バンコク日記

【4月22日】
今日は宿をチェックアウトしなければならない。朝食はいつもの10バーツバーミーの店だ。しばらくこの店ともお別れである。
スープ無しのバーミー、バーミーヘーンとワンタンスープを頼んだ。
食後、宿に戻り荷物をまとめて(まとめるほどないが・・・)12:00ジャストにチェックアウトした。
ホワランポーン駅へ向かう途中、腰痛が治らないのでタイマッサージ(古式マッサージ)をうけに行く。
カオサンエリアでは安い部類に入る、日本人の経営でウデも悪くなかった。やってくれたのは二十歳前位のオネエチャン。
1時間120バーツは安いと見るか高いと思うか本人の問題である。相棒も一緒に受けて「体が軽くなった」と満足してた。
終わった後のスイカとお茶のサービスもいいアイデアだ。

サムイ島に行くには19:15ホワランポーン発スラターニー行きにの列車に乗ることになってるので、まだ時間がある。
しかし、荷物を持ってウロウロするのは大変なので、ホワランポーン駅の荷物預かり場にバッグを預けて(10バーツ)
NO.73バスでサイアムスクウェアと云うバンコクの人気ショッピングスポットに行った。東京でいえば渋谷って所だろうか?
二人共さして欲しいモノはなかったのでデパートに入っても、涼むくらいしかやることがなかった。
そういえばまだ情報収集してなかったので、紀ノ国屋書店にフリーペーパー貰いに行こうと、ワールドトレーディングセンター内の
伊勢丹6Fに向かう。海外の日系の店には無料の情報誌等が何種類か置いてある事が多い。ここで無料のだけカッサラッテ
読みふける。冷房も効いてるので絶好の休憩所である。フリーペーパーといって馬鹿にしてはいけない。
現地の日本人が作ってるので、情報は新しいし、色んな店の割引クーポンもついてるのさえある。
いいとしコイテ無料のばっかり探すのもハズカシイが・・・

一通り読み終えたので、次はパンティーププラザと云うパソコン関係のテナントがギッシリ入った(6Fまであったかな?)ビルに向かう。
伊勢丹を出てラチャダムリ通りをサンセープ運河方面に歩いて、ペップリー通りを左折する、この通りも屋台やレストランが所狭しとある。
魚介類の店が多い、なかには昆虫(ゲンゴロウみたいのとか、バッタ、コオロギ、芋虫etc・・・)を炒った屋台もある。こんなの食う日本人は
ダチョウ倶楽部と石坂浩二くらいじゃないか?兎も角この通りの左側にパンティーププラザはある。
相棒も僕もHPを開設してるし、お互いパソコンには興味があるので、ここは何時間いても飽きない。パソコンなんて秋葉に行けばいいじゃん!
と、思うけど、ここには秋葉どころか、日本中探しても絶対お目にかからない(多分)店がある。あんまりオオッピラにしたくないけど
このページを読んでくれる奇特な方には教えましょう。 タイ(と云うより東南アジア)は著作権とか権利関係の意識が希薄でブランドモノの
コピーなんか当たり前で、それがパソコンソフトにも及んでいる。しかも、そのやり方がとんでもなくエゲツナイ。
例えば、M社のソフトをコピーして売るだけならまだカワイイが、M社、I社、A社の有名ソフトを1枚のCDロムに詰め込んでたりするのである。
それもたったの200バーツ!!!(700円弱)。ナカには日本でまともに買えば50万は下らない物もある。(はっきり言って相棒は興奮してた)
去年だかアメリカのFBIだかどっかが圧力をカケタって記事を新聞で読んだけど、ここは、どこ吹く風状態であった。
この状態がいつまで続くか定かじゃないが、パソコンに興味のある人は是非見て欲しいところである。(ハード関係は、さほど安くない)
でも、もし買って帰って税関検査で見つかれば100%没収になるので、その辺の責任はご自分でど〜ぞ。

あれこれ見てて、あっと言う間に5:30になっていた。6:00にはホワランポーン駅に着きたかったので、バスを探すがどれに乗って良いのやら・・
バス停で待ってるオニイチャンに地図を見せながら聞いたが、あんまりよくワカンナイみたいだったし、バンコク名物の渋滞も始まってたので
トゥクトゥク(荷台のあるオート三輪車)に乗って行くことにした。50バーツはちょっと高いけど、急いでたのでヤムナシ。
駅に着いて預けてた荷物を受け取り、2Fのタイスキ(タイ風スキヤキ)レストランで夕飯。(タイスキのタレがポン酢だった)
 

サンセーブ運河

渋滞(伊勢丹前)

トゥクトゥク(三輪バイク)

サンセーブ運河

伊勢丹前の渋滞

トゥクトゥク

のんびりタイスキを食ってたら、もう出発15分前になっていた。早々にお勘定を済ませ目的のNO.9のホームへ行く。
2等エアコン寝台はどこだんべ?と駅員にチケットを見せ、車両まで案内してもらう。
席の番号の配置がよく判らなかったので、タイ人の乗客に教えてもらう。
僕と相棒のチケットは連番なので、向かい合って座るものかと思ったが、相棒は斜め後ろの通路左側で僕は通路右側だった。
僕の向かいに座ってる初老のおじサンは、どこの人だろう?純粋なタイ人じゃなかったけど東アジア系の顔立ちで
なかなか紳士ぽかった。通路隔てて隣に奥さんとおぼしき女性が座ってる。僕の通路隣は白人のネエチャンだった。
列車はほぼ定刻通り発車して、マレー半島をゆっくり南下する。スラターニまで約700kmを11時間ほどかけて走る。
車中はずっと日本から持ってきた文庫本を読んで過ごした。8時を過ぎた頃か乗務員が寝台を設置にきた。
慣れた手つきでサッサと座席を2段ベッドにしてしまった。向かい合った人と上下になる。
上段が50バーツ高い。(相棒も僕も上段)狭いけどシーツも清潔でGood!2等で充分だ。
 

