シューベルト ピアノ名曲解説 |
作成日:2006-09-17 最終更新日: |
シューベルトのピアノ曲、特にピアノソナタは、長いという批判を受ける。 これは長所でもある。 聞きやすい、短いものでは、第13番(Op.120, D.664)がある。 全身これ幸福、と言わんばかりの楽しさに満ちている。 多少長いがシューベルトの歌心が最高に発揮されたのが、第19番(D.960)だ。
Op.90 と Op.142 がある。
シューベルトは興が乗ってくると、音楽を息をするように生み出していったのだろう。 楽興の時、(原題:Moments musicaux )という訳語にはシューベルトの天賦の才が感じられる。 全6曲。
「タータタ」というダクテュロス(daktulos)のリズムが曲を一貫して支配する、強烈な曲。 なお、ダクテュロスは、ギリシャの詩のリズムで「長・短・短」を表す。転じて、 「強・弱・弱」の意味で使われるときもある。ダクティル(dactyl)、ダクチュル、ダクテュルなどの表記も見られる。