはり個人的には甲状腺とは無関係の症状と思います。
 ところで受診された内科では心電図検査を行ったのでしょうか? 脅かすわけではありませんが、心臓の異常を放置するのは危険です。異常であっても一過性 のものや失調症のように心臓以外に原因があるものも多いですが、中には早急な治療をしないと心不全に陥ってしまう病気が潜んでいる可能性があります。個人 的には総合病院(200床以上くらいの中規模病院以上を希望)の循環器内科を受診し、各種心電図を始めとする検査を行ってもらい、原因を突き止めることを 強くお勧めします。症状が出ている時でないと心電図で異常が発見されないことがあるので、ホルター心電図検査を何度か受けなければならないかもしれません が、不整脈の原因をある程度推測して早期の薬物治療を行なうことも可能なので、放置だけはしないでほしいです。ちなみに自律神経失調症は、原因がわからな い症状につけるような単純な病気ではありません。自律神経のバランスが崩れてしまうココロの病であることは間違いありませんが、放置しておくと”うつ病” になってしまい、自殺志願者になり得る危険性があります。
 繰り返しになりますが、たとえ甲状腺ホルモン量が一過性に過剰になったとしても、アヤさんが感じるような頻拍の症状にはならないと考えます。もし甲状腺 機能亢進症だとすると、心拍の増加だけでなく、落ち着かない・多汗症になるなどの、あたかも常に運動しているかのような症状が出ます。また、女性ホルモン と甲状腺ホルモンに関係があるという学説はないようですが、甲状腺疾患が女性に多いことから、関連があるかもしれないという話を聞いたことはあります。特 に月経不順の方は、甲状腺に異常がある場合も少なくないみたいです。ちなみに、生理が来るたびに大きくなるのは卵巣のう腫(子宮内膜症が原因の場合)であ り、甲状腺腫が大きくなることはないでしょう。
 甲状腺髄様癌の一種のように、ホルモン系腫瘍で遺伝性の病気もいくつか知られていますが、アヤさんの場合は無関係でしょう。
 アヤさんの親戚の方が経験されているように、心臓疾患を放置すると取り返しのつかないことになります。脳細胞や中枢神経、そして心筋細胞(心臓の筋肉の 細胞)は細胞分裂することはありませんので、一度悪くすると二度と元には戻りません。問題ない病気なのか深刻な病気なのか、早めに専門内科を受診して白黒 つけることを強く希望します。



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再発して手術しました 投稿者:kinkin  投稿日: 1月27日(金)16時01分50秒

milo様  お久しぶりです。
2001年にはお世話になりました。HPはいつも拝見させていただいてます。
2001年6月に乳頭癌左葉切除、リンパ節郭清しましたが、昨年11月定期検診の折リンパ節に再発が見つかり先日リンパ郭清術を致しました。前と違い今回 はとても簡単で30分くらいで終わり術後も元気です。今回約5年ぶりに入院していろいろ変わってました。特にびっくりしたのは傷口が皆さん小さい事でし た。入院も一週間です。尚、再発は10%弱だそうですが定期検診はきちんと受けてくださいとの事でした。丁度東京に大雪が降り病室の窓から雪景色を眺めて ました。
愛犬soraも元気にしております。



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行ってきました 投稿者:がんのすけ  投稿日: 1月26日(木)19時56分53秒

恒例の半年に一度の大学病院の方の診察に行ってきました。
CTを見る限りは肺のブツはあいかわらず変化無しです。問題は血液検査の方なんですよね。
ここ数年サイログロブリン値がじわじわと、でも以前に比べれば大幅にアップしていて、3000を超えることになったら再度アイソトープ治療をしようという 話になっていたんでちょいと心配していたのですが、今回結果を見るとなんと前回の血液検査結果より800ほどダウンしてまた1000台後半になってまし た。逆にT4・T3はえらくアップ。
原因は不明(笑)
前回検査した時と違うことと言えば、貧血が治り鉄剤を飲まなくなったこと、位です。確かに鉄剤はチラーヂンに影響を及ぼすみたいですけど、そこまで影響す るかなぁ。朝と晩に分けて一緒に飲んでなかったし。
でもまぁ、よくわかりませんがひと安心です。
病院帰りには美味しくランチをいただいて、太極拳で汗を流して帰りました。なかなか有意義な1日でしたよ。
次の診察は半年後。カキコも半年後かな?

久しぶりに過去ログをほんの一部ですが読み返してみました。大学病院に行った時とか骨シンチなどイレギュラーで検査をした時とか、割とマメに書き込んでき たので、「あら、今年してたっけ?」とかすっかり忘れていた事も自分の記録として残っていておもしろかったです。


>ぷくさん
はじめまして。早速ですが、ここのリンク集から「田尻クリニック」のHPを1度覗かれてはいかかでしょう。
甲状腺に関する膨大な資料があるHPです。
右上の方に検索エンジンがあるので、それで「再発率」を検索するといろいろな資料を読むことが出来ますよ。



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新たな腫瘍が産まれてました・・ 投稿者:アヤ  投稿日: 1月26日(木)14時31分4秒

先日はアドバイスありがとうございました
さっそく病院へ行ってみました、近所に心療内科が無かったのでとりあえず内科へ・・
そこで血液検査と甲状腺エコーしてもらったのですが残った左葉の甲状腺に新たな腫瘍が産まれてまして、ちょっとショックです、育たない事を祈りつつ、再び 教えていただきたいのですが某甲状腺関係の本に多結節性甲状腺腫の人は不整脈の人が多く心房細動の危険ありとの事、又某内分泌医の説で腫瘍が出来るときに 甲状腺が破壊されたり炎症を起こした時にホルモンが一時的に血中内に流れ出た場合、亢進症のような症状が出るかも・・・との事、それと私の原因不明の瀕脈 と関係あるのかどうか知りたくカキコしました、関係あると思いますか?自律神経失調症ですかと医者に聞いてみたのですが、自律神経失調症は医者が原因のわ からない症状につけるんだとの事、君ストレスあるの?って聞かれて、いいえまったく無いですと答えておきました、結局この瀕脈の原因はわからず帰ってきま した。
あと甲状腺ホルモンと女性ホルモンってたがいに関係しあってるものなんでしょうか、どうも生理周期で亢進症状と低下症状が出たり入ったりみたいで・・・生 理が来るたびに腫瘍が育って行ってるんじゃないかと・・・
あと私の母が脳下垂体に腫瘍(良性)ができていたのですがホルモン系に腫瘍ができるのって遺伝とか関係するのでしょうか?質問ばかりでごめんなさい、お医 者さんに聞いてもはっきりと答えてくれないし、原因もわからないし、心臓を悪くして死ぬのも嫌だし、自分でもどうしていいのか困っています、どうか良きア ドバイスをお願いします。




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再発率は? 投稿者:ぷく  投稿日: 1月25日(水)14時17分36秒

初めまして。
私は、41歳で乳頭癌の全摘出、リンパ節3分の2郭清しました。腫瘍は1cmでほぼ真ん中にあったため全摘となりました。チラージン3錠と、アルファロー ル2錠を服用中です。
術後1年が過ぎました。甲状腺癌は他の臓器と比べると再発率が低いといった感じですが、主治医の先生の説明では、他の臓器と比べると再発しやすいんですよ という事でした。10年後再発しやすく、再発しても同じ場所で転移もなく、弱い放射線と小さい手術になりますという事でした。
主治医は、10年後この病院にはいないと思うので、責任のない事も言われないのでとおしゃっていました。
先生の他の臓器よりも再発しやすいんですよと言った意味は何だろうか?と、ちょっと不思議なので、どんなものかと思いました。
術後は声は出て、一時的にカルシウム剤は飲みましたがおかげさまで順調に経過しています。心配はしていませんが、再発率など不思議に思ったので教えて下さ い。






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あおいさま、こちらこそよろしく 投稿者:ふくろう  投稿日: 1月23日(月)21時48分38秒

あおいさま、
わたしも、はじめましてのご挨拶をいたします。雪が舞って寒い日でしたね。この欄で知り合いに
なれたこと、嬉しく思います。同じ病院で手術の経験されたかたから、「よかった」とお聞きして
安心できます。きっとあおいさまはわたしの子供ぐらいの年齢なのでしょうね。一緒に頑張りましょうねと若い方に言われて、有難うの気持ちです。だんだん心 強くなってきました。今日は午後に
インターネットとメールがエラーで不機嫌になっていたのですが、夜になってなおったとたんに
いいお便り拝見できてよかったです。よく眠れそうです。



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21日です。 投稿者:あおい  投稿日: 1月23日(月)11時09分32秒

ごめんなさい。1つ前の書き込みで病院に行ったのは21日です。



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ふくろうさま、初めまして 投稿者:あおい  投稿日: 1月23日(月)11時07分25秒

ふくろうさま、はじめまして、あおいと申します。
私は去年の今頃乳頭がんで3分の2を切除しました。その1年後検査を先日しまして
その結果を22日に有明の病院に聞きに行きました。(幸い異常なしでした)
同じ日にあの雪の中同じ病院に行っていたんだなあ・・・と思って書き込みしました。
(私の母が同じぐらいの年なのでそれで親近感があったのもあります。)
私も11月末に診断され手術は2ヵ月後でした。
手術等心配なことはいろいろあると思いますが、私が入院していたとき同じ病室の人たち、みんな「ここの病院でよかった」って言っていました。看護婦さんた ちもやさしかったですよ。有明に移転する前の大塚でのことで病室などはずっと快適になっているのでは
ないでしょうか。同じ病気、一緒にがんばりましょうね。



