副題は逃げるが勝ち
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入玉とは、自陣にいる玉を敵陣に入れることである。敵陣に入れると何がいいかというと、 囲いが固くなる。というのも、敵陣では歩がと金になるので、強力な守り駒であると金が多くできるからだ。 もちろんと金以外の成駒でもいい。ただ、敵に取られた時の損害が一番少ないのが歩である。入玉はめったにない事象なのだが、 本書は入玉を進める側からの考え方や筋を解説している。入玉を防ぐ方法についての記述はそれほどないので注意のこと。
そういえば入玉は英語でどのようにいうのか、知らなかった。本書の裏表紙を見ると、非常口のアイコンを模したイラストに、 Exodus の文字が配されている。Exodus とは、旧約聖書にある「出エジプト記」のことである。なるほど、脱出なのか。
書名 | 入玉大作戦 |
著者 | 週刊将棋(編) |
発行日 | 1996 年 9 月 1 日 第1刷 |
発行元 | 毎日コミュニケーションズ |
定価 | 1200 円(本体) |
サイズ | |
NDC | 796 |
ISBN | 4-89563-655-0 |
その他 | 草加市立図書館で借りて読む |
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