Libettaの来日公演行ってきました。 実はLibettaに関しては、LisztのTranscriptionのCDにしろ、PlattiのCDにしろ、歌いまわしのイタリア風味に胸焼けし、そのテンションの低さに期待してなかった。だから仕事の都合で間に合えば行こう、程度に考えてた。木曜に、主宰に電話したらチケットはあまっており、「ぜひ来てくださいね」と勧誘される始末。チケットは余っているようだった。
仕事の現場は 5時に終了したのだが、帰りの高速が混んでおり、会社まで1時間半くらいかかりそうだった。これでは間に合わない。ところが会社に戻ったのがなんと6時。地下鉄で速攻、新大阪へ。会場の「音楽の友ホール 新大阪」の場所が判りづらい。隣りの建物が見えてるのだが、道がややこしい。なんとか開演10分前につき、受付で当日券を購入する。何の雑念もナシで、手の見えるほうをとりあえず取らないとと思い、
「左側をお願いします」
というと、受付のつれない返事が。
「自由席です。どこも良い音がしますんで、、、、」
自由席? ホールに入って納得。ピアノの発表会の会場みたいなのに毛が生えた程度。入れ物自体は良かったんだけど、席が普通の並べる椅子。
ロビーの辺で立ち話・挨拶をしている人の会話を聞いていると、どうもピアノヲタクというより、音楽学校の先生と生徒たち。チケットが余って、音楽学校関係者に売りまくったのか配ったのか。ちょっと客層が不安。とりあえず前から5列目あたり、左側に座ると前に見たことのある面々が、、、、
プログラムは東京と同じ。前半は
Respighi / Gagridalda 、Sciciliana
Gesualdo / Canzon francese
Grazioli=Friedman / Adagio
Scarlatti=Friedman / Gigue
Scarlatti=Bulow / Siciliano
Scarlatti / Sonata K.96
Pizzetti=Libetta / Preludio from Fedora
Pizzetti=Castelnuovo Tedesco / Le quai du port de Famagouste
これが、イタリアンな「歌」を前面に押し出したロマンチックな演奏。曲もそういうのが良いようにでる曲ばかり。でも少し眠い。はっとさせられたのがScarattiのSonata。オリジナルなのに編曲?と思わせるような弾きっぷり。トリル、同音連打、指弾きによるグリッサンドを、あらぬスピードで連発。Libetta編と最後の曲では左手の轟音をブチまかし、今から思えば、その後の狂気の片鱗を見せていました。プログラムの解説を読むと、本人が1行目から「歌心」について述べていて、納得。あの聴いたCDたちもしかたがないかと言う感じ。ところが解説の訳者を見てびっくり。ぉぃぉぃ。ただ、ピアノがフルスケールではないベーゼンドルファーで、ベーゼン特有の鐘のような音がするわけでもなく、ホールが小さいので結構エコーが長く、良い方向には出ていなかった気がした。
ここで休憩。コンサート中から、僕の目の前に座ってた外人が気になって仕方なく、いきなり挨拶した。「スネリングさんですよね」
アルカン協会のマニアな方である。彼がまた異様な記憶の持ち主で「ああ、竹内さん、実家が芦屋って行ってはった。来てはったんですか」だって。今はこっちに居るよんって挨拶して、以後マニアの挨拶の応酬、、、、妙なところで知り合いの知り合いがいっぱい繋がってるもので。
後半プログラムは
Chopin=Godowsky / Etude No.25 No.28 No.29 No.31 No.36 No.4 No.46 No.47
Ravel=Libetta / La Valse
25、28のあたりでもかなり驚いたが、29、36の阿多りは余りのスピードと正確さに転げ落ちそうになった。というかしじゅう笑ってた。そして47。機械より速くてメロディもちゃんときこえるえげつなさ。プロモーターさん達は、LibettaのChopin=Godowskyのビデオをみて招聘することを決めたと言うが、これは納得。CDだけだと判断材料にならない。しかも前半聞かれたような歌謡性はメロディをきちっと歌うと言うこと以外にはあまり前に出てこず、がちがちに引き倒していた。伊達にIRCAMなんていうところで勉強していたり、LigetiのEtudeを弾いてLigeit本人に誉められたりしていない。
La Valseは前半は何ということは無かったが、真ん中あたりから、お得意の指弾きグリッサンドがちらほら出だし、轟音が鳴り響きだし、最後のテーマが出る直前、、、、きたきたきた、左手の低音一発。後は最後まで切れたように奔走。きゃーーー。まあ、途中で楽譜を忘れたのか怪しげなところもあったのですがね。やっぱりCDには捉えきれてないダイナミクスを持ってました。大きい良い音のでることでること。挨拶する彼の目はコチシュのような大胆不敵な笑いを浮かべておりました。そして期待のアンコール、花束をポンと置き、座ると同じに弾き始めたのは、、
「あれ?これってリゴパラ?」と一瞬曲が同定できませんでした。そして聴き進むうち、会場のほとんどが思ったに違いない感想が(というか、みんな言ってたし)、、、「CDと全然ちがうやん。めっちゃかっこいいやん」2曲目のアンコールは知らない曲で、でもカッチョよく弾き飛ばされたワルツ。
そして話題の3曲目、、、、冒頭2音で会場騒然(うそ)。「20代やないかぁぁぁぁぁぁぁ」AlkanのGrand Sonataの第1楽章20代。
前で大笑いしながらスネリングさんが、指を3本突き出し「今年、生でこの曲聴くの3度目や」という顔をしてるし。おまけにテンポはHamelinの1.5倍。中間部のメロディアスな部分に入る手前の所では、大きく見得を切るし、歌うところはくっさく歌うし(Alkanのこの臭さがたまらない、、、、と後輩・杉本とHamelin公演の時、再確認したのを思い出した)、挙句の果てに最後は加速するし。ぶらぼ。