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心療内科へ行ってみます 投稿者:アヤ  投稿日: 1月23日(月)10時58分59秒

細胞検査士 様
アドバイスありがとうございます、さっそく心療内科へ行ってみます。感謝します



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アヤさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月23日(月)00時46分45秒

 アヤさんの頻脈の症状は甲状腺とは関係ないと考えます。脈が速くなるのは甲状腺機能亢進症の症状ですが、アヤさんの場合、甲状腺切除後に頻脈の症状が出 たとのことですし、血液検査で「やや低下症」(=甲状腺機能低下症)という状態で頻脈の症状が出ているようですので、それらを考慮すると甲状腺とは関係な いと思われます。
 安静にしているときや横になったときに頻脈が現れるということですから、投稿を拝見した限りでは”自律神経失調症”ではないかと思われます。ご存知かも しれませんが、自律神経とは「交感神経」と「副交感神経」という2種類の相反する神経系のことで、運動しているときや緊張しているときなど興奮状態にある 時は交感神経が働いて、心拍数や呼吸数を増やしたりします。一方、食事や睡眠などリラックスした状態にあるときは副交感神経が働いて、心拍数や呼吸数を減 らしたりします。本来、安静にしているときや横になっているときは副交感神経が働いて心拍数が減るはずなのですが、アヤさんの場合は頻脈になるとのことで 交感神経が働いていることになります。このように、「交感神経」と「副交感神経」のバランスが崩れた状態が自律神経失調症です。
 自律神経失調症の原因は長期にわたるストレスと言われており、放置してしまうと全身の臓器で障害が現れて治療が困難になってしまいますので、自律神経失 調症か否かを含め、早めに病院で受診されることをお勧めします。受診するならば、まずは循環器内科で相談してください。その際、甲状腺の手術を受けたこ と、安静時に頻脈になること、動悸(=期外収縮のこと)は感じないことなどを経過を追って担当医に説明してください。実施される検査としては、通常の心電 図、負荷心電図(階段の上り下りの後に計る心電図)、ホルター心電図(体に電極をつけたまま帰宅し、24時間計測可能な心電図)、胸部レントゲン撮影(心 肥大の有無をみる)などです。また血液検査も施行すると思いますが、甲状腺機能(T3,T4,TSHなど)や副腎機能(アドレナリンなど)なども必要にな るでしょう。それらの検査結果をもとに、投薬療法中心の治療をしていくことになると思います。またもし近所に心療内科を標榜する病院があれば、そこへ受診 するのもよいでしょう。
 いずれにせよ、もし自律神経失調症だとしたら放置は厳禁です。心臓にも寿命があり、一生のうちに拍動可能な回数が知られています。頻脈の状態を長く続け てしまうと、寿命を縮めることになりますし、親戚の方のように弁膜症になってしまうと非常に危険です。そうならないためにも早めに受診されることを希望し ます。


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細胞検査士さま、暖かいケア感謝しています。 投稿者:ふくろう  投稿日: 1月22日(日)11時37分16秒

細胞検査士さま、
ほんとに親身な暖かい言葉を頂いて感謝しています。最初いただいたご忠告はほんとにそのとうりとうけとめました。不安を煽ったなどとおっしゃらないでくだ さい。大病院では先生を信頼しているのですが、ひとりあたりの時間がかぎられますので、満足できるまで聞くことがはばかられます。この欄では病状のことも 心情的なことも気兼ねなく聞いていただけるのがありがたいことです。いままで大病したことがなくて、まわりに元気だと思われて活動的な生活でしたので、手 術を
与えられた良い機会とうけとめて、しっかり療養しようと思っています。昨日も雪の中、電車をのりついで病院まで、手術前の検査(CT)に行ってきました。 いまなにも自覚症状がなく元気なので、手術したあとで、どんなダメージをうけた患者になるのか想像もつきません。でも年取ってからまた新しい経験ができる のだと思うようにします。手術したあとでは退院してパソコンに向かえるようになりましたら、ご報告してまたいろいろ皆さまに質問させていただきます。細胞 検査士さまにお力になっていただくこととおもいますのでよろしくお願いいたします。



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半分摘出したのですが・・ 投稿者:アヤ  投稿日: 1月22日(日)11時14分16秒

細胞検査士様
細胞検査士さん、もし御存知なら教えていただきたいのですが
去年7月に巨大化した甲状腺腫のため甲状腺の右葉を摘出しました、術後から2〜3ヶ月ほどの間でしたが亢進症のような状態が続き、症状は脈が異常に早くな る症状で気持ちの悪いものでしたが、術後3ヶ月ほどしてからその症状は自然と治まりホッとしておりました、しかし今年1月に入ってから、再びあの瀕脈の状 態が出るようになってしまい困っています、動悸では無いのですがとにかく脈がひたすら忙しく連打しまくりの状態です、去年の9月頃に血液検査した時は、や や低下症ぎみであったのと、貧血ぎみだったのもあり鉄剤のみ処方されました、11月の血液検査では正常値にもどり、貧血も治って、体調も良かったのに、1 月に入ってから再び瀕脈の恐怖にさらされております、この瀕脈の原因がわからず、対処の仕方がわかりません、そこで細胞検査士さんに教えていただきたいの ですが、この症状は甲状腺からきているものだと思いますか?それとも又別の臓器疾患からきているものなんでしょうか、そしていったい何科へ行けばいいの か、親戚のおばさんが同じく瀕脈を長い事放置していたため心臓弁膜症になったので、ちょっと心配なのです、この症状は不思議な事に安静にしている時や夜寝 るためにふとんの中に入って横になった時や朝目覚めた時によくおこります、朝は自分の早い脈音で目がさめるので、異常に疲れます、どうか適切なアドバイス をよろしくお願いします。



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ふくろうさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月22日(日)00時24分6秒

 悪性腫瘍を患っておられる訳ですから、不安を感じて疑問・質問が沸出して当然と思います。みっともないなどとは微塵も思っておりませんし、医師に宣告さ れてからネットを活用して情報収集されている姿勢を拝見して、治療に前向きであると感じます。不安な気持ちを煽ってしまったようで申し訳ないと思っており ますが、業務の経験上、些細なことであっても(自覚症状を)放置することがどんなに危険であるか痛感しておりますので、お知らせせずにはいられなかった所 存です。
 甲状腺乳頭癌であったことは不幸中の幸いと思います。また、未分化癌に変異する可能性は非常に少ないもののゼロではありませんが、手術を受けさえすれば 大丈夫です。悪性腫瘍を患ってしまったことをネガティブな気持ちと考えてしまうかもしれませんが、手術を受ければ治るんだ・不安が解消されるんだというポ ジティブな気持ちに切り替えて、まな板の上の鯉になる日を待つことを希望致します。しばらくはふくろう(不苦労)ではなくなってしまうかもしれませんが、 水泳や散歩などでしっかりと体力を養っておくことは続けてください。
 手術は甲状腺全摘術に加え、頸部リンパ節も多く摘出すると思いますので、傷跡を含め回復には多少時間がかかるかもしれませんが、手術前の不安や悩み・術 後のケアに関する質問こそ、この掲示板を活用して多くの経験者から意見を拝聴し、少しでも解消されることを希望致します。



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細胞検査士さま、有難うございます。 投稿者:ふくろう  投稿日: 1月20日(金)21時19分21秒

細胞検査士さま、
適切なご意見をいただいて、ほんとに有難うございます。まな板の上の鯉のつもりでいましたが、不安が高まるとじたばたしてしまいます。この掲示板のかたが た、とりわけ細胞検査士さまの
ご意見は暖かくて適切で、みっともない姿を笑われるとかの心配しないでいいので、ありがたいです。おっしゃるとうりに、異変を感じたらすぐに先生に申し出 てみようと思います。それまで異変が起こらないことを祈りつつ。



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ふくろうさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月20日(金)20時30分33秒

 有明で専門病院といえば天下のG病院のことだと思いますが、たとえふくろうさんが「急いで手術を」と頼んだとしても恐らく聞き入れてもらえないでしょ う。というのは、今現在のふくろうさんの全身状態を拝見する限り、緊急に手術をする必要がないと判断されるからです。未分化癌へ変異する確率は非常に低い ですが、いつ・だれが変異を起こすのかは今の医療技術では予測不可能なので、G病院においても患者さまには平等に手術日程を組んでいるはずです。3月上旬 の手術までに変異が起こらないことを信じて体調管理をすることが肝要と思います。それまでの間、ちょっとでも甲状腺のあたりの触感や食事の飲み込み感覚に 違和感を感じたならば、直ちに担当医に申し出てください。



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細胞検査士さんへ 投稿者:さちこ  投稿日: 1月19日(木)21時40分31秒

返信ありがとうございます。
おかげで、気持ちが、楽になりました。
手術してから、もう少しで5ヶ月になりますが、ここの掲示板に出会えて本当によかったです。ここで元気を、もらってます。


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細胞検査士さま、どうしたらいいでしょうか 投稿者:ふくろう  投稿日: 1月19日(木)18時43分37秒

