岡本 久,藤井 宏:非線形力学 |
作成日:2011-11-20 最終更新日: |
第1部は非線形力学の基礎、第2部は分岐の理論。
昔、常微分方程式の授業で「解の爆発」ということばを習った。 この数学らしからぬ用語に親近感を覚えた。この本にも、5ページに出ている。 それ以上、私の頭は何も受け入れられなくなった。
§2.7 Euler 方程式の弱解 という節がある。弱解の定義の前の事実に注意する、ということで次の文章がある。
まず,`T > 0` とし,`[0, T] xx bar(Omega)` 上の連続関数 `U` が与えられているとする.
この `bar(Omega)` がいきなりわからない。ふつう、`bar(Omega)` は `Omega` の補集合を表すのだろうが、 全体集合があっての補集合だから、何が全体集合なのかわからない。まったくついていけない。
読み方の説明がない。今調べてこれはクエット流と読むことを知った。 俺は流体力学を学部3年の時に授業で習ったからきっとそのとき学習したはずなのに。 忘れてしまったのだろう。悔しい。 ちなみに、Poiseuille 流もあった。ポアゼイユ流と読んでいたが、ボアズイユ流が正しいようだ。これも悔しい。
数式表現には、MathJax を用いている。
書 名 | 非線形力学 |
著 者 | 岡本 久,藤井 宏 |
発行日 | 年 月 日 |
発行元 | 岩波書店 |
定 価 | 円(本体、3冊合体時) |
サイズ | A6 判 ***ページ |
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