東京オリンピック

週刊金曜日を読む 2018-04-20

作成日:2019-11-11
最終更新日:

東京オリンピックなんて大っ嫌い!

なんとも子供めいた表題だが、私も東京オリンピックが嫌いである。 この号は久米宏とピーコの対談が掲載されている。ここで p.22 の一部を抜粋する。

久米 ところで、再来年のオリンピックのとき、東京にいるの?
ピーコ いるしかないでしょう。
久米 ああそう、僕はいないね。
ピーコ どこに行くの?
久米 東京にだけはやっぱいたくない(笑)。北海道がいいんじゃないかな、東京の夏は暑いし。
ピーコ 暑いっていえば、日本のいちばん暑い季節に開催して、 マラソンとかトラック競技で選手に何かあったら、誰が責任を取るんだろう。選手のこと考えてると思えない。
久米 考えてるわけないじゃん!
 アスリートファーストって言ってますけど、 ほんとは「東京オリンピックファースト」なんだから。(後略)

私だって東京に居たくない(勤め人として東京に通っている埼玉県在住の者として)。 ただ、オリンピックがあろうがなかろうが東京にいたくないし、まして混雑する電車で通いたくはない。 しかし、サラリーマンの悲しい現実は、やはり通わないといけないのだ。

2019 年の夏、テレワークの実験週間というのがあった。 しかし、この週でも電車の混雑度合いは前後と比べて変わらなかった。 私はこの週のうち1日だけ年次有給休暇をとった、ということで会社からはテレワークに参加したことになっていたが、 焼石に水ということだな、と思った。

サラリーマンのことはさておき、東京オリンピックでマラソンを札幌で行う、ということになったのは 2019 年のことである。 いっそのことオリンピックそのものをやめてしまえばいいのに、と思う。 特に、元アスリートの方が、東京オリンピックに反対する、として寄稿した記事は私の心を揺さぶった。

さて、私ができることは何か。ピーコは、非国民と呼ばれても平気だけど(笑)といいっているが、 私はさすがにそうは呼ばれたくない。自分からは東京オリンピックのことを話題にしない、 話題になったらなるべく収束させるように話をもっていく、ぐらいのことしかできない。 ちなみに私は、2019 年ラグビーのワールドカップではなんら関心がなかったので、 仲間うちでラグビーの話題が出ても「わたしは<にわかファン>ですらないので」といってはぐらかした。(2019-11-11)

野中広務氏のこと

野中広務氏のお別れの会に関して、政治時評の記事が載った。 ここで3行目に「お別のれ会」とあるが、このような誤植はご愛敬だろう。

この記事では、政権はすでに末期に差し掛かっていると言っていいとあり、次の段落で各種の事件を挙げて、 政府の腐敗ぶり、傲慢ぶりは止まるところを知らない。と結論づけている。 さて、その中に「東京労働局長の恫喝発言」とあり、これが何のことだったか忘れてしまった。 今調べてみて、これは、2018 年 3 月 30 日、定例記者会見で、当時の東京労働局長が、 出席した新聞・テレビ各社の記者団に対し、「なんなら、皆さんのところ(に)行って是正勧告してあげてもいいんだけど」 と述べたことを指している。思い出した。(2019-11-11)

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MARUYAMA Satosi