細胞検査士さま、
甲状腺のことをなにも知らないで、何も症状がないままに過ごしていたわたしがのんきすぎたと
思ってます。有明の病院で高危険度で全摘手術といわれ、いま手術にむけての検査をしているのですが、手術は3月始め頃といわれています。先生に危険なら手 術を早くできないのですかと言ったら、いままで放置してたのだからといわれました。検査結果とこの後の治療方針を27日に聞くことになっていますが、一刻 も早く手術してくださいと先生に頼んだほうがいいのでしょうか。それとも先生が決められる日まで待つしかないのでしょうか。いまは元気でプールで泳いだ り、毎日散歩したりいままでとかわりない体調なのですが、突然にこわい未分化癌に変化するのでしょうか。
先生はそういうことが起こるかもしれないことをご承知の上で、手術日をきめられるのでしょうか。未分化癌に変化するかもしれないから、できるだけ早く手術 してくださいとお願いしてもいいものでしょうか。細胞検査士さまのご意見をおきかせくださいませ。



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ふくろうさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月19日(木)14時21分16秒

 高危険度と言われたとのことで、その点についてお知らせします。甲状腺癌の乳頭癌または濾胞癌はステージ分類(TNM分類)というのが使われることが多 く、ステージはT〜Wまであり、Tが最も危険度が低く、Wが最も高いです。
 45歳未満の場合、ステージTは遠隔転移のない全例が当てはまり、ステージUは遠隔転移のある症例で、ステージVおよびWは存在しません。
 45歳以上の場合、ステージTは腫瘍の大きさが1cm以下で、頸部リンパ節転移なし、遠隔転移なし、の症例です。ステージUは腫瘍の大きさが1cm以上 で、頸部リンパ節転移なし、遠隔転移なし、の症例です。ステージVは腫瘍が甲状腺被膜を超えている場合か、もしくは頸部リンパ節転移ありの症例です(遠隔 転移はなし)。ステージWは遠隔転移を起こしている症例です。
 ですので、ふくろうさんの場合はステージVに相当し、高危険度群に属すると思われます。また施設によっては、転移した頸部リンパ節の大きさが2cm以上 の症例は高危険度と分類する場合もあります。確かに乳頭癌は癌の中でもタチの良い腫瘍ですが、15年も放置してたのは非常に危険です。高齢者で甲状腺腫瘤 を自覚していながら放置していて、ある日突然、未分化癌へ変異したという症例をいくつも経験しています。1日でも早く手術を受けることを希望致します。



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さちこさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月19日(木)13時56分37秒

 首の腫れはもう大丈夫でしょうか。ご指摘の通り、リンパ節転移したしこりと甲状腺の腫瘍とは別ですが、細胞診をするために甲状腺に針を刺しても内出血は しません。甲状腺は血管が豊富なために出血しやすい臓器ですが、通常は針を刺しても滲み出る程度です。いずれにせよ血管には血圧があるために、物理的な損 傷により血管から出血したとしても、癌細胞がその損傷部位から血管内に入り込むことはありません。
 一般的に癌細胞は、周囲組織に「浸潤増殖」するためにタチが悪いのです。良性腫瘍は「圧排増殖」といって、決して周囲組織に「浸潤」することはなく、腫 瘍組織自身の体積を増すことで周囲組織を「圧排」する程度なのでタチが良いのです。ですので、甲状腺癌も甲状腺内の正常組織に浸潤増殖する訳で、当然血管 (通常は静脈)やリンパ管にも浸潤します。血管浸潤しやすいのは濾胞癌で、リンパ管浸潤しやすいのは乳頭癌と言われていますので、濾胞癌の場合は癌細胞が 血流に乗って肺や骨へ遠隔転移しやすく、乳頭癌は癌細胞がリンパ液に乗って周囲の頸部リンパ節へ転移しやすい、という訳です。
 甲状腺内の癌細胞にせよ、頸部リンパ節内の癌細胞にせよ、よほどのことがない限り、甲状腺に針を刺したことが原因で癌細胞が血液に乗って全身に散らばる ことはありませんので、安心して下さい。



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細胞検査士さんへ 投稿者:さちこ  投稿日: 1月18日(水)17時54分13秒

前に質問させて頂いた、乳頭癌で手術した47歳の主婦です。その節は、丁寧な回答を頂きありがとうございました。
この前の質問は、手術前に、首のしこりに針を刺して調べる細胞診をして、翌日内出血して、首が腫れてしまい、癌細胞が、血液と一緒に体全体に散らばってし まうのでは?と聞いた時、大丈夫と、丁寧に、説明してもらったのですが、
あの時は、しこりと言っても、細胞検査士さまは、リンパ節転移したしこりの事を言ったんですよね?私は甲状腺内の左葉に出来た腫瘍(自分でさわっても分か る位の)のことを
言ったのですが・・・・
リンパ節転移したしこりと甲状腺内の腫瘍(癌)とは違いますよね?
もし違うとしたら、甲状腺内の腫瘍に針を刺して内出血した場合、癌細胞が血液と一緒に体全体に散らばる確立は大きいのでしょうか?
あの時は、もう一度聞きなおそうと思ったのですが、どうしようか悩んでいるうちに、今日になってしまいました。もし勘違いしてたのならすみません。あれか らずっと心配しているのですが、お忙しいとおもいますが、よろしくおねがいします。




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不安な気持ちのこと・・・ 投稿者:ふくろう  投稿日: 1月18日(水)17時17分29秒

ママコさま、
おかげさまで、不安な気持ちがうすれて、元気が出てきました。
おっしゃるとうり、先生の説明が不安のいちばん大きな原因でした。危険といわれるとこわいです。ともかくまな板のうえの鯉の覚悟をするしかないのはわかっ ていますし、主人は先生の言われるとうりにしてもらうしかないじゃないかと言ってます。でも癌で手術するのはわたしなのよとか
高齢の主人にあたったりしていましたので、経験されたかたに親切な言葉をかけていただいて
有難かったです。なによりの安定剤になりました。わたしも自分の強運を信じることにします。
経過とか結果は、またこの掲示板で報告させていただきます。



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手術前の説明・・・ 投稿者:ママコ  投稿日: 1月18日(水)16時38分3秒

ふくろう様
手術前の不安なお気持ちよくわかります
私も甲状腺切除の手術を去年受けましたが、手術前に担当医から説明をうけまして
最悪の場合こうなります、ああなります・・と、散々恐い事を聞かされ、同意書のようなものにサインを求められた時、躊躇しちゃいましたよ、最近の医者って 「大丈夫」って言わないしね、ますます患者を不安な気分にさせてるのわかってるのかしらって思っちゃいますよ
おまけに術後知ったのですが甲状腺摘出手術年間件数たったの5回ですから、それ知って
もっと手術件数の多い病院探した方が良かったのかな、なんて思ったりしましたが
今のところ元気なので、まぁいいかって感じです、手術した翌日はもう歩いてたし・・
気休めだとは思うのですが、手術日を占いで一番自分にとって良い日にしてもらったので
気分的にも安心でき(自分の強運を信じる!)と心に念じて手術に望みました、手術前日でも安定剤無しで熟睡できましたし、ここまで来たらまな板の上の鯉状 態でしたので先生にすべておまかせしました。
ふくろう様が手術受けられる病院は専門病院だし、きっときっと大丈夫ですよ



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ママコさま、有難うございます 投稿者:ふくろう  投稿日: 1月18日(水)12時48分47秒

ママコさま、
ご友人のお父様の全摘手術が成功されたとのこと、ほんとに安心しました。教えていただいて
感謝します。昨年11月末に耳鼻科を受診して、甲状腺乳頭癌と診断されるまでは、甲状腺がどこに
あるのかも知らないで、元気でプールで泳いだり、撮影旅行に行ったり(カメラクラブにはいっているのです)していましたので、たいへんなショックでした。 老夫婦で暮らしていますので情報を求めてパソコンに向かっていて、この掲示板にたどりついたのです。過去の掲示板もみせていただきました。有明の病院の頭 頚科で、転移とか浸潤はないみたいだけど、リンパが大きいから高危険度で全摘といわれて、危険!と言う言葉が頭の中で飛び交いとても不安でした。
ママコさまのお返事で、元気つけられました。この掲示板を開いて下さっている方にもお礼申し上げます。またいろいろこの掲示板でご報告とかご相談すると思 いますがどうかこの欄をご覧の
みなさま、よろしくお願いいたします。ママコさまのご返事いただいてほんとに嬉しい!!



