論理とは何か、と問われたら、相手を説得するときに一番優先されるべき方法、と答える。
相手を説得したいときに泣き落としとか脅迫よりは、論理に基づくのが一番すっきりしているのではないか、と思う。
ただしかし、論理がすべてではないことは承知をしている。
おたがいが論理を理解していることが前提となるから、ということもある。
また、かりに説得する者と説得される者との両者が論理を理解しているとしても、その論理の形式やら深さやらが違えば、かえって大変なことになるだろう。
論理学という授業で習ったのは、命題論理と述語論理だった。
命題論理はかろうじて通過したが、述語論理では崩壊した。
その後、十年以上たってある本を使って論理学を独学しようとしたのだが、やはり命題論理には難渋した。
そしてその本には、述語論理より先の上級編として様相論理と動的論理が解説されていた。
この上級編まで身に着けないと、人を説得できないのか。
自分が誰かの立場や主張を理解できないのか。
考えてもわからないので今日はこれで寝る。

