シューマン ピアノ名曲解説

作成日:2006-09-17
最終更新日:

子供の情景 Op.15

短い15曲からなる、一種の組曲。有名なトロイメライ(夢想の意)は、 この第7曲にあたる。ちょっとした喜怒哀楽が、 シューマン独自の書法によって浮かびあがる。

ピアノソナタ第2番ト短調 作品22

シューマンでなければ書けない作品の最右翼だ。同じソナタ第1番や第3番、 幻想曲、交響的練習曲よりは演奏時間は短い。シューマン愛好者はこの曲を弾くべし。

ピアノ協奏曲イ短調 Op.54

第1楽章の始め、ウルトラセブンのダン隊員の告白に使われたことで有名である。 その告白のシーンで後に尾をひくせつなさは、 シューマンの音楽とよく合っている。 もっとも、第2楽章は短いし、第3楽章は繰り返しが多くしつこい。 そのしつこさもまた、シューマンならではの世界である。

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MARUYAMA Satosi