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友人のお父上が・・・ 投稿者:ママコ  投稿日: 1月18日(水)10時58分17秒

ふくろう様
高齢者の乳頭癌の全摘手術について、手術前に心配されるお気持ちよくわかります
私の友人のお父さんが3年前(当時年令75歳)に乳頭癌の全摘手術をされました
無事に手術成功して、今でも元気に一人暮らしされています
専門病院での手術なので大丈夫だと思います、早く元気になって下さいね



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ゆうさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月17日(火)21時52分48秒

 手術前に比べて首の違和感が強く感じられるなら、手術の後遺症と考えて間違いないでしょう。恐らく手術操作のために筋肉の一部などをメスで切開し、術後 に周囲組織と癒着したことが原因と思います。完治することは難しいと思いますが、時間の経過と共に症状が和らいでいくことを期待しましょう。
 一般的に肩こりの原因は、肩の筋肉に走る血管の狭窄=血行不良と言われていますので、手術の影響かどうかはわかりませんが、転移である可能性はゼロで す。それだけは心配不要ですので安心してください。肩こりは肩の筋肉に溜まった乳酸(老廃物)が、血行不良のために筋肉から排除されずに残存するため、” こり”として不快感を覚えるものです。ご主人に肩こりのマッサージをしてもらっているとのことですが、強く揉んだり叩いたりしてもらうと気持ちよいのです が、実は症状を悪化させる原因になるのでご注意下さい。肩の筋肉を強く揉んだり強く叩いたりすると、生体反応としてさらに筋肉が硬くなってしまい、血行不 良が悪化し、肩こりの症状が強くなってしまうのです。”肩叩き”というよりも”指圧”をする感じで、少し物足りないくらいの力で肩の筋肉を揉みほぐすと、 うまく乳酸が排除されて肩こりの症状が和らぐと思いますので試してみてください。



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どなたか教えてください 投稿者:ふくろう  投稿日: 1月16日(月)17時16分6秒

はじめての投稿です。わたしは71歳の女性です。長い間(15年くらい)首にぐりぐりがあったのに、身体になにも異常がないので、放置していました。昨年 末病院の耳鼻科で調べてもらったら
乳頭癌といわれ、専門病院での診療で、年齢が高いし、リンパの腫れが3センチ以上なので高危険度なのだといわれました。全摘手術になるのだそうで、いま病 院に通って手術前のいろいろな検査を受けています。なにしろ甲状腺のことを何も知らなかったので、本を読んであまりこわくないと
知って安心していたところ、高危険度といわれて落ち込んでいます。全摘手術をすれば大丈夫なのでしょうか。どれぐらい危険なのでしょうか。この年齢で手術 はうまくいくものでしょうか。どなたか経験のあるかた、高齢者の乳頭癌の全摘手術について、安心できるようなことを教えてくださいませんか。お願いしま す。



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細胞検査士さんへ 投稿者:ゆう  投稿日: 1月16日(月)00時03分40秒

こんばんわ。おひさしぶりです。

最近、首が張った感じと、肩コリがひどくなったような気がします。しょっちゅう、主人にマッサージをしてもらっています。前から肩こりはありましたが、首 の張った感じもするので、心配になってきました。転移などは考えられるでしょうか?皆さんは肩こりなどありますか?




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細胞検査士さんへ 投稿者:困ったちゃん  投稿日: 1月15日(日)06時17分0秒

毎回丁寧な回答ありがとうございます。自分が癌であると言われてからいろいろ不安になり質問をさせて頂ました。今後は、転移があったらすぐに気がつくよう にしっかり検診をしていくつもりです。



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困ったちゃんさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月15日(日)00時13分31秒

 頸部リンパ節のエコー検査において、一般的に可動性良好(指で押すと動く)なリンパ節は非転移性の指標のひとつとされています。ご指摘の場所は確かにリ ンパ節がある場所ですが、甲状腺からはかなり離れています。癌細胞は甲状腺に近いリンパ節から転移するのが通常ですし、押すとくりくり動くとのことですか ら、恐らく転移性のものではないと思いますが、次回検診時に担当医に申し出てエコー検査等を依頼してみてはいかがでしょうか? エコー検査にて転移の疑い が出れば、頸部リンパ節穿刺細胞診も依頼されると思います。
 ちなみに頸部リンパ節腫脹は若い女性によくみられる症状のひとつです。原因不明なことが多いですが、そのほとんどは時間の経過と共に消失します。もしネ コを飼っているのであれば「ネコ引っかき病」という感染症によるリンパ節腫脹も代表的なものです。
 また、もし手術してから間がないのでしたら手術自体による可能性もあり、その場合切除したほうのリンパ節が腫れても問題ありません。
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(無題) 投稿者:困ったちゃん  投稿日: 1月14日(土)05時54分10秒

丁寧な回答ありがとうございました。もうひとつ心配なことがあるのでお願いします。細胞検査士さんの言うとおり手術では頸部リンパ節の摘出を行ないません でした。エコー検査でもリンパ節については特に何も言われていませんでした。ただ、いま甲状腺を切除したほうの鎖骨の少し上の首筋に小さい膨らみ(押すと くりくり動く)があります。反対側にも同じ様なものがありますが大きさが違います。先生に尋ねると手術のときにそこは離れているので見ていないと言われて 少し不安になっています。



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ムクムクさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月13日(金)22時20分20秒

 ムクムクさんが女性であるならば、ミタカさんの仰るとおり、不定愁訴は女性ホルモンが影響している可能性もあります。もし時間的余裕があるならば基礎体 温を半年間くらいつけてみると、女性ホルモンの異常がわかることがあります。今はグラフを自動的に作成してくれる体温計もありますので、試してみては如何 でしょうか。症状がつらいようなら、女性外来がある病院へ足を運んでみてください。また不味いのを我慢できるのであれば、漢方外来で相談されるのもひとつ の方法かもしれません。
 また、低血圧や鉄分不足、葉酸不足、睡眠不足等も考慮に入れてみては如何でしょうか。ちなみにホルモン系の腫瘍であれば、分泌されるホルモンに応じた症 状が強く現れますので、特定の症状であればそれも疑う必要もあるかもしれません。



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困ったちゃんさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月13日(金)22時08分4秒

 手術では頸部リンパ節の摘出を行なわなかったのではないでしょうか。濾胞癌の場合はリンパ節転移よりも、残った側の甲状腺に再発(腺内転移)することが 多いので、経過観察では残った側の甲状腺のエコー検査や血液検査(サイログロブリンなど)を行なっていくのが一般的と思います。癌と診断されたとしても、 再発もしていない状況で残った側の甲状腺を切除する必要性はありません。乳頭癌や濾胞癌の場合は一般的に経過がゆっくりですので、今後再発が認められた ら、残った側の甲状腺の切除および頸部リンパ節郭清、という経過で通常は大丈夫です。甲状腺が半分残っていれば甲状腺ホルモンは十分分泌されますので、薬 (チラージンS等)を服用する必要もありません。
 転移するかしないかは、現在の医療技術では予測不能です。乳頭癌や濾胞癌の遠隔転移先として最も多いのは肺です。肺転移は、初発年齢が10歳代の方や、 相当進行した場合においてしばしば起こります。遠隔転移したとしても初期のうちは自覚症状はなく、乳頭癌よりも濾胞癌のほうが遠隔転移しやすいです。年に 一度のCT検査で大丈夫と思います。
 経過観察で大切なのは、必ず続けることです。最初は1〜数ヶ月おき、次第に半年〜1年間隔の再診となると思いますが、必ず受診してください。長期的に続 けることで患者さまの血液データや画像データのわずかな変動がキャッチしやすくなり、早期発見につながります。また、何年も経過観察して再発が認められな いと「自分はもう大丈夫だろう」と自己判断して、勝手に再診を打ち切ってしまいたくなると思いますが、これは取り返しのつかないことになりかねません。と いうのは、乳頭癌や濾胞癌は経過がゆっくりだ、と申しましたが、当然再発の経過もゆっくりな可能性があり、10年20年といった期間を経てエコー検査等で 見付かる大きさに成長することもあり得ます。また今までに、高齢者の方で検査にて甲状腺癌と診断されつつも放置してしまい、数年後に未分化転化してしまい 手術すらできない状況で来院された、というケースを何例か経験していますので、決して油断はしないで下さい。



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細胞検査士さんへ 投稿者:困ったちゃん  投稿日: 1月12日(木)16時21分33秒

細胞検士さん、よろしくお願いします。甲状腺腫瘍を摘出した後に行なう病理組織検査で濾胞癌と診断されました。甲状腺はまだ半分残っています。今後どのよ うな経過をたどればよいでしょうか?残った甲状腺を早く取ったほうがよいのですか?転移しないか心配です。現在は薬も飲んでいません。



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ホルモン系に腫瘍があれば・・・ 投稿者:ミタカ  投稿日: 1月12日(木)11時53分31秒

ホルモン系に腫瘍があれば不定愁訴あるんじゃないかな?
私も生理前後に激しい不定愁訴に悩んでる、医者は関係を否定的に言うけど
医者ってたいがい男だし、女がホルモンの関係で体調崩すのにうとい人多そうだし・・・
甲状腺ってホルモンをつかさどる臓器に本来無くてもいい腫瘍ができちゃうんだから
なんらかの不定愁訴の原因になると思うんだけど・・・。




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細胞検査士さんへ 投稿者:ムクムク  投稿日: 1月 9日(月)23時19分18秒

本当にありがとうございます。
自分の不定愁訴の原因が解明しなかったのは残念ですが、
短い診察時間では聞くことができない詳しい説明に大変感謝しております。
ヨード含有食品については、あやうく積極的に食べてしまうところだったので
これからは気をつけたいと思います。
本当にありがとうございました。



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ムクムクさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月 9日(月)01時55分43秒

