文学部の次は法学部を考える。法律は同じ国で共通だから、文学部とは異なり法学部の共通能力というのはかなりの確度で計れるだろう。事実、法曹を目指すための司法試験があるぐらいだ。
さて、法律など門外漢の私に司法試験はわかるだろうか。司法試験はわからないので、司法試験予備試験の憲法からとってみよう。平成24年の第1問である。
[憲法]
〔〔第1問〕(配点:2)
憲法第14条第1項に関する次のアからエまでの各記述について,明らかに誤っているもの二つ
の組合せを,後記1から6までの中から選びなさい。(解答欄は,[№1])
ア.人種とは,身体的特徴によって区別される人類学上の種類であり,国によって人々の身体的
特徴は異なるので,憲法上,国籍差別も人種差別と同様に扱われる。
イ.信条とは,言葉の由来から宗教上の信念を意味するが,今日では広く世俗的な政治上の主義
や思想的な主張も含むと解されている。
ウ.社会的身分の意味については狭義説,中間説,広義説と見解が分かれるが,最高裁判所は広
義説を採用している。
エ.性別とは男女の別をいうが,歴史的に差別されてきたのは女性であるから,憲法上は男性差
別を問題にする必要はない。
1.アとイ 2.アとウ 3.アとエ 4.イとウ 5.イとエ 6.ウとエ
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posted by まりんきょ at 22:00|
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