今日は電車の中で読む本を持って行かなかったので、 電車の中であれこれ空想を巡らす。
途中駅で、始発電車を待っていた。ドアが空いて席が残っていたので座ろうとしたら、 声の大きい二人のおばさんがいて、そのうちの一人が 「あー、座ろうとするといつも席がないのよね」と大声で嘆くのが聞こえた。 気の弱い私はいたたまれなくなり、5秒だけ座った席を立ち、嘆いたおばさんに譲った。 おばさんは悪びれもせず、口だけ「あーら、すみませんね、ありがとうございます」 と私に向って答えて、席に座った。 それから座っているおばさんと立っているおばさんの二人は、あいかわらずおしゃべりをしていた。 日本の将来は明るい。
もうすぐおいしいものが食べられる、と思うと暑い夏を迎える気力が沸いてくるのだった。 しかし、ある人と喧嘩をしてしまった。
八重洲に行く。暑い。 知人のO氏から、越谷近辺に用事があるので伺いたいのですが、 と連絡があった。快諾する。
昨日予告があった通り、O氏が訪ねてきた。 ひとしきり話をする。居間に入って本棚を見るなり、 「まるやまさんも『夜のみだらな鳥』を読みましたか。 あれ、今集英社で絶版なんですよ。 『蜘蛛女のキス』も読みましたか。」などと捲し立てた。私は、ちょっと困った。 いろいろ大変なようだが、元気でいるのはいいことだ。 某氏が帰ったあと、疲れて夫婦ともども昼寝をしてしまう。
さすがに、オデュッセイアを読み通すのは困難なので、いったん休む。 そのかわり、若島正さんが激賞していたサラ・ウォーターズ の「荊の城」を読み始める。
先週から今週にかけて、日本応用数理学会誌やら、人工知能学会誌やら、 企業診断ニュースやらが来た。きちんと読んで、感想を書かないといけないな。
今日は七夕である。そんなことには関係なく、朝5時半と珍しく早く起きたが、もうこのときから暑い。 診断士の研究会に行く。
少し早めに出かけたため、電車が混んでいた。いやだなあ。 だんだん「荊の城」が面白くなってきた。
「荊の城」の上巻を読み終わる。下巻が楽しみだ。
CD屋に行くと安売りになっているCDがあり、「パラパラ」が入っているCDはなんと8割引だった。 あれが流行ったのは3年前だと思うのだが、もう8割引か、流行は速い、と感じ入るのだった。
八重洲に行く。例によって飲んで帰ってくる。明日は用事があるというのに。
積極的に参加したい用事ではないが、参加しなければならない用事があった。 いつもは、ある人と二人で出るのだが、今日は事情により私一人で参加した。 私が考えた格言を思い出した。「人生には2種類の仕事がある。 一つは嫌な仕事、もう一つは嫌で嫌でたまらない仕事だ。」 今回の用事はどちらの仕事であったかは、御想像に御任せする。
トイレの電球が切れたので買いに行く。 ダイエーに行くとプライベートブランド(=ダイエーブランド)とT社製のものしかなかった。 ある人は「プライベートブランドのは安いけれどすぐ切れそう。 T社のを買ったらすぐ切れたから買いたくない」と言った。 結局プライベートブランドではなく、T社のを買った。 もっとも、すぐ切れるのは電球だけではない。
参議院議員選挙に行く。
昨日の参議院選挙に関して、ある人が聞いた牛の牛肉「公明党は一議席増をプラスしました」
今日、出かけに、犬を放して散歩させていた女がいたので「危ないから引き綱をつけてください」 と注意した。
梅雨明けである。全く暑い。
荊の城、どんどん読み進む。どういうわけか、SEのための本も借りて読んでいる。
荊の城が面白い。夜読み終わった。もっと波乱万丈の物語があるのかと思ったら、 それほどでもなかった。とはいえ、面白かった。何度も読み返すだろう。 昼は例によって魚屋で魚弁当を買ってくるが、公園で木陰のベンチがあるところはすべて人が座っていてふさがれている。 そこで、初めて、立ち食いをした。ベンチのない木陰で、弁当を支木に載せ、立って食べた。
荊の城を読み終わったら、後はどんな小説も読む気がしなくなった。また、 読みにくいオデュッセイアに戻ろうか。
暑い日が続く。考えるのが面倒になる。 ある人から聞いた話。過重な宿題を課せられた人がやっと宿題を提出したときにこう言った 「曲がりながらもできました」。それをいうなら「曲がりなりにも」でしょうね。
今日電車に乗った。席に座っていたら、しばらくして男性のお年寄りが目の前に立った。 私は席を譲り、お年寄りに座ってもらった。ここまでは良かったが、 いきなりそのお年寄りが鞄から図書券を出して「受け取りなさい」と私の目の前に突き出した。 私はどぎまぎして「そんなつもりはありませんから」とか「これは受け取れませんから」 としどろもどろになっていると、「いいから」と言われ、強引に押し付けられた。 気の弱い私は頷き、そのまま図書券を握っていた。目的駅でお年寄りが降りるとき、 「座りなさい」と私に向って言ったので、またすごすごと座った。すると、 女性のお年寄りが私の目の前に立った。今度も譲るべきか迷っていると、 私の近くに座っていた中年の女性がこのお年寄りに座るように勧めた。 お年寄りが座り、中年が立つと、今度は立った中年に向って若い女性が席を譲った。 結局、若い女性が最後に立ったままで電車は進んでいった。 きっと、席を譲った人達は、私とお年寄りとのやりとりの一部始終を見ていたのだろう。 願わくば席を譲る習慣がこれからもずっと続くことを。