 F-T3・F-T4・TSHの3つは甲状腺機能を知る上で必要不可欠の検査項目であり、ムクムクさんの値は確かに正常値ですね。ということは、Tg- AbおよびTPO-Abが高値(陽性)であることから、初期の慢性甲状腺炎(=橋本病)と診断されるはずです。ムクムクさんのように慢性甲状腺炎の患者さ まの中でも甲状腺機能が正常の場合、特に治療の必要はありませんが、定期検診での血液検査にてF-T3・F-T4・TSHの値を必ず測定し、甲状腺機能低 下症の兆候がみられたら(F-T3およびF-T4が低下、TSHが高値)、ホルモン補充療法を開始するのが一般的です。ムクムクさんはまだ甲状腺機能低下 症の証明がされていないため、倦怠感や冷え性などの症状は慢性甲状腺炎が原因ではないのかもしれませんが、昆布などのヨードの摂り過ぎには注意したほうが よいでしょう。ご存知かもしれませんが、甲状腺の病気にはヨードが効く、と世間では言われていますが、慢性甲状腺炎の患者さまが必要以上にヨードを摂取し てしまうと、甲状腺機能低下症を誘発してしまう傾向がありますのでご注意下さい。
 甲状腺濾胞上皮細胞では、血中のヨードを細胞内に取り込んで、サイログロブリンというタンパク質を介してT3およびT4を作ります。T3はヨードが3個 付いた甲状腺ホルモンで、T4はヨードが4個付いた甲状腺ホルモンです。T3およびT4は生理作用が異なり、T3はT4より数倍も代謝作用が強いのです が、T3は失活(生理作用を失う)するのも非常に早いです。一方、T4は生理作用が現れるのが遅く効果も緩慢ですが、持続期間が長いためにホルモン補充療 法にはT4製剤を使用します。ですので、ヨード131による内照射治療を施行する数週間前にはT3製剤(チロナミン)に切り替え、T4製剤のヨード残存に よるヨード131の取り込み低下の問題を回避しているのです。
 ところでT3やT4は甲状腺濾胞上皮細胞から血中に分泌されますが、血中に出ると直ちにアルブミンなどのタンパク質に結合して全身に運ばれ、カロリー消 費などの新陳代謝を促進させる信号としての役割を担っています。一方、血中に分泌されてタンパク質に結合せずに遊離しているT3およびT4のことをF- T3(Free-T3)およびF-T4(Free-T4)といい、血液検査ではこれを測定しています(アルブミン等に結合したT3およびT4は簡単には測 定できないため、通常の血液検査ではF-T3およびF-T4を測定し、T3およびT4の動態を反映させています)。
 脳の一部である視床下部という器官では血中T3およびT4の濃度をモニターしており、濃度が低下すると甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)を分泌 します。TRHの信号を受けて下垂体からは甲状腺刺激ホルモン(TSH)が分泌されます。そしてTSHの信号を受けて甲状腺濾胞上皮細胞からはT3および T4の分泌が促進されます。つまり、甲状腺機能低下症の場合、血中のT3およびT4の濃度が低下する訳ですから、TSHが生理的に高濃度となるわけです (=進行した慢性甲状腺炎の状態)。また慢性甲状腺炎であっても、血液検査にてF-T3・F-T4・TSHの値が正常であれば、甲状腺機能低下症の症状が 出ていない、と判定される訳です。
 別の視点から考えると、TSHの濃度が高いと甲状腺濾胞上皮細胞における生理活動を刺激する訳ですから、甲状腺濾胞上皮細胞から発生した癌細胞である乳 頭癌や濾胞癌の患者さまの場合、TSHが高濃度ですと癌細胞の活動を活発化することになり、癌細胞が体内に残存している場合、再発や転移を促進してしまい ますから、チラージンなどの甲状腺ホルモン剤をきちんと服用し、TSHの濃度を上げないようにしなければなりません。
 なお、F-T3・F-T4・TSHの値は甲状腺癌の指標にはなりません。また、サイログロブリンは甲状腺濾胞上皮細胞にのみ存在するタンパク質ですの で、濾胞上皮細胞の増殖性病変(乳頭癌、濾胞癌、濾胞腺腫、未分化癌、バセドウ病など)の際には高値になります。さらに甲状腺全摘術を受けた患者さまで、 乳頭癌や濾胞癌の細胞が残存していなければ血液検査にてサイログロブリンは測定感度以下となります。不幸にして癌細胞が体内に残存している場合はサイログ ロブリンが測定されてきます。ですので、甲状腺全摘術を受けた患者さまの場合、サイログロブリンは腫瘍マーカーになりうる訳です。しかし、慢性甲状腺炎の 患者さまの場合はサイログロブリンに対する自己抗体も出来てしまっていることが多いですので、たとえ乳頭癌や濾胞癌でサイログロブリンをたくさん産生して いる状態だったとしても、血液検査で測定することが出来ないため(残念ながら自己抗体の結合したサイログロブリンは測定できません)、腫瘍マーカーとして の指標になりませんのでご注意下さい。



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ありがとうございます!!! 投稿者:でっちーあ  投稿日: 1月 8日(日)22時48分32秒

何か情報を得られれば、と藁にもすがるような思いで必死でしたが
見ず知らずの私に対して、皆さんからこんなにも丁寧で温かい言葉をいただけて
本当に嬉しいです。この一ヵ月半、がんという事だけは告げられたまま
病名も定まらず、先も分からずに不安な気持ちばかりが大きくなって押し潰されそうでした。

細胞検査士さん、
素人の私にも分かりやすく丁寧な説明、的確な言葉に少し冷静になれました。
やはりめずらしいタイプの乳頭がんなのですね。確かに甲状腺全体にがんが拡がっていること、
リンパ郭清も広範囲に及び、手術時間も長時間になるだろうと説明を受けました。
次回18日に術前の検査の予定があるので、その際にぜひもう少し疑問点や症例についても
質問してみます。ありがとうございました。

なっちゃんさん、
今はお元気で頑張っていらっしゃるのですね。本当によかったです。
同じ病気の方、しかも似たような状況の方のお話、とても励みになります。
私は今8ヶ月の子供がいます。入院に向けて、断乳を急がねばなりません。
ここまで母乳で頑張ってきたので寂しくはありますが、毎日しなければならないことは
山ほどあるし、可愛い笑顔や寝顔を見ているだけで逆に励まされてばかりです。
息子のためにも頑張ります!ありがとうございます。
寒い日が続いていますね。なっちゃんさんもお体は大切に、
お子さんと毎日を楽しく過ごされてくださいね。

natsuさん、
力強くも温かいお言葉本当にありがとうございます。
「子供もまだ小さいのにどうすればいいんだろう」とか「何で自分がこの歳で」とか、
悪いほうにばかり考えて自分で自分を追い込んでいたように思います。
今回ようやく確定診断もつき、先が決まったこと、
またみなさんの励ましの言葉をいただき、病気ときちんと向き合っていこうと
思えるようになりました。かけがえのない宝物である子供がいる幸せに感謝しながら
これから毎日を大切に生きていきたいです。

皆さん本当にありがとうございました。






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細胞検査士さんへ 投稿者:ムクムク  投稿日: 1月 8日(日)15時03分35秒

ご丁寧な説明をありがとうございます。
もう少し質問してよろしいでしょうか?
私が自覚する症状は甲状腺機能低下症の症状に似ているのですが、
FT3,FT4,TSHの検査値が異常値ではなかったため(それぞれ2.8,1.23,0.86)
医師からは機能異常を否定されてしまいました。
チラーヂンの処方理由は腫瘍の発育を防ぐためとのことでした。
やはり診断にはFT3,FT4,TSHの値が重要になってくるものなのでしょうか?
ネット等で調べてみても、あまりよくわかりません。
掲示板なのにお手を煩わせてばかりで申し訳ないのですか
ご意見をお聞かせください。よろしくお願いします。



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でっちーあさんへ 投稿者:natsu  投稿日: 1月 8日(日)10時50分22秒

授乳中に診断がでて、不安な気持ち
私もよくわかります。
私も 手術のために断乳した経験があります。
そのころは、インターネットもまだ始めておらず
また、医師も詳しい説明はしてくれませんでした。あなたは癌かも知れません。
(このときは顎下線でした) 早急に手術しましょう
帰りに入院手続きをとってください。と一言 不安を抱えたまま手術をしました。
幸い、そのときは良性ということで忘れきっていました。(今その時の子は18歳です)

そして平成11年の暮れに今度は あなたは癌です。
帰りに入院手続きをして下さい。とのこと

そこまで来て、やっとインターネットを利用して 口腔がんの方のサイトにお邪魔して
力をいただき、とにかく前向きにナチュラルキラー細胞を
活性化させることに気持ちを切り替えました。

いろいろと勉強しましたが、自分がいったいどういうところに分類しているのか
それを確かめる方法は担当医に聞くことだけでした。
知識も得て 自分の状態を把握して、そのどちらもを
受け入れてこそ、前向きになれると思います。

病院に対して、大きく抗議できなかったものの
(今は結構強いおばさんになったので、いいたいことはズバット言えますが)
勉強した事実を伝えて
最低限知りたいことを、文書にして確認を取りました。

冷静に質問したことにより
医師も きちんと、真摯に回答を出してくれて
納得して、手術に挑みました。
不安感を募らせている患者に対して医師の多くは
悲しいかな まだ 口数が少ないです。
(そんな人ばかりでは有りませんが)
こうして、インターネットで得られる情報というのは、
あくまでも、予備知識であり、それをうまく利用してくださいね。
精神的に参っているときに、それらをマイナスに受け止めないで
良い方向へ、持っていってください。

お子さんそのものがNK細胞の源です。
早く心配事は片付けて、子育てに専念できるよう祈っています。




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でっちーあさん 投稿者:なっちゃん  投稿日: 1月 8日(日)04時26分17秒

初めて投稿します。

私も似ている状態でした。出産、5日後に甲状腺の腫れを自ら感じ、医者に行きました。もちろん授乳が波に乗ってきているころでした。細胞検査で乳頭がんの 高い疑いのためその3週間後に手術をし、全摘出しました。(去年の7月です)エコーやCTは一切やりませんでした。先生いわく、やっても同じような結果な のでということでした。怖かったのは、内分泌の先生が言われたことで たちが悪いかも知れないので早急に手術をと言うことでした。

