マングースプロジェクト

作成日:1998-11-07
最終更新日:

以下の文面は、コンピュータ将棋を作ろうと意気込んでいたころ、1998年5月ごろの計画書です。 当時は翌年3月に行われるコンピュータ将棋に申し込もうとしていました。 しかし、申し込みの締め切りが迫っていたのにもかかわらず、 何もできていなかったのでした。 そこで自分に対する罰として、計画書の残骸を公開した次第です。

目次

(1)基本設計レビューチェックリスト

(2)機能設計共通チェックリスト

開発背景

開発目的

マングースプロジェクトは、ハブを倒すという目的で作られたプロジェクトである。 ただし、勝つことだけを目的とせず、楽しめるソフトを作る。

開発戦略

まず将棋に関するあらゆる情報をとりこめるということを打ち出す。

市場性

将棋人口1000万人に普及することを考えれば非常に大きい。

開発コスト(原価)

作成者の時間は無償である。 その他、プログラミング、将棋に関する書籍代、シンポジウム出席代 、などがある。

開発経緯

いろいろあるが、 ソフトウェア将棋の雄として知られる山下さんが、 「将棋プログラマ出でよ」の声にそそのかされた。

開発効果(利益)

まだ考えていない。

他社類似、競合製品

市販製品ではAI将棋、森田将棋、フリーではgnushogiがある。

設計思想

枯れたテクニックと新しい技術との融合

設計方針

推論、表示、蓄積の分離。 表示はデファクト・スタンダードを使う。

前提条件

ライセンス制約事項

なし

特許

なし

著作権

なし

PL, PS

なし

前提ハードウェア

DOS/Vマシン

前提ソフトウェア

適用範囲

3.1 全世界/日本
3.2 適用市場
3.3 商品価値としての適用範囲
3.4 オープン仕様、プロプライエタリー
3.5 標準準拠性

次の新技術を採用する。

マルチスレッド
疑似並行処理の実現
STL
データ構造の簡素な実現

4. 機能

4.1 機能概要

4.2 重点機能、狙いとする機能の区別

4.3

4.4 ISO の品質特性

運用

生産方法

提供形態

体制

  1. 設計:丸山
  2. 検査:丸山
  3. 管理:丸山
  4. 運用:丸山
  5. 教育:丸山

日程

  1. 日程
  2. マイルストーン
  3. 関連工程(ハード、ソフト、教育、訓練、要員)

方針

大きく分けて、表示部と推論部に分けられる。データ蓄積部も考えられるが、当面は推論部とする。 表示部と推論部の切り分けはGNUShogiに見られる。 表示部の作りは次が考えられる。

このうちもっとも簡単であること、慣れがあること、無料であること、互換性が高いことからTcl/Tk を選んだ。 推論部の作りは次が考えられる。

C速度
C++速度
SmallTalk速度
Prolog速度
Lisp速度
Java速度

Javaが人気が高いが、やはり今までの慣れを考えてC++を採用する。


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MARUYAMA Satosi