関根茂 : 復刻版 よくわかる矢倉戦法

作成日 : 2022-10-01
最終更新日 :

概要

「はしがき」から引用する。

本書は矢倉全般にわたる「常識」を見につけていただけるように,章を多くし, 各章のなかでは反対に「狭く深く」と心がけました。

名言

私は中学生のころ、この本(ただし復刻前の版)を買って矢倉を勉強した。 その後本書を紛失してしまい、また以降矢倉の本は一度も買っていないので、 私の矢倉に関する知識はこの本で止まっている。それはさておき、 この本を借りたのは、本書に書いてあったはずの名言を探したかったからだ。本文を読んでみると、 それは p.139 にあった。以下引用する。

初心の方は何といっても「王より飛車を型」が多いので, ☖3四桂などがこわい手としてうつるでしょうが,金矢倉で「なぜ,敵飛の正面なのに☗8八玉と囲うのか」と考えてみてください。 理由は「自から飛角を捨てて攻めるため」です。

この☖3四桂の局面を下記に記した。この☖3四桂に対して本文の解説では飛車を逃げずに☗4四歩と銀をとっている。この銀を取った図が、 本書のp.139 の I 図として掲載されている。うーん、わたしは初心者ではないつもりだが、飛車を逃げずに☗4四歩と取れるか、 自信がない。私の手元にある水匠 5 で、☖3四桂に対する候補手5手を1分の考慮時間で挙げさせたら、最有力手は☗1六飛だった。 まあ、いいか。

【図は☖3四桂まで】
 ☖後手 歩三 987 654 321
☗先手 角桂
  
  
 
  

書誌情報

書名復刻版 よくわかる矢倉戦法
著者関根茂
発行日平成 14 年(2002) 年 11 月 10 日 初版
発行東京書店
販売
定価1500 円(本体)
サイズ
NDC796
ISBN4-88574-432-6
その他草加市立図書館で借りて読む

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MARUYAMA Satosi