とても怖い日々を過ごしましたが、先生たちを信頼することができ、今では前と変わらない生活を送ることが出来ています。ちなみにヨード治療も手術の2ヵ月 後に行いました。

授乳中に発覚というのがなんとなく似ているような気がし、何かホルモンと関係してこの甲状腺がんが誘発し、表に出てきたのではないかと思ったりします。実 際に妊娠中に発覚する方が結構、いらっしゃる見たいですよね。それってやはり、ホルモンと関係しているのでは、、

お母様が一日も早く手術して元気になってほしいです。振り返ると、私自身、迷わずにすぐに手術に踏み切れて本当に良かったと思っています。



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でっちーあさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月 8日(日)02時06分14秒

 授乳中に脇の下あたりにしこりが出来る(副乳)ことはあっても、首のリンパ節が腫れることはあり得ません。総合病院での内視鏡検査は全身精査の一環と思 いますので、これは仕方ないと思います。最終的には”びまん性の乳頭癌”と診断された、とのことですが、分類上の診断名は「びまん性硬化型乳頭癌」に相当 すると思われます。残念ながらこの病気は学会で報告されるくらいの希少症例のため、一般的な乳頭癌のような情報は非常に少ないと思います。
 生物学的には、組織を顕微鏡で観察した際に、核の所見が乳頭癌と同一のために「乳頭癌」に分類されています。通常はひとつの大きな結節状に増殖し、腫瘍 の周囲に被膜を作るために正常甲状腺を残す手術(亜全摘術)が行なわれることが多いですが、びまん性の場合は甲状腺内のあちこちから癌が多発するために全 摘術を選択せざるを得ません。また、通常の乳頭癌よりも再発のリスクが高い、ということは聞いたことがありますが、進行の程度や予後等に関しては情報不足 のためお知らせできませんので、申し訳ありません。しかしでっちーあさんは、すでに頸部リンパ節への転移が多発しているようですので、手術時に広範囲な頸 部リンパ節郭清術も行なわれる可能性があります。恐らく、数十個(場合によっては100個以上)のリンパ節を郭清すると思われます。また、痛みの持続や傷 跡の範囲、授乳中断の必要性(もう卒乳?)、長期的な違和感、反回神経損傷による発声の問題等、術後副作用の懸念材料もあわせ、術前に担当医とよく相談 (インフォームド・コンセント)の上、手術に臨まれる事を希望致します。
 次回再診日または入院時に、びまん性硬化型乳頭癌に関する症例報告の論文等を担当医に求めてみてはいかがでしょうか?



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ムクムクさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月 8日(日)01時29分54秒

 Tg-Abとは「抗サイログロブリン抗体」、TPO-Abとは「抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体」のことです。両者とも甲状腺濾胞上皮細胞成分に対する自 己抗体(自分自身の組織成分を攻撃してしまう抗体=自己免疫疾患)の名称です。慢性甲状腺炎(=橋本病)またはバセドウ病の時にTg-AbおよびTPO- Abの両者が高値(正常値はいずれも0.3U/ml以下程度)になります。
 慢性甲状腺炎とバセドウ病は全く異なる病態であり、慢性甲状腺炎は自己抗体が甲状腺濾胞上皮細胞そのものを攻撃してしまうため、次第に甲状腺濾胞上皮細 胞が破壊されて数が減少し、甲状腺機能低下症となります。甲状腺濾胞上皮細胞の数が減ることで血中甲状腺ホルモン量が低下するために、脳下垂体から甲状腺 刺激ホルモン(TSH)が過剰に分泌され、残った甲状腺濾胞上皮細胞が過形成(代償性に増殖する状態。非腫瘍性)になりますので、甲状腺が腫れてきます。
 甲状腺刺激ホルモン(TSH)は脳下垂体から分泌されるホルモンであり、血中の甲状腺ホルモン量が低下すると分泌量が増加します。甲状腺刺激ホルモン (TSH)が、甲状腺濾胞上皮細胞の膜に存在するレセプターに結合すると、甲状腺ホルモンを産生する仕組みになっています。バセドウ病は、この「甲状腺刺 激ホルモン(TSH)のレセプター」を持続的に刺激する自己抗体が出来てしまう病気のため、脳下垂体から甲状腺刺激ホルモン(TSH)が分泌されていない にもかかわらず、甲状腺濾胞上皮細胞では甲状腺ホルモンをせっせと産生してしまいます。ゆえに甲状腺機能亢進症の状態になります。
 バセドウ病の場合はTg-AbやTPO-Ab以外にもTRAbやTBU(TSHレセプター抗体)といった検査を同時にオーダーして確定診断しますし、症 状としては、じっとしていられない、心拍数の増加、汗っかきになる、などが代表的です。ムクムクさんの場合はチラージンS50(甲状腺ホルモン剤)を処方 されているとの事で、慢性甲状腺炎の状態で間違いないでしょう。倦怠感、冷え性はこれが原因と考えます。血液検査の結果を元にチラージンの処方量をコント ロールすることで症状の改善が期待できます。
 甲状腺癌の自覚症状等につきましては、この掲示板をご覧の患者さまからのアドバイスを希望します。



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細胞検査士様(びまん性の乳頭がんについて) 投稿者:でっちーあ  投稿日: 1月 7日(土)08時40分45秒

はじめまして。
昨年の11月下旬、母に首のリンパの腫れを指摘され、近所の内科を受診。
授乳中なのでその影響では、と言われ自分では安心したのですが、
かなり大きく腫れており、母が納得せず、次に総合病院を受診しました。
最初の頸部CTで甲状腺がんの明らかな所見が出ていた(セカンドオピニオンでの指摘です)
にもかかわらず、血液検査3回、上部消化管内視鏡、腹部CT、大腸内視鏡をし、挙句の果てに細胞診の手際もすこぶる悪く、大変痛い思いをしました。はっき りとした診断もつけない割に
「これはたちが悪いかもしれないなぁ」とか「リンパの転移が多すぎるから、他から来てるかもなぁ」など不安がつのるようなことばかり言われ精神的にもかな り参ってしまいました。
結局、診断結果はVで何とも言えない、そもそも甲状腺がんかもわからないとのことで、
業を煮やして甲状腺専門病院を受診。昨日ようやく、びまん性の乳頭がんだと診断がつきました。
リンパの転移も多数あり、甲状腺全摘になるとのことでした。
進行が早いタイプだそうで(確かに夏頃は首の腫れはなかったような気がします)、
そちらの病院では三ヵ月後しか空きがなく、それでは遅すぎるとの事で大学病院を紹介されました。24日手術予定です。
乳頭がんは進行が遅いと聞いていたのですが、こういうケースもあるのでしょうか?
またびまん性乳頭がんについての情報も少ない為不安です。
お忙しいところ申し訳ありませんが、お教えいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。






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教えてください 投稿者:ムクムク  投稿日: 1月 6日(金)21時33分22秒

初めてお邪魔します。
先月、細胞診の結果乳頭がんであると診断をされました。
まだ8mm程度のものですが、手術をすることを勧められ、同時にチラーヂン(50μg/日)の服用も開始しています。
血液検査の結果では特にホルモンの異常はないと言われましたが、ここ1〜2年倦怠感や体の冷えがひどいので、甲状腺以外の病気を疑ったほうがいいのかどう か悩んでいます。
やはり甲状腺がんは自覚症状がないものがほとんどなのでしょうか?
ご意見をお聞かせください。

検査士さんもいらっしゃるようなので、
TgAb、TPOAbが何をさしているのか解説していただければ幸いです。
この2つが基準値を超えていて、それぞれ5.2、25.7でした。
どうぞよろしくお願いします。



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ぷぅさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月 5日(木)23時06分34秒

 一般的に未分化癌の場合、ひとつの大きな結節で成長することはほとんどなく、頸部リンパ節がゴロゴロ腫れてくるのと同時に、甲状腺を突き破って周囲の組 織を巻き込みながら破壊的に浸潤増殖していく様子がエコーでも描出されてきますので、エコー検査でも未分化癌の場合は推定診断は可能です。エコー検査では プローブ(探触子)を少しずつ動かしながら連続的に甲状腺および頸部リンパ節をスキャンしていくので、数ミリ幅でスキャンするCTよりも(甲状腺に関して は)診断精度は高いです。いずれにせよ、投稿を拝見する限りぷぅさんのお父様の場合、甲状腺未分化癌である可能性はゼロに近いと考えます。
 診断精度を数式で表すとすれば、エコー≒細胞診>CTと思います。CTは甲状腺周囲組織への浸潤や肺転移などの評価には不可欠ですが、甲状腺腫瘍そのも のの質的診断ではエコーや細胞診には劣ります。なお、甲状腺乳頭癌であれば石灰化(カルシウム成分の結晶化したもの)の所見が高頻度でみられますので、エ コーだけでも診断がつくことがあります。厄介なのは濾胞性腫瘍の場合で、これはエコーでも細胞診でも確定診断は出来ません。手術にて甲状腺腫瘍を摘出した 後に行なう病理組織検査で確定診断(濾胞癌か濾胞腺腫かなど)がつくことになります。しかし4cmという大きさの割りに頸部リンパ節が腫れていないとすれ ば、濾胞腺腫(良性腫瘍)や非腫瘍性の甲状腺腫の可能性もあるように思えます。
 来週に胃癌の手術との事ですが、早期で発見されたことは不幸中の幸いで何よりです。胃の摘出手術は(年齢的を考慮しても)体力がかなり消耗しますし、術 後しばらくは食事制限等で本人が相当ストレスを感じると思いますので、甲状腺のほうは(投稿を拝見する限り絶対に)大丈夫だからと家族一丸となって元気付 けてあげることを希望致します。



