2000年8月


2000-08-04

この一連の話を読んだつれあいが、「よっぽどこのメーリングリストに恨みがあるんじゃない」とのたもうた。 まさしく、あとから読むと気分のいいものではない。書きたかったことはまだあるが、 それは飛ばして先へ進む。

施策のパンフレットだかリーフレットだかを WWW で手に入れた。 その最初にある表を自分の手で HTML の表にしている。 さらにその表を、模造紙一枚分の紙(実はカレンダーの裏)に書き写している。 白紙の紙は広く見えたのに、書き写したあとの紙は多くの施策で被われ狭く見える。おまけに、 私が紙に書いた施策はまだ三分の一にも満たないというのに。先が思いやられる。


2000-08-05

企業診断

つれあいや心ある人にはそっぽを向かれそうだが、やっぱり書いてしまおう。

企業診断 8 月号を買った(これは10日程前)。ついでにふとしたはずみでこの雑誌の発売所でもある。 同友館のページを見た。ここから辿っていった先に、 診断士関連リンクというのがあったからである。見たところ、私が知っているところより知らないところが多い。 不明を恥じた。当然のことながら、私のページは出ていない。これで同友館発行の雑誌や書籍をいくら批判しても 大丈夫だ。ああ、もう十分批判していますね。

さて、8月号を見たなかで興味があったのが、苦情処理対応のマネジメントシステムだ。 ISO 9000 に組み込むとあるが、 2000 年対応は目の前というのに、どうするのだろう。

さて、中小企業診断士業界において喧しいのが、新たな中小企業診断士制度についてである。 この号の p.76 から p.89 にこの新しい制度に関する報告書が掲載されていた。 まず試験の法律上の位置付けの変化である。改正後は「中小企業診断士は法律上の国家試験」ということが 付け加えられたのだそうだ。ということは、改正前は法律上の国家試験ではなかった、ということになる。 こんな試験に一喜一憂していた私は恥ずかしい。もっとも、国家試験になってから一喜一憂するのは 更に恥ずかしいことだ。

それから、一次試験合格の効力は、二次試験一回だけになる。 これを「試練」と捉えている二次受験生は多い。私は、こうなったら仕方がない、とつぶやくだけだ。 状況適合理論を地で行く反応である。

おもしろいことに、中小企業対策もなくなる。二次合格者がいかに自分の暗記能力が優れていたかを誇示する (嫌味たっぷりですみません)場が消えるのは惜しいことだ。私は今年写経よろしく筆写しようかと思っている。

二次試験に面接・口述試験が導入される可能性もある。私のように白髪混じりで腹の出た中年男には 不利だろう。他の試験と比べてこの試験を選んだ理由の一つに面接がない、という利点があったのだが、 今度からよき特性も失われてしまうのは残念である。

企業診断に戻る。中小企業対策の各種施策の解説で、p.109 には、7つの法律が改正されたとある。 ところが、本文にはこれだけしか書いていない。

もう一つが書いていない。わざわざ「などが改正された」というなら、もう一つ書いたらよいではないか。 役人は「など」好きだからあえて一つを隠すのか。わからない。


2000-08-08

振り込み

模擬試験の受験料を払いに某銀行に行った。自動引き出し機なら近くにあるが、 振り込みの確認印を押してもらわないといけないので片道15分かけて支店まで出かけた。 窓口だと振り込み料が高いのも癪の種だ。

こんなのも早いところ電子化できるといいのにと思う。そのためのプロトコルをどうするかというのは いい演習問題になると思う。


2000-08-14

覚えられない

妻の実家への往復の間に施策を覚えようとしたが、結局一つも覚えられなかった。 医師国家試験に受からない人たちとか、 司法浪人を続けている人たちの苦労が少しだけ分かった気がした。 やっていることと言えば、アンチョコのミスプリントを見つけて喜んでいるぐらいだ。情けないことだ。 これで 8 月末までに 200 字を 40 本覚えようとしているのだがとてもではないが間に合わない。 施策は 4/5 入れ換わっている。


2000-08-17

ボールペンのインキ

去年はまっとうに試験勉強をした(特に一次試験)。そのためかボールペンのインキを4本空にした。 今年は空にしたボールペンのインキはたった1本しかない。現在2本目を空にすべく、 こうしてこの原稿の下書きをしたためている。

最近見た中小企業診断士のページの印象である。一次試験の財務管理についてこう書いてあった。 「自分の専攻は非線形現象の解析であり、そこで使う数式にくらべれば財務管理は加減乗除だけの計算で 退屈だった。」 私はどうかといえば、非線形現象の解析(つまりはカオスやフラクタルの解析)は専門外だが 解析学や代数学の初歩に関しての知識は有しているし、これらを苦にしない程度の興味ももっている。 その一方で加減乗除だけの財務管理を退屈だと思ったことはない。なぜなら以前記したように、 足すところと引くところの区別がまるでわからなかったからだ。

最近施策のアンチョコや文献を見てみると、つくづく悪文の宝庫であると感じる。これがうれしい。 一文の中に「等」の文字が4個所も出てきたり、漢字 20 字が連続する施策があったりで楽しいこと限りない。 おまけに老人力故すぐにそういうことを忘れるから、再度見たときでも絶えず新鮮な感動がある。


2000-08-20

模擬試験

最近他人のページにけちばかりつけている。小人の悲しさである。 2本目のボールペンを空にしようと張り切っていたら、インキの出が悪くなった。インキをほぐして CRC 556 を垂らすとよい、というどこかのホームページで見た技を使ってみたところ、 インキをほぐすための針金についてインキで手を汚すし、 せっかく CRC 556 を垂らしてみたボールペンも書き味は渋いままだしで まったくいいところがなかった。仕方なく3本目の予定だったボールペンを代わりに取り出し、 こちらがなくなるまで勉強するつもりだ。

2次の模擬試験を受けに行った。時間が間に合わないのではないかと心配だったが、 むしろ試験会場には早い時間に着くことができた。 最初は中小企業対策である。 600 字は税制と中小企業基本法。どちらも全く勉強していなかったのでお手上げだった。 200 字は、中小企業投資育成株式会社、中心市街地活性化法、地域中小企業支援センター、ストックオプション。 これまた、勉強していない事業(法律・機関)しか出なかった。これまたあきらめる。 残りは診断事例である。一通り欄を埋めるが、的を射た解答とはとても思えない。 不安なまま試験を終える。会場で書籍を売っていた。過去問題集と精選問題集があり、 どちらも買おうとすると金がないのに気が付いた。仕方なく過去問題集のほうを買う。


2000-08-26

八重洲リハーサル


2000-08-27

八重洲リハーサル


2000-08-31

中小企業

異様に中小企業対策に時間をかけ過ぎているような気がする。これは困ったことだ。 覚えられないのだから仕方がないにしても、どうしようもないのだろうか。

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MARUYAMA Satosi