タイスキ プラットホーム いつのまにか撮られてた
タイスキ
NO.9プラットホーム
読書中
【4月23日】
スラターニには、7:20着予定だったので6:50に腕時計のアラームをセットしたつもりだったのに間違って5:50になっていた。
しかし冷房が効きすぎで寒くて起きてしまい5:30にはベッドを抜け出して車両の連結部で煙草を吸いながら到着までずっと
車窓から外の景色を眺めてた。バンコクとはうって変って見えるものは、肥沃な田園地帯と椰子の木だけである。
時折水牛やら山羊が草を食んでいるのが長閑でいい。
向かいに座ってたおじサン夫妻はスラターニ手前のチャイヤー駅で降りた。ここで降りる人はほとんど無く誰か知人の所でも
訪ねるのか、それとも家に帰るのか聞けばよかったと後悔する。
相棒も起き出してきて、車窓から身を乗り出してデジカメでパチパチ撮っている。因みに僕のHPで使ってる画像は全部彼の
デジカメで撮ったものです。いつのまにかベッドは座席に戻ってて、見知らぬおばサンが僕の席に座ってたけど、体が芯まで
冷えていて冷房の効いた列車内に戻る気はサラサラなかったので、そのまま座ってもらってた。

定刻の7:20を少しまわった頃、列車はスラターニ駅に到着した。旅行者(白人が圧倒的に多い)が一斉に降りる。
公認の係員にチケットのバウチャーを見せると、向こうのバスに乗ってくれと案内され指示されたバスに乗り込む。
バスの中は日本人がウチラだけで他はほとんど白人だった。約30分でサムイ島行きのボートが出るタートン港に着いて
ここから約2時間50分の船旅である。

車窓の風景

スラターニ到着

肥沃な田園地帯

スラターニ到着

タートン港

出航してから1時間は甲板で景色を眺めてたが、そのうち見渡す限り海になって飽きて来たので船内の椅子に座って
仮眠をとる。1時間は寝ただろーか、相棒にそろそろ着くよと起こされて、上にあがってみると、もう近くに島が見えていた。
ほう、これがサムイ島かと執りたてて感動もなく、やっと着いたと一安心。
ナトン港に着岸して、手持ちのバーツが心許なかったので両替所で一万円を両替(3.045バーツだった)

本来ならココ(ナトン・タウン)からワンナ・リゾートという宿までのタクシー(ソンテウ)の料金もジョイントチケット内に入ってて
運ちゃんと料金交渉などしなくていいのだが、そんな事コロット忘れてタクシー乗り場に行き、目的のラマイビーチ方面に行く
車を見つけ、交渉開始。「ラマイビーチまでいくら?」(男)「50バーツ」「30だろ?」(男)「40」「30!!」(男)「OKワンパーソン30」
一応確認の為「ツーパーソン60だよな?」(男)「そうだよ」
このソンテウというタクシーはトラックの荷台の両脇に椅子を取り付けてある乗り物で、料金は交渉制だが、外国人には平気で
ふっかけてくる。ある程度人数が集まらないと走らないので、あまり便利な乗り物ではない。
乗客はまたしても白人ばっかりで、驚いた事に列車で隣にいた白人ネーチャンと連れの少年(弟かな?)も乗っていた。
15分ぐらい待って漸く走り出した。
宿に着く前、タクシーの兄ちゃんと一悶着あった。 ラマイ方面30バーツと言ったのに、50バーツだとぬかしやがった。
「ここは、ラマイじゃない、ラマイより遠い所だ。ほらこのヒト達も50バーツ払ってるじゃないか」と列車から一緒にいる
白人姉弟(多分)を指した。内心あの馬鹿姉弟言い値で払いやがってとムカツキつつ。
「NO!!!お前は30と言った、2人で60だって言ったじゃないか!!」「ここは、ラマイじゃない」の応酬。
頭にきたので60バーツ渡して立ち去ろうと思って、財布を開けると100バーツ札しかない・・・・
相棒にこまかいのある?って聞いたが無かったので渋々100バーツ渡してダメモトで「40バック」って言ったが
「No〜」だと。しかし、あの姉弟も、旅慣れてないのか、ブルジョアなのか、よくもホイホイ払ったもんである。
結局ここで降りたのは、ウチラとアイツラだけだった。口論が面白いのか、それともウチラと一緒に宿まで歩いて
行きたかったのか、僕が金を払うまでヤツラは待っていた。ムカツイテたのでシカトしてサッサと追い抜いき
宿目指して歩いた。(砂利道を5分くらい歩いた)
 

ナトンタウン(船着場)

椰子の木

ワンナ・リゾート

ナトン・タウン

宿の周囲は椰子だらけ

バンガロー

チェックインしてしばらく休憩後、宿の敷地内にあるレストランに行く。旅行代理店のヤツはラマイビーチだと確かに言った。
でも、どうやらココは違うみたいだねと食事がくるまで2人で話した。ウエイターのニイチャンが食事を運んで来たので
地図を見せココはどのへんなの?って聞くとラマイの更に南下したバン・ファ・タノンと云う所に印をつけた。
やっぱり一杯食わされたのだ。ここは、ラマイほど知名度も人気もないから正直に言ったらダメだと思って
嘘言って買わせたのだ。まぁ静かで部屋もキレイだからいいけどね。
今日は近くの(歩いて20分くらい)市場に行って、帰ってまた同じレストランで夕飯食ってお終い。

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