ショパンならではの、ソナタの秩序から破綻したピアノソナタ。 第1楽章のソナタ形式は忠実に守られているのだが、それぞれの楽章の個性があまりにも強いのだ。 有名な葬送行進曲はこのソナタ第3楽章にある。第4楽章はユニゾンだけで押しまくる驚きの楽章。
第2番とは対照的に、ソナタとしての秩序が際立つ作品。わたしはこちらのほうが好きだが、 ショパンのファンは第2番を好む人が多いだろう。
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