アンコール2曲目は難だったのだろうと思って訊きまくってると、スネリング氏がすかさず「サンサーンスのワルツエチュードですよ。op52-6。」と親切に教えてくれました。 というわけでアンコールは
Liszt Rigoletto Paraghrase
S-Seans Etude op52-6
Alkan Grand Sonata 1st mvt "20ans"
そのあと、なぜかその場にいた人たちと飲みに行くことになりました。おかげで帰ったのは朝5時です。2時間だけ寝て、9時半に会社に行って仕事。眠い眠い。おまけにそのあと会社の人と飲みに行くハメになるし。むちゃくちゃ。でもそれだけのことはあった、楽しい1日でした。東京では30日にタワーレコードでインストアライブを、31日に同一プログラムでライブを行なったようです。
11月3日
Classicの所持CDリストをExcel化したついでに、HPの方も表にしました。ちょっとLoadが遅いけど見やすくなったはず。あとUnofficialな物も危険度がUPしたので載せないことにした。
11月6日
久々に戦績記録。
8月: クラシック以外26、クラシック3、コンサート1
9月: クラシック以外28、クラシック11
10月: クラシック以外38、クラシック20、コンサート1、Video1
10月が壊滅的な消費をしていますね。
11月13日
覚え書。最近の新譜。Classicで言えばHamelinが2枚。BusoniのPiano ConcertoとCatoireのPiano Works。次はV-Robosの作品集とChopin=Godowsky全曲だ。あと興味あるのはBoulezのStravinskyのSymphony集。
Classic以外ではFairport Conventionも新譜が出るようで。Mike Oldfieldの新譜もあとちょっとで発売。日本盤は1月に入ってからみたいだけど。
11月17日
さっそくHamelinのBusoniのPiano Concertoが発売されてました。
11月28日
ベースアンプを購入した。やっぱりハーモニクスとかはアンプを使わないと練習できないしね。ためしにエレピにつなげてみたが、ゴリゴリした良い音がした。
12月1日
12月の戦績。クラシック以外14、クラシック33。久々にクラシックが充実した月となりました。やっぱりLiebttaのコンサートが引きがねとなって強化の傾向にあったみたいだ。
12月2日
Raoul Sosaのコンサートに行ってきた。場所は神戸朝日ホール。結構きれいなところでした。関西のホールはほとんどいったことがないので、いろいろ行ってみたいところだ。
全部左手のための曲ばかりで、Bach/Sosa、Reinecke、Chopin/Godowsky、Alkan、Monpou、Moszkowsky。Chopin/Godowskyはちょっと怪しいところがあったがAlkanやMoszkowskyは綺麗にまとめた良い演奏だった。音が美しかったのと腕の動きに驚かされた。アンコールはScriabinとLiszt。
コンサートのあとはスネリングさん、八木さん、西村(妹)さんと飲みにいって、オシャレな音楽の話(うそ)で盛り上がりました。
12月3日
明日はZappa大先生の命日ということで久々にDiscreviewを更新。Zappa/One-nite Sensation、Iron Maiden/Sevens Son of a Seventh Son 、Master Mind / Angels of the Apocalypse の3枚。
12月6日
Raoul Sosaのコンサート2回目。場所は生まれ故郷、芦屋の山村サロン。駅前ビルの3階にあり、中に入ると一瞬豪華だがステージが能舞台というトンでもない会場。曲目はBach/Sosa、Chopin/Godowsky、Stravinsky/Sosaと短め。一番最後の曲のためだけに来たようなものだ。休憩なしで短めのプログラムのせいか、神戸の時より調子がよく、Stravinskyもすばらしかった。やっぱりピアノの音がいい。
コンサートのあと、Sosaをかこんでの食事会に誘われた。
12月9日
なんですか、今月の
Young Guitarの表紙と対談は。むむむむむ。可能なんですね、こう言う企画が。Steve Vai対Yngwie!
12月10日
Hamelinの新譜、Catoire集が店頭に並んでいたので即GET。Husumにも収録されていたop12がぴんと来てなかったのだが、全体的には楽しめた。Graingerほどではないが、リズムも軽やかできれいな曲が多い。
12月11日
JacoのBig Bandでの82年の来日ライブレコード「Twins」がついに完全CD化。一部は「Invitations」として出ていたもの(一番初めに僕がJacoにはまったCDでもある)。しかもデジタルリマスターで音が相当良くなっている。また、"Reza"などでもソロが長くなってたり、微妙に違う。ああ、生で聴いてみたい、、、、
12月14日
Fairport Conventionの去年出でた30周年記念ライブBOX”The Cropredy BOX"を購入した。廉価版で3枚組みなのに3000円ちょっとだった。久々にFairportを聴いてみたら、やっぱり良かったのでページを復活させてみた。決意表明として表ページのみ。でも内容はほとんど0。ゆっくりと再構成させて行くつもり。
12月15日
長年探していたHamelinのGodowsky集(CBC Record)をついに入手。ちょっとあくどい方法で。店でではなく、余分に持っていたのを譲っていただいたのだ。木下さん、どうもありがとうございます。