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細胞検査士さま 投稿者:ぷぅ  投稿日: 1月 5日(木)20時53分11秒

細胞検査士さま 昨日は迅速な回答を頂戴しありがとうございました。あと1点だけお伺いしたいことがございます。 昨日教えていただきました内容を家族に 報告いたしましたところ、父が行った検査はCT検査ではなく、超音波検査であることがわかりました。素人感覚では診断ベースは、エコー<CT<細胞診にな るかと思いますが、エコーだけでは判断がつきにくいものなのでしょうか。甲状腺未分化癌というのは、CTを施行した時点である程度の推定診断が可能とのこ とですがエコーだけでは判断はつきにくいのでしょうか。細胞診まであと3週間、一日がとてもとても長いです。



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細胞検査士さんへ 投稿者:ミルキー  投稿日: 1月 5日(木)15時49分47秒

細胞検査士さん、分かりやすく丁寧な回答を頂き、ありがとうございました。
お返事が遅くなり申し訳ございません。
もやもやもなくなりすっきりとしました。「リンパ節も取ってしまって。」と思わずに、「組織診の結果、癌であったら、もう一度手術しなければならなかっ た。」と思えば良いわけですよね。手術をした病院も1%以下の癌である可能性を考えての行為であったと思っております。今月の10日に検診があり、たぶん 検診もこれで最後だと思います。医師への不信感がありましたが、細胞検査士さんのおかげと、この掲示板のおかげで信頼の大切さを感じております。お忙しい なか多くの人への適切なアドバイスをされている姿には、頭が下がる思いです。ありがとうございました。




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ぷぅさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月 4日(水)22時32分41秒

 生物学的には胃癌が甲状腺へ転移する可能性はゼロではありませんが、現実的に転移性の甲状腺癌というのは滅多にありません。ほとんどすべての甲状腺癌は 原発性です。しかも早期胃癌が甲状腺へ転移し、4cm大もの転移巣を作る、という症例はまずあり得ません(もしそのような症例があったのなら、論文が1つ 書けてしまうくらい、珍しいケースです)。なお、甲状腺腫瘍で4cm大というのは大きいほうです。男性はもともと”のどぼとけ”が突出していますので、気 付きにくい傾向にあります。
 また、甲状腺未分化癌というのは、CTを施行した時点である程度の推定診断が可能です。というのは、未分化癌の多くは気管や食道に浸潤増殖するために CT写真では通常の甲状腺癌とは異質な像として写ります。甲状腺の腫瘤も単発性ではなく、いびつな形をしていたり、あちこちに大小の腫瘤を形成したりする のが一般的です。もしCTを施行した時点で甲状腺未分化癌を疑わせるような所見であったならば、即日入院、即日細胞診を行い、直ちに放射線治療を実施する はずです。ですので、胃癌の手術を終えたのちに、甲状腺腫瘍の細胞診を施行するという段取りになっていることを考えるだけで、甲状腺未分化癌の可能性は考 えていない、と察することが出来ます。しかし、悪性か良性かは別として、甲状腺腫瘤のサイズが大きいので、いずれにせよ摘出手術を勧められると思います。



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細胞検査士さんへ 投稿者:みゃあみゃあ  投稿日: 1月 4日(水)12時40分31秒

 お忙しいのにいつも返信ありがとうございます。家族や父母に読んでもらいみんなで学習しています。わからないのでこのしんださがいつまで続くのだろうと いう不安を取り除いてくださり、落ち着きました。心の支えとなっております。
 本当にありがとうございました。m(_ _)m


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細胞検査士さんへ 投稿者:ひろ  投稿日: 1月 4日(水)08時47分33秒

早速の返信本当にありがとうございます。
昨晩、主人ともいろいろ話して、やはり主治医の言うように手術を行うのがベストではないかと考えていました。
細胞検査士さんの返信でよりいっそう考えがまとまってきました。

こちらで自分の悩みを書いて本当に良かったと思っています。
まだまだ勉強不足で分からない事があると思いますので、これからもよろしくお願いします。



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不安で眠れません 投稿者:ぷぅ  投稿日: 1月 4日(水)01時24分7秒

先日、64歳になる父が健康診断の結果、早期の胃がんであることがわかり来週胃の摘出手術を行うことになりました。また、同時に行った首まわりのCT検査 で、甲状腺の中央に3.5×4センチの癌があると言われ、今月末に細胞検査を行うことになりました。父の症状はいたって健康で、自覚症状もまったくないそ うです。家族の心配としては、甲状腺癌は胃からの転移であるのか、また、未分化癌だったらどうしようという不安で一杯で夜も眠れません。検査が行われるま で半月あまりあることから、あることないこと考えてしまい、とても苦しいです。(一番つらいのは父であることは言うまでもありませんが・・・) 3.5× 4センチというのはとても大きいのでしょうか。甲状腺癌の疑いがあると説明してくださった外科のお医者様の触診では、とくに首のしこりは感じられないとの ことでしたが、CTにはしっかりと腫瘍が映っていました。今はただただ、未分化癌でないこと、全身への転移ではないことを祈るばかりです。母が参ってし まっているので、どうにか気持ちが楽になるような言葉をかけてあげたいのですが、私も知識がないためどうしていいのかわかりません。 どんな小さなことで もかまいませんのでご教授いただけませんでしょうか。



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ひろさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月 4日(水)00時00分4秒

 首のしこり(転移を疑う腫大したリンパ節)はいずれ摘出することになると思います。もし、胸腔鏡下肺生検および病理組織検査にて甲状腺癌の転移と診断さ れたのなら、甲状腺全摘術および頸部リンパ節郭清術を行なうはずですので、その際に首のしこりを摘出することになります。また、もし肺生検の結果、非腫瘍 性のものであったのなら、次に首のしこりだけを摘出するリンパ節生検を行ない、病理組織検査の結果で甲状腺癌の転移と診断されたのなら甲状腺全摘術あるい は亜全摘術および頸部リンパ節郭清術を行なうはずです。
 一方、首のしこりを先に生検したと仮定すると、病理組織検査の結果で甲状腺癌の転移か非腫瘍性のものか診断が下されたとしても、肺の異常陰影の正体は何 か?という疑問は解消されないわけで、いずれにせよ肺生検の対象という状況には変わりないのです。
 という訳で、順番的には先に肺生検を施行するのが最も無駄がないのです。ひろさんの場合、第二、第三の手段を施行しないと正確な診断がつかないと思いま すし、肺の異常陰影および首のしこりは全く問題ない病変かもしれませんので、可能な限り積極的に検査を進められることを希望します。



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ちょっと遅くなりましたが・・・。 投稿者:KOH  投稿日: 1月 3日(火)21時45分32秒

あけましておめでとうございます。

今年も年末年始を某所で過ごしてきました。
某所へは手術後に行くようになり、もう6回目になりました。
今年は元旦早々に天然温泉にまで入ってきました。
こうやって元気に(体力はないし、薬と縁はきれませんけど)過ごせる事に感謝しています。
今年も皆様よろしくお願いいたします。




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さるさんへ 投稿者:ひろ  投稿日: 1月 3日(火)21時36分37秒

さるさんがおっしゃるとおり、納得のいく場所で納得のいくお医者さんを選ぶのは、本当に大切な事ですよね。甲状腺の専門病院も調べてみたのですが、私の場 合肺に異常陰影があるため、そちらの方も心配です。私は総合外科で診てもらっているため、甲状腺専門の先生と肺専門の先生と連携して手術を行ってくださる と言う説明でしたので、いろいろ考えましたが、今度の診察で不安な事はもう一度相談して、納得したら手術を受けようと思っています。自分自身がもう少し しっかりしないとと思いました。
とても励みになり勇気がでてきました。ありがとうございました。



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細胞検査士 さんへ 投稿者:ひろ  投稿日: 1月 3日(火)21時17分16秒

返信ありがとうございます。まさに主治医から説明されたとおりです。「難しい症例」と言われました。病院で初めて肺転移の事を聞かされたときは、頭が回ら なくって、(首のしこりだけを生検すればいいと思っていたものですから)全身麻酔や胸腔鏡と聞いてとても不安になってしまいました。本やネットでいろいろ 見ても私の様な症例が見当たらずよけい不安になってしまいました。
「胸腔鏡下肺生検が施行可能な状況にあるのなら・・・」という細胞検査士さんの言葉で少し頭が整理できたようです。肺のこともしっかり調べる必要があるわ けですし、手術を受けようと言う気持ちになってきました。
ただ、どうしても頭の中で巡る事は、首のしこりを手術で取り生検をしてその結果を見て、肺を調べるというのもありますよね。先に肺を調べて間接的に証明し ようという方策のメリットは何でしょう?ここのところは細胞検査士さんが言われるように次の診察でもう一度たずねようと思っていますが、うまく伝えられる のか少し心配です。・・・ががんばってみます。本当にありがとうございました。また何かありましたらよろしくお願いします。




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ひろさんへ 投稿者:さる  投稿日: 1月 3日(火)04時50分6秒

