学術会議任命拒否問題

週刊金曜日を読む 2020-12-04

作成日:2021-01-04
最終更新日:

日本学術会議任命拒否問題に関する批判

p.6 は、日本学術会議任命拒否問題に関する批判を紹介している。 5人による批判が掲載されているが、最後の批判が目を引いた。以下引用する。 「(前略)(日本)学術会議の山極寿一前会長に対し、菅政権は説明責任を果たしていない。 しかし、あえていう。山極さんは、前京大総長として学生寮からの寮生退去強制、 立て看板撤去、機動隊導入などについて今も説明責任を果たしていない。(中略) 官邸が学術会議に押し付けていることを大学当局は学生に押し付けているのではないか。(後略)」

この件に関連して気になることがある。 最近とくに説明責任ということばが聞かれるようになってきたが、 ではどのような説明をすれば責任を果たすことになるのか、 それがよくわからない。説明といっても、わかる説明もあればわからない説明もある。 はたから見て、非常に理を尽くした丁寧な説明であっても受け取る人の能力や感情によって理解されない説明もある。 誤解なきように言っておくが、菅政権による説明はまるで説明になっていない。私の能力が足りないからでもなく、 私が感情過多になって受け入れを拒んでいるからでもない。 (2021-01-04)

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MARUYAMA Satosi