ゴドフスキー:ショパンのエチュードによる練習曲集 下巻 |
作成日: 2010-05-23 最終更新日: |
傑作としてそびえ立つショパンの練習曲集を研究した、 ポーランドのピアニストで作曲家であるレオポルド・ゴドフスキーは、 その研究成果を編曲という形で世に問うた。 その凄まじい変容は編曲を超え、独自の宇宙を形作っている。 下巻は、ショパンの練習曲集 Op.25 、3つの練習曲、 および二つの練習曲を結合させた2曲をあわせた全27曲を収める。
どこかのページで書いたと思うのだが、 日本の数学者で、フィールズ賞を受けた小平邦彦氏は、 ピアノをよく弾いたという。 ある編集者が氏のお宅で、ショパンの練習曲が合体した演奏を聞いた、 という。それはおそらく、「黒鍵」Op.10-5 と「蝶々」Op.25-9 を結合させた 「冗談(Badinage)」ではないかと推測される。
こちらについても個人的な感想は、 理想のピアニストシリーズのどこかで書きつけることになろう。 (2010-05-23)
書 名 | ショパンのエチュードによる練習曲集 下巻 |
著 者 | レオポルド・ゴドフスキー |
発行日 | 2010年6月20日(初版) |
発行元 | プリズム |
定 価 | 4000円(本体) |
サイズ | 菊倍判 |
ISBN | 978-4-636-85587-6 |
発 売 | ヤマハミュージックメディア |
校訂・翻訳 | 西村 英士 |
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