週刊金曜日を読む 2018-01-19
ある職場でのパワーハラスメントの例が紹介されていた。
長時間労働に加え、彼は上司による悪質なパワハラに晒されていた。
その中でもっとも陰湿だったのは、「宴席で革靴に注いだビールを飲まされる」などの嫌がらせだ。
飲まなければ、靴のかかとで叩かれるという屈辱的な仕打ちが待っていた。
これはあまりにもひどい。
私はここまでの嫌がらせを受けたことはない。職場で言われた一番ひどいことばでも、せいぜい、 「お前、よくそれで大学を出たといえるな」 ぐらいだ。それでも、私に向かってそのことばを発した人間を私は一生恨んでいる。
私が見聞きした中で一番ショックだったのは、上司が部下に向かって、「この給料泥棒!」と面罵していたことだった。 このときの部下は黙って聞き逃したように思うが、実際には心に大きな傷を負ったのではないか。
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