ラジオ体操について

作成日:2000-05-15
最終更新日:

1. ラジオ体操なんて

ラジオ体操には、いやな思い出がある。人から見れば大したことはないけれど。 私が社会人となって最初の数年は、 勤務先で仕事を始める前に、体操をすることになっていた。 この体操というのが、ラジオ体操だったのである。 勤務先の仕事は体を使うものではなかったので、適当にやっていた。 おまけに、私は運動神経が鈍い。だから、 その体操姿は、仲間から何度もからかわれた。 だから、ラジオ体操は嫌いだ。

ある日、勤務先の有給休暇を取って、友人と山に登った。 朝早く宿を出て、山頂に着いたのは勤務先の始業時間の少し前だった。 山の景色も爽快だったが、何より気分がよかったのは、 ラジオ体操をしなくてよいということだった。

2. ラジオ体操に感謝するとき

ラジオ体操が嫌いな私も、感謝するときがある。 体を動かさなければならないときだ。準備体操をするときに、 どのように体を動かせばよいか迷う。すると、拠り所となるのは、 やはりラジオ体操なのだ。 今ならば、ストレッチもあるし、他のよりよい運動もあるだろう。 しかし、覚えている運動はラジオ体操だけなのだ。 小学校のころから毎年の夏休みに広場に集まってさせられる、 強制力の高いラジオ体操は、 体を動かす機会のなくなった私のようなおじさんを、助けてくれる。

3. 尊敬する人がラジオ体操をしている

私はT教という宗教に入っている。正確には、 T氏を尊敬している。そのT氏が、毎朝ラジオ体操をしているようなのだ。 T教の教徒たる私も、ラジオ体操をしなければならないのだろうか。 困ったことになった。

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MARUYAMA Satosi