ある人に黙って、しらこばと水上公園のプールへ行く。 以前行ったときは空いていたので今回も楽勝と思ったのだがさにあらず、 バスは一杯だし、道は混んでいたし、入場券を買うにも列に並んでから20分かかった。 他にいいところがないかなあ。ないだろうな。
床屋に行く。最初から最後まで、客は私だけだった。
海の日である。海に行きたかったが、風呂掃除をする。 「通販生活」に出ていた川柳「浴室の排水口が増毛し」を思い出した。 ちなみに、浴室はエスペラントで banejo、海水浴場はエスペラントで marbanejo (海の浴室) である。似ている。
五年日記の表示方法を見直したが、コンピュータプログラムが汚かったので、 少しでもきれいになるように見直した。今日は風呂掃除と合わせて、 プログラムもきれいにした、ということである。
昼休み、飯を食べに出たら本当に暑かった。あまりのだるさに自分の体調が悪いのかと思った。 帰ってきて、この日は東京で観測史上最高気温39.5℃を記録したことを知った。 自分の体調のせいではなかった。千葉県市原市では40.2℃を記録したという。 私の住んでいる越谷市もいつか40℃になったことがあるというから、 越谷市の天候にも負けじとがんばってほしい、とは言えない。
今日は土用の丑の日である。 土用の丑の日には鰻の蒲焼きを食べようとキャッチコピーでけしかけたのは、 かの有名な平賀源内である、ということを昔聞いた。 1990年ころ、香川に住んでいた高校時代の友人 U くんを訪ねたとき、 U くんから聞かされた。平賀源内は香川県志度町の人である。 この話を思い出して、昼休みは鰻を食べず、鮭、烏賊げそ、めかじきの3点焼き魚を食べた。 昔のキャッチコピーにだまされるものか。
勤務先の新人歓迎会に出かけた。 新人の自己紹介に「S57年生」とあったのを見かけた社員は、 「どんなにがんばっても、私が若くならない」と嘆いていた。そこで私は智恵を貸した。 「このSという文字を消してTかMにすればいい。」嘆いた社員は「なるほど」と感心したが、 別の社員が切り返した。「大正57年も明治57年もないじゃない」私は見事に笑われた。 切り返した社員の代案は「Sを19に書き換える」というものであった。これならよい。
勤務先で、赤い服を着た若い女性に別の若い女性が話しかけた。「わあ、赤いわね」 赤い服曰く「還暦なの」
八重洲に行く。暑い日が続くが、どういうわけか毎日快眠快食である。 眠れない人が多いようで、自分だけさっと寝るのは申し訳ない。
むちゃくちゃ暑い。何をする気にもならないが、そろそろ暑中見舞いを出さないといけない。 もう少しお待ち下さい。
きのう、家族で外食した。ベーカリーレストランで、パンは食べ放題である。 私は食べ過ぎておなかをこわさないように、もらうパンを控え、節制した。 ところが、隣の老夫婦は、もらうだけもらって、袋の中に入れていた。 おまけに、夫のほうは始終シーハー歯をうるさく鳴らし、何度もチッチッと舌打ちしていて、 礼儀作法がよくなかった。怒ったので、 私もシーハー歯をうるさく鳴らし、何度もチッチッと舌打ちしていたが、 老夫婦は気付いていなかった。きっと、老夫婦は耳も遠くなっていたのだろう。 私も早く耳が遠くなりたい。
昨日の日記を読んだ方から、「耳が遠くなったら、 好きなフォーレやスカルラッティが聞けなくなるのではないですか」という忠告を受けた。 その通りである。フォーレは耳が遠くなり、さらには音程が狂って聞こえたという。 やはり、耳が遠くなってはいやだ。
今朝、煙草を吸った夢を見た。どちらが長く火のついた煙草を吸えるか、という競争だった。 夢の中でずっと私は煙草を吸っていたが、ぜんぜん煙草の味がしない。 不思議に思っていると、火が消えていた。こんな夢だった。 免許を持っていないのに自動車を運転する夢を昔は良く見た。無意識の願望なのだろうか。
ホームページの中に、リンクが新しいところに移ったところがあったので、直した。 日頃の掃除や補修は苦手だが、ホームページの補修は苦にならない。
久しぶりに雨が降った。暑いのに比べればましだ。 勤務先の歓送迎会に行く。
駅前にできた生鮮食料品中心の99円(消費税別)均一の店に行き、鰹節を買う。 できたばかりなので、にぎわっていた。 その一方で、近くの果実屋には客がなく、店主は手持ち無沙汰のようだった。
ある人が毎日新聞の記事を見て「イケメン」とつぶやいていた。 ただならぬ気配を感じた私は、その記事を見た。 なるほど、芸能人ではないが若い男性でイケメンの写真があった。 私は、面差値(ジャズのY師匠による造語)ではこの男性にはかなわない。 対抗して日々の仕事に励まなければならない。といってもできることは、 ふとん干しと洗濯物干し、洗濯機のぐらつき直しである。
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