![]() 特集 飛鳥池遺跡 最新更新日:1999年3月6日 |
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<石敷井戸−1> 97年調査区の遺跡の北西部にあり、井戸枠の周囲を一段低くして、河原石を敷き詰めています。石敷きの四周と中央に排水溝があり、集まった水は北の石組み暗渠を通して道路の 南側溝に流すようになっています。 井戸枠は、奈良時代末期から平安時代始めに上端部が抜き取られたようだが、下部はよく残っていました。井戸枠の上半部の板は、建物の扉に使用していたもので、閂(かんぬき) を通す鎹(かすがい)やフック状の錠を取り付けた跡が残っていました。 また、井戸枠の板には、「道」、「飯」などの文字や「蓮華の葉」、「男女の性器」といった戯画(落書き)が書いてありました。 井戸の大きさは、内部の円形部は直径約1m、深さは石敷面から約3mです。7,8世紀の大和ではこれまでに20例ほど石敷井戸が見つかっていますが、飛鳥池遺跡の 石敷井戸は、7世紀では天武天皇の飛鳥浄御原宮推定地の井戸に次ぐ規模をもち、この遺跡 が並のものでなかったことを示しています。 |
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![]() 井戸枠の板に書かれた男女の性器の落書き |
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<石敷井戸−2> 93次調査区の中央の塀跡が西側丘陵に取り付くすぐ北に石敷井戸があります。この井戸は、井戸枠は抜き取られていましたが、井戸まわりの台形の石敷きと四周の石積の壁 はみごとに残っていました。南北4m、南辺6m、北辺8mで北西隅には階段があります。 石敷の南東隅には、幅0.5m、長さ5mの石組溝があり、石敷周囲の溝の水を南の谷に流す仕組みになっています。 |
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<石組方形池> 97年調査区の遺跡の東よりにあり、池の北東方面に延びる石組溝から南の谷筋の水をとっていたようです。方形池は東辺が少し長い台形に近い形で、中央でのサイズは東西約7.9m・南北 約8.6mです。池の底にはまばらに砂利を敷いていました。人工の池というと従来は宮殿や邸宅の 宴遊施設と考えられてきましたが、飛鳥池遺跡の場合は生産に関わる施設か貯水池の可能性が 高いと思われます。 |
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