Perl を知ったきっかけ

作成日:1998-09-04
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Perl を初めて知ったのは 1995 年ごろだった。 当時はソフトウェアを開発している最中で、 いろいろなツールを自作すると能率が上がる、ということがわかってきたころだった。 一緒に開発を担当していた同僚が非常に切れる奴で、 ツールの自作にいいよ、と彼が言ってどこからか仕入れて来たツールが perl だった。 彼はあっという間にいろいろなツールを perl で作っていった。 私も遅ればせながらラクダ本を買い、 彼にはかなわないけれどもツールをいくつか作ってみんなに公開した。 まだ、そのころのバージョンは perl 4.019 とか 4.036 の時代だった。

切れる同僚は故あって職場を去った。 私も別の仕事で忙しくなり、Perl でツールを組むことがなくなってしまった。 本当ならば、忙しいときこそツールを作って仕事を能率よく進めるべきだったのに悔やんでいる。

その後、私は別の職務についた。プログラミングとは無縁の職場だったが、 切れる同僚の教えである 「仕事は自分のツールを作って能率よく行え」に従い、 テキスト処理を行うスクリプトを perl でたまに作っていた。 これで仕事が能率よく行えると気分がその一日はよかった。

さて、家に帰ると職場の環境とは無縁となる。 自分のしたいことであった Web ページの更新に励んで、これをプロバイダーのサーバーに ftp でアップロードするのが日課であった。 このアップロードに使うツールの性能が、どうもよろしくない。 さらにいえば、このツールは本来シェアウェアであるのだが、ついつい送金しないまま使ってしまっていた。 この2つの理由により、仕方なく自分でプログラムを作ることにした。 プログラムに使う言語をいくつか考えたが、情報量の多さと自分が使える程度を考えて、 Perl に戻ってきた。

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MARUYAMA Satosi