私は「後出しジャンケン」をした人間の言論を信用しない
かつての 「フリー・ジャズ」 や 「プログレッシヴ・ロック」 と同様に、前衛作品はひとつの特殊ジャンルとして扱い、 「調性のある音楽」、「歌謡的性のあるメロディを持つ作品」 も素直に受け入れる時代にはならないのであろうか? そのことを素直に認めれば、1920年代以降の今日に至るクラシック音楽は実に豊かな歴史と作品を持っていることになる。 ジャン・フランセ、ジャン=ミシェル・ダマーズ、湯山昭、ルロイ・アンダーソンといった人々が20世紀の音楽史の中で正当に評価され、 もっと演奏されるようになるのだから。