15 分間のピアノ名曲

作成日 : 2022-03-09
最終更新日 :

なぜ 15 分間なのか

学生のころ、発表会に出ることがあった。発表会では多数が申し込む一方で時間の制約があるから、 一人当たりの持ち時間が制限される。その制限時間が 10 分間や 15 分間ということが多かった。 ということは、その制限時間内で弾ける曲を弾けばいいのではないか、と考えた。 本当は自分の弾きたい曲から選ぶのが本筋だが、逆に制約から決めるというのもいいかもしれない。

J.S. バッハの作品

「イタリア協奏曲」や「半音階的幻想曲とフーガ」は 15 分におさまるバッハの代表的作品である。 ほかには、パルティータのうち第1番、第2番、第5番は繰り返しを適宜省略すれば大丈夫だろう。 フランス組曲は、繰り返しを省略すれば全6曲とも 15 分におさまるだろう。速度によっては、 繰り返しをしても問題ない。

C. P. E. バッハの作品

ヴュルテンブルク・ソナタ(Württemberg Sonates)の 6 曲のうちいくつかは 15 分で弾ける。 第1番 イ短調は、モーツァルトのソナタイ短調が好きな人であれば気に入るだろう。 ほかにも 第6番 ロ短調も 15 分以内におさまるだろう。

アルベニス「ラ・ベーガ」

この曲は複数部に分かれておらず、15 分連続で弾かれる。アルベニスの曲の中だけといわず、 他の作曲家の作品と比べても名曲だ。

まりんきょ学問所ピアノ名曲解説 > 15 分間のピアノ名曲


MARUYAMA Satosi