帯から引用する :
「本筋」から、外れてこそ「一流」。
本書の表題を見て、ある感慨を抱いたが、それには触れないでおく。 私がなるほどと思ったのは、pp.27-28 にある、 関西から東京へその日のうちに移動しなければならないときの考え方だった。 東海道新幹線が動いていない場合で、羽田行きの飛行機が満席の場合でも、 仙台や新潟に向かう航空便に乗って東北新幹線や上越新幹線で東京に向かうなどの方法がある、 とは考えてみなかった。私には金がないから、飛行機と新幹線を乗り継ぐという発想が浮かばないのだ。
他の箇所も読んでみて、感心するところは大いにあった。しかし、棋士がいわゆるハウツー本を出しても、 役に立つところは学び、 そうでないところは捨てるようにしている。 「酒は別腸、碁は別智」だからだ。
| 書名 | 常識外の一手 |
| 著者 | 谷川浩司 |
| 発行日 | 2015 年 6 月 20 日 |
| 発行元 | 新潮社 |
| 定価 | 700 円（本体） |
| サイズ | |
| NDC | 796 |
| ISBN | 978-4-10-610621-7 |
| その他 | 新潮新書 |
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