私、セカンドオピニオンは、最初に診断していただいた病院には言わないで行きました。紹介状を書いていただいても、私の口から症状をお伝えしても、する検 査は同じだろうと思ったからです。(実際、私が行った病院は紹介状なしの方がたくさんいらっしゃるようですした)
ご存知かもしれませんが、専門病院は初診でも胸部レントゲン・血液検査・細胞診を初日で行えます。細胞診の結果は1週間後にしかわかりませんが、総合病院 のことを思うとスピーディに事が運ぶような気がします。(CTは撮ったことがないのでわかりません・・・)
もし、セカンドオピニオンをお考えなのであれば、
手術の日が決定した後でも(言いづらければ)現在の主治医に言わずにほかの病院を一度当たってみられるのも、一つの手だと思います。
子供のいない私が、勝手なことをお話しすることをお許しください。
私は家から1時間ほどの専門病院で手術を受けました。お子様がいらっしゃる方も遠くから手術を受けにこられていました。
ひろさんが納得される場所で手術を受けられるのが一番よいように感じますし、納得されるお医者さんを選ばれると一番よいと思います。




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ひろさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月 3日(火)00時32分59秒

 あまり参考にならないと思いますが、くびのリンパ節を穿刺して細胞診を行ない、甲状腺の細胞が採取されたとしたら、考えられるのは2つで、1つ目は甲状 腺癌の頸部リンパ節転移、2つ目はエコーではリンパ節に見えたけれども実は甲状腺の一部分だった(異所性甲状腺とは違いますが)、ということだと思いま す。後者の場合はもちろん腫瘍でも何でもありませんから心配ないですし、前者であれば甲状腺に原発巣(癌組織)があるはずです。しかし、ひろさんの場合は エコー検査で甲状腺に異常が見当たらない、とのことですので「難しい症例」となります。
 ところが肺に異常陰影があって、ひょっとしたら甲状腺癌の転移かもしれないという状況で、しかも胸腔鏡下肺生検が施行可能な状況にあるのなら、やはり全 身麻酔をかけてまで肺生検(open biopsy)することをお勧めすると思います。つまり直接的に証明できないので、間接的に証明しようという方策です。
 しかし、患者さまが納得できていないうちに全身麻酔をかけてまで肺生検を施行することは(インフォームド・コンセントの観点から)出来ないはずですの で、その必要性や、その他の方法での模索を含め、効果対リスクをよく話し合って納得されてから次のステップに進むことをお勧めします。もちろん、セカンド オピニオンを申し出ることも必要と思いますが、ご自宅の近くに総合病院があってある程度信頼できるのなら、肺生検を施行してその結果が出てから改めてセカ ンドオピニオンをしてもよいのではないかと考えます。
 いずれにせよ医者というものは、患者さまが疑問に思っていることを診察時に発言しない限り、自分の治療方針に納得していると考えてしまう傾向があります ので、遠慮は禁物です。



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みゃあみゃあさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 1月 2日(月)23時55分48秒

 あけましておめでとうございます。みゃあみゃあさんの場合、身体のだるさの原因は慢性甲状腺炎で間違いないと思います。年末に初めてチラージンを処方さ れたとの事ですが、最初は少量しか処方されないのが普通です。慢性甲状腺炎は一生付き合っていかなければならない病気であり、その治療(というより症状改 善)のために患者さまひとりひとりに合った補充ホルモン量を決めていく必要があります。ですので最初は1錠で様子をみて、症状が消失したのなら当面は1日 1錠、症状が改善しなかったら1.5錠〜2錠・・・というように血液検査の結果とともに服用量を決めていきます。
 みなさんはご存知だと思いますが、チラージンの効果は非常にゆっくりです。症状が改善されるには早くて1ヶ月、場合によっては数ヶ月かかることがありま す。身体のだるさなどの症状は次回検診時までに消失していない可能性もあります。今後しばらくの検診はチラージンの処方量を決める大切な機会になりますの で、だるさなどの症状が消えたかどうか、遠慮せずに担当医に訴えてください。
 とてもつらいと思いますし、数ヶ月間かかってしまうかもしれませんが、必ず症状が改善される時がきますので、その日までご自身の身体を大切にしてくださ い。ちなみにですが「甲状腺の病気にはヨードがいい」と一般的には言われており、特にヨードを豊富に含む昆布が好まれる傾向にありますが、慢性甲状腺炎の 患者さまでは必要以上に昆布を食べてしまうと甲状腺機能低下症の症状(今、みゃあみゃあさんが感じている症状)が増強されてしまう(以前にも増してだる く、眠く、やる気が起こらない、など)ことがありますので、必要以上の昆布の摂取は(みゃあみゃあさんは)控えてください。特に今はお正月なので昆布を 使った料理が多いと思いますので、特にご注意くださいね。



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細胞検査士さんへ 投稿者:みゃあみゃあ  投稿日: 1月 2日(月)20時26分12秒

あけましておめでとうございます。いつも的確でくわしい役に立つアドバイスをお忙しいにもかかわらずいただき、感謝いたしております。すごく励まされてい る一人です。
またまた、アドバイスください。
手術は8月30日にしたのですが、12月28日に3度目の診察に行った際、初めてチラージン50を一日に1錠を処方されました。FT3は2.6で、FT4 は0.9だったのですが、TSHが38.54まで上がっていました。(11月2日に13.8)今日まで毎朝1錠飲んだのですが、しんだいし眠いしやる気が でません。仕事が始まるのですが、こんなんで大丈夫か不安です。1錠で様子を見て、次の診察は2月ごろの予定です。このまま2月までしんだいのかと思うと 憂鬱になります。TSHのみがはね上がっているので薬の量はこんなもんでしょうか。お教えください。<(_ _)>



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さるさんへ 投稿者:ひろ  投稿日: 1月 2日(月)08時37分44秒

お返事ありがとうございます。
さるさんとは年齢が近いので私もがんばらなければという気になります。
セカンドオピニオンを受けようか迷ったのですが、いつ医師に切り出そうか迷っているうちに、一月中に手術しましょうと言われました。5日に受診する際には もう手術の日にちが決まっているのかも知れません。それでもセカンドオピニオンは受けられるでしょうか?
私も今は総合病院です。ただ子供が小さいので手術を受けるなら一番便利な近い総合病院でと思っています。
総合外科の甲状腺専門医だと聞いているのですが・・もう少し考えてみます。




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しろちゃんさんへ 投稿者:ひろ  投稿日: 1月 2日(月)08時25分22秒

早速のお返事ありがとうございます。
5日の日に受診するので、もう少ししっかりメリットデメリットを聞いてみます。
また何かありましたら相談させてください。



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ひろさんへ 投稿者:さる  投稿日: 1月 2日(月)01時15分49秒

私はH16の5月に乳頭ガンで全摘・右リンパカクセイしたものです。(女性・現在32歳)
最初、ガンを見つけて貰った、総合病院で
ガンは2箇所(どちらも8mm)と言われていたものが、
数日後、セカンドオピニオンの為訪れた神戸の専門病院で、
2〜3mmのものも併せて両葉で腫瘍は6個と言われました。

専門病院の技術と機器は違う!!と、思わされました。

ひろさんも、一度、専門病院で診察を受けられたら如何でしょうか?
もし、現在も専門病院であるなら、ごめんなさい・・・



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ひろさんへ 投稿者:しろちゃん  投稿日: 1月 1日(日)22時59分46秒

私も、H8年に頸のリンパ節の細胞診でクラス5で摘出。その後毎年受診して経過観察していましたが、1年前甲状腺ガンで亜全摘と右頸部のリンパ郭清しまし た。看護師として
いまも働いています。早期の治療で予後が全然違うガンがあります。メリットとデメリットをよく、医師から聴いて最後は自分で決断ですが、私だったら外科的 な診断と治療をしますね。肩こりや頸部のしびれに悩まされていますが、治療してよかったと思っていますよ。



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初めて書き込みします。 投稿者:ひろ  投稿日: 1月 1日(日)22時08分15秒

はじめまして。皆様明けましておめでとうございます。
私は今月中に手術を担当の医師より勧められているのですが、まだ迷っているため皆さんのご意見を聞きたく、この掲示板に来ました。
昨年11月に首リンパ節のしこりを細胞診しました。三度にわたってしましたが結果はどれもVAでした。
担当の医師からは「エコーで見るかぎり甲状腺はきれいなんだけど、採取したリンパ節の組織内に甲状腺のものがあると言う結果なんだよねえ。最悪は癌かもし れないし、良性のものかも、または異所甲状腺と言うのもありうる。。それだけでなく、CT検査で肺にぽつんと影があることも気になる。
そこで、全身麻酔をかけてまずは肺のものがなんなのか胸腔鏡を使って病巣らしきものを切除し、同時に首のリンパのしこりも一部取って、両方の組織を診断し てみましょう。
その結果肺のほうが甲状腺からの転移のものだと判断されれば、甲状腺全摘手術をします。」ということでした。
と言われたものの、肺にしても甲状腺にしても、癌と診断されていない時期に全身麻酔で手術のような検査を受ける決心がつきにくいのです。
私のような場合、このような経過で診断するしかないのでしょうか?
また肺がんの早期発見には外科的な診断しかないのでしょうか?

もし同じような方がいれば教えていただきたいです。
まだまだ無知なことだらけで質問も分かりにくいかと思いますがよろしくお願いします。



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あけましておめでとうございます 投稿者:ゆう  投稿日: 1月 1日(日)02時18分9秒

皆様、あけましておめでとうございます!
去年はこの掲示板を通して、皆さんには本当にお世話になりました。
私は術後、4ヶ月たちました。今の所、エコーなどの検査はしていませんが、順調で元気に過ごしています!

皆さん、また愚痴ったりするかもしれませんが、今年もヨロシクお願いします(u_u)


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